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2016年4月22日 (金)

Gliese【ピヨピヨレボリューション】160421

2016年04月21日 シアターノルン (70分、休憩10分、アフターイベント30分)

2週間ぶりの観劇。
右肩甲骨が痛くて、右腕が痺れるという症状が続き、完治していないけど、いつまでも休んでいるわけにもいかないので、東京出張の夜に観に伺いました。
じっとしていられる自信が無いのと、初観劇の劇団・劇場ということもあって、いつでも退席できるように最後方の入り口近くに着席。
結果は、程よいランタイムの単純明快なストーリー、歌って踊ってのとても楽しい作品、可愛らしい子いっぱいで眼福、原色のごとく個性の強い魅力的な役者さんの心地いいハーモニーということもあって、背中の痛みで途中退席することも無く、楽しい時間を過ごすことができました。
処方されている薬よりかは効果があったのではないかな。やはり面白い舞台を観ている時間が私にとって至福の時間なのでしょう。
ただ、右手の痺れがけっこう深刻であることが改めて判明。
前説で劇中に客席も一緒に踊る振り付けを教えられるのですが、この時点で既に辛い。両手を上げてと言われても、右手が痛い。クシャックシャと手をグーパーにしてと言われても、右手がビリビリと痺れるという始末。
観劇中も、あ~っ、もう、うっとおしいと右手を思いっきり振りたい衝動に何度も駆られました。
観終えた直後は気にしていませんでしたが、翌日、今、このブログを書いている時点では、いつにも増して右手が痺れまくっています。これだけ痺れるなら、もうこういう手になってしまったのだと諦めるしか無いような・・・
まだ、少し様子を見ながらの観劇ライフになりそうです。

<以下、あらすじがネタバレします。公演期間が長いため、白字にはしていませんので、重々ご注意願います。公演は4月30日まで>

とびきり美人という訳でもなく、不細工ってこともなく、まあ、普通の、75点ぐらいのちょっと妄想癖のある女の子、河合由依。
クラスメートの男子からは、可愛くないのに名前が変だとからかわれ、ガラ悪く撃退する。自分の感情に素直で、ちょっとしたことではめげないタフな精神力が取り柄といえば取り柄だ。
可愛くない。そんなことは自分で百も承知だから、いつも妄想にふけって日々を過ごす。
ある日、街中でモデルにスカウトされそうになるが、とんだ冗談だと逃げ出してしまう。
でも、いつの間にか自分の傍には二人の不思議な精霊が付きまとうようになった。今風のギャルっぽく、モデル雑誌で大活躍しそうな可愛らしい雑誌の精霊。
そんな精霊に煽られるように、由依は有名なGlieseというモデル雑誌のオーデションに応募することに。

そんなGlieseの編集部。
カッコよく決めた、いかにもデキるといった感じの、通称ボスと呼ばれる美人編集長。
その下で働くファッションページ担当の有素側は、応募されてきた写真を見ながら、ブス、まあ可愛いと選別中。上司の編集長の機嫌を損なわないように、また、出来の悪い新人に苦労しながらの中間管理職ってところだろう。いかがわしい空気を醸すが、自分の信念の下に真摯にこの仕事に取り組んでいる模様。
そんな中、有素側の顔色が変わる。この子だ。それは由依の写真だった。
編集長は美人にこだわり過ぎる。この子のように顔面偏差値がほどほどだけど、親近感が沸くことがこれからの時代は受ける。
編集長はGlieseには合わないと反対するものの、何とか頼み込んでモデルとして合格にしてもらう。

由依は初めてのロケのため、ロケバスに乗り込む。もちろん、自分の妄想の精霊も一緒に。
有素側と新人編集が待ってくれていた。
バスの中には、Glieseトップモデルの可憐が既に乗っていた。顔立ちの整った美人。編集長の娘らしい。
由依にとっては憧れの同世代の女の子。近づこうとすると、きつそうなマネージャーに厳しく止められる。美しさが汚れるってことみたいだ。
この他に、バスにはおネエ系のエレガントなヘアメイク、優しく頼りになりそうなスタイリスト、テンション高過ぎてちょっと怖いカメラマンのお姉さんがいる。
ノリノリのドライバーの運転でバスの向かう先は何と宇宙。編集長が買い取って、何でも具現化してしまう惑星Glieseという宇宙世界らしい。
撮影が始まる。
可憐はいつものように素敵なカットをバシバシと決めていく。ヘアメイクやスタイリストも大忙し。カメラマンもよりテンションが上がっている。
由依の番。緊張し過ぎなのか、ガチガチ。何事にも動じない性格だと思っていたけど、このあたりはやはり普通の子みたい。
編集長は有素側にあんな子は辞めさせろと勝ち誇ったように叱りつけている。

由依の写真が載ったGlieseの号が販売。
表紙を飾る可憐に比べて、由依の写真はめちゃくちゃにちっちゃい。
それでも、ここからがスタートだ。
有素側は、読み物ページ担当で、人気動向の分析がしっかり出来る女性を招いて由依を特訓することに。ただ、この女性、オタクなのかちょっと気味悪い、おかしな人。信じられないところもあるので、ヘルプで特別講師も呼ぶ。
この日は四次元ボックスという劇団の、自称面白カッコいい3人組。公演される作品もそんな感じらしい。
芸人と思わすくらいに、3人の掛け合いがなかなか巧みで、1人はかなりのおバカさんポジションをしっかり確立されていた。
演技力。それは舞台で動じない力。たとえ、ワサビ入りのシュークリームを食べたとしても平然としていなければいけない。
3人の体を張った指導により、由依はレベルアップ。
早速、効果が出て、1人の少女がサインを求めにやって来る。雑誌を見て、自分にも手が届きそうなのに、どこか可愛い由依のファンなったらしい。
ファン第一号ゲット。

