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2013年6月26日 (水)

8-eight- 130625

2013年06月25日 千日前TRIBE

トリイホールのビルの地下にこんなライブハウスがありました。
そこで、知らぬうちに、こんなアドシバのような8人の味のある役者さんたちのバトルが繰り広げられていたみたいです。

終始、和やかなムードで、大笑い、苦笑いしながら、過ごす楽しい時間でした。

客入れ、前説は湯浅崇さん。
何でも、前回、最下位になって、その罰を受けているそうで。
最近、生まれたお子さんの話などをされて、客から大いにツッコミを受けるという和やかなムード。

MCは桐山篤さん。
役者さんとしての姿しか拝見したことないので、けっこう新鮮。いっぱいいっぱいで、たどたどしいながらも、貫禄あるMCっぷりでした。
前回、トップだった方はMCとなり、バトルには参加しなくていいみたいです。でも、役者さんとしては、こちらの方がけっこうな罰ゲームになっている模様。勝っても、負けても、要は目立ちすぎたら、次月に辛い仕打ちを受けることになるシステムのようです。
そんな桐山さんを巧みにフォローして、本当に進行を務める方が飛田尚美さん。紅一点で、お綺麗な方でした。

まず、2か3と数字の書かれたくじを引きます。
これで、8人の役者さんが、くじによって最終的に3グループに分かれることになります。3、3、2といった感じで。
次に役者さんのお名前が書かれたくじを引く。数字に対応したバトルに出演する人の決定です。
そして、最後にお題が書かれたくじを引く。これは、あらかじめ客が好きな言葉を書いたものです。
アドシバのように、引いたお題で即興芝居をする。2分30秒で照明がチカチカして、3分で終了。
これを3回繰り返す。2回目からは、何やら音響をいじるDJみたいな怖そうな審査委員長と称される方のさじ加減で音楽が入り込み、芝居をさらに盛り上げることになっています。

最初にバトルを繰り広げる役者さん8人が舞台に集結。
持っている免許、取りたい免許などをテーマに自己紹介を兼ねて挨拶。
面白い検定を見つけてきた方、架空の検定で笑いを取るつもりの方、まじめに持っている免許、受けてみたい検定を話す方・・・
最後に各々の役者さんを採点するのですが、ここで、第一印象が決まります。

まずは、第一試合開始。

・誕生日

今日は囚人629号の誕生日。
看守と628号はバレバレのサプライズを。
髪が少しさみしい629号に髪の毛をプレゼントするが、629号は、今日はあの十三階段を・・・

湯浅さんの頭ネタ。
お祝いムード一転の憐れな結末が、役者さんの雰囲気とはまります。

・アメリカ

◯◯に行きたいか。
あの有名なアメリア横断クイズの司会に抜擢されようとしている若手は、その名文句が出てこず・・・

新免誠也さんの天然の物知らなさっぷり。
それに苦悩する入谷啓介さん。
このスタイルは以後のバトルでも継続して、笑いを生み出します。

・爽やかっす

自分に振り向いてくれていないと、彼氏に不満をブリブリでアピールする女。
決めるところは決める男に、女は・・・

キャラ設定が定まらず、ぐだぐだに。
いつの間にか女性キャラになったアサダタイキさんに、必死に合わせようとする日ノ西賢一さん。

第二試合。

・ギャンブル

レイズ。相手の顔を見ながら、緊迫するカードゲーム。
決着。猪鹿蝶。
そこに、警察の摘発が入り・・・

カードゲームをうまく活かした、相手の腹の探り合い。
谷屋俊輔さんと魔忌堕君さんの心の中のドキドキが伝わるよう。
最後のオチは、警察のアサダさんが見事に決める。
これは、音楽ともマッチしており、とてもいい出来でした。

