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2014年4月

2014年4月30日 (水)

IN HIS THERTIES【かのうとおっさん】140430

2014年04月30日 芸術創造館 (130分)

TOKYO PLAYERS COLLECTIONのIN HER THIRTIESの完全のっかり企画。
http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/in-her-thirties.html

笑ったなあ。
めちゃくちゃおもろいやん、これ。
ただ、本家の女性バージョンみたいに、作品中に描かれる男から、自分の生き方を見詰めてみようなんて、ちょっと真面目に足を運んだところがあるのですが、これでは、それはちょっと・・・
まあ、それでも、少し、ブログに感想を書きながら考えてみましたが。

あきれ返るようなひどいエピソードの連続ですが、けっこうリアリティーがあり、男って確かにこんな感じだなと思わすところも。
それでも、決してふざけているのではなく、その時その時は真剣だったりするのです。
まあ、そんな生き方でも、別にいいのかもしれないよ。親も息子も多分、同じ感じになるから。みたいな、自分の思う道を進め。そして、その時にいつも、自分のためではなく、それが家族や友人、周囲の人たちのためになると信じているのなら、やってみろ。といったようなメッセージが込められているような気がしています。

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じんない セレクトステージ【STAR★JACKS】140429

2014年04月29日 HEP HALL (140分)

祝、今年度100本目、通算1500本目観劇記念作品。

と、書きたくて飛燕の陣を拝見した後、観劇日程調整をしていました。
http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/starjacks140427.html)

そのため、月曜日に観に行こうかなと思っていた2劇団を・・・
そんなことする必要は無いのでしょうが、500とか1000本目とかのキリがいい数字は、思い出にしっかりと残したい気持ちも強いんでね。
それこそ、死ぬ前の走馬燈で、しっかり出てきてもらって、あ~、いい人生だったよななんて思いながら、旅立っていければぐらいに思っています。
私だけの中の話ですが、そんな大事な1500本目にふさわしい作品と思って、これを選んで観に行ったということを、この作品の魅力を最大限に表した行動だと思っていただければ・・・

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結婚しようよ【The Stone Ageヘンドリックス】140429

2014年04月29日 トリイホール (105分) 

心にじんわり、みんなが愛おしく感じる。
様々な夫婦、カップル、男女を描くエピソードから、想い合いの精神を導き出してくれるような話。
とっても、温かさに包まれている作品でした。

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2014年4月28日 (月)

じんない 飛燕の陣【STAR★JACKS】140427

2014年04月27日 HEP HALL (130分)

惚れますね。
色々な登場人物の生き様に。
恋愛や仲間といったエピソードをふんだんに盛り込んで心を温かくさせながら、厳しい戦いの姿に身を震わせるような感じでしょうか。
登場人物が多く、相関とかが分からなくなって混乱するのではと思っていましたが、非常に分かりやすく、見せ場もたくさんあって、楽しみながら観ているだけで、きちんと展開も理解できてしまう見事な脚本でした。
そして、言葉がいいんですね。
当日チラシに各キャストの方々の好きなセリフが載っています。それを作品を思い返しながら見ていると、心がきゅ~っと締め付けられます。
私は、最後の明日葉の言葉が最高だったな。

ある一線を越えてしまうと、面白かったことを伝える言葉がなかなか出てこないもので、うまくは書けませんが、最高級の作品に仕上がっているように思います。
日程的に大千秋楽の回をもう一度拝見する予定です。
今回、拝見してあることを決めました。
大千秋楽観劇後の記事にある言葉を記したいのです。
そのために、今、観劇日程を調整中です。
まあ、私だけの楽しみですが、この劇団、作品を心に刻むのにいいなあと思って。

<以下、若干ネタバレしていますが、許容範囲内と判断して白字にはしていないのでご注意ください。公演は火曜日まで>

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勝手にノスタルジー【関西学院大学文化総部 演劇集団関奈月】140427

2014年04月27日 Cafe Slow Osaka (110分)

おバカな男たち、イライラして切れる男、酒乱の女性。
ハイテンションな人たちが織りなすバカ騒ぎ。
そんな中で過去を振り返り、残してきた思い出しくない過去と対峙して、これからを生きようとするまでを描いたような話。
学生さんだけに若さを活かしたおバカをがっつりと魅せて笑わせながらも、いつまでも人を想い続ける人の優しい姿を浮き上がらせて、温かい味わいも出されていました。

