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<title>SAISEIのブログ　Ⅳ</title>
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<description>とりあえず、観劇日誌として</description>
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<item rdf:about="http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/the-edge120526-.html">
<title>熱海殺人事件　ザ・ロンゲスト・スプリング【THE EDGE】120526</title>
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<description>2012年05月26日　EPOK 今年1月に拝見した敗者髪切りマッチのリベンジ。 この時の作品とは違うバージョン。 （前回のモンテカルロイリュージョンの感想：h...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;2012年05月26日　EPOK&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;今年1月に拝見した敗者髪切りマッチのリベンジ。&lt;br /&gt;この時の作品とは違うバージョン。&lt;br /&gt;（前回のモンテカルロイリュージョンの感想：&lt;a href=&quot;http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/the-edge120122-.html&quot;&gt;http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/the-edge120122-.html&lt;/a&gt;）&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;話が違うのは知っていたが、ここまで違うとは思わず、少々驚いている。&lt;br /&gt;モンテカルロもこちらも、男女の情念や身分差による生き方の悲哀などがテーマとして描かれているのだろうが、こちらは非常に混乱する。&lt;br /&gt;4人しかいない登場人物で設定も同じなのだが、こちらは全くキャラが掴めない。&lt;br /&gt;いったい何を考えているのかがずっと分からず、気がおかしい人達のままで最後まで観るしかなかった。&lt;br /&gt;かなり深い。複雑で分からない。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;警視庁部長刑事の下に田舎から切れ者の刑事が赴任してくる。&lt;br /&gt;部長刑事の部下には何年も連れ添ってきた愛人の婦警がいる。ともに一歩踏み出す勇気が無かったのか、結婚にいたらず、婦警は明日に違う人との結婚式を控えている。&lt;br /&gt;これだけ書くと、モンテカルロとほぼ同じなのだが、もう雰囲気が全然異なる。&lt;br /&gt;モンテカルロでの部長刑事は、オカマでこれも強烈におかしく狂気的なキャラなのだが、こちらはもっと内面的に狂気を感じさせる人の業が露骨に出たキャラになっている。単純に書いてしまえば残酷、非道だとかいう言葉になる。&lt;br /&gt;ただ、単なる狂人ではなく、このありきたりな殺人事件を自分自身、さらには田舎から来た刑事の持つ苦悩と絡めて解決できると考えているみたいである。&lt;br /&gt;婦警もモンテカルロはただひたすら尽くしてきたことが前面に押し出されていたが、こちらでは少し計算高さも感じさせられ、同情の念は弱い。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;田舎から来た刑事は、故郷に恋人を残している。こちらにやって来たのは警視総監の娘との縁談が上がっており、いわゆる玉の輿狙いである。育ちがいいわけではないみたいで、地位を得るために自分に尽くしてきた女性を切り捨てることへの苦悩を抱えているようである。&lt;br /&gt;これは部長刑事と婦警ともオーバーラップしている。&lt;br /&gt;さらに、この殺人事件はどうも田舎から東京に出てきた男が故郷の知り合いの女性と出会い、熱海の海を見に行った時に起こした殺人のようである。&lt;br /&gt;この動機を明らかにしていくことで、自分達の抱えている問題をどこかに収束させようとする。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;部長刑事が後藤篤哉さん。このキャラが分からない。狂っているように見えて、実はみんなが抜け出せる道筋をたてて、全てをまとめあげようとしているところも見せる。怒りを覚えるような婦警への勝手な振る舞いを正当化する男として情けない言動をしながら、真面目で素敵な姿を見せたりもする。何をしたいのかが、一向に掴めず、混乱を招く。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;田舎から来た刑事が盛井雅司さん。この方はモンテカルロでは部長刑事だった。今回もその狂気的な雰囲気はそのまま引き継いでいる。つか作品では見どころになる一人語りのシーンでは、その不幸な生い立ちを語る。親や育ちへのぶつけようの無い哀しみはこの作品の大きなテーマであるだろう。死神の異名をとる刑事なので、取り調べのシーンとかでは恐ろしい狂気的な姿を見せる。何かに取り憑かれたような表情は、生きてきた中での暗闇がそのまま表現されている。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;婦警が辻野加奈恵さん。上述したようにモンテカルロの婦警とは少し一線を引いているような気がする。愚かなまでに人を愛する姿の悲哀をあまり前面に押し出していない。それでも、ラストはそんなところがひょこっと顔を出し、そこが作品名でもある永すぎた春の悲しい終わりを告げているのかなと思ってみたり。&lt;br /&gt;婦警よりも、今回は殺害される女性を演じたシーンの方がぐっときたかな。犯人とは同郷で東京に出てからは人気の無い売春婦として生活しています。そんな自分を捨てずに認めてくれたと思った犯人にたった1000円を渡されて抱こうとされたことを知った時の切ないやら悲しいやら怒りやらのごちゃごちゃになった感情を表情一つで思わせるのはまさに女優ならではの仕事だったのではないでしょうか。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;犯人が倉増哲州さん。この方もモンテカルロに出演されていて、その時は赴任してきた刑事。ずいぶんと変わったなあと思っていましたが、途中から、以前もそんなキャラだったかと思い直す。どうも、開演前に流されたビデオが生意気な態度を思いっきり取られていたので、その印象が強くなっているのでしょう。&lt;br /&gt;覚悟したような悲しみの表情は前回もされていたような気がする。殺害した女を救う気持ちもあったでしょうし、同情や田舎から東京に出てきて下に見られてきた生活の中で、少し女性を下に見て安堵を得るような邪な感情もあったかもしれません。それ以上に、故郷で自らを認めてくれる大切な女性であるという思いもしっかりあったでしょう。複雑な感情が殺意につながったという事実は、刑事とかだったら、ここまでには至らなかったかもしれず、悲しいかな現実的な身分による生き方の狭さを感じさせるところがあります。最後に見せる殺害した女性への想いやりは、あまりにも優しく、この事件がいかに悲しいものかを思わせます。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;話の分かりやすさは間違いなく、モンテカルロの方ですね。&lt;br /&gt;こちらは、本当に混乱します。&lt;br /&gt;異色キャラが織りなすおふざけシーンが散りばめられ過ぎていて、筋がどうなっているのか訳が分からなくなるところもあります。ただ、ここが面白いところでもあるのですが。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;敗者髪切りマッチなので、どなたかに一票投じなければいけません。&lt;br /&gt;一応、辻野さんを応援しに行くという名目での観劇ですが、前回もそうでしたが、きちんと目を引いた方にするつもりでした。&lt;br /&gt;後藤さんはある意味では一番目を引いているのですが、混乱させるキャラが今回の観劇を苦しめたので脱落。&lt;br /&gt;盛井さんは狂気的なキャラが安定して魅力的なのですが、ある理由でアウト。そう、この方に客いじりされたのです。観劇4年目で初めてです。私をいじってもノーリアクションなのは雰囲気で分かっただろうに。かわいそうに、せっかくの客いじりなのにご自分を苦しめるばかりか、おとなしくしている私に気も使わないといけないしで。申し訳ないなと思ってはいますが、これは自己責任ですのでね。判断能力の欠如を理由に脱落です。&lt;br /&gt;迷ったのが倉増さんと辻野さん。倉増さんは本当に故郷を出て苦労された青年の純粋な姿を描かれていました。恐らく、つか作品はこういうところを描きたいのでしょうから、この作品にぴたりとはまった演技をされたことになります。辻野さんは殺害女性のあの見事な表情でしょ。&lt;br /&gt;で、結局、辻野さんに入れました。正直に書くと甲乙つけ難かったので、好きな方を選びました。男だから仕方が無い。そりゃあ綺麗な方に入れますよ。&lt;br /&gt;これを書き終えた時点で、あと公演2回。&lt;br /&gt;誰になるのかなあ。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>演劇</dc:subject>

<dc:creator>SAISEI</dc:creator>
<dc:date>2012-05-27T01:19:33+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/120526-a63d.html">
<title>赤い夕陽のでんでけ伝【劇想からまわりえっちゃん】120526</title>
<link>http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/120526-a63d.html</link>
<description>2012年05月26日　一心寺シアター倶楽 2012おうさか学生演劇祭の最優秀劇団賞を受賞した劇団。 残念ながら、この時は見逃し。それまでも、なかなか縁がなく、...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;2012年05月26日　一心寺シアター倶楽&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;2012おうさか学生演劇祭の最優秀劇団賞を受賞した劇団。&lt;br /&gt;残念ながら、この時は見逃し。それまでも、なかなか縁がなく、今回は最優先で観劇。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;関西を代表する老舗劇団、南河内万歳一座の名作を若手の実力派劇団がリバイバルする企画。&lt;br /&gt;初演は調べたら、1982年である。私ですら小学生だ。&lt;br /&gt;ということは、出演されている方々は恐らく生まれていない。よく挑戦したものである。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;とにかくハイテンションで貫き通していた。&lt;br /&gt;思いっきり笑えるところもあるし、苦笑いさせられるところもある。もちろん、時が止まったのではないかと思うくらい唖然とさせられるところも。&lt;br /&gt;当時の日活映画のパロディーを盛り込みたいだけ盛り込んだ作品。&lt;br /&gt;一点の曇りなし。やりきる力には圧倒される。そこには、往年の名作であるというリスペクトを含んだ安心感もあるのかもしれない。&lt;br /&gt;当時がどうだったのかは全く分からない。往年のファンがどう感じるのかも、比較対象が無い私には想像がつかない。&lt;br /&gt;でも、今、観た限りではかなり評価の高い作品である。とにかく面白い。&lt;br /&gt;昨年のつかこうへい追悼企画しかり、往年のファンが存分に楽しんだのであろう作品を、今、観れるという喜びは大きい。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;主人公、小林旭を中心に往年の日活映画をパロって展開するお話。&lt;br /&gt;あらすじはと言われても、それが全てですとしか書きようがない。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;渡り鳥や流れ者。いったい故郷はどこなのよ。あんたは誰なの。&lt;br /&gt;西部のガンマン、銃を撃つ。どこの国が舞台なのよ。時代背景ってどうなってるの。