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2014年9月

2014年9月30日 (火)

LINX'S PRIME A、Bver.【LINX'S】140929

2014年09月29日 トリイホール 
            A ver.(170分、休憩10分)、B ver.(165分、休憩10分、イベント20分)

続観劇で、かなり疲れましたが、楽しい公演でした。
心底、演劇を楽しみ、楽しませようとするかっこいい奴らがいて。
頑張って欲しいですね。これからも、ずっと。最高のことしているという誇りを持って。

<以下、ネタバレしているところがありますが、もう、今日で千秋楽なのでいいですよね。白字にはしていませんので、ご注意願います。今回、予約が早くから埋まってしまい、もういいやと観ていない方も多いと聞きます。私も、ちょっとそんな気になりましたから。でも、やはり、無理してでも観た方がいいような気がします。やっぱり、面白くて素敵ですよ。LINX'S。そして、それを盛り上げようと頑張る人たちの姿は>

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2014年9月28日 (日)

漏れて100年【突劇金魚】140928

2014年09月28日 アイホール (95分)

2年前に拝見した作品。
http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/100120507-ca28.html
あまり覚えていないというのが、正直なところなのだが、ずいぶんと視点が変わっているようにも思う。

終末を迎えつつある世界の中で、そんな世界と隔離されて過ごしてきた一人の男が、やがて、その世界を見詰めながら死んでいくまでのお話。
世界から漏れて、その時間の流れから漏れた男が、それでも、生きるということで、その想いを世界にきちんと残したような、生ということの尊さや力強さが自然に浮き上がるような作品だったように思う。

<上記リンク先、そして下記がネタバレします。東京公演が11月末にありますが、先の話なので白字にはしていませんので、ご注意願います>

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2014年9月27日 (土)

KISOU本能【N-Trance Fish】140927

2014年09月27日 ABCホール (120分)

いやあ、良かったなあ。
前作もいいなあと思ったけど、今回はさらに好みの作品だった。
http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/post-11.html)

人の生きる強さを、生体としての強さとして表現したみたいな感じでしょうか。
一人の悲しみに打ちひしがれて生死の狭間にいる男をマクロ視点で見ながら、その生体を創り上げる体のパーツ一つ一つが意志を持って、必死に頑張って生きようとしていることをミクロ視点で見せるみたいな。
あらゆることに例えられるのだろうな。演劇とかでも、それが盛り上がるとか、その力は、個々の携わる人たちの頑張りや、それに賭ける信念の集合がそうさせるんでしょうから。
細胞レベルにまで、それを突き詰めてみたようなところが、宇宙の法則かのように、全ては前向きに必死に進もうとしているようなことを感じさせて尊い気持ちにさせてくれます。

<以下、大丈夫のような気もしますが、キーワードでネタバレするところがあるので、一応、公演終了まで白字にします。公演は月曜日まで>

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Ristorante!【DraMagi】140927

2014年09月27日 シアターカフェ Nyan (55分)

前回からちょっと時間が空いたが、久しぶりのdrama×magick=ドラマギ!。
http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2013/12/thenightmare-be.html)

今回はキャストも増えて、ドラマ要素がかなり大きくなっています。
そして、この公演の魅力の一つ、心理トリックも、興味深い内容で盛り込まれている。
個々の楽しいマジックで驚かされながら、ドラマ仕掛けで全体が一つの大きな不思議と謎の世界を創り上げている。
いつもながらの、発想の豊かさと、マッジク技術に富んだ素晴らしい公演。今回はピアノ演奏もあったりして、ちょっと上質な空間に。

<以下、種明かしは分からないのでしていませんが、何が起こったかということをレポ調で書いているので、重大なネタバレをしますので、ご注意願います。公演終了まで白字にします。公演は明日、日曜日に2回>

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くりかえしへこむ/閻魔旅行【月面クロッワッサン】140926

2014年09月26日 人間座 (閻魔旅行:20分+くりかえしへこむ:60分、休憩10分)