1年後。
由依は順調に人気を上げていく。人気コーディネートのランキングなら可憐を超えるくらいに。
それに比べて、可憐は拒食症を患ったり、冴えない日が続く。
醜かった可憐。母である編集長は整形させることで、今の美しい可憐を作り出した。
誰も本当の自分を見てくれていない。本当はモデルなんてしたくない。ありのままの自分でいたかった。そんな悲しみを口にする可憐の心をマネージャーだけはしっかりと受け止める。このままでは可憐にとっていけない。

可憐と由依のツーショット撮影。
有素側は、可憐を責める。表情が無い。まるで作り物だ。
その酷い言葉に可憐はそんなことは無いと否定し、その瞬間、可憐の本当の顔が浮き上がってくる。
どよめく周囲に、マネージャーが全てを明かす。
Gliese細胞というアメーバ様の細胞を顔に定着させることで美しい顔にしていたことを。
編集長がやって来て、秘密を漏らしたマネージャーに首を宣告。
そして、醜いことでどれだけ人生を苦労するか、美しいことが如何に大切かを語り始める。
自分自身も醜かったために良いことが無い人生で、整形をして道が開けたので、娘にもそれを強いようとしているみたいだ。
それでも、可憐はその醜い顔と向き合って生きたかったと母に語る。私は醜いアヒルの子で良かったのだと。
母と娘の確執が続く中、由依が口を開く。
みんな、さっきから可憐を醜いって言ってるけど、私はよく見たら可愛いと思うんだけど。
マジマジと可憐を見つめ始める周囲。
確かに。醜く無い。その笑顔は、恐竜の赤ちゃんみたいだ。
可愛いなんて、結局、人それぞれの価値観の違いから言っているだけ。
ありのままの自分。しっかりと自分と向き合い、己を高める姿がきっと素敵で可愛いんだ。
母と可憐は、始めて分かり合えた。

その後、可憐はモデルとして活躍するものの、引退。母譲りなのか、持ち前のリーダーシップでGlieseの販売部数増加に貢献する。
由依もモデルとして活躍。ファン第一号が由依に憧れて、モデルに。世代交代ってわけでは無いが、由依は新たな道を進む。
妄想癖を活かして作家に。
本は売れるは、脚本の舞台は成功するわで。
結局、やってみないと始まらない。自分の魅力を引き出すのは自分しかいないんだから。
今日も元気に、自分を楽しみながら、明日へと向かう由依を見ながら、精霊たちは人間って変な生き物だなあと不思議そうだ・・・

ミュージカル調に歌や踊りも交えて、テンポのいい流れで、華やかに展開していく舞台が印象的ですね。
役者さんはかなり濃い系の方が多いのですが、それが喧嘩せずに、うまい具合にまとまった空気を醸しているのも観やすさの要因でしょうか。
歌や踊りのハーモニーと共に、そんな舞台での一体感が強く感じられるような気がします。
今回は、梅棒で拝見した一人の女性を幼少期、成人期として演じられていた二人の役者さんがご出演ということもあり、この作品を選んだのですが、なかなか拝見する機会が無いからかずいぶんとイメージが変わっていました。
幼少期の方はずいぶんと大人っぽくなられてたし、成人期の方は私の頭の中での清楚美人のイメージを見事に打ち砕いてくださいました。
まあ、これもまた魅力なのでしょうが。
観る前にTwitterで仕入れていた情報でよくお名前が挙がっていた主役の女性。
確かにこの方は凄い。この作品の由依と同じく、ご自分の魅力を発揮される力に非常に長けている印象が残ります。作品では75点設定ですが、実際はもっと高いし。
他にも目を惹く役者さんの宝庫でした。
また、客演なども含めて、大阪で拝見できることがあれば嬉しく思います。

アフターイベントは、四次元ボックスとの、即興芝居対決。
選んだかっこいいセリフとアホなセリフを3分の即興芝居に交えて披露し、いかに四次元っぽくなるかを判定します。
負けてしまいましたが、うまく話が進まなくなった苦しみの中、キャラを活かして、何とかもっていった四次元ボックスはなかなかのものかなと。
ピヨピヨレボリューションは、可愛さとノリで強引に攻めたみたいな感じでしょうか。

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コメント

SAISEI様

とりあえず観劇復帰おめでとうございます、とは安易に言えないようで。

身体の状態と相談しながら。。ですね。本当にお大事に!

どっかで聞いたことのある題名。。やんさんのblogかな。。

投稿: KAISEI | 2016年4月22日 (金) 16時14分

>KAISEIさん

うん。
ちょっと厳しい感じです。
ペースは少し落とさないと、仕事に支障がでそうかな。

そうですね。
やんさんが遠征して、何回か観られてますね。
なかなか、良かったですよ。

投稿: SAISEI | 2016年4月23日 (土) 11時10分

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