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2013年10月

2013年10月31日 (木)

満月 ~みんなの歌シリーズより~【南河内万歳一座】131030

2013年10月30日 インディペンデントシアター2nd

だいぶ、この劇団にも慣れてきて、この独特なテンポの言い回しとパワフルな肉体をぶつけてくる動きなどに惑わされないようになったかな。
相変わらず、訳の分からない飛んだ話にあ然としながらも、楽しく観れました。

今回は、今のどこか切迫した世の中、将来が不安な世の中という現代社会の闇を照らしながら、その中で勝負から逃げない、逃げずに戦うといった生き方を目指すように人がなるまでを描いたような話です。
はっきりと勝負がつかないように巧妙に事を進めるようなことがいつの間にか出来るようになってしまい、それでうまいこと生きているような人にとっては、ガツンと心に訴えかけてくる言葉やシーンが散在し、心苦しくなりながら、考えさせられる作品でした。

<以下、若干のネタバレがあります。公演が大阪は月曜日まで。その後、来年の2月まで、東京・九州と続きますので、白字にはしていません。ご注意願います>

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2013年10月28日 (月)

就活魔女☆とろみ【fukuiiii企画】131028

2013年10月28日 アトリエ劇研

就活をテーマにファンタジー、恋愛、友情、兄弟愛、人の想い・・・と色々なものを盛り込みながら、自分で決めた人生を突き進むことを描いたような作品かな。
頑張りが全部否定されてしまって、どうしようも無くなった時。そこに、何を見出せば、また歩みを進めることが出来るのかを考えてみたような話でした。
もちろん、この劇団ですから、たくさんの笑いを混ぜ込んで、ぐちゃぐちゃにしながら、ボリュームたっぷりに。
おかげで3時間近い大作に仕上がっていましたが、なかなか話としても面白く、役者さんも弾けるとか、魅せるとか、色々な意味で魅力的で楽しい観劇でした。

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2013年10月27日 (日)

並行戯曲【私見感】131027

2013年10月27日 ウィングフィールド

この劇団には本当に申し訳ないな。
この素晴らしさを、私は、言葉遊びを多用して刻まれる言葉をリズミカルなテンポで紡いでいき、魅力的な役者さん方の統制とれた動きと巧みな心情表現で話を展開し、作品の本質を心に訴えかけてくるような作品でしたとしか表現できない。

こんな言葉は、過去の作品の感想でも書いているので、もう今さらといったところだ。
(回想戯曲:
http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/120203-c561.html
(進化戯曲:
http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/121021-b0e9-1.html

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2013年10月26日 (土)

空五倍子色の羽音【DRY BONES】131026

2013年10月26日 築港温泉

今は廃業しているみたいだが、本当の銭湯を会場にして行われる。
わずか50分程度の作品で、さくさくと観ていると、いつの間にか終わってしまっている感じ。
そして、何だったのか、よく分からない。
ただ、観ている間はホラーチックに気味悪かったり、視覚的に気持ち悪かったり、笑えたりと、総じて面白かったという感想になる。
何だろうか。結局、繋がりを描いているような気はするのだが。

<以下、自分の考えをまとめるために、めちゃくちゃ、あらすじを書いてしまっているので、ネタバレにご注意ください。まあ、結局まとまらず、意味の分からない文章になっているのですが。公演終了まで白字にします。公演は日曜日まで。もし、この記事を目にする方がいたら、出来ることなら、観に行っていただき、どういうポイントを突いて観れば良かったのかをコメント欄にでも書いていただければ、ありがたいのですが・・・>

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6人の悩める観客【壱劇屋】131025

2013年10月25日  京都市東山青少年活動センター

 

初演を含め、大阪での公演に引き続き、今回の京都公演を観劇。
これで4回目の観劇となる。
http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/6131014-8aa2.html

 

特にもう書くことは無い。
上記リンク先の感想を読んでいただければ、文章は稚拙とはいえ、少なくとも、私が人にお薦めしたいぐらいに、ずいぶんと楽しんだことは伝わると思っている。今回もその感想は全く変わらない。
何よりも、魅力的な他公演がたくさんある中で、わざわざ4回目を観に行った事実を、面白いことの証明と捉えていただき、残りの土日の公演に足を運んでくれたりすれば、それはこの上なく嬉しい話である。

