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2016年2月 1日 (月)

真夜中すべての白を【MicroToMacro】160131

2016年01月31日 芸術創造館 (120分)

いつの間にかおかしな道を歩かされてしまい、歪んだ世界へと連れて行かれる世の中。恨み、妬み、憎しみに執着したかのような一人の人間の狂気によって。
歴史的にもそれは現実に起こったし、今、生きてる自分たちの世界もそんな感じかもしれないという社会風刺。
その中で、どうであろうと傷ついた人など作りたくないし、悲しみの中にいる人は救ってあげたいし、大切な人は守りたいし、みんなで幸せになれるならそうありたいといった人の想いは絶対にある。
そのことを家族や仲間たちの想い合う姿から見せて、それが必ず素敵な未来に繋がることを信じて祈るような作品のように感じました。
私たちが信じて繋がり合えば、必ず世界は変わる。そんな信念が浮かび上がってくるかのよな力強く心に響く話だったように思います。

真面目で一本筋が通っているような、ちょっとお固めのヒューマノイド研究者のヨルジロウ。
ちょっとお調子者で心配なところもあるが、頼りがいのある上司のアカツキ、そのアカツキをしっかりと補佐する優秀な美人研究者、ヒカリ。
ヨルジロウは、どこで知り合ったのか、バンドのボーカルをしている、明るく優しい笑顔が印象的なアサコと結婚することに。
アカツキの司会の下、人前式が行われる。
式には町の実力者で、校長も務めているヒトウラとその右腕スベヤがやって来る。ヒトウラはいやらしい笑顔を浮かべながら、二人を祝福。スベヤを通じて、自分のことばかりを書いた自伝を渡す。この町のしきたりらしい。
二人はすぐに子供を授かる。それも双子。雪降る冬の真夜中に生まれた。命名、女の子はユキ、男の子はハク。
また、ヒトウラからの自伝が送られてくる。
人前式でもらった本はまだ読んでいない。
当たり前。私は自分が読みたい本を読み、奏でたい音楽を奏でる。好きなことをする。そう言って、アサコは本を放り投げる。
通りがかったヒトウラの目の前にその本が。ヒトウラは歪んだ表情を浮かべる。

ハクとユキは真夜中のラジオを聞いている。
やたらと声の素敵なDJアスカの番組。ユキはスノーホワイトのペンネームでいつも番組にメールを送っている。
アサコがやって来る。こんな夜遅くまで起きてちゃダメでしょと怒られると思いきや、自分も一緒に聞くと言い出し、親子で仲良く。
ヨルジロウがやって来る。コラっ、早く寝なさい。今度は怒られた。おやすみなさい。アサコ、ハク、ユキは寝床につく。
みんなを寝かしつけて、ヨルジロウはラジオを聞いている。実はヨルジロウもこの番組のファン。特に、普通の人相手ならば場の空気を凍らせるアスカのダジャレコーナーが大好きらしい。
ラジオ局ではディレクターのアイがユキからのメールを受信。そのメールをアスカに渡し、読み上げるように指示。
私は双子。お母さんと誕生日が一緒なので、お父さんだけが一人だけ仲間はずれです。いつも研究を頑張って忙しくしているので、今日が誕生日だということも忘れているみたい。だから、アスカさん。お父さんに誕生日おめでとうと言ってあげて。
アスカはとびっきりのいい声でお父さんに向けて、ハッピーバースデー。
また、来週。でも、ちょっとまた時間が短くなります。国の規制があるので。そう言って番組は終わる。

学校。
ヒトウラの右腕、スベヤは先生をしている。
遊び心が無い堅苦しい人だから、授業中には笑顔が全く無い。
ハク、ユキ、そしてヒューマノイドのフウタが生徒。
ユキは優等生。その計算能力たるや、ヒューマノイドのフウタを凌ぐほど。今日もユキに計算で負けた。フウタは悔しがる。
それに比べて、ハクは頭が悪い。どうして、こんな勉強をしないといけないの。何の役に立つの。難し過ぎるよ。絵を描いたり、音楽を歌ったりしたい。
先生は、そんなハクの言葉に、文句を言うな。ルールだから。黙って言われたことに従っていればいい。やはりあの母親の子供だな。そして、絵や音楽は不要だからと。
かつては建築家として、創造する楽しみを知るスベヤだったが、今は時代が違うと自分を抑制しているみたいだ。
フウタはヨルジロウの研究所で創られた。時々、検査に向かう。
アカツキたちは、学校でのフウタの様子をハクやユキから聞く。
負けて悔しがった。感謝してありがとうと言った。照れて恥ずかしいと思った・・・
フウタは感情を持ち始めている。

