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2013年7月15日 (月)

ラブなま【劇団うんこなまず】130715

2013年07月15日 梅田カラビンカ OZC GALLERY+CAFE

話としては、5人の男が、1人の女性と色々と掛け合うだけです。最後の方にもう1人、男が追加されるけど。
もちろん、作品名から想像できるように、そこにはその女性が気になっている、恋をしているというようなところがあります。
初めて、この劇団を拝見した時のいぬのさんぽみたいな感じで、作品の深部にまでたどりつかせないように、とにかく悪ふざけや不条理会話、シュールな展開を入れ込んで、煙に巻いている。
この時間をどう過ごすのかが、毎回なかなか難儀します。
あまり考えずに、役者さんの悪ふざけを笑うという手もあるのですが、どうも、笑いの感性は私とかなりズレているようで、客席の笑い声ほど、私自身は大きな笑いを感じない。
各役者さん、打率1割ぐらいで、ヒットするといった感じでしょうか。ただ、そのヒットはホームランに近い大きな当たりであり、常にフルスウィングしていることは感じます。

前回公演でも、笑いという点では合わなかったので、あまり多くを求めないようにして観ました。
それよりも、何か伝えようとしていることを、分かりはしませんが、何となく感じれるように、色々なことをイメージしながら、恐らくはテーマとなっているのであろうラブを意識しての観劇。
その結果が下記となります。

舞台となる部屋は主人公の男の心の部屋か。
心臓音みたいなものが聞こえてくる。
水鉄砲がたくさん置かれている。
最初に入って来る人が、この心の持ち主だろうか。
悩んでいるのか窓のカーテンを閉めていく。心の窓を閉ざすみたいな感じ。
ビニールプールを膨らまそうとするが、なかなか大変そう。
恋をしているのか、女性にもてたいと思っているのか。
梅田の街の風景を時折、覗く。
もちろん、誰も気付いてくれる訳ないが、何か目が合ったような気もする。
その中に、自分の目的の女性、将来、彼女となる女性を見出そうとしているのか。

心の部屋の中に、部屋の外から来た男たちがやって来る。
初めて来たみたいな感じで、落ち着きはない。
親しい友達を、アパートにでも呼ぶみたいな感じ。
熱かったり、デリカシー無かったり、変態だったり、理屈っぽかったり、・・・
どこから来たのだろうか。感じとしては、心の病発生という緊急事態により、脳から送り込まれた様々な自分を作り出している脳細胞の欠片みたいなイメージ。
時折、かかってくる携帯電話も脳からの指令みたいに見える。

この後、この部屋に訪ねて来た女性と各々が会話をしながら、残りメンバーで見守る。
会話は噛み合わない。
恐らくは女性の方は、この男が持つ情報量が少ないのではないか。概念的な存在で、実存していないような印象を受ける。
まあ、アイス食ったり、水鉄砲掛け合ったりなんかして、
どうにか、そこから自分自身の突破口を見出そうとしているみたい。
結局、色々として、最後は二人で旅行に出かける。
ビニールプールも無事に膨らみ、彼女をそこに入れることも出来た。
そして、窓のカーテンを開けて、男はこの部屋を去る。

途中、訳が分からない芝居だと思っていることを見透かしたように、養鶏場の雄鶏たちが、一匹の雌鶏と共にそこを飛び出し、一瞬だけ、その飛べない翼で空を飛んだ話かもみたいなことを言及してきたりする。
その頃には、こちらはこちらで、頭がおかしくならないように、勝手に話を創り上げているので、よけい混乱する。

水鉄砲、トイレ、ビニールプール。
全部、水が絡んでいるように思ったが、各々が何かの象徴となっているのだろうか。
水鉄砲。単なるお遊び道具として置いているとも思えないし、何だろうか。
感覚的には、中の水が男のラブの想いみたいである。
水鉄砲の撃ち合いは、その想いのぶつけ合いみたいな感じだし、梅田の街を時折、覗く男は水がしたたったりしているみたいで、溢れるラブの感情を思い起こさせる。
トイレ。途中、そこに入り込んでしまう人が何人もいるのだが、あそこはどういった場所で、何をしているのか。
どうも、水洗という洗い流しのイメージがあり、そこでいったんリセットしてしまっているようにも見える。ラブの感情が、自分の心から流れ去ってしまう感じか。
これに対応するのがビニールプールかな。
最後に膨らんだビニールプールは男の自分のラブを、漏らしたり、洗い流すことの無い、貯蓄できる場所である。そこに溜まった自分のラブを、女に浸ってもらうことが出来るようになったといったところか。

小さなキャパの水鉄砲で、ラブを相手にぶっかける。
溜まっていくラブを全て受け入れるほどのキャパは自分の心にはまだ無い。だから、トイレで流されてしまう。
小規模で効果の薄いアタックである。
でも、そのラブに対する真摯な気持ちは、心にビニールプールを作り上げ、そこに大きなラブを根付かせる。
そのラブの中に女を浸らせて、ようやくその女を物にする。
単に攻撃を仕掛けるのではなく、自分のテリトリーに女を誘い込んで、ラブを意識させる。そのラブの量、深さを感じ取らせる。愛を注ぐのではなく、愛そのものにつからせる。
ナンパみたいな浅いものではなく、自分の深い愛を知ってもらうといった感じだろうか。
毎度のごとく、よく分からないので、今回はうんこなまずによる、恋愛ノウハウ講座を表した作品だったということにしておく。

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