前回拝見した公演と同じく、これまでのこの劇団とはかなり異なる雰囲気の作品が並ぶ。
http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2014/03/post-1.html
愚かな、弱い人たちの生きる力に焦点を当てて、安堵を得るような感じでしょうか。
上から見て、自分は違うから大丈夫なのではなく、自分にもあるその弱さ、行きつく先の先細り感を思いながらも、まあ、人生そんなもんで、それはそれでまあ結構楽しいと思えるんじゃないのかみたいな。
たくさんの闇や毒を交えながら、その中で照らされもしないけど鈍く光る輝きや、効きもしないけど薬みたいなものを見つけるような感じの話。

<以下、ネタバレしますので、公演終了まで白字にします。公演は日曜日まで。閻魔旅行は19:00の夜の回しか上演がありません>

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2014年9月23日 (火)

つぐみ荘のブルース【こまち日和】140923

2014年09月23日 福島・Night Market (100分)

一人の女性が、取り壊されるシェアハウスの住人たちと過ごした数日を描いた話。
そこには、不安や苦しみを抱えながらも、互いに想い合って、懸命に前へと歩もうと頑張る人の姿が浮き上がってくる。
心配ない。今、自分が思っていることを真剣に頑張り続けなさい。
そんなメッセージが、心に安堵にも似た穏やかな気持ちを抱かせ、何か暖かさを感じる。
懐かしさが漂う雰囲気の中、そんな人の温かさに触れた心地いい時間だった。

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デュオ【劇団赤鬼】140923

2014年09月23日 TORII HALL (60分+30分イベント、10分休憩)

この劇団、お得意のハートフルな物語。コメディーをベースにしながら、人の優しい想いを浮き上がらせて感動させるパターンだ。
そんな作品を、お二人の新人女優さんが演じられる。
正直なところを書くと、掛け合いによるコメディー部分はなかなか楽しく面白いが、心を震わせるほどの心情描写の凄みは感じられなかった。このあたりは、やっぱり劇団の先輩役者さん方は凄いのだなあと感じさせられる。

と言っても、お二人には、先輩方には無い原石のような初々しい輝きが見出される。
と、観終えて、そんな感想をブログに書こうと思いながら帰宅して、こうして書いたのだが、よくよく考えるとちょっと違う気がしている。
先輩劇団員の方々は、本公演をはじめ、色々なところで拝見するが、ベテランの位置付けでありながらも、いつも純粋で初々しく輝かれている。それは、この公演で拝見したお二人と何も変わらないように思える。
ということは、原石の輝きが、磨かれてより輝きを増すというような表現ではなく、原石の輝きを残したまま、どれほどの鍛錬を積まれてきたのかはよくは知らないが、たくさんの経験の下、新しい輝きも加わるといった表現の方が適切だろう。
きっと、この公演でお二人を拝見して魅力に感じたところは、これからもずっと味わえて、さらに、鍛えられて得られる精神的にも肉体的にも高まった演劇能力の凄みを感じさせてくれるようになるのではないだろうか。
これから劇団でご活躍されるのだろう若いお二人を見て、改めてそんな、この劇団の魅力を知ることが出来るような公演になっているように思う。

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こわくないこわくない 戦うために出ておいで!【クロムモリブデン】140922

2014年09月22日 HEP HALL (105分)

いつものこの劇団らしくなく、ずいぶんとあっさりとした感じで、分かりやすい話だった。
と、思ってしまうのは、作品の奥深くまで入り込めていないからなのかな。
いつもながらの、音響・照明に、役者さん方自身の身体能力を活かした鳥肌立つような斬新でかっこいい雰囲気は健在。
今回は、キャストも多く、それを活かした、目を惹く場面転換などの工夫もあり。
巧妙に計算された高品質エンタメといった感じでしょうか。

話は、子供を中心に歪んだ社会を描きながら、その中でも、夢見ることを忘れずに、未来へ向かって歩んで欲しいといった願いが込められているように感じます。

<以下、ネタバレにご注意ください。東京公演でたくさんのステージ終了、大阪公演も本日が千秋楽なので、白字にはしていません。>

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2014年9月22日 (月)