&lt;br /&gt;そんなリアリズムを欠いたところや無国籍性を逆手に取るように吹き飛ばして、一世を風靡した日活映画の面白味を前面に押し出しながら、そんなことに気付いてしまった旭が様々なコテコテの日活映画のキャラたちと出会っていく。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;セリフやシーンを何回も繰り返して迷い込む姿を楽しんだり、惑星ピスタチオとかが駆使したと言われているパワーマイムのような演出が散りばめられていたようだが、これは当時もそうだったのだろうか。&lt;br /&gt;そうだとするなら、私が、今、観て楽しんでいる演劇的な手法はかなり前から確立されていることになる。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;小林旭が鈴木光基さん。&lt;br /&gt;最初こそ、あの映画やテレビで見せる旭のモノマネで登場されるが、その後は日活映画の中で自分はいったい何者なのかという自分探しをする普通の悩める青年の姿。ここが非常に面白い。他のキャラは映画の中での特徴を活かしたそのままの姿なので、その温度差を利用した冷めた表情が笑いを誘う。&lt;br /&gt;石原裕次郎、山下誠さん。浅丘ルリ子、福富唯さん。&lt;br /&gt;何とも線が細く、スターオーラの無い二人である（褒め言葉ね）。若さあふれる姿でのムードアクションがあまりにもギャップがあって面喰らう。山下さんは無骨なオヤジ、福富さんはきついPTA会長も演じられており、これまたキャラを引きたてた演技をする。&lt;br /&gt;浜田光夫、森山亮佑さん。吉永小百合、高橋愛子さん。富士真奈美、須田彩花さん。&lt;br /&gt;日活がアクション路線から青春・純愛路線に変わっていく頃に大活躍した俳優さんらしい。これをロミオとジュリエットの学芸会レベルでの三文芝居をするという設定で登場させている。若いはずなのに昭和のエンタテイナーみたいな雰囲気を醸し出す森山さん、役どころに負けないくらいの美貌を持ちながら、目を覆いたくなるような激しく切れてしまった演技の高橋さん。富士真奈美はいじわる役で人気を博したらしく、ここではジュリエットの座をねたむヒステリックで性格の悪い学級委員として須田さんが熱演している。&lt;br /&gt;二谷英明、宍戸錠という貫禄ある名俳優を演じるのが岸本武享さん。&lt;br /&gt;むちゃくちゃである。全部一人でもっていってしまうぐらいに、キャラの特徴だけを特筆した姿で好き放題されていた。&lt;br /&gt;旭が最初に巻き込まれる家族がいるのだが、そのおじいちゃんが渡辺祐介さん、長男が日置浩輔さん、長女が河村祐未さん。&lt;br /&gt;渡辺さんはシュール過ぎて意味が分からないキャラ。これは当時もいたキャラなのだろうか。今でこそ何とか受け入れられそうだが、30年前にあのキャラだったら本当に気が狂っていると思われるくらいではないだろうか。河村さんは、今回一番目を引いた役者さん。この他にやくざの子分でも強烈なキャラを演じる。何もしなければ、間違いなく可愛らしい女優さんがいたと書くが、痛いという感想しか書けない。日置さんは、思春期の少年を演じる。その姿が今の時代の少年では無く、懐かしさを感じさせるような昔の少年である。この妙な素朴さは何なんだろうか。演技でそれを引き出しているなら、相当な役者さんである。&lt;br /&gt;この手の日活映画では必ず出てくるであろうヤクザ。親分、本城雪那さん。その子分、鴇田直也さん。&lt;br /&gt;ベタベタのヤクザ。典型的な噛み合わない親分、子分の掛け合いで笑いを誘う。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;まあ、目まぐるしく皆さん動くので、慌ただしい観劇。&lt;br /&gt;最初の30分はとても付いていけない。目が慣れた頃にはもう終わりだ。&lt;br /&gt;観終えて、ふ～っとため息をつきたくなるくらいに疲れた。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>演劇</dc:subject>

<dc:creator>SAISEI</dc:creator>
<dc:date>2012-05-26T23:26:09+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/120525-6c24.html">
<title>ゲルダ【ムーンビームマシン】120525</title>
<link>http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/120525-6c24.html</link>
<description>2012年05月25日　HEP ホール 童話の世界の絵本から飛び出してきたようなキャラたちが織りなす、この劇団らしい最高級のエンターテイメント作品。 照明・音響...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;2012年05月25日　HEP ホール&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;童話の世界の絵本から飛び出してきたようなキャラたちが織りなす、この劇団らしい最高級のエンターテイメント作品。&lt;br /&gt;照明・音響・映像を駆使し、歌・ダンスを盛り込んで創り上げる美しい世界は、もはや驚きではなくなり、定評どおりとなるまでにその地位を築き上げています。&lt;br /&gt;今回はそれに可愛らしさも加味されて、軽快なタッチに仕上がっており、より観やすくなっているように感じます。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;（以下、ネタバレ注意。大丈夫なレベルのような気がしますが、一応日曜日まで公演が続くので終了まで白字にしておきます）&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #ffffff;font-size: 0.8em;&quot;&gt;物語は少女ゲルダが、急に冷たくなり感情を素直に出さなくなってしまって、ある日行方不明になった幼馴染の少年を探しに、冬の屋敷と言う場所に向かうところから始まります。&lt;br /&gt;冬の屋敷には女王、スノー・クイーンと、その従者である七匹の魔物が住んでいます。&lt;br /&gt;少年はその屋敷に心を失われた抜け殻のような状態でいました。&lt;br /&gt;スノー・クイーンはこの少年の心のかけらを奪っていたのです。&lt;br /&gt;少年を救うためには、その奪われた心のかけらを7つ集めなくてはいけません。それは七匹の魔物が持ってるのです。その心のかけらを鏡のパズルという欠けた部分に埋めていく必要があります。&lt;br /&gt;ゲルダのスノー・クイーンから与えられた試練が始まります。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #ffffff;font-size: 0.8em;&quot;&gt;魔物たちは各々大切な心を欠いています。&lt;br /&gt;美しいものを見ること、人を愛すること、喜びを感じること、言葉を喋ること&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;color: #ffffff;font-size: 0.8em;&quot;&gt;、美しい音楽を聴くこと、時間を持つこと。そして、最後に秩序を保つことに執着する魔物。&lt;br /&gt;ゲルダはそんな魔物に自らの心のかけらと引き換えに、少年の心のかけらを返してもらいます。&lt;br /&gt;少年の心が復活すると同時に、自らがどんどん心を失い抜け殻のようになっていくゲルダ。&lt;br /&gt;このままでは、少年とゲルダが入れ替わるだけで、共にこの冬の屋敷から逃げ出すことはできません。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #ffffff;font-size: 0.8em;&quot;&gt;屋敷には幽閉された美しいハープを奏でる少女がいます。&lt;br /&gt;彼女も、もう10年も昔、このスノー・クイーンの試練に挑戦しましたが、失敗してしまったようです。&lt;br /&gt;そんな彼女を助け出そうと、時同じくして、今や大人になったかつての友達が屋敷に乗り込んできます。&lt;br /&gt;なぜ、この男は屋敷から逃げ出せたのか、少女はなぜ屋敷に幽閉されているのか。&lt;br /&gt;そんな謎を明かしながら、話は進みます。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #ffffff;font-size: 0.8em;&quot;&gt;ゲルダは少年の心を取り戻すことができるのか。自らはどうなるのか。&lt;br /&gt;二人は共に屋敷から脱出できるのか・・・&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #ffffff;font-size: 0.8em;&quot;&gt;最後はうまくハッピーエンドにもっていっています。&lt;br /&gt;ゲルダの少年を大切に想う優しい心、少年のゲルダへの感謝・思いやりが、二人が手を取り合って屋敷を出ていくことを可能にさせています。&lt;br /&gt;手を取り合ってというところがポイントで、二人はこれからずっと手を取り合って生きていかなくてはいけないような状態になります。二人は心を分け合ったのです。自分に無いものが相手に、相手に無いものが自分にみたいな感じです。&lt;br /&gt;それは依存とかではなく、互いに想い合うというような尊重の精神に近いものを感じます。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #ffffff;font-size: 0.8em;&quot;&gt;スノー・クイーンは何がしたかったのでしょうか。&lt;br /&gt;雪の女王という名前から想像できるように、冷徹で無感情な様です。&lt;br /&gt;途中で魔物が代償を求めて心をゲルダに返す姿にだんだんと腹がたってきました。いい大人なんだから、自分の欠けた心は我慢して、ゲルダに無償で少年の心を返してやれよと思っていましたが、実際にそれをした魔物がいます。でも、それはスノー・クイーンの中では許されない行動みたいで、見事に消されてしまいます。&lt;br /&gt;ただ、そんな恐ろしい姿を見ても不思議に悪い人には見えないのです。&lt;br /&gt;善とも悪とも思えない姿は、悪ふざけやいじわるで、こんな心を奪うようなことをしたようには思えませんし、試練を与え苦しむ姿を影で笑って楽しむような悪趣味なことをしているとも思えません。&lt;br /&gt;心を互いに分け与えるという到達は、スノー・クイーンにとって正解だったのでしょうか。&lt;br /&gt;結局、鏡のパズルは完成しませんでしたが、最終的に永遠の愛を勝ち取るところに変わりは無いように思います。&lt;br /&gt;ゲルダと少年は、完成させたとしても、きっと手を取り合って屋敷を出ているような気がします。この時は、ゲルダの心は0で、少年が10となりますが、それが5：5だったというだけです。&lt;br /&gt;これから互いに想い合って生きていくことに、もちろんその苦労はかなりの差があるようには思いますが、違いは無いような気がします。&lt;br /&gt;人から想われること、そしてそれが人を想う心につながっていく。傷ついた人に、自らの心を分け与えるかのように癒してあげる。単なる自己犠牲ではなく、そこから自分も相手の心を得る。&lt;br /&gt;そんなことを、ずっと忘れないで欲しいという祈りがスノー・クイーンに込められているように感じます。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #ffffff;font-size: 0.8em;&quot;&gt;ゲルダが今池由佳さん。私は何でこの方に悪女イメージを持っているんだろうなあ。何かの作品で相当なイメージ付けされているんだと思うのですが、その作品を少し調べてみたのですが思い出せません。もう、今回は一点の曇りなき純粋さ。人を想う優しい心が周りを動かしていくという典型的な連鎖反応。さすがのスノー・クイーンの心も溶かしたというところでしょうか。&lt;br /&gt;少年が寺本奈央さん。穢れ無き純粋な少年の姿はこの方のお得意なところでしょう。屈託のない可愛らしい笑顔は、この笑顔がずっと続くような話の結末になって欲しいという願いをずっと引き起こします。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #ffffff;font-size: 0.8em;&quot;&gt;前作と同じ方がやはり目を引く。&lt;br /&gt;早川丈二さん（MousePiece-ree）。まあ、役どころがかっこよ過ぎますかね。魔物の一人ですが、ゲルダたちに最善のヒントを与え、最後には消えていくというダンディズムを出す役です。&lt;br /&gt;河口仁さん（シアターシンクタンク万化）。ハープを奏でる少女を助けに来た大人。昔、ゲルダと同じようにハープを奏でる少女は試練に挑戦しますが、途中でこの男は一人逃げてしまったのです。