 

ちなみに、金曜の初回が終演した時点で、土曜日のお昼の回は満席まであと少し、夜の回はまだ大丈夫、千秋楽の日曜日のお昼の回は、何と満席らしい。増席とか、当日券は出るようなことをTwitterで拝見したが、詳細は劇団からの情報を確認していただきたい。制作さんもしっかりされているので、情報発信はきちんとこまめにされるはずである。
それにしても、満席なんて、この劇団をけっこう古くから観ている者にとっては、遂にこの劇団の時代がやって来たのかという喜びと同時に、本当かな、京都だから見栄はってるんじゃないだろうなという疑いを持ってしまうくらいの出来事である。
事実は、是非、ご自分の目で確認していただきたい。

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2013年10月21日 (月)

無休電車【劇団鹿殺し】131020

2013年10月20日 アイホール

劇団10周年記念で行われた、この劇団の数ある名作の中でも、最高峰に位置する傑作、電車は血で走るの5年後を描いた作品。
http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/100623-ff07.html
今回は、愛らしいながらも貫禄ある姿に、迫力抜群の歌を奏でる主宰の菜月チョビさんが海外研修に1年間行かれるということで、1年間の劇団充電前の記念公演である。
これまでのご自分方をモチーフにして、休むことなく走り続けた劇団の姿が映し出されている。そして、これからも走り続けるという決意も込められているのだろうか。
強い覚悟と同時に、自分たちへの誇り、周囲への感謝も感じられ、温かみのある話を、パワフルな舞台で楽しむ。

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2013年10月20日 (日)

正義の人びと【コロブチカ】131020

2013年10月20日 シアターカフェNyan

へこんでいる。
10月の頭から、宇都宮、東京に引き続いての大阪公演なので、ブログ、Twitter等で、その魅力は相当なものだという感想を目にしていた。
どれだけ衝撃を受けるのだろうか。そんな期待を胸に抱いて、足を運んだのだが・・・
全然、心に響かない。ただ、観ただけ。観終えて、少し反芻しても特に何も感じないという、お粗末な観劇になってしまった。
古典がダメなのだろうか。それとも、私には大事な何かが欠けているのではないか。ダメじゃないか、自分とちょっと悲しくなる。

原作はよく知らないが、アルベール・カミュの作品で、それを脚色した作品らしい。
ロシアのテロリストたちの革命への正義に対する苦悩を描いたような話で、難しそうだが、非常に分かりやすく話を進めている。舞台も緊迫感のあるシンプルだけど、美しい空間が醸し出されている。そして、何より圧倒される迫力で心情描写をされる役者さんの名演技。舞台でのその存在感は相当な見応えだった。
これは、噂どおりで、素晴らしいなあとはもちろん感じた。
でも、それが総じて作品としての感動へは繋がらなかったといったところだろうか。
どこをとっても、エリート的なスマートさがあるところが拒絶反応を起こしたのかな。そもそも、テロリストという概念に否定の意識が強く、共感できなかったのかな。とにかく、役者さんの熱演も相まって、話はよく分かりましたといった感想に落ち着いてしまう。まあ、それでも、いい勉強になったから、それでいいのだろうが。また、いつの日か思い出して、この作品の真髄に何かを感じられる日も来るだろう・・・

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俺だけ人間【山尾企画】131019

2013年10月19日 芸術創造館

ここは旗揚げ公演を拝見しており、その時は、少々描きたいことの焦点が掴めず、悩まされたところ。(http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/120715-0f79.html
今回は第三回公演。二回目は何で観に行かなかったのだろうか。興味を持った劇団だったなので、優先的に観劇しているはずなのだが・・・

