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2012年12月31日 (月)

【番外編】2012年度 観劇作品ベスト10 その5

これで今年の振り返りおしまい。
長々とすいませんでした。

幾つかの劇団から構成される公演、LINX'Sに代表されるようないわゆるショーケース型公演はベスト10選出の対象外にしたので、少し見直して、幾つかの作品をピックアップ。

あと、最初の202本の絞り込みでなぜか消えてしまったお気に入りの作品を、各月毎に1本ずつ、12本。

そして、いまだ、何だったのか分からない頭を混乱させられた奇怪な作品を7本。

・ショーケース型公演で印象に残っている作品

空想組曲:深海のカンパネルラ ~R.O.D version~
(10/24 LINX'S TOKYO Bチーム 上野ストアハウス)

切なくも美しい世界。自然と涙が滲む。

梅棒:キック・オフ!!
(5/18 LINX'S 04 Aチーム インディペンデントシアター2nd)

圧倒的な迫力に、最後も感動。ダンスから生み出された青春恋愛物語。

ババロワーズ:愛のフルコース
(3/22 スイス金鉱#2 十三シアターセブン)

まくしたててくるように展開するドタバタを楽しむ。

イトウエリ(手のひらに星)×勝山修平(彗星マジック):初恋、奔る
(8/8 INDEPENDENT:12 トライアル インディペンデントシアター1st)

むちゃくちゃな設定だが、優しく温かい気持ちになる作品。予選・本選と3回拝見したが、この時が一番良かった。

劇団925:スピーチ
(5/5 中之島 春の文化祭2012 ABCホール)

変幻自在の中西邦子さんの魅力。ほっこり幸せな気持ちになる。

イッパイアンテナ/村松敬介×山本大樹:Lullaby of soul man Brothers
(3/23 サクゴエラバラトリーvol.5 JK's BIRD)

うまいオチに感服。さすがはコメディーの王道を走る劇団。

Pan///:フミエノフミエ
(5/9 C.T.T. Osaka Trial No.12 ウィングフィールド)

作品と向かい合う中で、亡くなった者への想いを浮き上がらせる不思議な作品。演出も斬新。

・最初の絞り込みでなぜか消えてしまった作品

1/29 PARADAISE CITY DEW PRODUCE 一心寺シアター倶楽

ブログの感想で厳しめに書いたのを覚えていたので、消してしまった。よくよく考えると今年楽しんだ学生劇団のそうそうたるメンツが揃っている作品。その豪快なプロデュースは演劇界で高く評価されるべきでしょう。

2/25 いつまでも続くなら続け -ぼくたちのユートピアに神様はいない- 第一次反抗期 ウィングフィールド

妄想劇なのだが、自分の中に潜む異常性を掘り下げるような作品。難しかったけど、心に響く言葉がたくさん出てくる。三人芝居をそのまま三人として浅く観てしまったので、正当な評価が出来ていないとして、外したのでしょう。

3/16 赤壁 劇団ちゃうかちゃわん 大阪大学豊中キャンパス 学生会館2階大集会室

卒業公演らしい、ご自分方のこれまでの演劇に対する想いを言及するようななかなか立派な作品。この劇団とはちょっと異色な緊迫する雰囲気が何となく怖くて違和感があったのかな。後、この日、母親が救急車で運ばれて大変だったので、そんなげんの悪さを考慮したところもあります。

4/16 元少年の歌 NMSグレイテストヒッツ HEP HALL

男同士の友情を描いたような素敵な作品でしたけどね。このシリーズの他の作品との兼ね合いが働いたのかもしれません。後、この日、風邪をひいている後輩に仕事を押し付けて観劇をした罪悪感かな。

5/25 ゲルダ ムーンビームマシン HEP HALL

美しい世界を創り上げた楽しい冒険ファンタジー。エンターテイメント色も豊かでしたし。少し理屈っぽいラストを敬遠したような気がします。

6/4 どうしても地味 箱庭円舞曲 インディペンデントシアター1st

避けたい人の奥深いところを露骨に浮き上がらせてくる嫌な作品。本当にじわじわと嫌になるので、早めに消したくなったのかなあ。

7/27 夏休みだよョ!青春探偵 たかつかまさひこのミステリー劇場 神戸アートビレッジセンター KAVCホール

とにかく、ただ楽しい。舞台で役者さん方が光り輝いている。昨年も同シリーズの作品があり、新鮮味の点で評価を低くせざるを得なかった。

8/26 「SF」 月曜劇団 シアトリカル應典院

ゆっくり穏やかに流れる田舎町での夏休み。楽しく懐かしい気持ちで観た作品。理由ははっきりしていて、深いところが分からず、ただ楽しく観ちゃったところです。

9/10 都道府県パズル 北京蝶々 芸術創造館

討論会のスタイルで今の日本を風刺的に描く。日本、そこに生まれ、生きてきた日本人である自分を見つめる。面白かったのですが、見慣れないスタイルの舞台への敬遠でしょうか。

10/18 ~飛来・着陸・オードブル~ Baobab 元・立誠小学校 講堂

すごく楽しい時間でした。やはり、ダンスは評価しにくいというところでしょう。

11/19 爆弾と海 万博設計 ウィングフィールド

今の時代を人が生きるということの難しさを描く中で、どこかに光を見出そうとしているような感じの作品。同時上演の作品の方が、より心に訴えてくる設定だったので、こちらを消しました。

12/6 これまでの時間は 空晴 HEP HALL

心がポカポカ温かくなってくる素敵なお話。いつも、こういう気持ちになる安定さが、普通に感じてしまい、残さなくていいかみたいな気持になってしまったみたい。

・意味がいまだに分からない難解な作品

1/13 戯曲 春の力学 ブリキの骸骨 ロクソドンタブラック

7/8 ピラカタ・ノート ニットキャップシアター 京都芸術センター講堂

7/21 夜明けの、クローカ 坂本企画 ロコソドンタブラック

8/31 死にゆく血統 物忌み団 同志社大学新町別館小ホール

9/7 弱法師 dracom 京都芸術センター講堂

9/22 アクアリウムの囀リ 劇団有馬九丁目 ロクソドンタブラック

10/14 歩く、空想タイムライン 集団&&& インディペンデントシアター1st

感想記事を参照。
苦労して頑張って書いているのが分かると思います。

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