何とも人の弱さを感じさせるところですが、その後もずっと悔いて想い続ける優しい気持ちを感じさせるところでもあります。人って弱いし、汚いところたくさんあって救われないなあなんて思うことがあるけど、やっぱり人って素敵なところもあるよなといつもこの方を観ると思う。そんな演技をされる方です。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #ffffff;font-size: 0.8em;&quot;&gt;上述したハープを奏でる少女が御意さん（Project UZU）。この作品、アンデルセンの雪の女王がモチーフになっているようですが、イメージ的には山賊の娘を美しい姿に変えたような感じでしょうか。自らの悲しみを感情には出さず、それを音で奏でながら、ゲルダを祈るような姿はとても幻想的で美しいです。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #ffffff;font-size: 0.8em;&quot;&gt;ゲームのようにワクワクしながら楽しめる冒険ファンタジー。&lt;br /&gt;そこに、この劇団らしい美しい世界を創り出し、人の想いを優しく描いた綺麗な作品でした。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #ffffff;font-size: 0.8em;&quot;&gt;あと、前回、欲しいなあと記していた当日配役表、小さな紙でありましたね。&lt;br /&gt;これあると助かるんですよね。開演前に話を想像しておいて、観ることが出来ました。&lt;br /&gt;ちなみに、私は当日配役表が無い場合には、パンフレットは買わないというルールを自分で設けています。&lt;br /&gt;1回だけ、某劇団であまりにも素晴らしい作品だったので買ってしまいましたが。&lt;br /&gt;では、当日配役表があれば、パンフレットは買うのか。答えは勝手ながらNoです。&lt;br /&gt;パンフレットを買うのは、素晴らしい作品だった時に、劇団への感謝と後に思い起こす材料としてです。&lt;br /&gt;今回はもちろん・・・&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


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<dc:creator>SAISEI</dc:creator>
<dc:date>2012-05-26T10:01:39+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/120524-8b92.html">
<title>七刑人【劇団飛び道具】120524</title>
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<description>2012年05月24日　アトリエ劇研 ロシアのレオニード・アンドレーエフの「七死刑囚物語」が原作。 いつものごとく、原作など全く知らずの観劇。 それにしては、こ...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;2012年05月24日　アトリエ劇研&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;ロシアのレオニード・アンドレーエフの「七死刑囚物語」が原作。&lt;br /&gt;いつものごとく、原作など全く知らずの観劇。&lt;br /&gt;それにしては、この舞台への引き込まれ具合はどうしたものか。&lt;br /&gt;とにかく目が離せなくなるような舞台だった。&lt;br /&gt;迫りくる死の中で、描かれる生への執着。&lt;br /&gt;そこには弱くも強くも人の本性が浮き上がってくる。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;（以下、ネタバレ注意。公演終了まで白字にします。公演は日曜日まで）&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #ffffff;font-size: 0.8em;&quot;&gt;時代背景はロシア革命前。帝政末期で知識層による政府へのテロ、労働者たちの貴族階級への抵抗がはびこり始めた頃のようである。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #ffffff;font-size: 0.8em;&quot;&gt;冒頭は裁判のシーンから。&lt;br /&gt;5人のテロリストたち。政府高官暗殺未遂事件を起こしたらしい。&lt;br /&gt;出来レースの裁判により、5人の判決は絞首刑。&lt;br /&gt;いわゆる知識層による革命活動への粛清。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #ffffff;font-size: 0.8em;&quot;&gt;一方、シーンは変わって、今度は2人の犯罪者。&lt;br /&gt;1人は農場の使用人。私利私欲のためにご主人を殺害したらしい。少々、知的障害があるのか罪の意識は無い。&lt;br /&gt;もう1人は強盗。こんな時代、こうでもしないと生きていけないからとばかりに悪びれもしない。&lt;br /&gt;2人の判決は絞首刑。&lt;br /&gt;労働者層への上へ逆らう思想を持つことへの粛清か。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #ffffff;font-size: 0.8em;&quot;&gt;かくして、7人の死刑囚が誕生する。&lt;br /&gt;各々、独房に入れられ、明後日の死刑執行の日を待つ。&lt;br /&gt;舞台の正面、左右の壁に沿って、7つの小さな椅子を置き、各々が座る。照明のスポットが当たり、個々が切り分けられた独房であることをイメージさせている。&lt;br /&gt;舞台の中央はぽっかり空いている。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #ffffff;font-size: 0.8em;&quot;&gt;知識層の5人。&lt;br /&gt;おかしな体操をして気を紛らすリーダーの男、じわじわと迫る死に対して後悔の念が生まれ始めているのか怯える気の弱そうな男、ひたすら頭の中で将棋をさして逃避している理論派っぽい男、お嬢様育ちなのかどこか現実離れした女性、耐えきれず泣き出し仲間のことを想うことで精神安定を保つ優しい女。&lt;br /&gt;労働者層の2人。&lt;br /&gt;自分は殺されないと叫びながら、確実に死が迫っていることを感じ取り半狂乱になっている使用人、ふてぶてしい態度をとりながら、下層階級の誇りをもって死を迎えようとしている強盗。&lt;br /&gt;看守との会話や、両親との面会などを経て、個々の立場で死をみつめることで、生への執着を表現し、その本性をあらわにしている。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #ffffff;font-size: 0.8em;&quot;&gt;途中、思ったのだが、この舞台での姿は誰の視点で出来上がっているのだろう。&lt;br /&gt;私は看守のように思った。&lt;br /&gt;実際には看守は舞台上に実在していない。全て、囚人の一人芝居でその場にいるように見せている。&lt;br /&gt;囚人との会話からすると、看守が囚人同士の様子を伝えたりしているので、どうも一人の看守が全てを見ているように感じる。&lt;br /&gt;ただ、そうすると、看守が各囚人にとる言動が全然異なる。&lt;br /&gt;囚人に興味を持っているみたいだったり、少し敬意を持っているようだったり、若いのに何でこんなことをみたいな同情の念があったり、この期に及んでぐちゃぐちゃとうるさいとばかりにうざがっている態度だったり、頭がおかしいから相手にしないようだったり、ちょっと小バカにして上から目線だったり。&lt;br /&gt;形こそ異なるが、囚人たちは革命という時代の犠牲者で、何かそのために行動を起こしてしまった人たちである。それを見る一般大衆のどこか距離のある姿が看守とオーバーラップする。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #ffffff;font-size: 0.8em;&quot;&gt;やがて、執行の日となる。&lt;br /&gt;執行場までは汽車で向かう。&lt;br /&gt;そこで知識層5人は再会する。そして、労働者層2人とも出会う。&lt;br /&gt;執行場まで向かう汽車内での相反する層同士の会話は、本来の革命という目的が消え失せている。&lt;br /&gt;そこにはどんなに会話で紛らわそうとしていても、頭によぎる生と死に制圧されているかのようである。&lt;br /&gt;もう、昔の革命を求める姿から変わったことを表現したいのか、ここで5人の知識層が革命運動をしていた時の回想シーンが入り込む。&lt;br /&gt;どういう意味合いかは分からないが、ここは少々集中が途切れてしまうところだった。息をつく暇もなく展開していたのが、このあたりで暗転が急に多くなり、一瞬、舞台から気持ちが離れてしまうのが残念だった。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #ffffff;font-size: 0.8em;&quot;&gt;執行場に着く。&lt;br /&gt;森の中にたたずむ7人。&lt;br /&gt;しばらくして、そこから海が見えることに誰かが気付く。&lt;br /&gt;海の波の音、匂いなども感じ取れないくらいに死を前にして張りつめた状態であることが言葉だけで伝わる。&lt;br /&gt;絞首台まではペアで向かう。&lt;br /&gt;恐怖のあまり自分で歩けない使用人と知識層の理論派、リーダーと気の弱い男、女性同士がペアを組む。アウトロー的な強盗は1人。でも、そんな生き方なので特に文句も言わない。&lt;br /&gt;次々にお別れをして絞首台に向かう。&lt;br /&gt;その姿を見て強盗が泣き出す。1人が怖いと。土下座してまで、誰か一緒に行ってくれと頼む姿は、ずっと何かに抑圧されてきた彼の素直な心が解放されたことを感じさせる。でも、死を目の前にしてやっとだ。&lt;br /&gt;お嬢様風の女性が手をとり、強盗はペアで絞首台へ向かう。&lt;br /&gt;最後に1人で向かうのは、独房で泣き出した後に、仲間の心配ばかりしていた女性。最後まで強かった。&lt;br /&gt;全ての執行が終わった後、森の中で彼らが生きていた証のように、一足だけ脱げた靴が落ちている。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #ffffff;font-size: 0.8em;&quot;&gt;不思議と悲しみは無い。&lt;br /&gt;歴史的にこんな死の繰り返しがやがて革命につながる事実を知っているからかもしれない。&lt;br /&gt;ただ、彼らの生きていた証が形としては靴一足に収束されるのは悲しい。&lt;br /&gt;その靴は革命への大きな光を放つものであったことが、後世に伝えられたのだろうか。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>演劇</dc:subject>

<dc:creator>SAISEI</dc:creator>
<dc:date>2012-05-25T13:09:25+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/120520-3341.html">
<title>ウブメ【西東プロデュース】120520</title>
<link>http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/120520-3341.html</link>