四月になれば彼女は【劇団未踏座】140921

2014年09月21日 龍谷大学深草キャンパス 学友会館3階大ホール (115分)

一言で言えば、残念な作品でした。
もちろん、いい話だなあとは思うし、心を動かされるところもあるのですが、それが単発で終わってしまい、登場人物の心情の積み重ねが見えてこない。
有名作品みたいですが、どうも、表面をなぞったような感じで話が展開して、脚本としてあまり魅力を感じないところもあります。そして、盛り上がるシーンだけ、役者さんの演技力を見せつけられ、他のそこに至るまでに貯めないといけないシーンでグダグダな感じがある。
多くの感想で、泣けるいい作品だったという言葉を目にしており、期待して拝見したのですが、自分の中では、ほぼ全く気持ちが盛り上がらず。
面白くなかったとまでは言いませんが、まあ、こういう話ねといった感じのあっさりしたものしか残りませんでした。

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2014年9月21日 (日)

ある奇跡のものがたり【魔法のチョコレート】140920

2014年09月20日 シアターカフェ Nyan (90分)

ファンタジー作品をお得意とする劇団。
その劇団が、ファンタジーワールドって、何で素敵なのかを教えてくれたような話。
みんなが、自分のために生きて、かつ、自分勝手なんじゃなくて、互いに認め合って成立しているような世界だからなのかなあ。
それなら、そんな世界にしたい。願いを実現するために、私たちが出来ること。ずっと一緒にいたい人と、本当にずっと同じ時を過ごせるように行動することのような気がする。
いつもながらの温かい作品。ブレないファンタジーを通じたみんなの幸せを想える素敵な話だった。

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緩やかなモンブラン【プラズマみかん】140920

2014年09月20日 ウィングフィールド (105分)

前半は、コメディーが強めに出ていて、この劇団らしくないなあといった空気があり、それでも、実はそちらの方が自分には好みのようで、けっこういいなあと思いながら安心して観ていた。ところが、後半になっていつの間にやら、この劇団らしい何か皮肉とかブラックさが渦巻き始めて、最終的には、手放しでは楽しかったとは言えない、不安とか恐怖を心に残して終わる。
たぶん、この感覚が作品の話自体にもあるように感じる。
緩いなあ、ほんわかしているなあ、小鳥とか可愛いなあ、弾けているなあ、キャラ作ってるなあなんて、のんびりしていたら、その影には心に闇を残すおかしなものが緩やかに姿を現さないように迫ってきていたのだろう。
変なものを心に侵入させてしまったようだ。モヤモヤと不安な気持ちが残る。この緩さを巧妙に活かした仕掛けに早くから気付いておけばよかったのだ。

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2014年9月20日 (土)

ひかげの軍団【スクエア】140919

2014年09月19日 ABCホール (140分)

前半、展開スピードの緩さを感じ、退屈感が出てきて、これ、最後までもつかなあなんて思っていたが、結局、笑っている間に、あれよあれよと時間が過ぎてしまった。
ドタバタでも、勢いじゃなくて、じっくりしっかりと魅せるような感じでしょうか。舞台セットや場面転換などの見事さからも、そんな奥深い力強さを感じます。
そして、勢いじゃなくと書いた上の言葉には反しますが、世で言えばおっさんの4人が、全力疾走です。
大笑いできる作品。そして、そんな中にも、人生訓のようなものが浮き上がる楽しい作品でした。

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2014年9月16日 (火)

STING OPERATION【THE ROB CARLTON】140915

2014年09月15日 元・立誠小学校 音楽室 (100分)

やっぱり最高だな、ここ。
とにかく面白いもんなあ。
計算され尽くしている話には感動するし、役者さんの掛け合いの間合いとかが抜群。
前回公演を拝見して、今回も面白いのは間違いないだろうと足を運んだが、期待以上の面白さ。(http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2014/02/post-7.html

いやあ、最高だ。
DVD出ないのかなあ。何回も観ると、もっと面白くなりそうな気がするけど。
劇場の空間をも面白さの要素としている感じだから、無理なのかな。

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2014年9月15日 (月)

