baghdad cafe' 13. the LIVES TALK ABOUT HER LIFE (モノロ・テクノ+fallbility)【baghdad cafe'】130705
2013年07月05日 カフェ+ギャラリー can tutku
昨日に引き続き、4作品中の2作品を観劇。
両作品とも、これまでの観るという観劇の感覚だとなかなか難しい気がする。
不思議な感覚の中で得られる心地よさを味わうような作品と言えばいいだろうか・・・
<以下、よく分かっていない状態で感想を書いているため、ネタバレはしていないと判断して白字にはしていません。少しだけ気になるところもあるので、ご注意ください>
・fallibility
洗濯の出来ない女、飴をなめ続ける女、金を返さない女の意味不明な言葉の応酬で形作られた会話劇。
これは・・・
分からない。
たくさんの言葉に隠された本当の気持ちを感じてみてくださいという命題が与えられているようだが、まあ、テストだったら白紙で提出。
よかった。本当にテストだったら追試になって、もう一度観にいかないといけないところだ。今週はこの公演も含まれているが、どんかぶり演劇祭と称して、多くの公演が重なっており、とてもそんな余裕は無い。
過ちに囚われ続けた女性が新しく生まれる自分を祝福するまでの話か。
過去を洗い流せない、甘えをいつまでも求める、借金という明確な形で過ちを持ち続ける人みたいに考えて観ていたが、つじつまが合わなくなってくる。
生まれ変わりたい。brand-new 私がキーワードだろうか。
立ち止まって同じことを繰り返しているような人たちだが、fallibilityという人の誤りやすさを逆手にとって、いつの日か、自分が予想もしていなかった新しい展開に人生が動き始めるような感を得る。
同時にこれまで囚われていた過ちも、所詮、fallibilityという人は誤りを免れることは出来ないのだから、それに固執して人生立ち止まっても仕方ないよみたいなことを伝えているような気がする。
・モノロ・テクノ
縁日での出会い。
楽しい時間。
少しずつ生まれるズレ。
やがて、別れ。
新たな恋。
互いの甘えが生み出した過ち。DV。
親身になってくれた上司との不倫。
バーでの再会。
彼との田舎暮らし。
安住の地。
子宮ガン。
死と向き合う中で、駆け巡る自分の人生・・・
これも分からないなあ。
これは言葉と言葉の間のふとした空白を想像してみてくださいが命題。
してみたけど、ふとした空白自体が見つからない。
ずっと音楽のように流れていく作品だったように感じるのだが。
私はあなたに伝えたいことがある。
ある女性の人生を4人の役者さんで描く。
各々、私の役割が、Sound wave、Situation、Emphasis、Feelingとなっている。
見ていて、少し違うところもあるのだが、感じとしては4つのカメラが準備されているようである。
私が持つカメラ、相手が持つカメラ、状況描写をする客観的なカメラ、私の心を映すカメラ。
役者さんは演技をして、私という女性を描くというよりかは、言葉という音による聴覚認識、ジェスチャーやコンテンポラリーダンスのような動き、表情変化による視覚認識を強弱つけながら、私たちに植え付けて、一つの話として脳に送り込もうとしているような感じである。
舞台にはマイクも設置されており、どうも、各パートの私を拾い出して、一つの楽曲を創り出すみたいなイメージを持つ。
役者さんは各々の楽譜みたいなもので、それが合わさったオーケストラを聴くような感じだろうか。
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