学校は、これまで以上に厳しくなってきた。
何かと言えば全部ルール。従わないことは許されない。それが正しいって誰が決めたんだ。
ヒトウラが教室に入って来る。入るヒトウラ。ハイルヒットラー!
そう、ヒトウラが決めた。彼が正しいと思うことを皆がする。学校はそういう場所になった。
彼は町の実力者でもある。だから、きっと・・・
町では広報放送が流され、マイナンバー制度導入、これによりあらゆる個人を管理できるようになったとその素晴らしさが謳われている。
ラジオ番組はどんどん短くなる。不要だから。決められた音楽を流し、不要な話はするなと。どこかから妨害電波も発信されているようで、どうにもできない。
ユキは母のバンドの音楽を流して欲しいとメールを送る。
好きな音楽が歌えなくなる。そんな世の中はおかしいと言う母の想いを伝えてください。
アイとアスカは、番組生命をかけて、その願いを聞き入れた。

世の中は色々と変わっていっている。
規制の波は止まらない。
でも、変わらぬものもある。
ヨルジロウ一家は皆で思い合って固い絆で結ばれているし、研究所の人たちとは信頼関係で結ばれている。フウタもヒューマノイドだろうと大切な友達同士。
皆で遊園地に遊びに行く。
世の中のおかしな流れなど嘘のように楽しい時間。
しかし、そこでテロが勃発。遊園地の至る所で爆音が響く。
ユキが危ない。ハクが助けようとしたその時。一発の銃弾がハクを貫く。

ここで、火ゲキで見た真夜中を飛ぶという作品の話に、少し違うところもあるけど繋がっているみたい。
http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2015/12/post.html
あのテロ事件から数年。
ラジオ番組はもう終わってしまった。
ヨルジロウは、研究所を辞めてどこかへ行ってしまった。母は心労たたって体調を崩し気味。
ヒトウラは今や、この国を代表する者となり、学校など様々なところでの規制、管理を一層厳しいものとする。
フウタは、あれからずっと腹部内蔵カメラの映像を解析してきた。
あのテロ事件は国家が起こしたものであるという結論。
あれはヨルジロウ一家を狙っていた。特に優秀なユキをさらって、組織で働かせようとした。カメラにはユキをさらおうとした人物が映し出されている。それを救おうとハクが飛び出した。
そして、今、自分と同じヒューマノイドの大量生産が行われている。自分と同じ発信信号をたどる。それは国家の施設にたどり着いた。恐らくはそこでヒトウラは兵器を大量製造している。

ヨルジロウは、一人でハクをヒューマノイドとして蘇らせていた。
みんなを繋げてくれていたラジオ番組のブースに向かう。
そこで、ヨルジロウは、ハクをDJにして自分で番組を放送する決意をする。
アスカやアイもそれに協力すると言ってくれる。
かくして、始まったDJハクのぎこちないMCによる番組。
その番組にメールが届く。送り主はスノーホワイト。ユキが聞いてくれている。
そして、番組に電話がかかる。ユキからだ。
ユキはDJハクに、ある歌を、DJのギターで合わせて歌いたいと願い出る。。
その歌を知っているのは、私たち家族。
きっと母も聞いている。
ハクはそのメロディーを聞き、あの頃を思い出す。家族で過ごしていたあの幸せな時間を。
その時、ユキの悲鳴が聞こえる。

