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2013年1月

2013年1月29日 (火)

祭!vol.1【足一】130128

2013年01月28日 かつおの遊び場

以前に拝見したことのある足一というダンスカンパニーの主宰、井上大輔さんという方が企画したお祭り企画。
http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/5120401-239e.html
歌とダンスを中心に一押しの方々を集めた公演のようです。
お気に入りの役者さんが踊るということで、観に行ってみようと思ったものの、どう考えてもライブハウスでのこの公演はアウェー感が強い。
友達を無理やり連れて、伺ってみました。

どうしても普段が芝居中心なので歌やダンスを観るのは苦手と言えども、登場される方々は自分のしていることに強く誇りを持つ魅力的な方々でした。
そんな方々の力一杯の表現を楽しむ。そんな公演だと思います。

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さよなら父さん【演劇集団あしたかぜ】130128

2013年01月28日 シアトリカル應典院

作品としての感想はちょうどうまい具合に作品中の俳優役の方が言ってくれたかな。

観終えて、羨ましいなとすぐに思った。
もう語ることも出来なくなってしまった大切な人。
そんな人を想う時、自分は自分の頭の中でしか甦らせてあげられない。
でも、創造することの出来る表現者は、それをこういった作品として創り上げ、その中で記憶をたどっていける。

舞台で父さんとまた出会えただろうか。
舞台で浮き上がる父さんときちんとさよならを言えて、歩んでいく決意が出来たのだろうか。
作品の中で父さんともう一度向き合い、その結果がありがとうという言葉と笑顔で前へ歩もうとする姿ならば、それは喜ばしいことだ。
観劇後の拍手はそんなエールとして受け取って欲しい。

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竹取乱舞【ARTIST UNITイカスケ】130127

2013年01月27日 芸術創造館

とてもよく練られた楽しいエンターテイメント作品でした。
いつの時代でも繰り返される人間の争い。
はるか過去からはるか未来まで。
時間を超えて、人間の愚かさを描きながらも、そこに本来ある人の優しさを信じて、希望を託したくなる話でした。

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木菟と岩礁【伏兵コード】130126

2013年01月26日 インディペンデントシアター1st

震災をベースにして、人同士の向き合いを描いている話のように思う。
人の脆さや弱さが嫌な感じで描写されているが、等身大の人間を思わせることで、数々の困難もきっと乗り越えていけるのではないのかと、一筋の光を感じさせる。
作品自体は、非常に重苦しくて暗いが、その中で、希望となんて言えないくらいの小さな小さな光が祈りのように見えてくる。

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2013年1月28日 (月)

ともだちの名前【シバイシマイ】130126

2013年01月26日 トリイホール

子供たちまでが犠牲になる戦争の実態をベースに、そんな不幸な子供たちへ愛おしい気持ちを投げかけているような優しい話。
同時に戦争への憎しみ、平和への想い。今こそ、人を想い合うという、自分たちが出来る小さなことから幸せな未来を繋げていき、新しい世界を開拓しようといったメッセージを強く感じる。

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2013年1月26日 (土)

よぶには、とおい【桃園会】130125

2013年01月25日 アイホール

観劇して何となく思い出した二つの作品。
一つは、もうだいぶ前のPM/飛ぶ教室の会えないで帰った月夜。
この頃はまだブログを書いていなかったので、頭の中の記憶しかない。
静かで厳粛な空気の中、死者を慈しむ残された者たち。同時に死者の残された人たちへの、生きて欲しいという祈りを感じさせる優しい作品でした。
今回拝見した作品中の、生死の間にいる者、それを見守る者たちの、互いに思いやった優しい雰囲気が記憶を思い起こさせたのでしょう。

もう一つは、昨年のスイス銀行のラブソングでも書いてみる(ヒマだから)。
http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/120514-5d4b.html
これはそのまま病院の屋上を舞台に、死を意識させながら、残される者、去り逝く者の姿を描いた作品。記憶がよみがえってくるのは当然かもしれません。
病院で死んでいくこと、その時、残される家族、友達、恋人たちが向き合うべきことを真剣に考えさせられる点が似たイメージを持ちました。

前者は静かで厳粛な会話の中、後者は笑いに包まれた楽しいやり取りの中で、そんな死を見つめる結末へと話をもっていきます。
この作品は・・・
何でしょうか。桃園会、深津篤史さんの作・演ですから、何やら不思議な世界には連れて行かれます。
お前、誰なのみたいな女性も登場したり、詩的な描写も多用され、いつもながらの困惑を避けることは出来ません。
その中で、感じることは、やっぱり前日拝見したblue filmと同じく美しい世界の中でといった書き方になりますね。
さして芸術センスも無き人が美しいだなんて、死を描いているのに美しいというのは死を美化した冒涜かみたいなことを思わないでもないですが、そう感じるものは仕方ありません。
死を描くことで、同時に生も描いているからでしょうか。もっと言えば、生の人を描いているからでしょうか。
いずれはたどり着く場所とはいえ、その死が目の前に迫って来ていることを感じる人たちの不安に、その死とはまだ遠く離れた場所にいながらも、家族・友人・恋人の死を感じることで、その死を同じように目の前に感じてしまう生きている人のとまどい。
病院という、生と死が混在する特殊な空間において、見えるはるか遠い景色、時折、聞こえてくる鈴のような澄んだ音。
そんな物が全て美しい描写として映ります。

