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2014年11月 5日 (水)

おぼろ'14【STAR★JACKS】141104

2014年10月29日 HEP HALL (175分)

仕事やら他公演観劇の日程的に、今回は初日だけしか無理だと思っていたのですが・・・
http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2014/10/145-4e67-1.html
まあ、恐らくはこれで最後なのだろうし、ずっとうじうじともう1回観ておけばよかったと悔いを残すのは辛いしで、大千秋楽に伺いました。職場の後輩も連れて。

素晴らしい作品の最後を見届けられて良かった。そして、この作品を創り上げられた方々の素敵な姿を拝見できて。
楽しい時間でした。まだ、余韻が残っており、今日もHEP行けば、いるんじゃないかと思ってしまいますね。

まあ、もう感想としては素晴らしかったですとしか書くこともないので、本当に簡単に役者さんにコメントを。

おぼろ小僧、ドヰタイジさん。漢。調べたら、自分の信念を貫き通し、見る者の目に漢を焼き付けた者と書いてありますね。だったら、作品に関わった方々全ての代表として、この一言が感想でいいや。
お花、銭山伊織さん。綺麗だったなと。心がね。澄み切った美しさを感じます。姿は、・・・。ご自慢の尖ったところもあり、なかなかいかついので。

銭形平次、佐藤太一郎さん(吉本新喜劇)。本当に上手。色々と。舞台を住処にしているような安定したホーム感。そして、やっぱり目が飛び出るほど面白い。
ゲス吉、阪東浩考さん(劇団五期会)。知らない間に、みんなに愛されるアイドル化していた。ゲス吉、大好き。
けん、藤井誠さん。男の凛々しさと勇ましさ。・・・を隠してしまうような脆さと愚かさ。周りから見られる自分を意識して生きているようなまだ未熟な男が、ゲス吉の死でかっこ悪いまでに自分の心の底からの叫びを見せる姿を開放するのが印象的。
鉄太郎、中鶴間大陽さん。やっぱり、地元、大喜びなのかなあ。故郷に錦を飾るみたいな。捕り物にはふさわしくないような人のよさを、正義感で抑え込んで必死に頑張っているような不器用さが魅力。
りん、ゆり、梨田いづみさん、HIROKAさん。コミカルでキュートなお二人。男臭い中の清涼剤的な目の保養ですね。と言っても、男を騙すキャラどおりの、度胸抜群で物怖じしない貫録を大喜利の場では見せたりします。

平賀源内、浜口望海さん。純粋とかまっすぐとか。よく言われる少年の心を持った大人ですか。時を超えて、その自分のからくりにかける信念を込めた発明品はいつの時代も世の民を楽しませる。源内が作・演、柿ノ木タケヲさん(ゲキバカ)自身、からくりがこんな作品自体みたいな感じでしょうかね。
おせん、宮川サキさん(sunday)。実は一番、可愛らしい方。ドキッとしてしまうくらいに。源内を、そしてその仲間たちを一筋に愛する、女性としての凛としたかっこよさをキュートさと共に醸される、この方の魅力炸裂のキャラでした。
おきよ、澤井里依さん。初日よりももっと元気になっていたのでびっくり。おきよちゃんであることを芯から楽しみ、この作品の楽しさをそのキャラで懸命に伝えようとしてくれる。この方の心から吐き出される言葉一つ一つに感銘を受けます。素晴らしいおきよちゃんでした。
末吉、レスカじゅんさん。おとぼけ感を出しながら、きっと周囲を良く見て、場の雰囲気を調整されているんでしょうね。そんな舞台の空気作りの技を感じさせます。見せるところは見せながらも、終始、和やかに楽しい空気だったのは、この方の腕にもあるように感じます。

月から来た少女、三原悠里さん(Sweet Dreams)、橘ゆいさん。元気いっぱいの姿が微笑ましく。弾けまくっている割に、単なる大騒ぎにならないのは、このお二人の賢さかな。後輩と、観終えた後、一緒に飲みましたが、ハンバーグマンにはまっていました。

捨丸、松木賢三さん(Rooter/テノヒラサイズ)。とにかく酷く悪いキャラなのですが、私はどうも今回、この捨丸にも一つの生き方を認めてあげたい気持ちがあります。世の抱える闇を自分が吸収して悪に徹する。その先に破滅しか無くとも。捨丸もまた義賊であるように感じるのです。おぼろ小僧の善、捨て丸の悪という、勧善懲悪の形はあれど、その悪の中にも、自分の犠牲で人の抱える妬み、憎しみといった負の感情を取り込んでいるかのような印象が。まあ、最後はその狂気に身を完全に乗っ取られてしまったようですが。
寅兵衛、奥田卓さん。憑りつかれた狂気。家族を得ることが出来なかったのは、お花と一緒だったのに。そして、最後は唯一の家族となり得た捨丸にも殺される。そんな何もかも恵まれない人生でしか無かったんだろうなと。願わくば、幼き頃に仏に仕えた時間から、幸せな生まれ変わりを許してあげて欲しいように感じます。

後はおぼろ衆ですよね。個々にお名前は記しませんが大活躍でした。多分、見えないところでの、仕事も多々あるはずで、一番忙しく駆け回っていたのではないでしょうか。
最後の圧巻の大立ち回り。ドヰさん、松木さんをあれだけ輝かせたのは、降りしきる雪や照明、音響だけでなく、この方たちの発する熱い想いが声や動きになって舞台を最高の迫力ある空気にされたのだと思います。

