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2016年11月27日 (日)

らん・らら・るん【物忌み団】161127

2016年11月27日 人間座スタジオ (85分、休憩10分、90分)

アングラ色の強い、異質の世界。
その美しさは堪能できるが、やっぱり、まだ私には難しいなといった印象。
何か文学的作品の言葉も出てくるが、知識が圧倒的に足りていないことに恥ずかしさを感じながら観劇。

戦後日本が戦後ではなくなる時。
戦争で昭和が終わったと言われ、その時を止めた空白から、再び時間が動き出した時。
多くの苦しみや悲しみが昇華され、後ろを見ずに、前へと目が向かうようになった時。
嘘ではなく、誰かに無理やり言わされたのではなく、自分の心に従って、本当の言葉として、日本万歳が叫べるようになった時。
そんな日を迎えるまでの姿を見せることで、今を乗り越え、強く未来へと生きていこう、それも、これからを生きる新しい命と共にといったことを伝えているような話に感じる。
設定は戦後だが、あらゆる苦しみ、悲しみの中にいる人たちに普遍的に通じることであり、結局は、この作品の中にあるように、自分たちの心をときめかせるロマンスへ向かって歩みを進めようと奮い立たせているように感じる。

戦争孤児の少女は、東京で彷徨う中、日の丸という男と出会う。
駅のホーム。恋人と別れ、金と愛を電車に持っていかれた日の丸は少女と共に、ロマンスを手に入れるために旅を始める。
ロマンスは、劇場を経営している。名声ある帝劇と肩を並べるオペラをしていたが、日の丸の婚約者であった看板女優が舞台上で下半身が引きちぎられる事故を起こして、その勢いは止まった。1945年。あの時、戦争と同時に、この劇場の昭和、日本は終わった。
日の丸は、少女をジルバと名付け、自身を僕と呼ばせて、伝説を作ろうとする。しかし、そんなところとはかけ離れた、見世物小屋のように、男優のマムシとまぐあう姿を客に覗かせる。
ジルバは、そんな舞台に嫌な顔もせず、日の丸に疑問を抱くことも無い。今、自分の祖国はこの日の丸だと考えている。自分がこの先どうなるのか。それが見えないジルバは、後ろの海を見たいと思う。そんなことを考えながら、日の丸と共に見上げる月夜。
そんなジルバにマムシは、なけなしの日当を貯めて赤い靴をプレゼントする。日の丸はジルバに足が無ければいいと思っている。どこに行く必要も無いのだから。この劇場で、絵画のようにポーズをしていればいい。マムシはそんなジルバに、自分の大切な足のことを考えさえようとしたみたいだ。この靴を履いたら、とても綺麗だ。これで、自分の行きたいところへと、自分の足で行けばいいのだ。でも、ジルバは日の丸のことをいつも想ったような言葉を吐く。
傷痍軍人の伴。ヤブ医者なのか、とにかく治療をすることに執着する医師と、少々狂っているようなナース。右足は切断することになりそう。そんな中、見世物小屋のジルバと出会う。美しいジルバの足。伴は、見世物小屋に訪れては、彼女の足に頬ずりする。
ジルバは不思議に思う。日の丸は、美意識を大事にしろと、いつも足を隠すように言うのに。

日の丸は、自堕落な生活を送り、ジルバの稼いだ金にも手をつけている。
マムシは、ある日の舞台で、台本と違う言動をジルバにぶつける。日の丸に決められた道から脱却しろ、自分の言葉で話せという願いを込めて。マムシはジルバに刃物を向けて、真剣さを見せる。しかし、ジルバは、マムシを逆に刺し返して、血に染まった姿で日の丸を必死に呼ぶ。日の丸は伝説ができて、ついに立国の日が来たと喜んでいる。
日の丸は、以前の看板女優の肖像画を飾って、それを愛している。それにジルバは妬みを覚える。
ジルバは舞台で自分自身を刺す。日の丸に、自分が今の昭和だと知らせるために。
飛び散る血しぶき。伴は舞台に駆け上がり、ジルバを連れて、小屋から去る。
舞台には切断された右足だけが残っていた。

