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2013年6月24日 (月)

夕暮れ社、海のリハーサル【夕暮れ社 弱男ユニット】130623

2013年06月23日 元・立誠小学校 講堂

ずっと気になっていた劇団。
いつかとか言っていたら、ずっとタイミングを逃すことも多いので、今回は大阪で観ようと思っていた2劇団を切り捨て、こちらに足を運んでみた。

期待を高め過ぎたかな。
正直、それほど面白くなかった。
夏の海をテーマに10本のコント。
全てが当たりということはさすがに無いが、数本は笑いという意味で面白いものもあった。
役者さんの個性はかなり強く、面白キャラが多数、出来上がっている。
ただ、どうも公演全体として面白味はあまり感じなかった。
演劇としてコント公演をするという点で、その構成や演劇らしい魅力に欠けているところがあったのではないだろうか。

・「海のテンション」のリハーサル

海キーワードで体を思いっきり使ってテンション上がる男。山キーワードではすっかりテンションダウン。
海キーワード連発。疲れてきて・・・

・「海水浴」のリハーサル

海に来たカップル。
一緒に泳いでいても、砂浜に置いた荷物が気になる。
怪しげな男がちょこちょこ現れるので。
交代で泳いだら泳いだで、彼女にちょっかいかける奴が現れ・・・

・「海写真」のリハーサル

モデルの写真を海辺で撮る写真家。
モデルはこの後、デートなのでさっさと済まさないと。
でも、地元のおじさん、カップル、挙げ句の果てには、待ち切れない気持ち悪い彼氏まで現れて・・・

・「夏フェス」のリハーサル

片手にタオルを持ち、砂浜に集まるみんな。
迎えるはフェスの楽しみを教えてくれたカリスマ、向井さん。
音楽にのせて、ノリノリでタオルを回してはしゃぐ。
でも、向井さんのがんじがらめのノリ方に・・・

ここまでが全て、繰り返しパターンで、盛り上げて行くパターン。
飽きる。
上述したように、役者さんのキャラはかなり強烈なので、何とかなっているような印象。
古藤望さん(マゴノテ)の気持ち悪いキャラ、小林欣也さんの哀愁漂わす情けない男のキャラ、向井咲絵さんの熱がこもり過ぎのキレキャラが目立つ。

・「マーメイド」になりたい

マーメイドになるため、面接を受ける女性。
お決まりのポーズ、表現力、ダンスとチェックをするが、いまひとつ。
今回はご縁が無かったということで。
いえ、最後にこれだけ。
起死回生の得意の歌を披露する女性。

あんまり面白くなかったと書いた割にはけっこう笑った。
岩崎優希さん((有)ライターズカンパニー)の綺麗なマーメイド姿での、毒のある飄々とした語り口調は面白い。
藤居知佳子さんには驚き。この劇団をよく知る人にとっては定番なのだろうか。さすがは、京都の劇団。芸達者な役者さんが豊富だ。

・「ことう」のケンコー骨

自分の求めているジュースについて語り合う二人。
話の流れから、最近、はまっているマッサージを始める。
ケンコー骨に手を差し込みたい。
とにかく何度でもチャレンジしようとする男に、激しく拒絶する男。

何となく気持ちがよく分かる奇妙な面白さがある。

・「準備運動」のリハーサル

準備運動をせずに海に入りたい女。
強制されて、別れた男3人、絶交した女1人。
案の定、溺れる。
救助する別れた男と絶交された女。
人工呼吸が必要。
誰が彼女とのキスを射止めるかで揉め合いになり・・・

ありがちなドタバタコント。
しつこく、くどく攻める形が好きなのだろう。
このあたりで、ワンパターンな構成に少々、退屈になってくる。

・ポセイドンになりたい

今度はポセイドンになるために面接を受ける女性。
素敵な歌声でポセイドンも乗り気に。
でも、マーメイドもやって来て、取り合いに。
でも、ライバルは二人だけではないみたい。
明日は海坊主と・・・

ここはうまい。
お笑いが単にコントをするのではなく、劇団が一つの公演として、構成も含めて面白さを出すことが、こういった公演を観る楽しみの一つだから。
ポセイドンの役者さんのお名前が分からないが、なかなかキャラへの入り込み具合が面白い。

・うみ、しほ、トモダチ

ロボットと海に行く女博士。
砂浜で遊んでいる間は、ロボットのミサイルで砂の城を潰したりして楽しく過ごす。
でも、海に入ると、機能停止。
その度に、油をさして治す博士。
もう、海には連れて行けない。
でも、強引に向かうロボット。
もう、大丈夫。フッ素加工されたから。
二人の楽しい海の時間が始まる。

自分の好きな海。そんな海に自分が作ったロボットも連れて行きたい。
ロボットも海が大好きに。だから、戻ってもいつでも目は海を見ている。
やっぱり海にみんな行きたいんだ。だって、そこはみんなが楽しめるところだから。
この公演の今年の海のリハーサルといったところに通じているみたいだ。
笑いという点では、また、役者さんのお名前が分からないのだが、ロボット役の方がロボットらしく振る舞うことで適度に組み込んでいる。加減をわきまえたいい雰囲気が出来ているように感じる。
でも、ここで一番見せたいのは、抑えても抑えきれない海への想いなのではないか。だったら、もっと、心に残るような話の展開も求めたい。
人によるだろうが、私はコントだからと言って別に笑いだけを多くは求めない。それなら、やはりテレビとかでご活躍の方々を観に行く。祇園花月だって近くにあるんだし。
劇団が行うコントに興味があるわけで、やはり、このような作品でもっと公演自体の面白さを心に刻めるぐらいまでのものを観せて欲しい。

・海のリハーサル

海に到着する男女のグループ。
車で疲れたし、ゴザを敷いて、休憩。
でも、そのゴザでみんな悪ふざけを始め・・・

大団円といったところか。
とにかく海に行けば、疲れた体も吹っ飛んじゃう。
気持ちが高まってしまう。
さあ、海に入ろう。
そんな感じ締められている。

私にとっては、海は劇場だな。
今年の夏もたくさんの劇場で楽しむ予定だ。

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