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2015年4月11日 (土)

銀河旋律【劇団未踏座】150411

2015年04月11日 龍谷大学深草キャンパス学友会館3階大ホール (55分)

非常に良かったです。
昨年、高校生が演じる同作品を拝見して、随分と、なりふり構わずのどストレートな恋愛を描く話だなあと思っていました。
http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/hpf120730-c730.html

今回も同じような感想は抱くものの、やはり少し大人の大学生が演じているからでしょうか。
自分が発する真っ直ぐな強い好きな気持ちにだけ焦点を当てるのではなく、相手や周囲の視点にふと立ってしまい揺らぐ一瞬、そして改めてまた強くなる気持ちみたいなものも垣間見れたような気がします。
単に人の想いの強さを伝えるのではなく、そこから生まれる想い合うことの素晴らしさを浮き上がらせているような感じでしょうか。
そのことが、時がいくら流れようと、歴史が変わったパラレルワールドみたいな世界がたくさんあったとしても、人の心から生み出された想いは消えないという絶対的な強さを感じさせているように思います。

あらすじや話としての感想は上記リンク先を参照。
とてもスマートな見せ方をされている感じです。リラックスして、難しいことを考えることなく、スムーズな楽しい観劇。
新入生歓迎公演なので、気楽さはかなり重視された演出になっているのかもしれません。

役がどの方も非常にはまっていました。
ひたむき、真っ直ぐ、不器用なんてイメージの柿本、真芝尤さんは、自分から込み上がる熱に動かされるような懸命な言動を魅せます。
クールビューティー、インテリ、気の強さといったイメージのヨシノは、立川潤さんのたたずまいから自然に感じられます。内に潜む脆さを見せる愛おしさも微妙な言い回しと表情で。
はるかの優しさ、天然、真の強さは、とゅもろーさんがピタリとはまる。優しさ故に、人の想いを裏切れないという恋愛の不条理さや残酷さも醸されます。
冷徹、自己本位、狂気の塊のようなサルマルは、百合ヶ咲アイラ。さんの無表情の中に浮かべる冷たい笑いからゾクッとするように感じられます。
その他、お天気お姉さん、エミリさんは弾けた無邪気な姿で話が深刻化するのを避けるように楽しさを舞台に散りばめる。
時間管理局員、蓬真一さんは押しに弱く、どこかとぼけた独特のキャラでタイムトラベルという非現実的なことを当たり前のように感じさせてしまう。
高校生3人組、余ティムラさん、Bさん、丹波橋☆あーりんさん。話より、このお三方の掛け合いが頭に残ってしまうくらいに印象強い。特に丹波橋☆あーりんさんは、圧倒的なオーラを出されている。付き合っていようといまいと、嫌が応にも卒業と同時に別れが訪れる中学や高校の先輩への恋愛。時が一つの区切りを告げても、いつまでも心に残る人を想った、好きになった気持ち。それは、自分の人生の中でとても大切な思い出として残るはず。ムードメーカー的な存在だが、実はこの作品の伝えたいことの本質を突く大事なキャラなのかもしれません。

人が人を想い、想われる、重なった時間。
その消えない時間の大切さと想い合うことの素晴らしさをまっすぐに明るく見詰めた話だったように思います。

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