<description>2012年05月20日　シアトリカル應典院 妊娠をテーマにした妄想ワールドが繰り広げられる。 私の知識不足はあるにしても、作品の本質が非常に分かりにくい気がする...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;2012年05月20日　シアトリカル應典院&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;妊娠をテーマにした妄想ワールドが繰り広げられる。&lt;br /&gt;私の知識不足はあるにしても、作品の本質が非常に分かりにくい気がする。ただ、はちゃめちゃに奇妙な設定の中でバカ騒ぎをした作品では無いだろう。何か思わせたいことがあるはずだ。これが見えないというのは、こちらの観劇能力不足だが、今回は見せる力も不十分のように思える。テーマがテーマだけに、難しいところはあるのだろうが、もう少し何とかならんかったのかと感じる。&lt;br /&gt;どう捉えるかは、もちろんこちらの自由だが、考える際のある幅は観終えた後に欲しい。&lt;br /&gt;そうしないと、何でも好き勝手に解釈すればいいということになる。それでいいのかもしれないが、本来、伝えたいことをある程度分かった上で好き勝手に解釈するのと、何も分からぬままでは大きな違いがあるはずだ。&lt;br /&gt;創り手の気持ちは前者だろうし、観る側もそうありたいと思っている。&lt;br /&gt;&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;夫の両親と暮らす若い夫婦。&lt;br /&gt;姑は孫、いや本当の意味するところは息子の子供が欲しいと神頼み。ずっと妊婦姿であり続ける巫女がいる神社に通う。&lt;br /&gt;舅は自らの子供がまだ欲しい。大家族にあこがれているのか、一人息子では足りない。&lt;br /&gt;嫁は妊娠する。夫とは長い間子作りはしていない。浮気でもしたのか。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;前半はこんな話で、妊娠をテーマにした比較的明るい妄想ファンタジー様相である。&lt;br /&gt;テレビで観るような大家族ネタや浮気ネタなど、ストーリーに絡んだちょっとしたコント的なものも入れ込む。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;話が進み後半に向かうにつれ、その妄想ワールドは歪み始める。&lt;br /&gt;嫁は子宮の無い女。でも、嫁の腹は大きくなる。そして、生まれる。&lt;br /&gt;また、すぐに妊娠する。生まれる、生まれる。山のように家を埋め尽くす嬰児。&lt;br /&gt;息子の子供は生まれない。&lt;br /&gt;姑は狂気的に神社に通い、自らが息子の子供を妊娠する。&lt;br /&gt;舅は家に散在する嬰児を自らの子供として扱い始める。嫁への狂気的な愛情も感じさせる。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;このあたりが作品名、ウブメ、産女ということだろう。&lt;br /&gt;怨霊のごとく、産まれない子供への執心を持つ悲哀な姿が描かれる。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;ラストは、家を埋め尽くす嬰児を消し去り、夫婦の間に出来た一人の赤子と手を取り合う夫婦の姿とともに終わる。&lt;br /&gt;よくは分からないが、家を埋め尽くしている赤子の姿は、生を感じさせるものではなく、ただ生まれ出た物体のようである。最後の2人の間の赤子は、幾らかの風船で形作られた赤子の姿であり、産女の願いをかなえるようなものと感じられる。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;妊娠して分娩する。&lt;br /&gt;つまり、腹が膨れて、自分の分身が出てくる。&lt;br /&gt;それを単純な事象として扱いながら、そこに存在する子供への想いを追及しているのかもしれない。&lt;br /&gt;不幸なことに、子供を産むことが色々な原因で出来ない人の妄執は、本来、夫婦の愛の結晶として私たちの生きる世界に新しい命が産み出されることを、単なる膨れた腹から何かを出すということだけに執着してしまうようなところにもっていっているような気がする。&lt;br /&gt;産み出すことが目的では無く、その産まれた子供を育て、その子供と共に新しい人生を家族として過ごすことに、本来は妊娠という言葉がある。&lt;br /&gt;そのことに気付いた夫婦とその両親の姿が、最後のふわりと浮かぶ子供とともに浮かべる笑顔に通じていると思ってるのだが。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;役者さんは、2/3ぐらいは名前を知っている。&lt;br /&gt;今年は学生劇団も積極的に観劇している成果だろう。ただ、まだ名前と顔がほとんど一致していない。&lt;br /&gt;特に、この作品、多くの役者さんが出演されているのだが、ほとんど赤子の役で、舞台を這いずり回っていることが多く、誰が誰なのかよく分からない。&lt;br /&gt;このブログを読んでいただいているのか、Twitterでも気軽にフォローしていただき、とても嬉しい。だから、感謝もこめて注目して観てあげたい方が何人かいらっしゃるのだが、誰なのか分からんので、なかなか・・・&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;目を引くと言えば、やはり不思議なキャラである妊婦姿の巫女だろうか。&lt;br /&gt;観ないと分からないだろうが、赤・青・黄と3人いる。&lt;br /&gt;区別はついていないが、伊藤紫織さん（劇団ちゃうかちゃわん）、未彩紀さん（劇団六風館）、岸川菜月さん（劇団ちゃうかちゃわん）。&lt;br /&gt;両劇団とも数回観に行っているのだが、初見かなあ。これだけ可愛い子たちだったら基本的に覚えているはずなので、覚えていないということは多分。&lt;br /&gt;シーン切り換え時や、シリアスな展開時に、のんきな曲とともに、緩い感じで登場される。どういう意味合いでの演出かは分からないが、この微妙な雰囲気は心地いい。テンポよく見せるという点では、申し分ないだろう。&lt;br /&gt;赤の巫女だけ、最後に産女としての感情を爆発させる。もどかしくも悲しい気持ちが、この作品を単なる妄想として終わらせていない。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;最後に舞台美術。&lt;br /&gt;Twitter上でも、素晴らしいとの多くの感想が。&lt;br /&gt;上に神社の朱い鳥居、下の両側に神社の狐のように上述した巫女を配置する台座がある。真ん中にはごく普通のキッチン。ここで家族の会話が繰り広げられる。&lt;br /&gt;確かに立派な舞台であると思うが、私はただ一点の理由で少々不満だ。舞台美術の問題では無いのかもしれないが。&lt;br /&gt;観劇していれば、分かると思うのだが、シアトリカル應典院は非常に床に座っての芝居が観にくい。だいたい、前2列ぐらいが桟敷で、後ろにパイプイスが置かれることが多いが、パイプ椅子に座っても前列との高低差があまりないので、ちょっと背の高い人にでも前に座られると、床での芝居は全く観れない。&lt;br /&gt;なのに、この作品、けっこう床に座っての芝居が多い。&lt;br /&gt;これではそういうシーンでは何をしているのか分からないし、もちろん表情など全く観れない。&lt;br /&gt;大きなマイナスだと思うのだ。何とか舞台を少しせり上げるとかして、見えるようにできないものだろうか。&lt;br /&gt;小劇場である限り、どの席に座っても死角が出来るのはやむをえまい。でも、それを緩和させることは、少し意識してもらいたいと思う。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>演劇</dc:subject>

<dc:creator>SAISEI</dc:creator>
<dc:date>2012-05-21T21:20:36+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/120519-7207.html">
<title>勿忘草【劇団空組】120520</title>
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<description>2012年05月20日　芸術創造館 月の王子様以来、ずっと追い続けている劇団。 人の優しい想いや絆など、大切なものを描いたメッセージ性の強い作品が多い。まわりく...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;2012年05月20日　芸術創造館&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;月の王子様以来、ずっと追い続けている劇団。&lt;br /&gt;人の優しい想いや絆など、大切なものを描いたメッセージ性の強い作品が多い。まわりくどいことはせずに、それをそのまま伝えられる。ちょっと気恥ずかしくなってしまうくらいに。&lt;br /&gt;楽しい時は思いっきり笑う、悲しい時は思いっきり泣く、どうしようもない時はその場で立ち止まる、でもまた不安な一歩からでも進み始める。そんな当たり前のことを若さ溢れる素直な気持ちでダイレクトに表現される。&lt;br /&gt;私の中では、応援ソングならぬ、応援演劇作品みたいな位置づけ。&lt;br /&gt;元気をもらいに足を運ぶ。&lt;br /&gt;もちろん、作品中に盛り込まれるダンスや歌のパフォーマンス、ドタバタの中でのコメディー要素、そして、何といっても関西屈指の美少女劇団であることは、さらに劇場に足を運ばせる大きな要因となっている。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;今回の作品は、苦しみから解放されるために人はどうすればいい、忘れてしまえばいいのかを問うた話。&lt;br /&gt;忘れてしまえば楽な話だが、そんな苦しみから人との関わり、人の優しさが浮き上がることが伝えられる。&lt;br /&gt;楽しい思い出だけ残っていれば人はそれで幸せとは限らない。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;前回公演で一度解散し、新生劇団として再出発した第1弾作品。&lt;br /&gt;これまでの魅力を失うことなく、さらにエンターテイメント性がアップして、より明るく楽しい時間の中で大切な想いを描く素敵な作品が仕上がっていた。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;舞台は秘密組織、忘れさせ屋。&lt;br /&gt;ストレスや苦悩が多い今の世の中で、その悲しみ・苦しみから解放させる特殊な薬剤を撃ち込んでその記憶を消去する。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;会社組織としては、ある女性が代表を務める。恋仲のオーナーは長期出張で不在みたい。&lt;br /&gt;女性には優秀な妹がおり、調査部を仕切っている。&lt;br /&gt;オーナー、女性とは昔からの知り合いで、ちょっと調子のいい男が実行部を仕切る。本気か嘘かは分からないが、女性のことが好きみたいで会えばアプローチを仕掛ける。もちろん、軽くいなされるばかりだが。&lt;br /&gt;部下には、モテモテのイケメン男と少し天然の入った女。&lt;br /&gt;そこにちょっとヤンキー風の元気いっぱいの女と、真面目で妄想癖がある女が新入社員として入ってくる。&lt;br /&gt;管理部には二人の色気たっぷりの女性。&lt;br /&gt;開発部には、一風変わったおかしな女二人。&lt;br /&gt;さらには、学生バイトで愛くるしい女学生二人が無邪気に振る舞う。&lt;br /&gt;そんな個性的な面々が、女性のもとでみんな和気あいあいと楽しく働いている。業務内容しかり、その雰囲気も現実では考えられないような虚構の会社となっている。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;前半は新入社員の入社式イベントや会社の業務の仕組みなどが説明される。&lt;br /&gt;ただ、セリフで語られるのではない。&lt;br /&gt;お得意の歌とダンスパフォーマンスを交えた楽しい演出となっており、設定の説明が全く苦にならない。&lt;br /&gt;元々、パファーマンス性は強調された劇団ではあるが、今回はさらに磨きがかかっていた。若い女性方が可愛らしくも迫力を持って行うパフォーマンスは、ちょっとしたブロードウェイを思わせる。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;後半はオーナーと女性に焦点が当てられる。&lt;br /&gt;もうすぐ女性の誕生日。きっとオーナーも花束を抱えて帰ってきて、一緒に祝うことだろう。&lt;br /&gt;でも、女性の表情はすぐれない。妹や実行部の男も。どうやら、何か問題があるらしい。&lt;br /&gt;オーナーは両親を早くから亡くし、不幸な環境で育ってきており、精神的に病んでしまった弟がいるらしい。そんな弟とも何もできない子供の頃に親戚の誰かに連れて行かれ、生き別れとなっている。&lt;br /&gt;そんな弟を探すために、会社も女性も捨てて旅立ったということみたい。だから、もうオーナーは会社には戻って来ない。&lt;br /&gt;これまで気丈にふるまってきた女性だが、誕生日を前にして、もうその苦しみから我慢できなくなってしまう。&lt;br /&gt;オーナーとの記憶を消すように実行部の男に指示する。&lt;br /&gt;もちろん、そんな願いを聞くわけにはいかない。&lt;br /&gt;これまで数多くの人を苦しみから救うために記憶を消してきた。それが間違っていたとは思っていない。&lt;br /&gt;でも、本当に正しいことだったのか。記憶を消された人は本当に幸せになったのか。&lt;br /&gt;記憶を消されたことで、新しい人生を踏み出せた人もいる。でも、今の女性の記憶を消すことは単なる苦しみからの逃げでしかない。