舟歌は遠く離れて【アトリエ劇研プロデュース】140630
2014年06月30日 アトリエ劇研 (90分)
船という閉鎖空間で、生死の間を淡々と描きながら、話が進むので、観ていてとても心が疲れる。
震災と同調させて観ると、それはより現実化して、心苦しい。
生きていることに不確かさを感じる社会かもしれない。どう進んでいいのか分からずとも、生きている限り、進まないといけないので、彷徨っているみたいだ。
でも、船はきっと、どこかへたどり着く。
それまで、彷徨いの不安の中で、すぐ身近にある死の世界へと目がいくかもしれないが、それよりも、港に着いた後、また地面を踏みしめて歩むことを信じて、この時を過ごして欲しいという祈りが沸いてくるような話だった。
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