町ではヒトウラのパレード。
多くの人が集まる。そこで、ヒトウラは大規模な大量虐殺兵器の試験をするつもり。
これからはヒトウラのための世界が始まるのだ。
その片腕として優秀な人材を集める。ユキもその一人。
ヨルジロウとハクは、ユキの下へと向かう。
研究所の人たち、フウタは電波塔へと向かう。ヒトウラの陰謀を止めるために町の電力供給を経つ。
ヒトウラの下にたどり着いたヨルジロウとハク。
スベヤは銃をユキに押し付けている。
町の灯りが消える。真夜中のようになった町並み。電波塔ジャックに成功したらしい。
自分の最高のイベントを台無しにされて怒りを露わにするヒトウラ。
誰の子かも分からず生まれた自分。その命は何のためなのかとずっと思って生きてきた。ようやく見つけた自分だけの世界。その世界をどうして壊されないといけないのか。
ヒトウラはこの建物を破壊して、全てを終わらせると脅してくる。手には爆弾のスイッチ。
スベヤの銃がヒトウラを向く。自分が建築したこの建物。そう、そんな自分が創り出したものがただ光に照らされて輝いているだけの世界で自分はよかった。
ヒトウラは唯一信頼していたスベヤも失った。
ヒトウラの手がスイッチにかかる。ハクが飛び込む。
爆音。
ハクの体はヒトウラと共に飛び散る。
雪。その白い雪は、ハクが二度までも守ろうとした想いが込められている。
ユキを、家族を、みんなを、世界を。
自分のしたいことが出来る楽しい世の中に。誰も傷つかない、生まれてきたことにありがとうって言える世の中に。想いで結ばれた家族、友達、仲間が繋がる幸せな世界に・・・
ハクが祈ったそのたくさんの想いがこもる雪が、あのハクが生まれた日のように降り続ける。
皆はそれを一つ一つ手を伸ばして掴み取り、その想いをこれからの未来に繋げることを誓う・・・

小さなひび割れが大きな亀裂にみたいな言葉が作品中に言及されます。
こんなことをしたらダメですよみたいな小さな不当な決め事ことから、何もかもしてはいけないような大きな歪みへと発展してしまう。
学校という学ぼうという思いを抱いている純粋な子供たちがいる場所での規制から、町、やがては国みたいな規制、管理の波がどんどん大きくなっている姿も映し出されてるようです。それも、たった一人の憎しみ、妬みという負の感情によって。
人間の弱さゆえでしょうか。
でも、この逆だって起こり得るのかなと思います。
本当に小さなありがとうから、拡がる大きな幸せの世界。楽しい家族、仲良しの友達。それが信頼し合って、分かち合うことのできる仲間へと繋がる。それはやがて、大きな町、国同士を結び付ける力へとなっていく。
生きる幸せって、原点は本当に小さなもので、それは生まれてきた喜びをまず噛みしめることから始まるのかもしれません。

最後のハクの死は当然のごとく悲しいものですが、ヒトウラの死もどうであろうとやはり悲しく感じます。人の死はどうだって悲しいものでしょう。だから、きっとヒトウラも生まれてきた意味があるんです。その命が消えたことに悲しみがあるのですから。
そのことを彼が気付けなかった、彼に気付かせてあげられなかった世、私たちを嘆かないといけないのでしょう。
生まれてきた人がヒューマノイドと同じようなものならば、大好きだよ、一緒にいたいよ、会いに行きたいよってたくさんの想いをぶつけてあげれば、そこに感情が生まれて、想いを持てる人となれるでしょう。フウタなんか、そうなったみたいだし。自分は生まれてきてよかったんだ、ありがとうと思える。
人はお腹の中で生まれる前に既にそんな想いをぶつけてもらっているのかな。ヒューマノイドとはちょっと違うのかもしれませんね。