で、今回の作品だが、非常に分かりやすく、惹き付けられる。
ゾンビという存在を、今の厭世観漂う無気力な人たちの象徴のように描いており、そんなんじゃダメだ、頑張れではなく、つらく悲しく、ままならないことがたくさんあって、壁にぶち当たったり、逃げたりしながらもそれでいいじゃないか、そんな色々な物に翻弄されながらも人間、楽しもうやといった背中を叩かれるような痛快な作品に仕上がっているように思う。
100分強の時間、どうなってしまうのかというスリル感を味わいながら、弱いながらも必死に生を全うしようとする人間のたくましさに心を揺らしながらの、楽しい観劇だった。

<以下、ネタバレしますので、公演終了まで白字にします。公演は本日、日曜日まで>

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2013年10月19日 (土)

すっぴんが見てみたい。【関西大学劇団万絵巻】131019

2013年10月19日 アトリエS-pace

この劇団にしては、珍しく少人数。劇場も、普段よく足を運ぶ、茨木市のワムホールやら大学のシンフォニーホールと比べると、ずいぶんとこじんまりしている。
ただ、この少人数とこじんまりした舞台を活かした魅力的な作品が創り上げられているように感じた。
個性的な芸達者だなあと思わせる役者さん方を揃えて、そんな方々が所狭しと必死に終始、力強く駆け回っている姿は、色々な不安を抱えて悩みながらも頑張って生きようとしている人たちの姿が描かれる、この作品の魅力を引き立たせているように思う。

登場人物の設定としてキャラが濃い上に、演出だろうか、それに輪をかけた言動が、少々くどさを感じ、けっこうお腹いっぱいになる。まあ、楽しいからいいのだが、どこかに箸休め的なさっぱりとした転換が出来る部分は欲しい。
各々が仮面を纏うかのように、自分の素顔を隠し、その中で、自分自身と葛藤しながら生きている姿が描かれる。もちろん、その仮面は各々、異なっており、それがその人にとってどういった仮面なのかが、各エピソードで語られている。このエピソードは決して突飛なものではなく、誰にでもありそうな、等身大の同調しやすいものであるので、非常に分かりやすい。ただ、これが全て並列的になってしまっており、あのラストシーンならば、それに絡むエピソードを強目に見せないと、少々、不完全燃焼の感が残る。

生きているうちに、いつの間にか、自分を覆ってしまうもの。本当の自分の顔ってどんなだっただろうと、自分でも分からなくなるような気がする。
でも、そんな色々な顔も全部、自分であり、それを大切にしていればいいのだろうか。
何か、そんな今の自分の顔に不安を感じる心を楽にしてくれるような話だったように思う。

<以下、ネタバレしますので、公演終了まで白字にします。公演は日曜日まで>

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劇団衛星のコックピット in 岩戸山のコックピット コンセプト3【劇団衛星】131018

2013年10月18日 KAIKA

コンセプト1に引き続き、観劇。
(http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-7.html)
とにかく、2や3も観た方がいいという意見(4は1の子供向け簡易版だとか)が多いのも頷ける。
このコンセプト3は、装甲魔神ヘラクレスが企画・開発されていた頃のことが描かれている。
コンセプト1の、お荷物状態になったヘラクレスが、国際的な謎めいた事件に巻き込まれてドタバタを起こす話の伏線的な存在の作品だろうか。
1で、少し?だったことが、どんどん明らかになる。
なるほど、なるほど、そういうことかあ、それであんなことになってたんだあと、観ながら1を振り返って、その面白さを噛み締められます。
もう一度、1を観るのも、いいかもしれませんね。そんな余裕はありませんが。
だから、DVDを予約しました。1〜4全部。
残念ながら、観劇日程の都合上、これで私のコックピットはラストなので、あとは、これを楽しみに待ちたいと思います。

<以下、若干のネタバレがありますが、変則日程での公演で、いつまで白字にしておけばいいのか分からないので、そのままにしています。ご注意願います。今回、拝見したのはコンセプト3という作品。上記したように1、2と合わせて観るとより楽しめるように思います。詳細は劇団HPをご参照ください。>

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2013年10月17日 (木)