話としては、とても柔らかく穏やかなものなのですが、登場人物たちに求められる個性は非常に弾けた激しいもののようで、そのバランス感が非常に良かったように思います。
バカ騒ぎが単なるバカでなく、そこにある心情をきちんと浮かばせている役者さんの力を強く感じます。

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2014年4月27日 (日)

優しい悪魔【オリゴ党プロデュース オールズモビル】140426

2014年04月27日 PLACEBO (45分)

 

少し、いやかなりかな、理解できていないところがあるのですが、何となく、分かる気になれる話です。
女子高生を通じて、良き人間関係の築き方を不可思議な設定で描いているようでした。
本当の自分がどこにあるのかも分からなくなった時に、自分を映し出してくれるような悪魔が現れ、自分を見つめ直すと同時に、相手への本当の想いも見出せるような感じでしょうか。
短編で小気味良く楽しめる作品でした。

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2014年4月26日 (土)

狐の声が聞こえてから【プロトテアトル】140426

2014年04月26日 ウィングフィールド (70分)

ふ~む、これなら、ここはこれからも観たくなるなあ。
いや、前回の作品があまりにも、難解で、ここは優先して観劇に伺うにはちょっと厳しいかと思っていたのだが。
今回は、実にやましい理由なのだが、たまたま、違う公演でなかなかのセクシーなお姿を魅せてくれた女優さんがご出演されるという理由だけで足を運んだ。
色々と観て、観劇も繋げてみるものである。
思わぬ、お気に入りの魅力的な作品に出会える。
家族をベースに描きながら、今の安泰した生活と対峙して、未来を見詰める様な生き方を問うような話かな。
これでいいのかなあといった漠然とした不安が蓄積していることを知りながら、流れに身を任せてしまう時間の中で、その流れから勇気を出して、違う流れに飛び込んでみる。
そんなことを優しくも厳しい描き方で伝えているような作品。
覚悟をすることの厳しさを、未来への希望や自分に向けられた周囲の人の優しい想いを絡めて描かれているところが、とても魅力的でした。

<以下、ネタバレするので、公演終了まで白字にします。公演は日曜日まで>

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2014年4月25日 (金)

有毒少年【学園座】140425

2014年04月25日 関西大学千里山キャンパス内KUシンフォニーホール (130分)

二回生の方々、総勢21人で創り上げられたあのピースピットの名作。
個々のキャラは生き生きとしており、その点は申し分ないと思うのだが、どうも観ていてしっくりこない。
本家の公演でのイメージが強過ぎるのだろうか。
比較する必要は無いと思うが、どうにも泣けもしないし、笑いも出来ない。心締め付けられる思いもしないし、凄いなという感動も薄い。
学園座としての有毒少年にまでなっていないのではないだろうか。
2年ほど前にカメヤ演芸場物語を拝見した時も、同様の感想を抱いたが、その時は話に世代ギャップがあるけど、若い方ならではの視点での感情表現とかが感じられ、これはこれでいいなあと思ったのだが、今回は、正直、これでは見劣りするなあといった気持ちしか残らない。
一丸となっての頑張りは当然、伝わってくるので、この感想は不本意なところが大きいだろうが、感じたままに記しておく。
また、今後の公演での変化に期待したい。

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2014年4月21日 (月)

ほらふき王女バートリー【ミジンコターボ】140420

2014年04月20日 HEP HALL (130分)

この劇団の作品の中では一番好きだったいたずら王子バートラムの続編でしょうかね。
http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/110523-f2f7.html
今度はほらふき王女。バートラムの孫という設定みたいです。
血は争えず、色々な人を巻き込みながらの冒険が始まる。
ファンタジー色たっぷりの、元気いっぱいの楽しい舞台でした。

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Traumatic Girl【Z system】140420

2014年04月20日 十三BlackBoxx (95分)