5年の時が経つ。
伴は探偵に、傷痍軍人と共に失踪したジルバの行方を探すことを依頼する。自分の妻であるジルバの。
しかし、探偵はあのヤブ医者。
ジルバは愛着障害であり、必ず日の丸の下に戻ってくることを示唆する。
それでも、ジルバは自分の妻だから会いたいという伴に、医者は取引を持ちかける。
ジルバを帝劇で女優として働かせる。彼女に健全な国家を与えて、伴の下を離れないようにする。帝劇の監督を知る医者はそれが可能だと言う。その代わり、右足の治療はこの医者が思うままにする。

ジルバは、ナースとなって傷痍軍人の世話をしながら、海辺の街を渡り歩いていた。
そこで真珠の養殖をして細々と暮らしていた日の丸と再会する。
2人は心から会話をし合い、手を繋ぎ合う。日の丸の5年間の全てである真珠のネックレスをジルバに渡し、2人の世界へと歩いて行く。
かつての小屋。
懐かしさが2人に溢れる中、舞台にあがる。幕を開けると、そこには帝劇の監督とダンサーたちがいた。監督は、日の丸にかつての借金返済と、あの看板女優に起こった事故の再調査を突きつける。借金はすぐに返せる額では無い。それに、あの事故は、監督と看板女優の仲を妬んだ日の丸が仕組んだものであった。監督の取引条件は、ジルバを帝劇の女優とすること。伴は確かに、ジルバを帝劇の女優にとお願いしたが、こんなやり方は望んでいなかった。

ジルバは拒絶。日の丸も独力で見世物小屋を再開するつもり。
ジルバは伴にしばらく戻れないことを告げる。
小屋で踊りの練習。お腹が痛くなるジルバ。日の丸は気付く。ジルバが妊娠していることを。どうすることもできない。おまじないでポンっと無くしてしまうこともできない。
それでも、日の丸は再興のためにジルバを踊らせる。
その姿を見て、伴は日の丸を責める。しかし、小屋を再興する夢のため個人の犠牲はやむを得ないと考える。戦後日本が国家再興のためにしたことのように。
伴はジルバに愛を告げる。でも、ジルバは小屋に残り、日の丸に従う。僕を愛さないで。ジルバは伴を追い返す。
伴はチャイコフスキーの幻影を見る。ダンサーだった自分。この曲で踊るのが夢だった。でも、それは戦争で潰された、この失くした右足と共に。取り返したい。あの頃をを。
チャイコフスキーの幻影は、医者だった。医者は包丁を伴に渡す。ジルバを消して、全てを終わらせればいい。

小屋では監督が様子を見に来る。近づく、小屋の再開。ジルバは踊れるような状態では無い。
それでも、小屋は再開する。破滅は伝説にはならない。その言葉を吐いて、日の丸は監督に刃物を突きつけて追い返す。
そして、日の丸はジルバに家に帰るように言う。伴と会って来い。明日、小屋は再開する。だから、今晩は伴と共に。
伴とジルバは食事をする。明日、どうなっているのか、明日、ジルバはここで食事をしているのか。
一緒に幸せになることはできないのだろうか。そんな伴の想いは、ジルバの僕の幸せは君じゃないという言葉で崩される。
どこにも行きたくないと叫ぶジルバ。だったら、後ろに行けばいいんじゃないか。自分と同じ、取り返したいあの頃へ。でも、それは無理だ。後ろには行けない。
ジルバが行くところは日の丸のところしかない。
伴はジルバに尋ねる。どうして、自分とは寝なかったのか。答えは聞かなくても自分で分かっているのかもしれない。伴は踊れるジルバに憧れていた。自分の叶わなかった夢をそこに見ようとしていただけだったのだから。
伴はジルバを日の丸のところへ向かわせる。自分の足で、自分が行きたいところへ行け。
医者から渡された包丁は明日、使う。ジルバの踊りを邪魔するものから、守るために。