&lt;br /&gt;積極的な忘却と消極的な忘却といった感じかな。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;苦悩する中で、苦しみや悲しみとともに存在する人への大切な想いに気付かされる。&lt;br /&gt;女性はその悲しみ・苦しみも全部ひっくるめて、オーナーとの記憶を大事にして生きていくことを決断する。&lt;br /&gt;そんな女性を少しでも励ましたいという優しい社員たちも、彼女の誕生日を盛大に祝う。&lt;br /&gt;彼女のことが好きな実行部の男もいつでも支えになると勇気づける。&lt;br /&gt;優しい人の想い、一人で生きてるわけではなく、そこに自分のことを思ってくれる素敵な人とのかかわりがある。そんなことは決して忘れてしまってはいけないことだ。そのために、心の中には悲しみや苦しみが残るが、それがあるからこそ、人を大切に想えるのだろう。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;ラストは、これまでの活動を見直し、もっと人を結びつけるような業務を展開する会社として、また、みんなと頑張っていこうとする姿が描かれる。&lt;br /&gt;そして、そこに作品名の花言葉「私を忘れないで」、「真実の愛」をイメージさせる素敵な花束が女性の下には届いている。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;目を引いた役者さん。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;代表の女性が岡田由紀さん。悲しみを抱える中でみんなを取りまとめる気丈な姿やどうしようもないつらさが満タンのコップから溢れてしまうかのように漏れ出す感情など、外観とも相まって凛とした表情がとても素敵である。&lt;br /&gt;実行部の男性、卯津羅亜希さん。道化師のようなふるまいはこの方のお得意とするところだろう。自虐的なボケと巧みなツッコミで舞台の雰囲気を楽しい笑いで包む。最後に花束を手にする女性に対して見せる笑顔は美しく、その真摯に人を想う優しさに一瞬で涙が。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;あとは、開発部の林田あゆみさんか。客演でけっこう拝見しているが、独特の雰囲気が面白い。絶妙な間に、ちょっとネジの外れたおかしなキャラに笑わせてもらった。&lt;br /&gt;他の方も、皆さん個性的なキャラを活かして大活躍している。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;好みの素敵な作品である。&lt;br /&gt;劇団のフレンドリーな魅力とともに、今後もずっと観続けたいところである。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;最後に、オープニングで行われた手話パフォーマンス、虹とんぼの皆さん。&lt;br /&gt;1人の女性と2人の男性から成るユニット。雰囲気は、路上で見かけるダンサーさん。&lt;br /&gt;手話をしながら音楽に合わせて踊る。初めて観る試みであり、興味があるとともに、これは成立する表現なのかがすごく疑問に感じた。&lt;br /&gt;昔、ボランティアサークルに入っていたこともあり、手話は非常に難しい認識がある。あれは、言葉を表す単なる記号では無い。決められた仕草をすればそれで通じると思ったら大間違い。当たり前だ。それだったら、ノートに文字を書いた方が手っとり早い。聞こえないからこそ、感情表現を最大にまで高めて接しないと全く通じない。要は役者さんがされるように、本気の気持ちを演じないといけないのだ。&lt;br /&gt;私は恥ずかしがってしまい、喜怒哀楽の表現が不器用なので通じないことが多く、先輩からよくお叱りを受けたものだ。&lt;br /&gt;今回、虹とんぼの方々は、もちろん表現者として、決められた手話のルールにのっとり、熱くダンスをされるのだが、それで相手に音楽を浮き上がらせれるのだろうか。&lt;br /&gt;先日、視覚障害者が登場する作品の時にも少し書いたが、生まれつきの障害と途中障害でも大きく違うはずだ。&lt;br /&gt;生まれつき音を知らない人が、このパフォーマンスを観てどんなことを感じ、何を頭に描くのかが非常に興味深い。そして、音を一度でも知る者は、ご自分の記憶の中に残る音が再編成されて、頭の中に音楽が生まれるのかもしれない。&lt;br /&gt;素晴らしい活動である。&lt;br /&gt;どういう経緯で今回出演されることになったのかは知らないが、人を大切に描く劇団のオープニングとして、またピタリとはまっている。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>演劇</dc:subject>

<dc:creator>SAISEI</dc:creator>
<dc:date>2012-05-21T21:16:20+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/16120519-9fd3-1.html">
<title>『つづく』【伊丹想流私塾第16期生公演】120519</title>
<link>http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/16120519-9fd3-1.html</link>
<description>2012年05月19日　アイホール うへぇ～。 個人的な事情ですが、この日はLINXS、オパンポン創造社とはしごした上での観劇。 短編が重なり、もう頭...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;2012年05月19日　アイホール&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;うへぇ～。&lt;br /&gt;個人的な事情ですが、この日はLINX&#39;S、オパンポン創造社とはしごした上での観劇。&lt;br /&gt;短編が重なり、もう頭がキャパオーバーになってしまいました。&lt;br /&gt;総合的な感想は、簡単で気楽に観れるようなものではなく、想像、想像と頭を奮い立たせないといけないものでした。&lt;br /&gt;戯曲をしっかり学んだ方々の総決算だけあって、その内容は難しいけどどこか演劇的な面白味を感じさせる作品に仕上がっています。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;8作品。&lt;br /&gt;テーマは「つづく」であり、各作品、2話ずつあります。&lt;br /&gt;各作品の第1話をまず上演して、それから第2話を上演するという今までにないスタイル。&lt;br /&gt;全作品とも1話では終わらない物語。そして、2話でもまだつづきを感じさせるような設定になっています。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;分かりにくくて頭パニックになるのではと思いましたが、意外にこのスタイルは面白い。&lt;br /&gt;時間にして7～8分ぐらいでしょうか。1話で、テレビのように「つづく」テロップが出るようなシーンでばっさり切られて、一巡して2話を待ちます。&lt;br /&gt;8作品もありますから、感想は多彩です。&lt;br /&gt;ばっちり決まってるなあと思うものもあれば、2話見てもまだ話が把握できないもの、つづくというか、途中で終わってるだけじゃないのかなとクエスチョンマークが浮かぶものなどなど。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;この「つづく」は観る側にとっても大事なことで、私は作品を観終えた後に、登場人物を自分の頭の中で動かしたいです。スピンオフ作品とかが好きなのはそういうところにあると思います。&lt;br /&gt;ただ、それが出来る作品は意外に少ないです。&lt;br /&gt;しっかり終わってしまえばなかなか難しいし、あとはお客様がご自由にみたいな感じにされても幅が広すぎてどうとでも想像できるような感じでは面白味が無い。&lt;br /&gt;程よい幅を持たせた終わり方だと、自分のその時のバイオリズムに応じてよりハッピーな方向へと話を想像してニコニコしたり、悪意的に考えてほくそえんだり、切ないキャラを救済したり、悪いキャラを更生させたりと、色々と楽しめるのです。&lt;br /&gt;これは演劇だけでなく、本などでも同じ。&lt;br /&gt;記憶に残る作品と言うのは、きっと内容を覚えているのではなく、その後、自分でまた噛み砕き直すことができた作品のような気がします。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;作品名と卒業される方のお名前を。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;最後の問題：作・演　今田翔大さん&lt;br /&gt;1話で問題を出して、2話で解決というパターン。&lt;br /&gt;男女生徒の会話劇。女は友達に腕を刺されたみたい。&lt;br /&gt;この二人、今、付き合っているのだが、男は昔は刺した子と付き合っていた。&lt;br /&gt;愛情のもつれによる恨みの犯行か。黒板には「空に必ずいる蚊は？」&lt;br /&gt;2話でこの3人の詳細な人間関係が描かれる。&lt;br /&gt;刺した子は能力もあってしっかりした子みたいで、男はそんな付き合いに疲れて、自分と釣り合いが取れそうな今の子と付き合うことにしたみたい。&lt;br /&gt;卑怯な感は否めないが、まあ気持ちは何となく分かるところ。&lt;br /&gt;刺した子の残すメッセージには幸せという文字が隠されており、二人はそんなことから始まった愛情が不確かな付き合いではあるが幸せになれるのではみたいな結論に達する。&lt;br /&gt;それを刺した子は複雑な思いの中で伝えたということだろうか。&lt;br /&gt;刺すと蚊とかもかけてるのかな。&lt;br /&gt;よくは分からないが、つづくという点では、2話以降も二人と刺した子の今後を見守る想像が出来る。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;雨の降る部屋：作・演　牛嶋千佳さん&lt;br /&gt;部屋が舞台。雨がしとしと降る部屋。傘をさした女性、飼っている金魚の擬人化なのか男性が口をパクパク動き回る。雨と金魚の口パクは、どこか生活の圧迫を感じる。&lt;br /&gt;部屋にはどこか人生を安易に過ごしているダメな男、そして女。&lt;br /&gt;先行きの不安な二人の印象を持たせて、なぜか男の葬式の知らせが届くところで1話終了。全然、つかめない。2話を不安の中で迎える。&lt;br /&gt;男は行方をくらましてどこかにいっているが、しっかりして戻ってくる。う～ん、これは別の男なんだろうか。&lt;br /&gt;これもよく分からないが、新しい姿の男として生まれ変わる決意みたいなものを描いているのだろうか。&lt;br /&gt;分からない・・・&lt;br /&gt;まあ、もう一度する二人の生活は、徐々に雨も止んで、金魚も自由に楽しく泳げるのかな。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;交響曲第5番『革命』：作・演　松宮信男さん&lt;br /&gt;ロシア革命を祝す曲の演奏中に指揮者が途中で席を立って部屋に戻る。&lt;br /&gt;本来は指揮者の妻になる予定だった女がいる。父が国家反逆罪で粛清されており、自分もその罪を被らないように指揮者の尊敬する活動家を国家に売ったことから結婚がとりやめになった。&lt;br /&gt;その女は、大切な人が国に捕まっていることもあり、いまや反逆者を処分する国家の犬。指揮者の行動を国への反逆とみなして銃をつきつける。&lt;br /&gt;1話終了。銃をつきつけたところでつづくなんてテレビみたい。&lt;br /&gt;交響曲は大盛況。駆けつけた妻とともに喜び合う。さらに、指揮者は国に認められ、女の大切な人も釈放されることに。&lt;br /&gt;しかし、その大切な人は裏切って女を撃つ。交響曲が盛況なぐらいで自分の罪は消えない。自らが国家の犬になることで釈放されている。&lt;br /&gt;男の次のターゲットは指揮者。&lt;br /&gt;しかし、最後の力を振り絞る女は・・・&lt;br /&gt;何か裏切り、裏切りでどうなるか分からないところで終了。これはつづくではなく、途中で終わったのではないだろうか。どこかに終点を置いてもらえないと、その後の想像はしにくい。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;星屑：作・演　巽由美子さん&lt;br /&gt;う～ん、不思議過ぎて分からん。&lt;br /&gt;ゴミを捨てようとしているロボットと男。彼女がやってきて、男を連れ帰ろうと邪魔をする。言うことを聞かない男に、彼女はドーンとごみ袋を投げつけ、やがて投げ合いになる。ロボットは時折、おかしなモードになり、ビッグバンを語ったり、歌のお兄さんみたいな感じになったりする。