トラウマを抱え、自分を大事にしない、幸せになることを放棄してしまったような三人の少女が、その自分のトラウマと対峙して、そこからまた前を向いて歩み出すまでを描いた話。
演劇作品としては、けっこう定番の話だろう。
展開も、各々がトラウマを持つきっかけになった出来事を回想する中で、過去の自分と出会い、逃げている今の自分を見詰め直す流れが繰り返される。
正直、ありきたり感が最初はあったのだが、それを一掃して素晴らしいと思わされたのは、三人の迫真の演技だろうか。
池田琴弥さん、森下りおさん、増田かよすさん。
このお三方のトラウマを抱える苦悩、その凍った心が徐々に溶けていき解放されていく様の表現が、震えがくるくらいに素晴らしいものだった。

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深緑の少女 ~ざわつくからやめて~【妄想プロデュース】140419

2014年04月19日 芸術創造館 (110分)

確か、昔、ここ観て、何じゃこりゃとえらい目にあったのを覚えていて、ブログを遡ってみたら、記録が残っていました。もう4年も前の観劇です。
(http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/post-726e.html)

ただ、この時に恐らくは感じた分からないなりの魅力は、今回も同じように感じた気がします。
いや、今回はあれからだいぶ観劇慣れしたのと、少し筋がはっきりしていて、より楽しく観れたかな。
Twitterなんかで他の方の感想を拝見しているとアングラなんて言葉が出てきます。
そうそう、それそれ。
唐組なんかを観た時の感覚に近い気がします。

鬱積するモヤモヤを抱える人たちが、周りの人たちの想いに気付いて、そこから解放されていく様を描いたような話でしょうか。
妄想世界と現実を交錯させているので、彷徨うような観方になりますが、そこに共により良く生きることへの希望を見出せるような美しい印象が残ります。

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2014年4月19日 (土)

リターン☆プラネット on stage【baghdad cafe'】140418

2014年04月18日 インディペンデントシアター2nd (120分)

バグ、凄いなあ。
これまでも、何作品も観てきているが、それと比べてしまうと、何か遠く彼方に行ってしまった感じで、これからどうしようかなって思う。
追いかけていくか、また戻って来るのを待つか。ファンとしてこれからどうしよう。

面白いからそのままのめり込んで観ていたが、どうしちゃったんだバグよといった感覚は観終えた今でも尽きない。
ただ、よくよく考えてみると、こんな交錯した世界を描く作品は、けっこうこれまでもベースにあったのかな。介護なんて社会問題をさりげなく盛り込んでいるのも、この劇団らしいと言えば、そんな気もする。そして、仲間と共に創り出す新しき世界なんてことも、本当は違和感なんてないはずだ。
今回はむしろ、過剰なまでのエンタメ要素に驚いているのだろうか。
2時間たっぷり、各役者さんの見せ場もしっかり設けて、エンタメ性をしっかり魅せた上で、演劇らしい巧妙な交錯した世界から、光あるこれからの世界を導き出す。
見事な作品だ。
びっくりした。

<以下、ネタバレしますので、公演終了まで白字にします。公演は月曜日まで>

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2014年4月18日 (金)

秘密結社シャンディ【チーム濁流】140418

2014年04月18日 イロリムラ プチホール (95分)

いい言葉が出てこないので、仕方がない。語弊を招くが、感想は面白くないだ。
でも、面白くないんじゃないんだよなあ。
合わない。興味が沸かない。じっくり踏み込めない・・・
どれもしっくりこない。

秘密結社シャンディというところで、ポータブル芸術運動に身を投じた芸術家たちの始まりから終わりを描いたような話なのだが、どうもこの芸術家を描く作品は合わないことが多い。
太宰やオダサクなんかの生き様を描いた作品を観たことがあるが、どうもしっくりこない。感情移入出来ない。感情移入することが面白いことの絶対条件では無いのだろうが、どうしても彼らの奇行は根本的にはおかしいとか、間違っているとしか思えないのだ。次元を超えていて、理解しようという気持ちになかなかなれない。
今回は、国も違うし、時代背景も全く分からない。セリフも芸術家たちが発する格言みたいなものも多い。そのとっつきにくさが、さらに拍車をかけた感じだろうか。
時代を超えて、受け継がれる芸術家としての精神の中には、その華々しいところだけでなく、悩みや葛藤などの影の部分も同じくいつの時代にもついて回るように存在していることを、200年近い前の異国の出来事から伝えているような感じである。