ヒトウラはそんな愛情を与えられることなく生まれてきたのでしょうか。そして、生きてきたのでしょうか。大嫌いだ、一緒にいたくない、会いたくも無い。そんなことをぶつけられてきたのかな。いや、多分、そんなこともぶつけられず、無だったのかもしれません。ネグレストみたいな。だから、あそこまで憎しみを増幅させた。どんな形でもいい。嫌いだでもいい。彼に寄り添い、触れようとしなかったことが、結局、彼を誰にも触れさせず、自分だけの世界を創るといった狂気的な考えにまで至らせてしまったかのようにも感じます。
彼が失ったものに目を向けて、一言、その失ったものを違う形でまた手に入れようと言ってあげれば、よかったのかなあ。
親からの愛情を受けられなかったのなら、友達が、恋人が、その愛情を降り注いであげてもいいだろうし、子供に愛情を与えることで、知ることの出来なかったその親から子への愛情というものを逆に知ってもいいようにも感じます。
家族や仲間の愛が描かれて、それが繋がり合って大きな力となることを美しく見せると同時に、悲しみに寄り添うことがいかに難しいかということも厳しく冷淡に感じさせられます。
それでも、大切な人を守りたい、そんな大切な人が生きる世界を幸せに導きたいという想いを信じて、より良き世を創りたいと心の底から祈りをこめているように感じます。
ラスト、雪なのか、ハクの欠片なのか、その中に込められたそんな祈りを、これからを生きる者が受け止めて、それを抱いて必ず、この真夜中に太陽の光を注がせるという強い信念も浮き上がっているようでした。

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演劇」カテゴリの記事

コメント

SAISEI様

最後に持ってきはりましたか(笑)

行ったはるはずなんだけどな~、と。

感想落ち着いた書き方ですね。

私は石井さんの脚本と音楽が好みに合うのかかなり良かったですけどね(笑)さすがに2014年My best 4位作品『ワンダー三日月リバー』の劇団さんだと。ミクマクさん関係は火曜日のゲキジョウも合わせると5回目ですが昨年4月の火曜日のゲキジョウが合わなかったくらいかな。。後は何か涙腺刺激されやすい劇団さんで。ミュージカルとは違う音楽劇の魅力を教えてくれた劇団です。

最後の石井さんの演奏の前の場面、私が観た石井さんの演技では一番好きかなあ、。

泥谷さん、浅雛さんは安定の演技。

乾さんも何て言ったらいいのかな?、まあいいんです。ピッタリ来る言葉がな~(笑)思いつかない。

多米さんはもちろん良いし、ダイゴさんは『ワンダー三日月リバー』以来の役者されてるのを拝見するのかもしれませんが普段の温厚な感じとは全く違い(笑)。髪型も変えられてね(笑)

水谷さんの役は柄本真理子さんがされてもあんな感じにならはるかなあ、と観ながら思ってました。

濱本さんをDJに持ってきはったのは大当たり。

いやいや上に触れてない方々も含めて良かったです。

敢えて言うならば12月の火曜日のゲキジョウとのストーリー上の連携が完璧ではない感じがしたのとそれに伴って物語の背景(バックボーン)的なところが弱いくらいですかね。小学校の校長があそこまで権力を持つ過程がね描かれてないからリアリティにかける。

ただそんなこと関係なく楽しめたお芝居でしたが。


投稿: KAISEI | 2016年2月 1日 (月) 17時22分

>KAISEIさん

そう、この間、いただいたコメントで今週は全部、ズレたなと。

ミクマクにしか出来ない、音楽劇のスタイルなんでしょうね。
Twiterを見ていても、けっこうな方々が今までに感じたことのない魅力にはまっている様子。
ベテラン陣は、やはり貫禄の演技。一つ一つの言動が心に響きます。
今回は、火ゲキの時と違って、前半、後半で切り替えないといけなかったハク、朴訥だけど奥深くに芯あるものを感じさせる先生が目を惹きました。

火ゲキとの話の連携は確かに。
ヒトウラやフウタの存在がかなり話を変えさせたのでしょう。
火ゲキの作品で感じる不穏な世の中の背景は、全てこちらで想像するしかなかったのですが、今回は明確に描かれてしまっていますからね。それだけに以前の作品を観た者は妥当性を厳し目に求めるのは仕方ないところでしょう。私もこのあたりは少し釈然としないものが残っています。
校長は、ちょっと前に話題になったヒトラーの我が闘争を教育現場に持ち込むとか、最後の授業とかで描かれているような、子供たちの未来を教育視点から見るようなことを組み込みたかったのでしょうかね。
まあ、あの時にしっかり私たちがおかしいと言って止めておけばみたいなところは、一校長があそこまでの姿になってしまうという設定に妥当性があると言えばそうな気もしますが。