&lt;br /&gt;こんな感じで1話終了。いつの時代で話で、何かがメタファーになっているのかと思いながらも、流されたまま次の作品を観て、2話を迎える。ドーン、ドーンという音だけが耳に残る。&lt;br /&gt;彼女もロボットみたい。相変わらず、男を連れて帰ろうとするが、仕事だからと相手にされず。ロボットは相変わらずおかしい。空に星座を映し出したりしている。&lt;br /&gt;何のことか全く分からなかった。ビッグバンとか言っているので宇宙創成まで話を大きく考えればいいのかな。宇宙版アダムとイブみたいな感じなのか。&lt;br /&gt;それとも逆にゴミ袋の中には文字どおり、星屑が入っているのだろうか。宇宙の終焉を想像すればいいのか。何で女はそれを捨てるのを邪魔するのだろう。まだゴミではない星でも入ってるというのか。&lt;br /&gt;地球もあのゴミ袋の中にもう入ってしまっているのだろうか。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;㈱いのせんとワールド：作　岡坂隆司さん&lt;br /&gt;社長室。社長を父と呼んでやってくる女性。部屋の奥には赤ちゃん様。女は赤ちゃんの泣き声を純粋無垢にあげる。でも無垢ではないので不採用。不採用だから社長を父と呼べない。&lt;br /&gt;う～ん、これも何のことやら。不可思議ワールドであることだけ覚えておいて、2話を待つ。&lt;br /&gt;2話で母親と研究者みたいな男も部屋にやってくる。&lt;br /&gt;無垢じゃないとダメ。ハッサクを剥いて、筋を綺麗にセロテープで取る。社長はセロテープで縛られる。&lt;br /&gt;剥くと無垢の掛詞遊び。いや、赤ちゃんは何なんだ。謎だらけでさっぱり。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;洗う：作　森本彩子さん&lt;br /&gt;物干しざおに干された洗濯物。4年付き合った男女。&lt;br /&gt;互いに我慢しすぎたのかな。別れることになったみたい。男は実家にでも戻るのか去る。女は、大事にしていたTシャツを渡しに後を追いかける。&lt;br /&gt;2話。数年経っている。まだ洗濯物がいっぱい干してあるこの家に男は戻ってくる。ぎごちない会話の中で、また互いにこの洗濯物の前で話をする姿を思い浮かばせる。&lt;br /&gt;これまでのことを洗い流すみたいな感じかな。&lt;br /&gt;洗濯物が男女の愛の結びつきになっているのは何となく理解できる。二人の生活から生まれる物だしね。それをどう捉えるのか。そして洗うという意味合いは。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;正義：作　芝田聖月さん&lt;br /&gt;女生徒二人の会話劇。&lt;br /&gt;セクハラ教師の同僚の先生との密会現場を押さえて記事にして困らせる計画を立てる。ちょっとした正義心から。1話は計画を立てるところまで。&lt;br /&gt;2話でその結果が描かれる。思いのほか効果が大きすぎて、先生はおろかその家族まで巻き込んでしまう。&lt;br /&gt;そこまでの正義心から起こしたことではない。事態を収束させるように努める。&lt;br /&gt;でも、それではセクハラは終わらない。&lt;br /&gt;どう考えればいいのかな。小さな正義心では何も動かないということか。何かもどかしい気持ちになる話である。正直者がバカを見るみたいな感覚がなぜか残る。正義を振りかざすのが悪みたいな嫌な世を感じる。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;あの素晴らしき世界の最果て：　作・演　橋本匡さん&lt;br /&gt;電気の無い世界。&lt;br /&gt;電気を求めてやってくるロボットたちはこの最果ての地で力尽きる。&lt;br /&gt;そこには、電気が無いことを検査する男。マッチ売りの少女。&lt;br /&gt;2話では、屋台のおじさんまで出てきて、不条理すぎる世界になる。&lt;br /&gt;これはなんだろうか。&lt;br /&gt;今の社会風刺かな。原発停止でやがて無くなる電気。火力では力が足りない。&lt;br /&gt;自らが開発した物が、電気の無い世界で機能せずに朽ちていく。&lt;br /&gt;自らの地につけた足だけが頼りになる、これまでの甘えはすべて捨てないといけない世界。&lt;br /&gt;強い意志の中での生きるということを感じさせられる話。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;多様な8作品。&lt;br /&gt;やっぱり、難しかったな。&lt;br /&gt;何でこの人分かってくれないんだろうと思うところがあると思いますが、まあ、感性の乏しいズブの素人観劇者の感想はこんなものです。&lt;br /&gt;今後、こちらに少し歩み寄ってくださるのもいいし、表現者としての自分の道を思うままに厳しく進むもよし。&lt;br /&gt;どちらにしても、演劇は面白い。観劇はまだまだ続けるぞという気持ちを再認識させてもらったことは、8作品の中にこもる演劇創作への熱意を感じたからだということは間違いないと思う。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>演劇</dc:subject>

<dc:creator>SAISEI</dc:creator>
<dc:date>2012-05-21T12:46:34+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/120519-332b.html">
<title>オパンポン★ナイト　セレクション【オパンポン創造社】120519</title>
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<description>2012年05月19日　インディペンデントシアター1st 主宰の野村侑志さんは、かなり拝見している。この日も、午前中にLINXSであの有名な姿を拝んで...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;2012年05月19日　インディペンデントシアター1st&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;主宰の野村侑志さんは、かなり拝見している。この日も、午前中にLINX&#39;Sであの有名な姿を拝んできたばかり。&lt;br /&gt;でも、劇団としては初めて。&lt;br /&gt;これまでの姿から、まあ荒々しいバカっぷりを押し出した作品なのだろうと思っていたが、全然違う。&lt;br /&gt;普段の荒々しさを照れ隠しするかのように、淡い雰囲気で進む温かい気持ちになる短編が揃った公演だった。&lt;br /&gt;当日チラシに書かれたテーマである「今（自分）からの脱却」をそのまま感じさせる。&lt;br /&gt;一言で言うと、この劇団は素敵である。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;（以下、ネタバレ注意。公演終了の日曜日まで白字にします）&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;font-size: 0.8em;&quot;&gt;短編4作品。&lt;br /&gt;連作のようにつながっているところもある。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;font-size: 0.8em;&quot;&gt;「夏と、俺とアイツとお前」&lt;br /&gt;冒頭は男優陣がパンイチ姿。野村さんはもちろん、あの姿で登場。無意味にこんな姿になっているわけではない。海に少年たちが遊びに来ているシーンからスタートしている。&lt;br /&gt;少年時代のように、目をつぶるとあの頃が甦ってくるようなちょっとほろ苦い懐かしいそんな時代を描く。&lt;br /&gt;転校生の少年は、母親とその愛人に連れられて町にやってくる。まあ、母親は女として生きており、男をとっかえひっかえしているのだろう。そのたびに転校しているようだ。少年はそんな家庭環境だからか、いわゆる、やんちゃもんである。そんな異端児を多くの者は距離を置いて接するが、色々な遊びを知っていて新しい世界へと連れて行ってくれる少年に興味を持って親しむ奴らもいる。仲良し3人組の誕生だ。&lt;br /&gt;楽しい毎日。でもそんな日は続かない。危険な遊びをしたらダメ、恐らくはその家庭環境も知っているのだろう、親たちはそんな子と遊ばせないようにしてくる。&lt;br /&gt;いつの間にか一人ぼっちになる転校生。2人の友達も自分の力ではどうしようもない。この時代の親の力は絶対的であるから。&lt;br /&gt;やがて、転校生はまた転校することになる。最後の遊ぶチャンス。少年たちは3人で遠くの海へと向かう。&lt;br /&gt;これが冒頭のシーンにつながる。&lt;br /&gt;でも、そんなちょっとした反抗も・・・&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;font-size: 0.8em;&quot;&gt;まあお決まりで結局、親に連れて帰られるような形になるのだが、転校生の母親もこの時は心配して迎えに来る。自分が不要だと思っている転校生の安堵から溢れる涙はけなげで美しい。&lt;br /&gt;作品中にしょうがないって言葉が出てくる。転校生の決め言葉。これを言って親や世間から自由を抑え込まれた時に我慢している。子供だから何もできない。しょうがない。&lt;br /&gt;でも、この頃のしょうがないって、そう言いながらも何かしてるんだな。転校するから会えない。しょうがない。さようならではないもの。やっぱ海へ行って、そこでまたずっと会える方法を考えたり、しばらく遊べないけど、その分たっぷり思い出を作ろうとしたりしている。&lt;br /&gt;大人のしょうがないとはずいぶん違う。大人のしょうがないは妥協や打算の塊だ。子供のしょうがないは、この公演テーマに結びついているように感じる。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;font-size: 0.8em;&quot;&gt;野村さん、ゴンダユウイチローさん、吉塚拓哉さんの仲良し3人組の掛け合いが面白い。というか微笑ましい。いや、やっぱり大笑いする。&lt;br /&gt;母親役で二人の女優さんが登場する。友達の母親、池下敦子さん。典型的な一般的な親。我が子の愛情の大きさ、それを乱す者への排他的な感情。世にいる母親の姿が浮き上がった。&lt;br /&gt;転校生の母親、斉藤友恵さん（May）。最後のシーンで登場するまでは子供たちの会話からの想像に頼る。それだけに頼ると、完全に悪質な水商売の女を思い浮かべる。最後に登場した姿を見れば、いい母ちゃんだよ。きっと母手一つで育てないといけない現実と闘いながら、懸命に生きてる。転校生は自分が邪魔だとか言ってたけど、そんなことないな。かけがえのない大切な子と思ってるだろう。そんなことに気づけないのも、また子供だからかな。この夏のこの出来事でちょっと成長した子供の姿がとても可愛らしく、自然に笑みがこぼれる。&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;&lt;br /&gt;&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;font-size: 0.8em;&quot;&gt;「鉄男取扱説明書」&lt;br /&gt;何をやってもうまくいかないOL。&lt;br /&gt;暗いからか、職場でも一人ぼっち。もちろん友達や彼氏もいない。&lt;br /&gt;そんなOLがある日、鉄男というアンドロイドを購入する。このアンドロイド、いわゆるダッチワイフの男版。&lt;br /&gt;こんな物に頼って生きる自分に嫌悪を抱きながらも、このアンドロイドとの生活が少しずつ生き方に変化をもたらす。&lt;br /&gt;その結果、運勢は好転。&lt;br /&gt;職場の上司とお付き合いをはじめ、それをからかってくる同僚と飲みに行ったり。&lt;br /&gt;自分の気持ちの持ち方一つであらゆることがうまくいき始める。&lt;br /&gt;だんだんとアンドロイドが邪魔になってくる。こんな物を買ったことがばれたら、みんなにバカにされちゃうし、彼氏を家にも呼べない。&lt;br /&gt;ついにアンドロイドを始末する決心をし、堤防の上から・・・&lt;br /&gt;この計画自体は失敗するのだが、色々あって、無事始末完了。&lt;br /&gt;これで安心と思いきや、付き合ってる上司には妻も子供も。&lt;br /&gt;お金もだいぶ貢いでしまったし、すっかりまた悪い人生に。&lt;br /&gt;でも、自分が変わった実績は残っている。&lt;br /&gt;もうアンドロイドはいないし、必要もない。自分を変えれるのは自分だけ。そんなことに気づいた女性は強く生きていく決心をする。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;font-size: 0.8em;&quot;&gt;ちょっと切ない。