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gate ユース Aプログラム 140417

2014年04月17日 KAIKA (95分)

若手劇団として位置付けられている6団体の企画公演。
Aプログラムは、その中の3団体の
公演。
3作品とも、若いからというのは理由では無いだろうが、やはり発想が面白い設定での作品となっている。
その中で、何か今のご自分や世の中をどう見詰めているのかなんてことが見えてくるような感じだった。

<以下、若干ネタバレしていますが、許容範囲内と判断して白字にはしていません。ご注意願います。公演は日曜日まで>

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2014年4月15日 (火)

MORAL【劇団六風館】140415

2014年04月15日 大阪大学豊中キャンパス学生会館2階大集会室 (75分)

ふ~む、この作品を新入生歓迎公演に選ぶというのも、なかなか度胸があるなあ。
とっつきにくい作品だろうに。
でも、演じること、演劇作品を創り上げることに、どのような魅力を見出しているような劇団なのかが、非常に伝わる作品だったように思う。
これを観て、入団される方々は、きっと私の好きなタイプの役者さんになられるように感じ、今から楽しみだ。

時代としては、高度成長期からバブル全盛へと向かうような頃でしょうか。
そんな時代を生きるある家族を描きながらも、そこからその時代自体を描くといった、個人を見詰めるミクロな視点と社会を見詰めるマクロな視点を交錯させたような構成になっているみたいです。
戦時から、この作品が描かれた1980年代、そして今、現在に至るまで発展していく社会において、積み残され続ける問題を浮き上がらせ、それをモラルという観点で見詰めているような話でしょうか。
難解なテーマだとは思いますが、この劇団お得意の、丁寧な心情描写で、あらすじがほぼ無いにも関わらず、、一つ一つのシーンが非常に印象に残り、観終えて、頭の中で組み立て直しながら、作品に潜むメッセージを考えてみるという、楽しい観劇でした。

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2014年4月13日 (日)

ウチの親父が最強 PARCO EDITION【梅棒】140412・140413

2014年04月12、13日 PARCO劇場 (90分)

東京と大阪の初演を含め、5回目の観劇となりました。
http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2014/02/140209-3516.html

10年ほど前に非常にお世話になった先生の退官式が青山で日曜日の夕方にあり、運よく、このPARCO EDITIONも観ることができたのです。
私は幸せです。
観終えた今、誰彼かまわず、ありがとうと言って回りたい気分です。
今、その退官式までの時間を使って、このブログを書いています。
きっと、退官式も素敵な時間を過ごせることでしょう。だって、こんなにも晴れやかな気分なんですもの。
そして、その頃には、この素晴らしい作品を創り上げた素敵な方々が、大千秋楽で輝きを魅せているはずです。
魅せる者、観る者、全ての人たちにとって、最高の時間となりますように・・・

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POLYMPIC TOKYO!【天才劇団バカバッカ】140412

2014年04月12日 吉祥寺シアター (130分)

面白い作品だったな。
実際に色々な国籍の外国人を登場させて、今の東京、日本の実情を浮き上がらせている。
個性豊かな方々がなんてことは、このブログの感想でも書くことが多いが、さすがは東京、国際的な個性にまで言及している。
個性豊かなキャラの面白さを出しながら、今の日本に潜む問題点を感じさせるような話になっており、笑いながらもちょっと真剣にこれからの日本を考えてしまう。

ただ、残念で仕方が無い。
こんなこと書くのは嫌だが、ラスト10分。国の違いやこれまでの生き方の違いあれど、幸せを求める人の姿。それはオリンピックの精神にも繋がる、うまいオチの付け方をしており、そこに感動しそうなのに、その大事なシーンで観客の私語で台無しにさせられた。
かつての知事が羞恥心の無いおばはんは死ねばいいような暴言を吐いたことを覚えているが、今日、それも何か分かる気がする気持ちになった。