・うどん

力任せに叩きつけてもダメ。
おいしくしたいという気持ちを込めて、ヒップアタック。
腰のあるうどんの作り方を若手に指導する。

新免さんの先を見ない力任せな出だし。
それに、これまた先が見えていない状態で合わせ始める萬谷真之さん。
こんなカオスな場を冷静沈着な目で見詰め、収拾をつけた入谷さんの力が光ります。

・狂人

狂いたくもなる。
あと、わずかな命では。
そんな二人の男の感極まった感情は・・・

開始数秒で音楽投入。
そうせざるを得ないぐらいの出だし。
気が触れた湯浅さんと日ノ西さんの必死の演技。

第三試合。

・阿波踊り

アメリア横断クイズはもう古い。
新企画は四国にあり。
でも、やっぱり若手は四国のこともよく知らず・・・

さすがに捌ききれなかったか、入谷さん。
何か自分の思惑があったみたいだが、うまく噛み合わせることの出来なかった魔忌堕君さんとあいかわらず自由奔放な新免さん。
完全にお題が活かされない失敗作。
ちなみに、このお題は一緒に連れてきたお友達のやつ。

・ぴちぴち

魚じゃダメ。
プロデューサーは納得しない。
上腕二頭筋のピクピク。
それだ。もっと体、全部を見せて・・・

ご自慢の筋肉を活かした谷屋さん。
でも、パン一にまではなる気がなかったみたいで、少々盛り下がり。脱げばよかったのに。
厳しく、追い詰めるSの一面を出す湯浅さん。

・免許

車の運転免許。
身を持って、車のことを分かって欲しい。
だから、今から君はハンドルだ・・・

日ノ西さんを車に見立てて、おぶさりながら運転する萬谷さん。
それを見守りながら、車の運転の芯を教えようとする教官、アサダさん。
悪ふざけ、極まりない作品。

ここからは、キリタイムと称して、MCの桐山さんも交えて行われます。
これまでの試合で不本意だったという方がもう一度自分をPR出来る時間となります。
吉と出るか凶と出るかといったところでしょう。

・株主総会

我が社の株価はもう崩壊。
株主の答えは社長のサヨナラライブ。
誰一人来ない総会会場で、社長、明日からの生活もままならない社員によるライブが始まる・・・

寂しい会場で、訳の分からない状態に追い込まれる社長、桐山さん。まさに、今、舞台に立つこの方の気持ちそのものが伝わってきます。

・ひげ

動く髭を追っかける男。
捕まえて、付けるとあのヒゲダンスが蘇る。
僕たちもヒゲダンスをしたい。どちらかを選んでください。
熱意ある若手二人に対して、カトちゃんは・・・

こちらも、意味の分からない不条理な設定で、髭ダンスまで踊らないといけない桐山さんの哀愁が漂う作品に仕上がりました。

採点タイム。
1位:3点、2位:2点、3位:1点。そして、最下位:-1点。
客が渡された用紙に、各々対応する役者さんを選出。
そこから、10枚が選ばれ、舞台上で発表されます。
審査委員長も採点に加わり、ダブルポイントを持っています。

結果は新免さんが見事に最下位に。
1位はアサダさんでした。
これで、次回の8月に行われる企画名のeightにちなんだビッグイベントでは、MCに。良かったのか悪かったのか。
途中、萬谷さんと新免さんが最下位争いのデッドヒート。
ところが、萬谷さんに1位を入れた方がいらっしゃって、大逆転劇に。
会場、盛り上がりました。
ちょっと、審査員長の方をチラチラ見ていたのですが、盛り上がるように頭をつかってうまくされてたんじゃないかな。
最初、選ばれた10枚の投票用紙のうち5枚だけ飛田さんに渡して、発表開始。
その間、残りの5枚は審査委員長が、発表の順番を考えて、渡していたようでした。
なかなかの策略家ですな。

次回は8月。
お盆休み前後あたりで、いつもとは異なりお昼ぐらいからの長めのイベントを考えられているようです。

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