まつりのあらし【劇団カメハウス】160806
2016年08月06日 インディペンデントシアター1st (125分)
昨年に拝見した作品。
(http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2015/08/115-cbf9-1.html)
色々と変わっているところはあるようだが、基本設定はまあ同じようだ。
登場人物が増えているが、これは女子パワーの更なる増強と、統制された役者さんによるエンタメ性をより揺るがない完璧なものへとしている。
つまりは、相当パワーアップして、また戻って来たといったところだろう。
だから、感想も簡単だ。
上記リンク先の感想は、めちゃくちゃにとか、最高とか、文句なしとか、既にこれ以上に褒められない言葉を多用してしまっているが、もう1、2段階アップした感じにしてもらえればいい。
観終えて感じたのは、舞台で輝く、女子高生役の女優さん方の姿は、私が普段、観劇する学生劇団だとか、卒業したばかりの若手と呼ばれる社会人劇団だとかの役者さんの姿と同じだ。
仕事などをしながらも、自分たちのしたいことを必死に頑張り、懸命に前へ走ろうとされている。
この作品のように、ぶつかり合ったり、不条理なことに押し潰されそうになりながらも、きっと、自分たちで創り上げる公演というまつりに向かって、頑張られているのだろう。
そう思うと、先生や花火師といったやや年配の女性は、そんな若者の良き先輩たちといった感じだろう。先生のように、これまでの経験から、憎まれ役を買って出ないといけないこともあるだろうが、支えるべきところはとことんまで付き合ってくれている。熱い魂を持っているのは、何も若者だけでない。若者に負けない熱き魂を見せて、一緒にまつりに向かって先陣きって走る花火師みたいな人もいるのだろう。
そして、色々な事情で、演劇から距離を置かないといけないことだってあるだろう。でも、そんな人でも、きっと想いは一緒。そんな、かつての仲間たちの想いも背負って、まつりをする。そのまつりで、一緒に楽しみ、輝き合う。
そんな作品中のまつりに向かって走り続ける熱い女子高生たちの姿が、現実に拝見する、演劇を愛し、公演に向けてひたすら頑張る若い方々の姿と同調して見えてきた。
私は、そんなあらしのように駆け回り、実現にまでこぎつけた数々のまつりを、日々楽しませてもらっているわけだ。
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コメント
SAISEI様
昨年に引き続き見逃すという失態を。。最初行く気満々だったのですが振込導入で躊躇してしまって後は関西大学学学展万が上演時間を中々出さなかったりもして組み方をミスりました。。来年もパワーアップしてやってほしいなあ。。
投稿: KAISEI | 2016年8月 7日 (日) 22時28分
>KAISEIさん
KAISEIさんが観ていたとすると、きっと、笑の内閣のように、役にはまったキャストの配置を褒められてたんじゃないかな。
個性的なキャラを、巧みに活かす亀井さんの力かな。
投稿: SAISEI | 2016年8月 8日 (月) 12時12分
SAISEI様
主演が今回多舞(たまい)さんだったんですか?
玉一さんの妹かなあ、と思ってるんですが(笑)
暇ステ行ってるんでカメハウスも行ってたら女子高生コスプレ週間になってたんですが。。残念(。>д<)
投稿: KAISEI | 2016年8月 8日 (月) 19時35分
>KAISEIさん
そうですね。ちょっとアイドルっぽい感じで、役にはまっていましたね。
妹さんなの。雰囲気は、全然、違うけど。
ちなみに、こちらでは水着姿も拝めました。
行けなかったこと、存分に悔いてください(゚ー゚)
投稿: SAISEI | 2016年8月 9日 (火) 08時28分
SAISEI様
1stで水着は近いしよく見えますね(笑)
まあ亀井さんにSAISEIさんが来年もやってほしいと頼んでくれはったので来年はより過激にパワーアップしてやってくらはるでしょ(笑)
そこ(水着)にフォーカスはしてませんから(笑)
でも水着と言えば大阪ゲキバカ『想い出パレット』とZ system『キラメキ』を思い出します。
投稿: KAISEI | 2016年8月 9日 (火) 08時58分