アンドロイドもOLも。野村さんと斉藤さん。&lt;br /&gt;これが普通の出会いだったら、それでもうよかっただろうに。&lt;br /&gt;アンドロイドは始末されることが分かった時にどうだったんだろう。心を持たなくても、何でなんだという憎しみや、あとは一人で頑張りなという感情とかが出てくるのだろうか。&lt;br /&gt;覚悟を決めたOLは頼もしい。この後の話で、実はまた登場する。その時はすっかり立派に肝っ玉がすわったいい女になっている。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;font-size: 0.8em;&quot;&gt;「王様大脱走」&lt;br /&gt;ごめんなさい。寝ました。思いっきり記憶が飛んでいます。&lt;br /&gt;いやあ、疲れてて・・・ちょっと目をつぶったらそのまま。周囲にいらっしゃった方で寝てやがると気分害した方いたら、申し訳ないです。&lt;br /&gt;監獄の中での囚人同士の会話劇。囚人の一人が王様。何度も脱獄をしており、今度したら絞首刑になる予定。&lt;br /&gt;・・・で、気づいた時には王様、アドバルーンに乗って脱獄してました。もう一人の囚人は泣いてました。&lt;br /&gt;何が起こったの。気にはなるけど、もう取り返しがつきません。DVDにでも期待しますかね。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;font-size: 0.8em;&quot;&gt;「赤い糸の先っぽ」&lt;br /&gt;あるカップルがドライブ。&lt;br /&gt;事故ってしまい、何と運命の赤い糸が見えることに。&lt;br /&gt;二人がその糸をたどると、二人はつながっていない。&lt;br /&gt;男は2話で登場するOLと、女は3話で登場する王様と。ちなみに、多分ですが、OLは1話の転校生の母親ですね、きっと。すっかり、図太い生き方する女性に生まれ変わったみたいで。&lt;br /&gt;二人は互いの運命で結ばれた人と付き合おうとする。&lt;br /&gt;でも、うまくいかない。相手もそれを望まない。&lt;br /&gt;運命とは・・・&lt;br /&gt;二人は赤い糸を切る。そして、自分が信じた相手とそれを結べばいいという結論に達する。&lt;br /&gt;自らの運命を、自らで創り出した二人の未来にはきっと幸が。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;font-size: 0.8em;&quot;&gt;4編とおして、結局は自分の生き方は自分で決めればいい。それは自分の気持ち次第で自由自在に変えれる。&lt;br /&gt;その結果がどうであろうと、自分で選択した道だからこそ、懸命に生きれるよみたいなことを伝えているような感じです。&lt;br /&gt;何と、真面目で真剣なテーマなんだ。&lt;br /&gt;それを少年や男女などの多彩な設定で共通テーマとして話を創り上げているところがいいですね。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>演劇</dc:subject>

<dc:creator>SAISEI</dc:creator>
<dc:date>2012-05-20T04:12:39+09:00</dc:date>
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<title>LINXS 04　B ｔeam【LINXS】120519</title>
<link>http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/linxs-04b-eamli.html</link>
<description>2012年05月19日　インディペンデントシアター2nd 昨日に引き続き、B teamを観劇。 （A teamの感想：http://ksaisei.cocolo...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;2012年05月19日　インディペンデントシアター2nd&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;昨日に引き続き、B teamを観劇。&lt;br /&gt;（A teamの感想：&lt;a href=&quot;http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/linxs-04a-eamli.html&quot;&gt;http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/linxs-04a-eamli.html&lt;/a&gt;）&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;（ネタバレするので、公演終了まで白字にします。月曜日まで。）&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;font-size: 0.8em;&quot;&gt;前説、オパンポン創造社。&lt;br /&gt;前説では無いのかな。注意事項は述べることなく、暴れまわってそのまま消えられたので。&lt;br /&gt;開演前に喫煙所でネタ合わせしてるの聞いちゃって。&lt;br /&gt;タイミングとか、公演案内するセリフとかしっかり練習するんですね。和気あいあいとしながらも、真剣モードだったので興味深く、聞き耳たててました。&lt;br /&gt;そして、本番。やっぱり、あの姿に・・・&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;font-size: 0.8em;&quot;&gt;壱劇屋：壱劇屋コレクション2012&lt;br /&gt;昔、御堂筋かどっかで行われたイベントで拝見した作品の拡大版みたいでした。&lt;br /&gt;俺のペットボトルのお茶を飲んだのは誰みたいな感じで、ペットボトル、コンビニ袋、ひもなどを使ったパフォーマンスアート。&lt;br /&gt;もうどんな動きになっているのか分からないような芸術的な統制されたコンビネーションに、コミカルな芝居要素も加えて最高のパフォーマンスでした。&lt;br /&gt;さすがは壱劇屋。これで、世の人にさらに名をとどろかせたことでしょう。人気が爆発する日は近い。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;font-size: 0.8em;&quot;&gt;ニコルソンズ：キリヤさん vs ゾンビ&lt;br /&gt;LINX&#39;S参戦がTwitterで情報挙げられた時に、TLがかなり騒々しくなった劇団。あのニコルソンズがみたいな感じで。私は名前も知らなかった完全に初見の劇団。&lt;br /&gt;ゾンビがはびこる世の中でバンド活動をする5人組の話という不条理な設定。&lt;br /&gt;その中の1人、これがキリヤさんなのだが、とにかく悪い。彼氏をボコボコにされた者、家に火をつけられ全焼させられた者、姉が告白され断ったら切腹された者、元バンドメンバーを4階から放り投げたりもしている。&lt;br /&gt;どうにかして、バンドから離脱してもらおうと試みるが、ゾンビすら平気でやっつける強者。それでも、勇気を振り絞って告白するが、実は・・・&lt;br /&gt;最後はいい話みたいにしながら、ブラックなオチで締める。なかなかの面白い作品でした。&lt;br /&gt;役者さんのお名前が分からない。キリヤさん。外観そのままの強面を淡々と不気味に演じる。会話の掛け合いをたっぷり楽しめる話でした。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;font-size: 0.8em;&quot;&gt;DACTparty+：休憩の時間です。&lt;br /&gt;A TEAMの梅棒やブラック★タイツとはまた違った魅力のあるダンスパフォーマンス。&lt;br /&gt;普段、舞台で穏やかなユーモアのある姿を見せる役者さん方が、飛び切りのダンスをされて圧倒される。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;font-size: 0.8em;&quot;&gt;SHINDA PANDA with 西原希蓉美&lt;br /&gt;ジャジーと言うのかな。とにかくかっこいいですわ。LINX&#39;Sテーマソングも元々も好きだが、聞き惚れるような素敵な音楽に変えて歌われます。西原希蓉美の外観からは想像できない、迫力ある声に、また、名定正孝さんのキーボードが素敵。&lt;br /&gt;最後に歌われたてぶくろとかいう曲がとても温かい歌詞でいい。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;font-size: 0.8em;&quot;&gt;北京蝶々：オーシャンズ・カジノ　ショートバージョン&lt;br /&gt;今回は本公演でされた作品のショートバージョンなので、雰囲気を掴むぐらいになってしまった。船内カジノで巻き起こるドタバタを学生劇団顔負けの勢いある姿で演じる。&lt;br /&gt;みんな、とんでもない表情で叫び暴れまわってたなあ。&lt;br /&gt;そうだ、田渕彰展さんだあ。昨年の1人芝居で伝説の公演を実現した方ね。観た人はみんな覚えているんでしょうね。お帰りなさいぐらいの雰囲気で、舞台での登場を歓迎していました。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;font-size: 0.8em;&quot;&gt;ステージタイガー：協奏組曲第2楽章&lt;br /&gt;第1楽章の雰囲気をイメージしてたら、かなり違和感があった。前回の熱くて優しいイメージの熱さをやや強めに出して、少しコミカルな要素も前に押した感じかな。&lt;br /&gt;事故で目が不自由になった女性は、一歩を踏み出せない中で毎日足踏みするかのように走る毎日を過ごす。そんな女性が筋肉しかあまり売りにできないような、先が見えない路上バンドの1人の男と出会い、互いに成長する中で新しい人生を見出していく。&lt;br /&gt;基本設定は同じで、主人公たちの周囲に強烈な面白キャラを置くところも同じ。ただ、今回は少々、周囲に主人公たちが押され気味な印象を受ける。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;font-size: 0.8em;&quot;&gt;テノヒラサイズ：テノヒラサイズの天国と地獄&lt;br /&gt;昨日のA TEAMに引き続き、特別公演。&lt;br /&gt;変わりない。当たり前だが、面白いままだ。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;font-size: 0.8em;&quot;&gt;最後はみんなでテーマソング歌わないことにしたのかな。&lt;br /&gt;時間が押し過ぎだもんね。&lt;br /&gt;次の公演との間が短いとか文句言いながらも、無けりゃあ無いで寂しいとか好き勝手な文句を記しておく。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;font-size: 0.8em;&quot;&gt;あと、せっかくの楽しいイベントなので、細かなこと書きたくないけど、今日の前説で携帯・無断撮影と同じく、お喋りは控えてという項目を言ってくれたのは凄く嬉しかったな。&lt;br /&gt;こういう盛り上がる公演こそ、これを言っておいて欲しいんですよね。&lt;br /&gt;単なる祭りではなく、演劇イベントであることを主催側が認識しており、演劇を大切に思っている証拠だと思います。その感覚はとても嬉しい。否定する気はありませんが、某何とか祭りみたいなの毎年ありますけど、こちらのマナーは年々相当ひどくなっているように思いますから。&lt;br /&gt;関西ではありがちな、笑いが起こった後に、面白かった言葉や役者さんの名前を笑いと同時に言ったり、ちょっと隣のお友達に面白いねとか軽くしゃべるのは全然構わないんだけど、誰がどこにいるとか、あの人は前あんな作品に出ててとか完全に会話しちゃってる時がありますから。実は初日もかなりひそひそ声で話している方がいらっしゃり、気を使っているのは十分理解しましたけど、やはり少しイラっとしてたんですね。まあ、私は一人観劇が多いから、会話をすることはまず無いので、神経質なところはあるでしょうが、要は家でDVD観たり、身内だけの学芸会を観てるんじゃない、周りに色々な形で観劇を楽しみに来ている人たちがいることを少しでも思えば、おのずとそれが行動に出ると思います。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;font-size: 0.8em;&quot;&gt;今回は日程の都合上、これで私のLINX&#39;Sは終わり。&lt;br /&gt;楽しませてもらいました。ありがとうございました。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>演劇</dc:subject>