死を通じて、今、生きている世界の尊さを伝えようとしてるのでしょうか。
今、こうして、仕事のかたわら、ブログを書いていますが、こういった深く考えさせられる難解作品の感想はなかなか筆が進みません。
さっきから、ここまでの文章を書くまでにも、何度も外に出て、景色を見ながらタバコを一服しています。

いつまで、こんな気持ちが続くかは分かりません。
外の景色がとても澄んでいて美しい世界だなあと思うのです。

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2013年1月25日 (金)

blue film【桃園会】130124

2013年01月24日 アイホール

1年振りの観劇。
(昨年観劇時の感想:
http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/blue-film120127.html
一度書いた文章を消すのが嫌なので、知らなかったとはいえ、失礼なことを書いてご指摘を受けた経緯も一緒に載っています。反省として、桃園会は、観れば悩まされるのを分かっていながら、観劇最優先候補としていますので、そこはご容赦のほどを。

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2013年1月21日 (月)

【舞台版】絶体絶命都市 -世界の終わりとボーイミーツガール-【劇団エリザベス】130121

2013年01月21日 インディペンデントシアター1st

原作となるゲームを知らないことがあるからだろうか。
話としては、ついていけないというか、少々、破たんしてしまっている感覚はぬぐえない。
ただ、この作品名のように絶体絶命に陥った都市において、ほんの一時だけ生まれた小さな恋愛が世界を救い、一人の男、そして周りの人たちの生きるということに救いをもたらしたことは綺麗に描かれているように感じる。
光り輝く姿を見せる役者さん方が印象的であった。

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ORANGE【PEOPLE PURPLE】130120

2013年01月20日 新神戸オリエンタル劇場

素晴らしい作品でした。
人生変わるとか、涙が止まらなくなるとか、2000本近い観劇作品で3本指に入るとか、数々の賞賛の言葉は耳にしてきましたが、ようやく自分の目でそれを確かめることが出来ました。
誰一人、嘘ついてなかった。

感想は下記に述べていますが、アフタートークでの劇団員さんの言葉や、ゲストで呼ばれた現役消防隊員の方の言葉から、結局は命を大切にして欲しいということにつながっているようです。
自然災害などどうしようも無いことも多いですが、それでも自分の命を守り、それからその周囲の人の命を守ることは、一般の人でも出来ること。
そんなことを、今一度思い出して、日々の生活を生きて欲しいという、命に対して真剣に向き合った方々の気持ちが伝わってくるようでした。

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2013年1月19日 (土)

短編集:几帳面独白道化師 A stage【バンタムクラスステージ】130119

2013年01月19日 十三 BlackBoxx

B stageに引き続き観劇。
こちらは、この劇団色が強い感じになっている。
緊迫感に長けて、力強い濃い見応えのある作品が揃っている。

(以下、ネタバレしますので公演終了まで白字にします。公演は日曜日まで)

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短編集:几帳面独白道化師 B stage【バンタムクラスステージ】130119

2013年01月18日 十三 BlackBoxx

3つの短編集。
唖然とさせられる作品、この劇団らしい重厚なかっこいい作品、この劇団らしくないほんわか心温まる作品。
どれもいい。
順番もよく考えられてる。緩緊柔ってところかな。
短編といっても、しっかりした作品となっており、贅沢な公演と言えよう。

(以下、ネタバレしますので、公演終了まで白字にします。公演は日曜日まで)

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ツキシカナイ【満月動物園】130118

2013年01月18日 シアトリカル應典院

前作のツキノウタと似た印象を受ける。
http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/120212-5e18.html

生まれてきたこと、生きること、死んでいくこと。
その証は、色々な人に支えられながら、ずっとずっと続く。
生の喜び、感謝。尊い生死の概念が浮き上がってくる美しい作品だった。

(以下、ネタバレしますので、公演終了まで白字にします。公演は日曜日まで)

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2013年1月18日 (金)

人の香り【燈座】130117

2013年01月17日 ウィングフィールド

母、河東けいさん(関西芸術座)、娘、条あけみさん(あみゅーず・とらいあんぐる)の二人会話劇。
義足の娘が出会ったひどい事件、過去の二人が経験した家族の出来事を徐々に明らかにしながら、厳しい世の中で各々の立場で強く前を向いて生きようとする二人の姿を描いているような作品。