ジルバの最後の踊り。
彼女は破水する。
伴は最後までその踊りを見届ける。監督が辞めさせようとするが、それを刃物で脅して止める。
日の丸が舞台に現れて、ジルバを刺す。血しぶき。
桃色の海が繰り広げられる。
ようやくたどり着けた2人のロマンス。
ジルバはその美しい姿で、日の丸と共に生きて行く。
今、2人の時間、小屋の時間が動き始め、未来に向かって進み始めた。
伴はその姿を見て、バンザイと叫び続ける・・・

唐組のテント公演を観た時と同じような感覚が残るかな。
過去に想いを馳せて、自分探しを描く中で、未来への道を見出そうとするような。
戦争という結末の中で、様々なものを失った者が、今、生きる中で何かを得ようともがき苦しむ。その姿は、本当に戦争が残した傷跡の深さを感じさせる。
その中で、目指すは未来。どうであろうと未来だ。
未来は創らないといけない。今が苦しいからといって、壊してしまえばそれで終わりだから。
創造の世界を進むために、苦しみ、悲しみの中に深く潜り込んでしまった人たちが、必死に繋がり、これからを生み出そうとしている。
探って、自分の思い通りなどに進むことも無く、傷ついてボロボロになっても、立ち上がって進もう。失ったものや死がそこにあっても、それは未来を再生する土台だから。
生きる、そしてより良き社会を生み出す。そんな想いを痛烈に感じさせるような話だったように感じます。

役者さんは強烈だった。
唯一、他公演で認識している江藤美南海さんのジルバの時代に翻弄されながら、自分を探し求めて必死に生きる姿。
小坂翔太郎さんの日の丸が、失われた社会の誇りや威厳を、取り戻せなくても、未来に何かが残るように狂気的に執着して生きる姿。
その姿は共に、狂おしい美しさを醸し、愛おしい想いでいっぱいになる。

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コメント

SAISEI様

阪上さん

IN:17トライアル2次審査観て来ました。6/27(火)二次審査ユニット。開演前の抽選で

①あだちせり×小山雄太(べろべろガンキュウ女)
②淺越岳人(アガリスクエンターテイメント)
③卯津羅亜希(劇団空組)×青木道弘(AirtistUnitイカスケ)
④中西綾香×奈須崇×内海葉月
⑤土井達也
⑥あがぺる(演劇ユニットなりそこないプリンセス)×亀井伸一郎
⑦江本真里子×二朗松田(カヨコの大発明)×河口仁(シアターシンクタンク万化)

の順番に。結果は3位淺越さん、2位卯津羅さん、1位江本さんでした。予想通りの勝ち抜きで面白くなく全体的に一昨年のトライアル2次審査より勢いが無かった印象。安定感は一昨年よりあったけど。私が投じた○は4票。でも心からというのは無いかな。以下ネタバレ。

①あだちせり×小山雄太(べろべろガンキュウ女)は父親に性的虐待を受けそうな17歳の少女が主人公。兄が父親を殺して逮捕され少女は一人に。東京に上京して風俗関係の仕事につくのかな。初出勤の日に警察に掴まったり。ただ若干流れがわかりにくい。少女の妄想ネタかも。不条理抽象的作品を作る劇団なので不利かと思ってました。終演後出演者の女子高生あだちさんと作演の小山さんに感想などを。昨年8月にベロがん女を観てるので。小山さん高校生の時にベロがん女旗揚げされてるんですよね。

②淺越岳人(アガリスクエンターテイメント)は社会の先生。観客を生徒に見立てて戦国時代に日本でゾンビが兵器化されなかったことを講義。火縄銃が伝わったことをゾンビに置き換え長篠の戦いや本能寺の変、安土城の焼失などを説明。そこそこの笑いが取れてる。一人芝居に相応しい設定。ただパンチはきいてない。とりあえず○する。

③卯津羅亜希(劇団空組)×青木道弘(AirtistUnitイカスケ)は就職した男性の話。就職先は地球制服を企むGET WORLDという会社。ショッカーになってしまう。スーツを着てしまうと怪人に出世するまで脱げないらしい。今まで注意深さに欠けていたために失敗ばかり。初出勤の日も帰りに泥棒に間違えられたり泥棒にボコボコにされたり。卯津羅さんのスーツアクター姿に大受け。爆笑シーンもあったかな。悪くはない感じ。とりあえず○