<dc:creator>SAISEI</dc:creator>
<dc:date>2012-05-20T02:46:59+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/linxs-04a-eamli.html">
<title>LINXS 04　A ｔeam【LINXS】120518</title>
<link>http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/linxs-04a-eamli.html</link>
<description>2012年05月18日　インディペンデントシアター2nd これまでの勢いを引き継ぎながら、お祭り感覚も残した上での立派な演劇イベントとして確立したなあといった印...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;2012年05月18日　インディペンデントシアター2nd&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;これまでの勢いを引き継ぎながら、お祭り感覚も残した上での立派な演劇イベントとして確立したなあといった印象かな。&lt;br /&gt;観劇初めての人、始めたばかりの人、過渡期を迎え始めている人、観劇道ン年のベテランさんから、創り手、客側とみんなが楽しめる時間を生み出す公演になっているのではないだろうか。&lt;br /&gt;主宰の石田1967さんが、この目で確かめて選んだ劇団。&lt;br /&gt;どこかしらに魅力はあるに決まっており、それをしっかりと味あわせてもらった。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;とりあえず、初日観てどう？と聞かれたら、私は梅棒、マジ、ヤバイと答えると思う。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;（以下、ネタバレ注意。大したことは書いていませんが、始まったばかりなので公演終了まで白字にしておきます。読まなくていいから、とりあえず、観に行けばいいと思いますよ。演劇らしい作品をじっくり味わうもよし、迫力あるダンスを楽しむもよし、かっこいい男性を間近で観てキャーキャー言うのもよし、可愛らしい女性に見惚れるもよし、何でもいいからこの素敵な時間を楽しんで来てください）&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;font-size: 0.8em;&quot;&gt;前説はセプテンバー酒井さん。&lt;br /&gt;いつもながらの最高の前説。&lt;br /&gt;癖になるな、この方は。&lt;br /&gt;この回を選んだのは、もちろんZTON観たいなとか他公演との兼ね合いもあるけど、最後の決め手はこの方だからなあ。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;font-size: 0.8em;&quot;&gt;今回は初MC、一明一人さん、真宮ことりさん。&lt;br /&gt;紳士と美少女って感じかな。&lt;br /&gt;真宮さんは東京でご活躍らしく初見ですね。司会進行も明るく可愛らしく、外観の好印象そのままの方でした。&lt;br /&gt;一明さんはけっこう進行がしっかりされている。舞台で役者さんとして拝見する紳士的な姿そのままに、素敵なご活躍ぶりでした。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;font-size: 0.8em;&quot;&gt;NEUTRAL：海馬町リンクス&lt;br /&gt;震災・原発被害をモチーフにした作品。&lt;br /&gt;被災にあって、ガレキから壊れた携帯電話を持って、避難生活をする少年と母親。&lt;br /&gt;壊れた携帯電話から話をする友達はもう・・・&lt;br /&gt;被災地のことを想う。遠く離れた地で起こったことだからこそ、その地や人のことを想う。&lt;br /&gt;そんな想像することの大切さを、身近な料理を味わう時のこと、暗闇で動く時のこと、テレビで見るような擬人化されたマスコットなどの事例を使って感じさせている。&lt;br /&gt;私たちが出来ることを優しく描いた作品。&lt;br /&gt;純粋で初々しい少年を四方香菜さん、優しくもあり厳しくもあり、少年を優しさで導く素敵な母親を西原希蓉美さん、コミカルでありながらも想うことを通して人の大切さを教えるこれまた素敵な先生を河上由佳さん（満月動物園）が演じている。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;font-size: 0.8em;&quot;&gt;baghdad cafe：夕暮れリンカーネーション&lt;br /&gt;母のことを想う兄と妹の優しい会話で綴られた作品。&lt;br /&gt;母の日に可愛かったからという理由でプレゼントしてしまった花言葉が軽蔑の黄色のカーネーション。&lt;br /&gt;幼き頃に迷子になって母に迎えに来てもらい、自分の戻る場所へと導かれた時の安心感。&lt;br /&gt;そんな二人にとって、故郷のような母の姿が、作品名どおり、その会話の場で浮かび上がる。&lt;br /&gt;最近、母が乳がん宣告をされてしまい、まあ死ぬわけではないが、いずれ死ぬんだなという認識が高まっており、今、こんな感じの話に弱い。&lt;br /&gt;どこか不安を煽られるとともに、こんな優しい会話を私も妹がいるので自分もできたらいいなと心が温かくなる。&lt;br /&gt;そんなことを想いながら心象に浸る中で、自分の妹もこんなに綺麗な子だったらよかったのになんて歪んだことも想う。&lt;br /&gt;兄が八木進さん、妹が一瀬尚代さん。&lt;br /&gt;八木さんはこれまでに何度か舞台でも拝見しているが、今回のようにがっつり拝見するのは初めて。とても優しく大きな懐を感じさせながら、弱さも感じさせる人間味のある素晴らしい演技だった。飄々とした笑いを淡々ととりながら、どこか透き通ったノスタルジーを感じさせる演技は、いつもどおりの魅力、一瀬さん。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;font-size: 0.8em;&quot;&gt;テノヒラサイズ：テノヒラサイズの天国と地獄&lt;br /&gt;言わずと知れた名作。&lt;br /&gt;私も、過去に数回拝見している。何度観ても面白いので、面白くなくなる境界線を探している作品だ。&lt;br /&gt;今回観た限りでは、まだまだ飽きちゃった、面白くなくなったわと思う日は来そうもない。&lt;br /&gt;会場が爆発して笑いで渦巻いていた。&lt;br /&gt;井之上チャルさんは久しぶりに拝見したなあ。昨年、少し休むとか言われていたけど復帰されたんだな。&lt;br /&gt;もううざい感じが面白くて、一言発するたびに笑ってしまった。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;font-size: 0.8em;&quot;&gt;梅棒：キック・オフ!!&lt;br /&gt;大好きなゲキバカの伊藤今人さんが主宰の劇団なので、名前は知っているが、拝見したのは初めて。&lt;br /&gt;もちろん、かっこいいダンスを期待して観に行っているが、そのはるか上を見せてもらった。もう最高だった。&lt;br /&gt;サッカーの試合を題材にした青春恋愛ストーリーをダンスで綴る。&lt;br /&gt;セリフ無しで全て体で表現。笑いあり、涙あり。&lt;br /&gt;文句無しだ。&lt;br /&gt;ラストは最高の演出。会場も、ナイスとばかりに喜びの拍手でいっぱい。&lt;br /&gt;どうしよう。東京公演。これは絶対に観に行く価値あるぞ。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;font-size: 0.8em;&quot;&gt;劇団ZTON：幕末シリーズ「狂犬」&lt;br /&gt;幕末土佐藩の人斬り以蔵を中心に描かれた作品。&lt;br /&gt;漠然としか史実を知らないので、ストーリーは流れを追いながらおぼろげな記憶を思い起こすだけ。&lt;br /&gt;知っていればもっとのめりこんで観れるはずだ。20分だから厳しいが、2時間ぐらいの作品なら立派な大作として楽しめるだろう。&lt;br /&gt;殺陣・アクションは噂どおりの魅力。迫力ある。そして、緊張を解くかのように挟み込まれるコミカルなシーンも気楽に安心して観ることに効いている。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;font-size: 0.8em;&quot;&gt;バンタムクラスステージ：THE JUGGERNAUT&lt;br /&gt;いつもどおり、不穏な空気で始まる。&lt;br /&gt;ボスの女に手を出した男を始末しにやってくる手下。続いて登場する手下の相棒。&lt;br /&gt;しかし、ボスの始末する相手の指示は女だった。&lt;br /&gt;そんな女を純愛で守ろうとする男たちの行方は・・・&lt;br /&gt;いつもなら、制裁やら殺しやら、暗黒の雰囲気の中で話を展開するのだが、今回は少しユーモアを挟み込んでいる。&lt;br /&gt;徹底した冷徹な殺し屋の福地隆光さん、不幸な環境で自由なく生きてきた悲しき女、f-coさん、真摯たる愛を若さある猛進さで貫く丈太郎さん。&lt;br /&gt;ここまでなら、多分、いつものバンタムさんだったのかな。&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;&lt;br /&gt;&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;徳永健治さん。拝見したことあるのかな、覚えはないけど。&lt;br /&gt;&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff0033;font-size: 0.8em;&quot;&gt;（2012．05．22追記：コメントでご指摘いただき、私の大好きな作品、あのほとんど人参でラビットをされていた方でした）&lt;br /&gt;&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;貫録がすごくあるんだけど、飄々とした感じで、ユーモア溢れる魅力的なおじさんみたいな感じで、作品の雰囲気を変えています。いつもの黒い世界から、少し淡さを持たせた感じ。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;font-size: 0.8em;&quot;&gt;ブラック★タイツ：B★T Show Time&lt;br /&gt;登場前になると、一斉にビデオカメラ用意する方々が。そして、始まると黄色い声援。&lt;br /&gt;いつもの小劇場と違う。&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;font-size: 0.8em;&quot;&gt;始まるとそれも納得。イケメンでダンスもうまく、歌もいい声で歌ってしまって、しかもちょっとした笑いをとる面白いことも出来る方々。非のうちどころが無いような男性陣役者さんの確かに素敵な姿を拝見しながら、女性客ばっかりにサービスして、可愛い女の子出せよなんて心の中でつぶやいていたら、本当に可愛い女の子たちも登場されましたわ。満足、満足。&lt;br /&gt;ここはエンターテイメントをたっぷり楽しませる面子を豊富に揃えられてるのね。&lt;br /&gt;人気が異常なほどあるのも納得できる。歌と踊りのショーなのだが、演劇的要素も感じられ確かに楽しい。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;font-size: 0.8em;&quot;&gt;最後はみなさんがそろって、テーマソング熱唱。&lt;br /&gt;ちょっとぐだぐだ。必死に歌詞を追うみなさんの素の姿が面白くもあり。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;font-size: 0.8em;&quot;&gt;まだ始まったばかり。&lt;br /&gt;今回はどんな歴史を刻むのかな。&lt;br /&gt;私はA TEAMはこれで最後ですが、多くの方に楽しんでいただきたいと願います。&lt;br /&gt;とりあえず、無理だとは分かっていても梅棒だけはもう一度観たいな。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


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<dc:date>2012-05-19T01:19:34+09:00</dc:date>
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