切り絵に挑戦

先日、天保山の大阪文化館で行われている、影絵作家の藤城清治 ファンタジー展 光の贈りものを観に行きました。

まあ、凄いの一言で、感動しながらじっくり見ていたら、あっという間に4時間ぐらい。
腰が痛くなりながらも、この素敵な世界にどっぷりと浸って楽しみました。

1

それから、ずっと考えていました。
自分も、あんな切り絵を創ってみたい。

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2013年10月15日 (火)

劇団衛星のコックピット in 岩戸山のコックピット【劇団衛星】131015

2013年10月15日 KAIKA

舞台はヘラクレスという巨大ロボットの心臓部であるコックピット。
狭苦しい空間に、パイロットはじめ、様々なスタッフ、そして、ある事件に巻き込まれた人が入り込み、ドタバタを繰り広げる。
客席も、ほぼ同じ空間といっていいだろう、最前席などは、もうコックピット内にほとんど入り込んでしまっている。

巨大ロボットという子供心たっぷりの公演。}
入場というか、搭乗するという開演前からの演出もなかなか乙なものだ。
遊びじゃなくて、真剣だから、その作り込みや、設定は細かく設定されている。贅沢な映像の演出も駆使されている。
要は、大人の贅沢な遊びといった感じだろうか。演劇自体がちょっと、そんな感覚もあり、同調するところがあるかなあ。
何か敷居が高くて、文化的な意識が強いけど、実際は大人の悪ふざけだったり、子どもみたいなバカなことを思いっきりなんてことの方が多かったりする。特に、小劇場なんて言われる世界は。でも、それを本気で一生懸命創っていることが分かるから、こちらも本当に楽しくなってしまうんだ。
演劇の楽しさを、そのまま形にしたような作品なのかもしれない。

<以下、若干のネタバレがありますが、変則日程での公演で、いつまで白字にしておけばいいのか分からないので、そのままにしています。ご注意願います。今回、拝見したのはコンセプト1という作品。2~4がまだ、これから行われます。詳細は劇団HPを参照ください。私もどこまで観られるかは分かりませんが、残りのコンセプトも是非、足を運びたいと思っています>

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6人の悩める観客【劇団壱劇屋】131014

2013年10月14日 芸術創造館

初演を2回、拝見している。
http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/6110930-321a.html
http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/6111002-8783.html

初演と同じ劇場だし、近々、京都で公演もあるし、それなりに忙しいしで、今回はスルーするつもりだったが、またまた集客に苦戦中という噂を聞きつけ、ファンとしては少し応援しておかねばと足を運ぶ。
もうだいたい分かっているから、斬新な演出と、高レベルのパフォーマンス、演劇あるあるネタ、そして、あの方のあの姿でも拝ませていただこうぐらいの気持ちだったのだが・・・

これが、自分でも驚くほど、この実験的要素の多い作品の本質みたいなところが理解できるような気になる。
初演は、この斬新な演出に惑わされたところがあるにしても、今回はとても展開が分かりやすく、創り手側の仕掛けが伝わってくる。この劇団と同じように、かなり洗練された感じだ。
メタフィクションというか、私たち観客までをも巻き込んでしまった独創性高い演劇作品の魅力にどっぷりはまる。

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僕らをみて【劇想からまわりえっちゃん】131014

2013年10月14日 道頓堀ZAZA HOUSE

色々なモノが降りかかってきながらも、必死に生きる人たちへの激励を込めたような話だろうか。
色々な悩みに葛藤しながらも、自分を表現して、自分を、誰かを守るヒーローにならなくてはいけない。
かなわないものや、どうしようもないことがいっぱいある、弱い人間が、それでも力強く生きていこうとしている姿が浮き上がるような作品だった。
そんなことを、多感な少年時代の出来事と巧みに同調させて描いている感じ。
少年時代という、この劇団がお得意とする舞台で思いっきり遊ぶという魅力を出しやすい設定の中で、自分たちの想いをぶつけているようだった。

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2013年10月13日 (日)