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コメント

 やはり大千秋楽来られてましたか?(笑)昨年も月バージョン。星バージョン2回行かれてたみたいですし今回ももしや,と思ってました。SAISEIさんの選ぶ2013年度観劇308本中ベスト1というのは当然知っていて必ずこの公演は行こうと思ってました。STAR★JACKSさんは『じんない』に続いて2度目の観劇になります。公演前まで浜口さんが一番好きな俳優さんでした。


SAISEIさんのブログをところどころパクリながら感想をw

個々の魅力を存分に魅せながら、全体のチームとしての結束した力を舞台に浮き上がらせるような感じでしょうか。力あるなあと色々な意味で感じることが多い観劇でした。←同意

目を惹いた役者さんTOP3は、ドヰタイジさん、阪東浩考さん、橘ゆいさん、HIROKAさん、宮川サキさん、銭山伊織さん、松木賢三さん

おぼろ小僧、ドヰタイジさん。まあ、ラストの大立ち回りを観て圧倒されない人は普段、どんな観劇をしているのでしょうかね。これ以上に凄いものを観る機会はそんなに無いように思いますが。殺陣うんぬんの技術はよく分かりませんが、息をのむ美しさと秘める力を感じる時間でした。←言い得て妙。私にとっては最高かもしれません。とても美しく素晴らしい情景を長時間観(魅)せていただきました。ドヰタイジさんかっこよすぎる。あれは痺れます。

お花、銭山伊織さん。耳をふさぐ場面のところで耳をふさいでる状態がまさに女性だったな,と思いました。

銭形平次、佐藤太一郎さん(吉本新喜劇)。さすがは吉本で上手いですよね、客を掴むのが。抜くところは抜いて、決める時は決める。このメリハリの効かせ方がさすがは、日々の喜劇で鍛えられているのだろうなと。←初めて観ました。『風のピンチヒッター』観逃したので… 。他公演のを見てからコメントになりますかね。うまいことはうまいです。

ゲス吉、阪東浩考さん(劇団五期会)。死ぬ時の演技がとても真に迫った演技でした。ここが印象に残っていますがなかなか芸達者な感じの方で。

けん、藤井誠さん。手玉に乗せられている男のバカさ加減が絶妙で。普通にしているとかっこいい感じの方なので、本当に普通に騙されてしまっているような空気が情けなく。←同意

ゆり、HIROKAさん。男のツボを心得た演技でしたね。小悪魔系キャラの。そして開き直る部分も女の嫌な面をしっかりと出したはりました。

おせん、宮川サキさん(sunday)。←初めて観ました。うまい。可愛いい。

おきよ、澤井里依さん。昨年Wキャストで林遊眠さんが演じたはったんですね。背格好も似たはるのかな? 影響はありますか?昨年はキャラメルボックスの方もされてたんですよね。

末吉、レスカじゅんさん。、前説、長過ぎ。←同意。楽しい方ですけどね。

月から来た少女、橘ゆいさん。ハンバーグマンはクレヨンしんちゃんの声でやったのかな。似てる。ウケるw

捨丸、松木賢三さん(Rooter/テノヒラサイズ)←初めて観ました。やはり他公演のを見てからコメントになりますかね。

後はおぼろ衆ですよね。個々にお名前は記しませんが大活躍でした。多分、見えないところでの、仕事も多々あるはずで、一番忙しく駆け回っていたのではないでしょうか。
最後の圧巻の大立ち回り。ドヰさん、松木さんをあれだけ輝かせたのは、降りしきる雪や照明、音響だけでなく、この方たちの発する熱い想いが声や動きになって舞台を最高の迫力ある空気にされたのだと思います。←ここがSAISEIさんの優しさですよね。私も同意です。Wコールの時におぼろ衆を紹介しはって、トリプルコールの時に音響・演出も紹介してほしいな,と思いました。最後のあの殺陣シーンはほんとうに美しかった。

投稿: KAISEI | 2014年11月 5日 (水) 15時54分

>KAISEIさん

いつもコメントありがとうございます。

もったいない。こんなところじゃなくて、ブログ書きはったらいいのに(*^-^)

ドヰさん、かっこいいですよね。最後、握手してもらっちゃいました。本当に痺れる魅力のある方です。
佐藤さんは確かにさすが。12月のなんば花月も観に行きたいところです。
宮川さんは、一人芝居なんかもされたりしていて、しっかりしていながら、可愛らしいんで、とても好きな役者さんです。
おきよちゃんは、林さんと稲野杏奈さんが前回はされていました。みんな弾けたおきゃんキャラなのですが、各々個性があって面白いです。元気の良さは今回が一番だったかな。
月から来た少女のもう一人の三原さんも、前回公演や他公演で拝見していますが、高校生ながら非常に巧妙な芝居をされる方です。また、どこかで名前を見た時は気にしてみてください。橘さんは、モデルさんしてるとか誰から聞いた覚えが。それであのキャラを作り上げてしまうのですから芸達者ですね。
捨丸、松木さんは、私の中では少しコミカルな感じの役で拝見したことの方が多く、今回は新鮮でした。もうすぐ、テノヒラサイズにご出演ですよね。また、観に行かねばなりません。
おぼろ衆の方々も、これだけのことが出来るわけですから、これから益々、色々な舞台で大活躍されることでしょう。

いやあ、本当にいい作品で堪能しました。

投稿: SAISEI | 2014年11月 5日 (水) 20時20分

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