ひどい話である。それも、終演後、作・演の方と思われる方と親しげに話されていたので、常連の客か関係者なのだろう。
あの、一番じっくりセリフの一言一言をかみ締めたいシーンで、そんな態度を取るのは、本当のファンと言えるのだろうか。どうにも理解できず睨み付けてしまったが、その真意を問い正したい気持ちである。それとも、こんなことを書くのがファンでは無いのだろうか。
誰かはもちろん知らないが、あまりにも腹が立つ。私がE列15番に座り、右斜め後方を睨んだことだけを記しておく。

気分が悪いと同時に、悲しくて仕方がない。
劇団名はどういう意味なのか。観に来る客のことを示しているのなら、非常に的を得ている。私の右前方の客は開演後も携帯を何度も開き、何かしているような方だったし。

以下、ネタバレがあるが、あまり気にする気になれないので、白字にはしない。
ただ、非常によく練られた作品ではあると思う。
様々なエンターテイメントを面白く魅せながらも、今の現実の問題点を鋭く厳しく言及している話だと思う。

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2014年4月12日 (土)

~海ゆかば~【劇団未踏座】140411

2014年04月11日 龍谷大学深草キャンパス 学友会館3階大ホール (65分)

死への慈しみ、生への尊さを分かりやすく描いた、非常にいい作品だとは思う。
この作品では戦争がテーマになっているが、それに限定しなくてもいいかもしれない。
生を失った者、失われた命への悲しみを抱える残された者に、その死によって、生の証まで全てが失われたわけではないということを伝え、死を受け止めると同時に、残った者の生を想う優しい話だ。
ただ、この分かりやすさのせいだろうか。ものすごく物足りない印象を受ける。
先がなんとなくよめる話だけが先々に進んでしまい、登場人物の心情が積み上がっていかない。だから、後半、いくら力強い演技を見ても、心に深く迫ってくるものは見出せなかった。
厳しい感想となるが、少々、まあ、正直に書けば、かなり残念だった。

この公演は新入生歓迎公演。
だから、誤解を招くことの無いように、少し記しておく。
新入生がこの記事を見るかどうかは分からないが、ネットでちょっと検索したら、たまたま見てしまったということもあろう。
上記感想はあくまで、今回の作品の話に限定されるものであり、劇団に対して思っていることとは全く異なる。
私は、年間300本ぐらいの演劇作品を観る者だが、この劇団出身、又は所属している人で魅力的な役者さんはけっこう多い。名前までは記さないが、少なくとも二人は、ご出演の公演は優先して観に伺うようにしているぐらいである。
今回の公演も、ご出演の役者さんだけに焦点を当てれば、随分と面白い方もいるし、熱演を魅せる方もいらっしゃったことは観た人ならば同意を得ると思う。
少し個性が強く、癖があるが、演じることを楽しみながら、その作品のメッセージを掘り起こそうと個々が考えて舞台に立たれている方が多い印象である。
そんな方々と共に、芝居をしようと思われた方がいらっしゃるならば、また、この劇団の公演を観に伺うのが楽しみになることは間違いない。
この作品が、新入生の方々の新たな道のきっかけになることは、作品の感想とは関係なく強く願っています。

<以下、ネタバレしますので公演終了まで白字にします。公演は日曜日まで>

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2014年4月10日 (木)

喇叭道中音栗毛【楽団鹿殺し】140410

2014年04月10日 アイホール (105分)

とても、心に響く作品だった。
もちろん、楽団の生演奏という効果は大きいだろうが、それ以上に音にこもる登場人物たちの心情が伝わってくるかのようだった。
自分はどこに向かって生きているのだろうか、自由に生きるってどうしたらいいんだろうか、縛られるのは嫌だし、縛るのも嫌だけど、そんな縛り縛られが人間の想い合いなのではないだろうか。
色々な感覚が頭の中を駆け巡り、深刻に考えてしまえば、生きることのつらさや残酷さが浮かび上がるのだけど、それがすぐに温かく素敵なものでもあると変換されてしまうのは、楽しくも力強い舞台上の役者さんの魅力かな。

パンチの効いたきついキャラたちの面白さに笑いながらも、人生を考えて、そこに生きることで得られる素敵なものに出会えるような作品だろうか。

<以下、ネタバレしますので公演終了まで白字にします。公演は土曜日まで。>

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2014年4月 7日 (月)