ベテラン女優さんなので、舞台に惹きつける強烈な演技はもちろん見どころ。
さらに、新人戯曲賞とやらで最後の最後まで残ったという、会話からの物語とは別にもう一つの話を生み出すような巧妙な作りも魅力。

(以下、ネタバレしますので、公演終了まで白字にします。公演は日曜日まで)

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カンヤム・カンニャムと彼女の左手【fabricant fin】130117

2013年01月17日 カフェ+ギャラリー Can tutku

冤罪をベースにして、言葉で信じ合うことの難しさを描いているといった感じだろうか。
言っても無駄なことは多い。でも、語り合うことで生まれる信頼の大きさは、そんなことを決して無駄にしないようだ。

こちらの精神状態の問題か、初日ということが影響しているのか、テーマがテーマだけに張り詰める空気の中での緊張感をもった会話劇をもっと期待したい。
話がまだ見えない前半の退屈感も気になる。
話が展開し始めてからは、もっとピリピリした空気が漂いそうだが、私はそれを感じられなかった。
ただ、静かな雰囲気というだけでは、役者さん方は魅力的な演技をされていることはよく理解しているつもりだっが、会話に強く惹きつけられない。

(以下、ネタバレしますので、公演終了まで白字にします。公演は日曜日まで)

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2013年1月16日 (水)

うかむ瀬14<北新地>

年始の早梅の御献立。

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うかむ瀬13<北新地>

ほったらかしにしてたので、一応、記録。
2012年末の、年なごりの御献立。

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2013年1月14日 (月)

アルバート、はなして【彗星マジック】130113

2013年01月13日 シアトリカル應典院

秀逸という言葉でいいだろうか。
アインシュタインの人生を丁寧に描く中から、戦争の歴史や時間が持つ世界を浮き上がらせたボリュームある脚本に、難解な部分も笑いや緩急つけた展開で分かりやすく表現されてる演出。そして、何より、個性的、かつ実力を伴った役者さん方の熱量たっぷりの圧巻の演技で創り出される舞台。
これはいったいどうなってんだ、何で有名とはいえ一人の男の伝記からこんな美しい世界が生まれるんだと、逆に頭にくるぐらいに、素晴らしい作品だった。

チラシを見たら気づきそうなものだが、アインシュタインの話ということも知らずに平然と何の事前知識も無しに足を運ぶ。
その割には、観ていて、けっこうアインシュタインのことを知っている。
どこで、そんな知識を得たのかと思ったら、これだ。
大阪大学六風館のそれでも地球は回っている。
http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/110910-ab38.html
こちらは、科学者の信念のようなものを強めにテーマとしていますが、アインシュタインとユダヤ迫害、戦争への科学利用などの歴史を描いて、彼が天才的な科学者であったと同時に、平和を強く愛する人だったことを伝えています。
色々と観ておくものである。
少しでも知っておくと、何か安心してじっくり観れるので、きっと今回の観劇の大きな感動に役立ったはずである。

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2013年1月13日 (日)

プラットホーム スピンオフ【劇団もんじゃ】130113

2012年01月13日 ウィングフィールド

駅のプラットホームを舞台にしたオムニバス作品。
チラシに、5回中1回の公演は小さな子供もOKみたいなことが記されている。
観始めて、最初の方は、これは逆で、基本、子供に見せて、付き添いなら大人もいいですよぐらいの感じなんじゃないかと思っていたが、幾つかの作品を拝見しているうちに、これはなかなか大人も楽しめる巧妙な作りになっているぞと思い始める。
実際、かなり楽しめる作品だった。
世代関係なく、みんなで笑いあって楽しめる、とてもいいバランスを取った構成である。
楽しい時間というのは、こんな時間のことを言うのだろう。

(以下、ネタバレしますので、公演終了まで白字にします。公演は月曜日まで)

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炎の杜【劇団有馬九丁目】130112

2013年01月12日 芸術創造館

非常にいい。
パワフルで縦横無尽に舞台を休む間なく駆け回る統制とれた姿は学生演劇の最高峰に到達していることは、きっとご本人方も自負していることだろう。
前回公演が非常に難解であったことと、今回の作品名のイメージから事前に少しは知識を入れておかないと置いてけぼりにされるだろうと危惧し、鎮守の森、神社合祀、自然崇拝などなど、関連しそうなキーワードを一応調べて観劇に臨んだのだが・・・
不必要だった。
頭悪くても楽しめるから、すっからかんで観に来ても大丈夫ですよという情報は告知しておいて欲しかった。

(大丈夫なような気もしますが、一応ネタバレ注意ということで、公演終了まで白字にします。公演は日曜日まで)

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2013年1月12日 (土)