エゴ・サーチ【近畿大学文芸学部芸術学科舞台芸術専攻23期卒業公演】

2014年09月14日 近畿大学会館5F 日本橋アートスタジオ (125分)

いい作品だなあと思う。
でも、これは実は当たり前で、昨年の授業公演とやらで、この期の作品を一度拝見しているが、その年の308本中10位に選んだくらいの素晴らしい作品を創ることが出来る集団なのだから。
http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2013/12/post-d639.html

詳しい感想は下記するが、演劇作品をより良く魅せる技術を見せられた感が残る。
素人だから、何とも言えないが上手いのだろうなと思う。
じゃあ、感動したか、心を揺り動かされたかと言われたら、それは申し訳ないが、あんまりだったと答える。
作品の問題もあるのだろうが、合格点をしっかり取るといったことに重点を置いたような形になっているように感じる。語弊があるかもしれないが、商業演劇的な感じか。
まあ、それでも、しっかりしている。
有名作品をしっかりと勉強させてもらったと思えば、何も言うことはなく、いい経験が出来たことに感謝するだけだ。

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2014年9月14日 (日)

タンタジルの死【evkk】140914

2014年09月14日 フジワラビル地階ホール (60分)

 

役としては、死の恐怖に怯える少年タンタジルと、その子を守ろうとする姉のイグレーヌ、ベランジエール。ベランジエールとタンタジルは同じ役者さんが基本的に演じるみたいで、実際は二役のようです。
それを3人の女優さんが、ローテーションを組んで演じる公演。
私が拝見したのは、イグレーヌ:西国原菜々さん×ベランジエール/タンタジル:澤井里依さん(舞夢プロ)の公演。

青い鳥を書いたメーテルリンクの戯曲らしいが、その方がこんな作品をねえ。
幸せは身近にあったという、死のバージョンだろうか。身近に絶望的な死は潜んでいて、逃れることなく、それに脅かされるという。
不条理な死、それでも、そこから見出せる生なんてことを思わす作品は多いが、これは死の不条理性を際立たせており、生なんか全く浮き上がらせないかのようだ。さらには、ラストは、その死は引き継がれていくようなイメージもあり、絶望的な死の連鎖という負を強く感じる。
張りつめた空気の中での鮮やかな照明は美しいが悲しく映り、少年の怯える不安な声が純粋に消えていく不安と哀れを感じ、代わりに優しく温かい姉たちの声は、恐怖と悲しみのこもった絶叫になっていく。
どこかに光はあったのだろうか。私には感じられず、頭を抱えるしかないラストだった。それが人間の運命だとでも言っているのか。

 

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走れメルス ~少女の唇からはダイナマイト!【Contondo】140914

2014年09月14日 ウィングフィールド (110分)

いやあ、本当に分かりませんね、この作品。
他の方のブログもちょっとネットで調べて拝見しましたが、まずは分からんという言葉からスタートしている方が多いです。
描かれる二つの世界をどう捉えるかが難しいのでしょうかね。せっかく、何かしらの定義付けを頭の中でしても、話の展開と共に、その境界が消し去られてしまうからでしょうか。
結局、全ての世界がリセットされてしまったかのようなラストでした。別に、誰かが世界を滅ぼそうとしたわけでもなく、ただ、メルスが一生懸命走っていただけなのに。いや、走っていなくて、周りが動いていたから、そう見えるだけなのか・・・

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PANDORA -Op.3 水の章・大地の章-【Project UZU】140913

2014年09月13日 インディペンデントシアター2nd
            (水の章:120分+ミニライブ30分)
            (大地の章:125分)

昨年に引き続き。
http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/pandora--op2--p.html

色々な点で非常に上手いなあと思います。
作品は壮大なファンタジーですが、そのエンタメ性を、衣装、ハープ、ダンス、映像をベースにしながら、例年、積み上げていっています。今回は、あれはエアリアルティシューというのでしょうか、新しい要素も組み込む形で、より魅力を高めています。
5年に渡って行う、もう公演というかは一つのプロジェクト。それだけに、次に繋げるだけの物語の深みや、途中から見るとか、キャストが変更したりしても、役の安定した空気が必要だと思うのですが、その点も見事にクリア。
話に関しては、今回、結末を全く変えた物語を二つ用意して、そこから、この作品の世界観をより明確に浮き上がらせるという巧妙さ。
すっかりはまってしまい、もう今から来年の公演が楽しみに。

