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2012年11月

2012年11月26日 (月)

溶けた記憶の住み処【演劇企画うかれやまい】121125

2012年11月25日 STAGE+PLUS

ふんわりとしていて、どこか温かくも切なくも感じるような作品群で好印象なのだが、どうもしっくりこない。
掴みどころを無くしているのは、そういう演出なのだろうが、掴もうとする物すら見えなくしてしまっている感じで、どこをどうやって感じ取ればいいのかが分かりにくい。
ふわふわし過ぎなのかな。

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寝室百景 牢獄編【坂本企画】121125

2012年11月25日 カフェ+ギャラリー Can tutku

王国編とはまた違った印象を受ける作品。
(王国編:http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/121124-227d.html

寝て起きては違う人になるという現象を、異なる描き方をしているようである。
こちらの方が、この寝室百景の終末的な感覚が強く、何で起こり始めたのかよく分からないけど長きに渡ったこの現象が、もしかしたら終わりを迎えようとしているのかなみたいな感覚を得た。
両編ともに、やはり人間を描いているなあと思えるところは共通。

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寝室百景 王国編【坂本企画】121124

2012年11月24日 カフェ+ギャラリー Can tutku

昨日とは異なる今日の自分。今日とは異なる明日の自分。
日々、目覚めるたびに新しい世界を生きる男。
そんな男と接する周囲の人たちの悲哀が描かれる。
そこには人の強さや弱さ、汚さや美しさ、冷たさや温かさ・・・
複雑な心情が絡み合う、人間の本当の姿が浮き上がってくるような作品だった。

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2012年11月25日 (日)

THE GOOD MAN【崖淵五次元】121124

2012年11月24日 音太小屋

最近、公演数が多いので、毎週エクセルで公演情報を管理して、一つでも多く観れるようにと観劇日程の調整に頭を悩ませている。
失礼ながら、そのデータに、全く載せてもいなかった劇団。
Twitterでの情報を基に、うまい具合に時間も空いたので、はしご観劇の間に無理やり組み込んだ。
結果、見事に成功。
いい嗅覚が働いた。
なかなか、うまく出来ており、テンポのいいコメディー作品であった。
それに、どこで拝見したのかの覚えが無いのだが、見たことある役者さんもチラホラ。
観逃さないでよかった。

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戦え!黄昏の英雄 Dr.ターミナル ~誰も知らない異常戦線~【ボンク☆ランド】121124

2012年11月24日 京都アカデミックスペース学森舎

髭だるマンさんのほぼ一人芝居。
元々、好きだから、贔屓目はあるだろうが、素晴らしい魅力を発揮されていた。
詳細は下記するが、異常な一面を露骨に出すキモ面白いところにこだわらず、もっと幅広さを出された演技だった。

(以下、ネタバレするので、公演終了まで白字にします)

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INDEPENDENT:12 121123

2012年11月23日 インディペンデントシアター2nd

昨日に続いて観劇。
これで今年も12本制覇。
毎年、楽しませてもらってありがたい話だ。

(以下、ネタバレ部分があるので、公演終了まで白字にします)

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2012年11月23日 (金)

「Terminal」Aプログラム【近畿大学文芸学部芸術学科舞台芸術専攻21期卒業舞踊公演】121123

2012年11月23日 近畿大学会館5F日本橋 アートスタジオ

卒業公演。
AとBのグループに分かれているが、どちらも共通の部分もあるみたい。
日程の都合上、このAしか観れなかったが、個性的な発想で創作された舞踊作品を拝見した。

公演は月曜日まで。上演時間、1時間。
表現することをダンスという形で学んだ方々の、その素晴らしさを伝える集大成の公演に是非、多くの人に足を運んでいただければと思います。

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INDEPENDENT:12 121122

2012年11月22日 インディペンデントシアター2nd

毎年のごとく、多彩な作品の魅力を味わえて楽しい。
ただ、厳しめに書くと、この日の感想だけでは、役者さんの魅力は十分だったが、話自体としてはほとんどの作品が、正確に書くと2作品以外は大きく心揺さぶられるものでは無かった。
一人芝居だから、役者さんをしっかり立てる作品に仕上げるところにウェイトがかかるのだろうか。
少し、そのウェイトが高過ぎるような感じがして、お話としてはありきたりかなとか思ってしまった。

(以下、ネタバレ注意。公演終了まで白字にします。公演は日曜日まで)