投稿: SAISEI | 2016年2月 1日 (月) 21時56分

SAISEI様

早いコメ返ありがとうございますm(__)m

【訂正】
江本真理子さん、ですね。正しく打ったつもりだったんですが。。

【誤解を招くとダメなので】
乾さんは良いんです。その魅力を表現する言葉がないという意味で。

ちょっと世の中がキナ臭くなってきてるので石井さん少し諷刺を込めはったかな(笑)

最近アンドロイドみたいなのもよく出てくるので凝ったはるのかな(笑)

今回は若手に2人が主役?とのことでしたが家族全体が主役とも言えるしそこまで主役主役した感じではなかったですが今後は脚本にもよるのでしょうが若手2人が前面(主役)を担当して泥谷さんと石井さんが脇で支えるといった形が一番多様な作品ができる感じがしますが今後も楽しみな劇団です。

投稿: KAISEI | 2016年2月 1日 (月) 23時43分

SAISEIさん
観劇ありがとうございます。
そして毎回思っておりますが、一度観て頂いただけで
これだけ細かく話の内容を心に留めておいてくださってることに
驚き感謝しています。本当にありがとうございます。

たくさんの方が色んな感想をあげてくださっているのですが
ヒトウラの哀しみを感じて頂けたことを、
私自身はとても有難く思っています。
あまり今まで「悪い」人間を登場させていなくて
今回「悪人」がいましたね
いつもと違っていましたねという声も頂いたのですが
私自身は「悪」を描こうと思った意図はなく
「悪」や「憎しみ」のようなヒトの心に宿る負の根元のような
ものを持たざるを得なかった者とその哀しみが物語に
必要だと思って登場させました
それを私は今どうすることもできないのですが
作品の中に今の私の想いを込めれたらなと
少しでも無くしていけたらなぁと感じる方がいてくださったら
と思っています
本当に難しいことだと思いますが。

いつも感想、励みにさせて頂いています。
本当にありがとうございます。

劇団になる前より観劇いただき、
劇団にしてからの初本公演も観て頂けて嬉しいです。
もっと精進していきます
ありがとうございました。

追伸
コメントをお寄せくださったKAISEI様も
本当にありがとうございます
観劇してくださった方どうしで、このように
作品について語ってくださるのも有難いことです
精進していきます
ありがとうございました

テル


投稿: teru | 2016年2月 6日 (土) 21時36分

>teruさん

コメントありがとうございます。

そうですね。
あのヒトウラが悪なのではなく、あの人をあそこまで追い詰めることしか出来なかった私たちが悪だということに気付かないといけないように感じています。
本当に私たちが、変えないといけないこと、打ち勝たないといけないことは、きっとヒトウラではなく、あの人を生み出す社会であり、一人一人が人に寄り添える勇気を持つことなのだと思います。

私は勝手に想像しています。
最後、ハクはヒトウラを抱きしめて、散っていたはずです。その時、私はヒトウラは初めて、人から抱きしめられたように思っています。
ハクも、あの父からの想いを継いだ男です。ヒトウラを封じ込めるのではなく、包み込もうとしたはずです。
これで、ヒトウラの悲しい全ては昇華されたのだったらいいなあと。
あの最後の場は、自らが作り出した暗闇が白いもので全て浄化されたように映ったから、そう考えます。
今回は、ヒトウラの死をもってでしか、世を白くすることは出来なかった。でも、この次はきっと、誰もが傷つかずに暗闇に光をもたらせる。
私にも、この世に悲しみを無くす術など全く分かりませんし、何をしていいのかも分かりません。
でも、こうした作品を観て、その中にある想いを自分の心に刻み込む中で、そんな希望を語ることが何かに繋がるのかもしれないと思っています。

また、次作品を楽しみにしています。
KAISEIさんは、最近ミクマクにドはまりした人なので、過去作品の良さについても、今度、語っておきます(゚▽゚*)

投稿: SAISEI | 2016年2月 7日 (日) 17時49分

石井さん

私にもコメントありがとうございますm(__)m

SAISEIさんに過去作品を語られるのを楽しみにしておきます。SAISEIさん時間あらはんにゃろうか?(笑)

投稿: KAISEI | 2016年2月 8日 (月) 00時54分

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