④中西綾香×奈須崇×内海葉月は4年ごとに結婚詐欺に引っ掛かり飛び降り自殺しようとした女性と向かいのビルから飛び降り自殺しようとして中継されている男性とラインで繋がる話。設定は一人芝居に相応しい。爆笑シーンもあった。終演後に感想を伝える。とりあえず○する。

⑤土井達也は演劇関係の仕事でありながら創作に励む男の話。インタビューされている設定。男は死が美しいみたいなことを語る語る。インタビューしてる男はテレビのニュースで流れている犯人みたい。創作に励む男はピストルを取りだしインタビューしている男に向ける。死体が創作品の材料みたいだ。終演後感想を伝えました。声は良い声。ただ発声が弱い(これは伝え忘れた)。途中単調。台詞が多く難解な言葉を使いすぎ。本人は「やりたいことをやったから満足」と仰ってたので(苦笑)

⑥あがぺる(演劇ユニットなりそこないプリンセス)×亀井伸一郎は女子中学生か女子高生の話。さち、あき、ひとみの3人の友人関係。弁当を食べているシーン。タイムカプセルを埋めたあとタイムカプセルについて話している3人。あがぺるさんは最初さちの役、次にあきの役を同じ場面でそれぞれこなす。演出は面白いがあきが最後走ってる場面で終演。「?」と。3次審査で30分になったらひとみの役や謎が解ける展開になっていたらしく。。観た眼は不完全燃焼(笑)

⑦江本真里子×二朗松田(カヨコの大発明)×河口仁(シアターシンクタンク万化)は地球外生物みたいなものが人類の悪行を語る。それによると人類を進化させて万物の霊長にしたのもこいつららしい。なのに環境破壊をするなど人類は許しがたい。警告として北海道に台風を上陸させてジャガイモを不作にさせてやった。カールは知らんが、とほざく。とりあえず13分時間をやるから人類を滅ぼすスィッチを押しな、と。自分だけ助かりたかったら言いな、とも。ウジアキコが覚醒する。地球外生物みたいなものがアキコの身体を乗っ取り話していたらしい。なぜ自分が選ばれたのかまた警察や友人なんかに助けを求める。次の地球の支配者はイルカに決まっているらしい。最後がふにゃふにゃって終わった感じであんまり覚えてない。爆笑が2回くらいあったかな。とりあえず○をする。

投稿: KAISEI | 2017年6月28日 (水) 01時58分

○劇団壱劇屋『心踏音~Shintouon~【五彩の神楽】』HEP HALL

【説明】
これは“男”の物語

生まれたときから
男の世界に光はなかった
耳は目になり
少し世界が明るくなった

生まれたときから
女の世界に音はなかった
足音は声になり
少し世界が輝いていった

二人は出会う
世界は眩しく色付いていく
闇は音もなく近づいてくる

これは“男女”の物語
光を奪われた男は復讐の修羅となる

【キャスト】
吉田青弘
坂口修一
今中美里
竹村晋太朗(劇団壱劇屋)
丸山真輝(劇団壱劇屋)
井立天(劇団壱劇屋)
岡村圭輔(劇団壱劇屋)
柏木明日香(劇団壱劇屋)
小林嵩平(劇団壱劇屋)
西分綾香(劇団壱劇屋)
藤島望(劇団壱劇屋)
湯浅春枝(劇団壱劇屋)
上田絢生(テアトルアカデミー)
植松友貴
中村るみ
新谷佳士(劇団そとばこまち)
丹羽愛美
長谷川桂太
日置翼

【あらすじ】

[舞台美術]舞台中央に櫓が組んである。二回と言って良いかな。上には登れる。下は潜り抜けれる。ちょうど背丈くらいの高さ。背が高い役者は身をかがめれば通り抜けることができる。