世界を滅ぼすのは、人が生み出した悪魔なのか。その悪魔は、人同士が繋がることから生まれるのか。
だったら、そんな繋がりを全て拒絶して、世界は破壊した方がいいのか。
いや、そんなことはない。世界を救う勇者は、繋がりが憎しみや悲しみのような悪魔を生み出すにしても、そんなことを超える大切な想いとその想いを抱く時間を与えてくれることを知り、創造による新しい世界を導く。
そんなことを感じるような話であり、これからそんな世界が見られるようなことを思う話でした。

<以下、ネタバレしますので、公演終了まで白字にします。公演は、月曜日まで>

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2014年9月10日 (水)

月刊彗星マジック9月号「ヒーロー:戦隊編&最強編」【彗星マジック】140910

2014年09月10日 インディペンデントシアター1st (30分+35分)

これは面白いぞ。
ヒーローものは、何かなんぞらしさが嫌なのか、あまり好きではないのだが、これはちょっと別格。
圧倒されるくらいに動き回り、その掛け合いも見事。ビシビシ決まるヒーローの決めポーズに興奮する。
話は、今の自然をも改変しようとして、そのしっぺ返しをくらいつつある人間の姿が描かれているようである。怪獣や怪人は、敵であると同時に、自らが作り出してしまった産物であり、かつての自分たち自身を悔い改めるように葛藤しながら戦うヒーローの想いが伝わるようである。


2作品の連続上演を2回。そのうちの初めの1回を拝見したが、劇場を後にした10分後にはまた、あの舞台で役者さんたちが駆け巡っているのかと思うと、改めて凄さを感じる公演である。
自分たちの想いを、懸命に熱く純粋にぶつけて、私たちの心を震わせる。まさに、舞台にヒーローが現れた公演だったと言えるだろう。
残りの4作品の上演がある10、11月も楽しみだ。第二火曜日は予定を空けておかねば。

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2014年9月 8日 (月)

はんかい電車【山尾企画】140907

2014年09月07日 阪堺電車内 (50分、休憩10分、40分、休憩10分、25分)

再演も決まったみたいで盛り上がる中、何とも心苦しい感想だが、率直に書けば、まだまだ物足りず。はっきり書けば、未完成のまだグダグダの作品を見せられた感覚が残る。退屈であまり面白くなかったと書くのはちょっと厳しいかもしれないが、その言葉に近い感想を抱いている。
もちろん、こんな大胆な企画を立てて、演劇の可能性の凄さを知らしめたことの評価は大きいが。

電車で芝居をする。このことにウェイトがいき過ぎて、もうそれだけで満足みたいになってしまっていないだろうか。
電車で芝居をするから、こう面白くなるんだということが感じられない。外箱の素晴らしさに感激して、開けてみればあまりいい物は入っていなかった、いつもの劇場の箱の中に入っている物と変わらなかったといった感じかな。

人生悩める者たちが乗る電車の中で、同じように悩む者や、過去にその悩みを乗り越え、人生を全うした者たちが交錯する不思議な空間で過ごす時間。
阪堺電車の歴史的な背景も盛り込んで、そんな新しい人生への一歩までが描かれる。
内容は魅力的ではあるが、なんか、グダ~っと進行し、曖昧に終わってしまった感が残る。

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2014年9月 3日 (水)

火曜日のゲキジョウ【カメハウス×芝居処 味一番】140902

2014年09月02日 インディペンデントシアター1st (30分+25分 休憩10分)

偶然なのか、両劇団とも、時の経過により、人の現実が非現実世界へとシフトしていくような話。
ただ、その描き方やオチのつけ方は真逆かと思われるようなものだった。
ファンタジーエンタメと不条理会話劇みたいな感じか。そして、希望と絶望のようなラスト。

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