愛はないとぼくは思う【ファックジャパン独り舞台】140406

2014年04月06日 KAIKA (60分)

不思議というか、不可解な作品だ。
観終えて、太宰治みたいなイメージを持つ。
本名である津島修治の姿を隠し込むかのように、太宰治として破天荒な生き方をした太宰。
女にモテず、セックスも出来ず、母の青春時代の話を聞いて、自分が生まれることのなかった可能性もあったことを知り、どこか自分を否定してしまいそうな元林伸雄。でも、その伸雄はファックジャパンの姿で、演劇界を破天荒に駆け回る。
そんな姿が想像され、舞台上のあの面白く、エロく、哀愁があって、可愛らしく、親しみやすいファックジャパンをもっと好きになってしまうような作品だろうか。

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椿山課長の七日間【椿project】140406

2014年04月06日 そとばこまちアトリエ Black Boxx (150分)

ひどいもんだ。冷静にいい話だよなあ、この作品なんて思って観ていたのは最初の60分ぐらいか。
後は、もう勘弁してください、声出して泣いてしまいそうですから許してくださいと言わんばかりの、どれだけ泣かせれば気が済むんだといった状態に。泣かせ地獄だ。
120分。せっかく現れた泣かせ地獄からの救世主の力もわずか数分。残りの30分は、もう誰が舞台に出てきても涙が出てくる。
誰もが、想いのこもった素敵な言葉しか言わない。誰もが、真摯に人の想いを受け止めて、優しい気持ちに溢れている。誰もが、人を想う強さを見せる姿しか見せない。人の持つ大切な優しい部分しか浮き上がってこない。
泣ける作品だったとこのブログで書いても、本当に涙を流したことはそれほど多くはない。
一度、これまで堪えていた涙がこぼれてしまってからは、暗転のたびに涙をぬぐい、鼻水を拭いて、呼吸を整えなくてはいけない。
噛み締めていた奥歯が痛い。口を半開きにして呼吸を落ち着かせていたので、息苦しい。去りゆく人たちの大切な人の想いの強さを感じて、心が苦しい。
今、伝えられる言葉を持つ、生きていることへの尊さが、喪失の中でも必死に想いを受け止め、伝えようとした人たちの姿から溢れてくるような話。

素晴らしかった。
小説で読んだことがあり、それなりに感動はしたけど、ここまでじゃなかったな。
演劇の力。今、目の前にいる人の真摯な想いを演技という表現で受け止めることが出来るからこその魅力だろうか。
観劇の醍醐味を改めて知るような作品だったかもしれない。

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2014年4月 4日 (金)

MISHIN いつものお花のカーディガン【苺町】140404

2014年04月04日 TORII HALL (75分)

急いでブログを書こう。
この後、20:00から仕事、土曜日はずっと仕事なので、週明けにでも感想を書くつもりだったが、少し気が変わった。
金曜日のお昼の公演だったこともあるが、空席が目立つ。恐らくは、この回だけ特別だったのだとは思うが、観終えて、少なくともこのバージョンはかなりいい作品だと思う。少しでも多くの方に観てもらいたい気持ちになるようなほのぼのした、温かい話である。
もう一つの、あの日のチェックのロングスカートのバージョンも連動した話らしいので、面白さに変わりは無いだろう。こちらは上記したように私は観れずで、非常に悔しいところだ。

天使か妖精かの雰囲気を漂わす可愛らしい古着屋の少女ミシンを演じるいわさきみきさんと、純粋でまっすぐな気持ちを持つ好青年の記者アルフレドを演じるみつもりさんの微笑ましい恋物語。
その恋は、若さや幼稚さを醸すものであるが、そこから生まれた二人の好きという気持ちが、本当の幸せとは何なのかということに導いてくれているような話だった。
ミシンとアルフレドの共通の友人がエリーという女性で作・演の大牧ぽるんさんが演じる。役どころ的には本来はキューピッドみたいなはずだが、ここでは二人のことをしっかり見詰める、ちょっと世話焼きのお姉ちゃんみたいな感じになっている。メイドのような姿はそんな二人のお世話をするという象徴なのだろうか。
三人芝居だが、この三人のキャラを活かした絶妙なバランスもなかなか心地いい。