キリンの8割、わたしの2割【ATLAS】130112

2013年01月12日 千日前トリイホール

いつもながらのいいお話だった。
とっても心温まる優しい作品なんだけど、同時に単にお涙ちょうだいで感動させるなんてことせずに、厳しい現実も描いている。
色々あるけど、好きになるってことは素晴らしいよ、想うこと、想われることを受け止めるって大切で、大事なことなんだよと伝えてくれている感じで、幸せな気持ちになれた。

(以下、ネタバレするので公演終了まで白字にします。公演は月曜日まで)

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明日放る【劇団うんこなまず】130112

2013年01月12日 AManTo天然芸術研究所

公演がまだ続いており、語弊を招くのも嫌だが、正直にはっきり感想を書けば、決して面白いとは思わなかった。
これは笑いという点で。現に、60分、一度も笑っていない。
特殊な舞台設定になっており、他の客の様子もよく分かるのだが、多くの方がけっこう笑っていた。
学生劇団所属など、同じ釜の飯を食った創り手さんじゃないと笑えないんじゃないのかと感じるところがある。
何か、観劇していて寂しかった。

ただ、3人の役者さんの魅力や舞台の趣向はなかなかの凄さを感じる。
非常に統率がとれており、雰囲気のある劇場や舞台にうまくはまった演出となっている。
緩急つけたいいテンポで好き放題に振る舞う姿は、この作品の最大の魅力であろう。

明日放る、アスホール、asshole。尻の穴。
多分、こんな感じでいいのだろう。
尻の穴から、人からアホと思われるようなうんこみたいなものをまき散らす。
そんな作品。

(以下、舞台演出とかがネタバレするので公演終了まで白字にします。公演は月曜日まで)

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本日は『招かれざる客』を即興で演じます。【近畿大学文芸学部芸術学科舞台芸術専攻22期ドラマコミュニケーション演習授業公演】130111

2013年01月11日 近畿大学Eキャンパス アート館

アガサ=クリスティの有名作品を即興でやるとかいうチラシに魅せられて、昨年、力ある公演を幾度と観た近畿大学だからだしと観劇。
思っていた感じとはずいぶん異なりますが、これはこれで非常に面白い作品でした。

真実は何処にあるのか。
推理サスペンスだから、犯人は誰かということを考える。
この考え方がそもそも違うのかもな。
真実は、即興として如何様にも変幻自在の演劇作品であるということなのだろうか。

(以下、ネタバレしますので、公演終了まで白字にします。公演は明日、土曜日まで)

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2013年1月 8日 (火)

記憶のない料理店【飴玉エレナ】130108

2012年01月08日 アトリエ劇研

山西竜矢さんの一人芝居。
技術的なことは分からないのだが、かなり匠の技なのではないだろうか。
演じ分けのうまさ。表情、口調はもちろん、視線一つにしても、丁寧な演じられ方をしているような気がする。
そして、何よりも一つ一つの造作がとても美しい。
マイムの公演を観ている時に思う動作一つ一つを大事にしているなあと思う感覚と同じであった。

失った記憶の中から甦ってくる事実。
そこには悲しいことが隠されていたが、同時に温かく優しいものも思い出されていく。
若い男女4人のいつまでも記憶に留めておきたくなるような素敵な話だった。

(以下、ネタバレ注意。公演が明日、そして12日と変則日程なので、白字にすると忘れてしまうのでしません。ご注意願います)

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2013年1月 7日 (月)

<DVD>モナリザの左目【Nana Produce】

昨年、観逃した数多くの作品の中の一つ。
まだ、観劇が本格化する前の、この短い一時にDVDを観ておきましょう。

噂以上に相当な力ある心情描写。
深い。愛情も憎しみも。
そんな人間の姿が、緊張感ある雰囲気の中で丁寧に美しく描かれています。

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2013年1月 6日 (日)

第3回 企画外企画劇場 IN京都 130106

2013年01月06日 元・立誠小学校 自彊室

最近ではお馴染みになった元・立誠小学校だが、初めて入る部屋。
畳が敷かれていて、ステージみたいなところもあり、旅館の宴会場みたいな感じになっている。
新年会らしく赤じゅうたんに金屏風で雰囲気がある。
そこに少々いかがわしい若い役者さん方がたくさん勢揃い。
どんな感じだったかは書くまでもないだろう。

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2013年1月 5日 (土)

よる【小人中毒】130105

2013年01月05日 STAGE+PLUS

今年初観劇はここから。
女性お二人の会話劇。
少しブラックジョークを効かしたコミカルな作品と、女性の奥深い恐さを描いた強烈な闇の作品のオムニバス。
新年早々、異色な公演に足を運んでしまった・・・

(以下、ネタバレしますので、公演終了まで白字にします。公演は明日、日曜日まで)

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