ノンバーバルで名前がわからないので簡単に私なりのキャスト紹介。

○主人公〔目の見えない〕男:吉田青弘(便宜上以下男と書くことが多い)
○ヒロイン〔耳の聞こえない〕女:今中美里(便宜上以下娘と書くことが多い)
○〔耳の聞こえない〕女の父親:坂口修一(便宜上以下父親と書くことが多い)
○〔目の見えない〕男の友人。一緒に旅をしていた?:竹村晋太朗(便宜上以下友人と書くことが多い)
○〔耳の聞こえない〕女を殺害した男。〔耳の聞こえない〕女の父親の部下?:丸山真輝(便宜上以下同僚と書くことが多い)

雑踏。〔目の見えない〕男(吉田青弘)が通りすがりの男性にぶつかられて派手に倒れたりしている。少し離れた場所でそれを複雑な表情で見守る男(坂口修一)。〔目の見えない〕男は立ち上がりゆっくり舞台右側から左側に歩いてくる。少し離れた場所でそれを複雑な表情で見守っていた男(坂口修一)も舞台左側から右側に歩いていく。二人は舞台中央ですれ違いやや肩が当たる。鈴の音が鳴る。その瞬間,剣を抜き放つ両人。剣速が速い。。一閃!二閃!三閃!男の剣(仕込み杖)が櫓に食い込む。男(坂口修一)が櫓の下を潜り抜けて向こう側に去る。追う男。

《過去の話》

 〔目の見えない〕男(吉田青弘)が三人組の男に頼りの杖を取られたりしてからかわれている。そこに男の友人(竹村晋太朗)がやって来て三人組の男をこらしめる。友人は荷物を男に渡し男に杖を握らせて旅立つ。二人は旅をしながら流れ歩いているのかな。。

旅の途中,ならず者に絡まれている若い女(今中美里)を見る。男は娘を助けようとするがすぐにやられてしまう。友人はその時櫓の上にいたような気が(笑)そこに娘の父親(坂口修一)が部下を連れて?助けに来る。武将なのかな。。かなりの手練れである。しかしならず者も娘を人質にとり「父親(坂口修一)に武器を捨てるよう」指図する。武器を捨てる父親。その間に友人は男を助けていて向こう側にまわっていたはず。。男はならず者に体当たりする。ならず者たちの注意がそれたすきに父親はならず者たちを瞬殺し娘を救う。それを見た友人は父親に部下にしてくれるよう頼む。しかし断る父親。しかし娘が「部下にしてあげて」と父親に頼む。友人だけではなく男も一緒に連れて行くことになる。

 友人と男は武術の稽古をする。男の稽古を眺める娘。気配に感じて男は娘を見る。娘はタップを踏んで男と心を通わせる。それを見ている父親。そうしているうちに戦争(捕り物かも)があったりする。友人はそれに参加する。残された男は稽古を積み剣技が上達していく。見守る娘。男の剣技の習熟を見た父親が男に稽古をつける。男は父親にやられるが父親は技量の上達を認めたのか男を戦争に連れて行く。

 〔順序が違うかもしれないが〕同僚の男(丸山真輝)は男のことが嫌いみたい。また娘のことが好きなのかな?ちょっかいをかけることも。娘は嫌がり男のところに逃げる〔シーンがあったような〕。友人も男と娘を庇う。

そんな中ある戦争で強敵が出現。味方は次々とその敵に斬りたてられる。同僚の男も部下二人と挑みかかるがあっさり倒され殺されかける。それを救う男。同僚は自分が軽蔑している男に助けられプライドが傷つけられた表情。強敵と戦う男。最後には取っ組み合いになる。それを見ていた同僚は後ろから近づき男もろとも強敵を刺し殺そうとする。そこに友人が現れ同僚を威嚇する。同僚はそれを見て引く。強敵は殺されたのかな。。

 男と娘の心はますます通っていく。ある時など娘が男に抱きつく。それを見ていた父親は思わず二人を引き離す。しかし父親も男のことを認めているみたいで「良かったなぁ」「こいつ~」という感じで小突く。それに対して男も照れて上司でもあり父親でもある方に対して「いやいや」みたいな感じで小突き返す。吃驚する父親。