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お馬鹿屋敷【南河内万歳一座】121122

2012年11月22日 シアトリカル應典院

数年前の作品の再演らしい。
よくありがちな、閉鎖空間からの自己脱却みたいな感じではあるが、もっと規模が大きい。
恐らく、現代社会という生きづらい環境で、その中で必死にどこかへ向かおうとしている。そのために出口を探そうとしている人、つまり私たちを描いた話みたいである。
最終的な答えも少し変わっている。
自己脱却とかならば、閉鎖空間の扉は開いてお終いだが、この話ではどうも扉は開かない。そもそも扉って何なのよって問いかけているような形で終わらせた今の世の中での生き方を風刺的に表現しているみたいであった。

(以下、あらすじは読んでも分からないと思いますが、キーワードを知ると笑いにくくなるかもといったところがあります。公演が各地でずっと続くこと、再演であり著名な劇評家のあらすじがどこかのブログに載っていることなどから、白字にはしていませんので、ネタバレに注意してください)

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2012年11月22日 (木)

最後のパズル【月面クロワッサン】121121

2012年11月21日 元・立誠小学校 音楽室

プレビュー公演。
夢をテーマに描かれた会話劇。
夢を持たないで生きるってことは出来るのか、夢を叶えるってどういうこと、叶えば幸せかな、・・・など、色々なことを思い巡らせながら、ちょっと不思議な世界での、様々な人たちの夢と生き方を感じる。
あいまいなところがあって、作品を捉えるのは少々難しい。
まあ、自分なりの解釈で夢って何なのかなみたいなことを思いながら、同時に人生なんかを考えれる話だろうか。

(以下、ネタバレ注意。公演終了の来週月曜日まで白字にします)

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2012年11月19日 (月)

爆弾と海【万博設計】121119

2012年11月19日 ウィングフィールド

同時に上演されている見参!リバーサイド犬と通じて、漠然とだが、共通したテーマは感じられる。
今の時代に人が生きるという点を、リバーサイド犬では、犬が人になるみたいな不思議な設定の中でその犬の生き方と比較しながらそれを見せ、ブラックユーモア的な作りになっているようである。
こちらは、戦争という中でそれを見せる。
こちらの方がより露骨に人の色々な面を描いて、観ていてつらい気持ちになり兼ねないような気がするが、実際は完全に逆。
戦争という異常世界なので、そこで人の嫌なところを見せられても、歪まざるを得ないという初期設定が効いていて、あまり怖さを感じない。
リバーサイド犬のような、ごく普通の世界で、ここまで人はおかしなところがあるのかというのを見せられる方がよっぽど、怖く不安な気持ちになった。

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見参!リバーサイド犬【万博設計】121119

2012年11月19日 ウィングフィールド

尼崎ロマンポルノという劇団を解体した後、橋本匡さんの初の公演らしい。
創立記念公演ということでいきなり二本の作品が準備されている。
って、尼崎ロマンポルノってもう無くなってたんだ。
もう3年前だな。精華小劇場で鉄鋼スベカラクという作品を拝見した覚えがある。
何か鬱蒼としていて、どことなく不安を煽られるような感覚だった。

で、この作品。
人間の男と女と犬の会話劇。
非現実な世界だからこそ、会話から浮き上がる人の感情が妙にリアルになるのだろうか。
人の心の底にちゃんとある優しいところと同時にどうしようもない汚さも滲み出てくる。
人が人として生きている現実をあからさまに見せつけられると、少し目を背けたくなる。
特に、こんな風に犬が人として生きてみた時の純粋さと比較してしまうと何かつらい気持ちになる。

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2012年11月18日 (日)

女体出口【象牙の空港】121118

2012年11月18日 東山青少年活動センター

ちょっと申し訳ない観劇をしてしまったなあ。
始まって約20分、淡々と進む日常会話に変化が見い出せず。さらには、そのメインとなる男女二人の会話での演出や、周囲でちょこちょことしている演出にあまり魅力を感じられず、以後、ボーっと観る。
はっきり書けば、ほとんど寝た状態に。
目が覚めたのはラスト40分前ぐらい。30分ぐらいが空白ということになる。