高間響国際舞台芸術祭 Cブロック 131013

2013年10月13日 アトリエ劇研

笑の内閣、上皇の高間響さんが、今、ちょうど同じく京都で行われている京都国際舞台芸術祭に対抗、と同時に協同して盛り上げようと企画された芸術祭のようです。
参加するのは全部で7団体。
基本的に1ブロックが3団体の公演と、ディベート企画やトークショーで構成されています。
ディベート企画やトークショーには、、これまた結構、有名な方々がゲストに招かれており、詳しくはHPを参照いただければいいですが、トークショーなどは、マジかよと驚く人も登場されます(まあ、このブログがアップできる時間の数時間後には登場ですので、宣伝になりませんが。間に合うなら足を運んでみてください)。
ブロック間の公演の合間には、京都で活躍される可愛らしい女優さんお三方との模擬デートとやらも企画されており、本家とはまた違った魅力溢れる公演となっています。

今回は時間の都合上、下記するCブロックの3団体のみ。
うち、2団体は初見ですが、普段、大阪で観る雰囲気とは違った京都の劇団色が出ているような不思議な個性ある作品でした。
ちなみに、1ブロック3団体で、1日2ブロック。つまり、一日6団体が30分程度の短編を公演し、ゲストで招かれた著名な先生と、よく知らないどっかの劇団の人や、高間上皇、もしかしたら自薦で一般の客などが採点をして、優勝団体を決めるようなシステムになっています。
私がこのブログを書いている時点では、トップに立っているのは、私の大好きな友達図鑑。今日の22:00ぐらいには、残り3団体の公演も終わり、優勝団体が決まっていることでしょう。
意外にその行方が、今、気になったりしています。

<以下、明日、月曜日も公演がある団体のあらすじを書いてしまっているので、その該当部分を公演終了まで白字にします>

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2013年10月12日 (土)

チムニースイープ・ラララ【彗星マジック】131011

2013年10月11日 シアトリカル應典院

2011年、一年にわたって上演された連作の集大成としての作品となった定点風景(http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/--110709-e681.html)をベースにしているのだろうか。美しいファンタジーの世界観はこのあたりから生まれているように感じる。
そこに、二つの作品。
戦争や時代に翻弄されながらも、様々な生き方でその時を過ごしていく人の力強さや、世界の素晴らしさを語ったアインシュタインの一伝記のような作品
http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2013/01/130113-4320.html)。
刻まれるリズムに合わせたセリフの言い回しが、人の想いを強く込めた熱となって美しい空間を創り上げる作・演出の勝山修平さんのclickclockの作品(http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/post-7.html)。
全てが融合されたような作品に感じる。

個性的、かつ実力ある役者さん方の圧倒的な演技で登場人物の生き方を丁寧に描きながら、分かりやすい展開で話が綴られる。
静かに引き込まれていく。その話に世界に。
登場人物や作品の世界設定が自然に浮き上がってくる様が観ていて、リズムや奏でられる音楽ともあいまってとても心地よい。

<以下、ネタバレするほど、きちんと書けていませんが、一応、公演終了まで白字にします。公演は月曜日まで。
どんな世界にも、人にもある輝きを見つけ出すような希望に溢れる作品です。そんな、今、この世界に生きていることを愛したいと思えるような素敵な話を肌で感じられると思います>

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2013年10月10日 (木)

大きなトランクの中の箱【庭劇団ペニノ】131008

2013年10月08日 元・立誠小学校 講堂

今回もまた衝撃的な作品でした。
話自体のベースは、前回拝見した作品のようです。
http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/120502-a61f.html
チラシの紹介文からは、これに、これまで上演された他の2作品を組み合わせた構成になっているみたい。

前回拝見した時の感覚からは、妄想世界がより複雑になって、訳が分からなくなる、そして魅力のある不快感・嫌悪感が増長するだろうと予想して観に伺いましたが、これが意外。
話の展開がとても明快で、作品の伝えたいことがよりはっきりと分かるような気がします。
そして、それを感じられたからでしょうか。単純にエログロみたいな外面にだけ囚われることがなかったのか、不快感がほとんどありませんでした。これは良かったとも言えるし、少し期待外れなところも。吐きそうになるくらいの嫌悪も楽しみにしていたところがありましたから。
そして、何といっても舞台セットでしょうか。巧みな仕掛けのある全体的な構成はもちろん、細かな小道具なども繊細にマニアックに凝りに凝っており、期待以上に驚かされました。