娘が死んでいる。男は遺骸に取りすがって悲しむ。それを見ている父親。父親は同僚が持っていた鈴の音を鳴らす。人々も来て娘が死んでいるのを見つける。女たちは悲鳴を上げている。男は娘を殺したのが同僚と思い同僚と思った父親を追う。※①

 この後,いろいろな場所で剣を交える二人。勝負はつかない。場合によっては父親の部下たちも相手する男。多勢に無勢だが男は負けない。友人はいつも二人が戦いやすいように無関係な通りすがりの人々を事前に避難させている。しかしその友人も父親に背後から突き殺される。その隙に男は父親に飛び斬りをかまし首に斬りつけ殺す。しかし父親はしばらくして立ち上がり櫓の下を通って向こう側へ去る。男もその後を追う。

剣を交えるのはこれで幾度目か。男はついに父親を殺害することに成功。櫓の下で父親の腹を突き刺して殺害。しかし男の剣に刺し貫かれていたのは友人だった。一体なぜ?

《※①時点に戻る》
男が一人で剣の修練を積んでいる。それを見ている娘。その娘に同僚がちょっかいをかける。自分になびかぬ娘に業を煮やしたのか同僚の男が娘を殺す。娘が死んだ気配に何か起こったと感じる男。そこに父親が来て同僚を斬殺。死んでいる娘を男は見つけ遺骸に取りすがって悲しむ。それを見ている父親。父親は同僚が持っていた鈴の音を鳴らす。人々も来て娘が死んでいるのを見つける。女たちは悲鳴を上げている。男は娘を殺したのが同僚と思い同僚と思った父親を追う。

 この後,いろいろな場所で剣を交える二人。勝負はつかない。場合によっては父親の部下たちも相手する男。多勢に無勢だが男は負けない。友人はいつも二人が戦いやすいように無関係な通りすがりの人々を事前に避難させている。しかしある時父親が背後から自分の部下?を間違えて突き殺した隙に男は父親に飛び斬りをかまし首に斬りつけ殺す。父親はこと切れる前に友人に「俺の意思をついで男の相手をしてやってくれ」と頼み亡くなる。友人はしばらくしてその意思を受けることにしたのか立ち上がり櫓の下を通って向こう側へ去る。男もその後を追う。

剣を交えるのはこれで幾度目か。男はついに父親を殺害することに成功。櫓の下で父親の腹を突き刺して殺害。しかし男の剣に刺し貫かれていたのは友人だった。男はこの後死んだのかなぁ。。

 《※①時点に戻る》の後,娘は魂が亡骸から分離し常に男の傍にいる。男が父親と剣を交えるのを必死になって止めようと訴えるのだが男には声が届かない。一度娘が地団太を踏んだ時にふと男はその方向を見るがやはり通じなかったようだ。

 最後は幽世で男と娘が 最後は幽世で男と娘が再開sていた場面で再会していた場面で終わっていたはず。

【感想】
 劇団壱劇屋の過去に観た殺陣芝居の中では№1ですね。【五彩の神楽】の『憫笑姫~Binshouki~』の西分さん,『賊義賊-Zokugizoku-』の中村るみさんと女性が主役だったので。やはり男性のほうが迫力が違いますね。坂口修一さんは2015年7月の劇団競泳水着の『惑ひ』の演技に魅了された役者さんですが殺陣もこんなにできはるんだ,と吃驚。吉田青弘さんもbaghdad cafe『キンセアニェーラ』で演技に魅了された役者さんで『猩獣』に出演された時も速いフットワークだったのは印象に残っているのですが今回は思っていた以上の演技と殺陣でした。【五彩の神楽】シリーズはここまでノンバーバルなのに『猩獣』や『独鬼』に比べて話が複雑になってまして今回もなぜ父親が同僚のふりをしたのかちょっとまだ理解できなかったり。最初は父親と娘が恋人かとも思ってましたし(笑)次の日に気が付きました(笑)

投稿: KAISEI | 2017年11月 1日 (水) 16時22分

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