正直、必見とまで書くつもりはないが、今週はここ数週間に比べると少し公演数が少ないはず。日程調整すれば、どこかに組み込めるのではないか。
ほのぼのと幸せな気持ちになって、今の季節にふさわしい爽快な気分を得るのにいいと思う。

<以下、ネタバレしますので、公演終了まで白字にします。公演は日曜日まで>

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歌喜劇 あなたと轍【マサ子の間男】140403

2014年04月03日 OVAL THEATER (80分)

何とまあ・・・
結局はオヤジのくだらん妄想に付き合わされただけだったのか、それとも出会った少女の夢の世界なのか。
恐ろしいまでに不可解な話の展開の中で繰り広げられるおふざけ。と思えば、統制された動きや絶妙な掛け合い、そして歌喜劇と称するにはもったいないくらいの心震わすミュージカル調のシーンが凄いという感動を引き起こしたりする。
振れ幅の大きい観劇であった。その割には、妙に安心して観ることが出来るという、不思議な感覚が残る。
総じて、面白かったということは間違いない。

<以下、その不可解な話の展開をあらすじとして記していますので、ネタバレにご注意ください。観劇に支障が出ると思います。大阪は日曜日まで、その後、東京で水曜日まで公演があります。公演終了まで白字にします>

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2014年4月 2日 (水)

春風悪戯 ~再び、会えたなら~【楽狂プロデュース】140401

2014年04月01日 STAGE+PLUS (70分+ライブ:30分)

2年前に拝見した劇団。
http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/120329-1edf.html

週に3、4回は観劇しているのに、チラシなどで公演情報が入ってこず、前日にたまたまTwitterで知り、足を運ぶ。
前回拝見した時も、温かくていい作品を創られるなあ、役者さんの個性に味があって、じわ~っと魅力が伝わって来る感じだなあなんてことを思いましたが、今回も似た感想でしょうか。

出会いとお別れ。ありがとうとさようなら。
両方を経験することが多い、この今の春の時期にふさわしい、少し心が切なく痛いけど、温かく爽快な相反する気持ちも自然に湧きあがってくる作品でした。
春なんだなあと感じられる素敵な話でした。

<以下、ネタバレしますので、公演終了まで白字にします。公演は日曜日まで。
芝居のあと、役者さんと色々な楽器をされる音響さんも含めたライブがあります。私は観劇しかしないので、ライブは苦手ですが、さっきまで芝居をされていた方々がそのままの流れで行われますので、特に構えることなくリラックスして楽しめます。劇中の歌はもちろん、昭和生まれ、特に60~70年代生まれは心に響く歌が流れてくると思います。ちなみに開演前も、簡単なライブで歌が聞けます>

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2014年4月 1日 (火)

裏の裏の裏は裏【劇団925】140331

2014年03月31日 インディペンデントシアター1st (90分)

3本立て短編集。
どれも笑えて、心温まるということをベースに創られているみたい。
個性的なキャラ、巧妙な会話の掛け合いなどで、大笑いして、その話の中に潜む想いに心温めるといった感じでしょうか。
全て素敵な作品でした。

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IN HER THIRTIES【TOKYO PLAYERS COLLECTION & ライトアイプロデュース】140331

2014年03月31日 インディペンデントシアター2nd  (華やかThirties:75分、麗らかThirties:60分)

以前、拝見した20歳代の女性を描いた作品の30歳代バージョン。
http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/in-her-twenties.html

設定や演出は変わらず、一人の女性を10年間の歳、各々の10人が自分会議するような感じで話は展開する。
20歳代バージョンより、格段と面白い。前は、この不思議な作風が面白いだけで、一人の女性が浮かび上がることで、感じるものは少なかった。
今回は、何か心が奮い立つような感動を得る。
それだけ、女性の30歳代は人を魅了する時間なのだろうか。

二つの異なるパラレルワールドみたいな形になったThirtiesバージョンを観劇。
これがまた面白いのだ。面白いという書き方も語弊があるが。
仕事と家庭という女性が抱える重大な問題を、自らの決断でその答えを出すまでの二つの人生が素敵に描かれている。
華やか、麗らかのバージョン名がピタリとはまる素敵な作品。

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