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2013年10月 7日 (月)

ヨイヤミ【こまち日和】131006

2013年10月06日 中津・moulin kitchen

淡い不思議な空気で進む話。
会場となる高架下の暗闇の一室が作品の雰囲気ともピタリとはまり、独特の空気を醸し出している。
そこで感じる、闇の中にぼんやり浮かぶ光。
それは、誰もがきっと抱えている心の闇を解きほぐすように、自分に向けられる人の温かく優しい想いのように感じる。

宵闇の中、自分を見つめる。
暗闇の怖い世界。恐れ、怯え、苦しみ、悲しみ・・・
でも、そこには光当たる世界では見えなかった大切な想いが浮き上がってくる。
自分は幸せなんだろうな。そんなことを感じるほんの少しの温かい時間。
心が穏やかに、優しい気持ちになっていくような作品だった。

<以下、読んでもあまり分からないような気がしますが、若干ネタバレがありますので、公演終了まで白字にします。公演は本日、夜が千秋楽>

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誉め兄弟【スクエア】131006

2013年10月06日 ABCホール

職人技でしたねえ。
舞台セットしかり、会話の細々したところまで巧みな技を魅せて、面白さを際立たせた見事な作品でした。

さんざん笑って、最後に泣いてなんてことは、たまに書きますが、今回は最後は笑いながら泣いてです。
同時に起こる感情ではないでしょうが、現実にそうなっています。
涙は溢れてくるんだけど、笑いも止まらない。
この劇団は凄いとあらためて思います。

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2013年10月 5日 (土)

悪夢の六号室【ニコルソンズ】131005

2013年10月05日 トリイホール

近々、本になって、さらにはABC放送でドラマ化されるらしい。
そりゃあそうだろう。
びっくりするくらいに面白かったから。
目をつけない方がおかしい。

早々と満席になってしまい、この土曜日の夜の回だけ空いていたので、急いで予約をしたのだが、その判断能力を褒めたいところだ。
LINX'Sでの短編で面白さは確約されていたとはいえ、やはり、しっかりと本公演を観れたことは本当に良かった。

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FLAG【エニシダワゴン】131005

2013年10月05日 オーバルシアター

思っていたより難解な作品で苦慮する。
迷える人たちが今の時代を生きていくことを描いている感じかな。
なぜ迷うのか、迷いながらもどう生きているのかを見詰めてみた個性的な作品に仕上がっている。
ベースに電脳世界という、まあ、ありがちな設定を用いている割には、これまでに無い不思議な感覚を得る。

ただ、後半がつらい。どうしても飽きがくる。
パフォーマンスや個性的な役者さんの魅力でカバーしているとはいえ、全体的に淡々とフラットな話の展開であり、盛り上がりのポイントが分かりづらかった。
どう収拾つけるのか、それこそどういった選択で作品にオチをつけるのかが不安になるくらいにぐちゃぐちゃにしてからのラストを迎えれば、この個性的な話から感じられるメッセージがより引き立つような気がするのだが・・・

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少女仮面【桃園会】131004

2013年10月04日 アイホール

目の前で繰り広げられる世界に圧倒といったところか。
4月に拝見した唐十郎作品、鉛の兵隊よりかは、アングラ色はかなり薄くなっている印象を受けるが、異質の世界に入り込んでいる感は残る。
異質の世界に美しさみたいな感覚も得るのは、この劇団の魅力が出ているのだろうか。

この公演、重要な役がダブルキャストになっている。
情報を入手しておらず、他観劇日程を入れてしまっているので、もう観ることが出来ず非常に残念。
私が観たのは宝塚女優が寺本多得子さん、少女が森川万里さんのバージョン。
凛とした美女の寺本さんと、元気いっぱいで小悪魔的な雰囲気の森川さんのコンビが栄えている。
もう一つの方は、何となくイメージ的に優しい感じのはたもとようこさんの宝塚女優、落ち着いて小生意気そうな阪田愛子さんの少女のような感じで、また全然異なった空気を醸す作品になっているのではないだろうか。
本当は見比べて観たかった・・・

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