目が覚めてからは、前半の何かを隠し持った会話が、新興宗教、老人介護、放射性廃棄物処理、クローン技術などの今、目を背けようにも逃れきれなくなってしまっている様々な問題が言及され始めている。
作品名の女体出口は、どこからともなくやってきた人が、どこへともなく出て行く場所。
様々な問題を抱えて、いつの間にやら今の時代を迎えた人々は、そのままこの時代に埋もれてしまう人もいるだろう。先の時代へと向かおうとする人たちは、この様々な問題をどう処理して、今の時代から出て行けばいいのか。
鬱積する感情が留まり続ける女体出口。そんな所が日本にはたくさんあるのかもしれない。もしかしたら、もう日本自体がそうなのかも。その空間から脱出して新しい時代へと目を向けるために必要なものは、自分だけの頑張りや決意で出来るものでは無い。
何となくそんなことを感じた。

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南風、はるかから【演劇畑ハッピーナッツ】121117

2012年11月17日 芸術創造館

劇団として3回目の観劇。
観劇した前2作品と、かなり雰囲気が異なるので、少々違和感。
でも、この作品は王国シリーズという三部作の中の第一弾で、劇団としても長い歴史のある作品らしい。
要は、違う一面も持った劇団であることを私は知らなかったみたいだ。

作品は王国を舞台に、裏切りや憎しみがはびこる中、子供たちが自分の道を切り開くために必死に駆け抜けていく様子が描かれる。
作品名から感じられるように、温かく希望ある未来を感じさせる話だった。

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<WEBドラマ>虹をめぐる冒険【月面クロワッサン】

まだ、この劇団は1回しか本公演を観に行っていないのですが、所属役者さん方はけっこう客演で拝見しており、個性的な魅力を発揮される方が揃っています。
そんな劇団が連続WEBドラマを公開中。
10/26から毎週金曜日に全4話で連続配信しています。

せっかくなので感想を。
4話あるので、観たら以下に追記していく形にします。
ネタバレがあると思いますが、気にせずに書いてしまいますのでご注意ください。
1話、10分ちょっとぐらいなのでとりあえず観ればいいと思います。
劇団のHPにアップされています。

<11/4追記>
第二話。
現れたオガワの小学生時代の親友、オオタ。
やはり、カオリの失踪事件は、10年前の虹発生から既に始まっていたよう。
益々深まる謎・・・
漠然とした不安、嫌な予感が心の中を巡り、モヤモヤ。

<11/14追記>
第三話。
少し、見え始めてきました。
でも、次回が最終話。スッキリできるのだろうか。不安だ。
虹が出た日に起きた殺人事件。その核心に触れた可能性のあるカオリ。
その時からずっと苦しみ続けているオオタと刑事。
全てが解決した時に、虹の正体もはっきりするのだろうか。
どうなるか、全然分からない。
これが、最終話で本当に全てを収束させているなら、相当な名作として評価することになるだろう。
素晴らしい出来に期待。

<11/17追記>
最終話。
ついに事件の真相が明らかに。
虹も消える。
でも、その正体はほとんどこちらにゆだねられた感じ。
10年に渡って消えることなく、その姿を空に浮かべていた虹。
虹を創り出したのは、いったい・・・
そしてそれは消えなかったのか、消せなかったのか・・・

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2012年11月17日 (土)

この中に裏切り者がいますよ【万能グローブ ガラパゴスダイナモス】121117

2012年11月17日 インディペンデントシアター2nd

福岡の劇団なのだが、なぜか名前を知っていた。
どこで聞いたのだろうか。
滅多に観れないのだろうしと、早くから観に行くつもりでチェックしていた劇団。

色々な点で細かく丁寧に創り込んでいるような印象を受ける作品だった。
話の展開を見守る分では、非常に面白い。
ただ、作品名がいかにも思わせぶりだ。裏切り。
これをどう描くのかという点では、少々、消化不良のような感が残る。

(以下、ネタバレ注意。公演は大阪は明日、日曜日まで。宮崎で来週。白字にすると戻すのを忘れるので、気を付けて下さい)

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ココロノソウサ【劇団「劇団」】121116

2012年11月16日 アトリエ劇研

ワンシチュエーションミステリー作品。
展開に応じて、推理しながら観れる、見ごたえのある話だった。
ミステリー小説とかは、ほとんど読まないのでどんなものかはあまり知らないが、単にトリックを暴くのではなく、そこに潜む人の感情を読み取って、その時の行動の動機を探っていくような話の展開が新鮮だった。

(以下、ネタバレ注意。ミステリーで犯人の名前とかも書いてしまってるので、厳重にご注意ください。公演終了まで白字にします。公演は日曜日まで。)

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2012年11月16日 (金)

協走組曲【ステージタイガー】121115

2012年11月15日 am HALL

1年かけて作品を創り上げるプロジェクト。
再演だけど、その総決算とも言えるような公演。

協走組曲序章:http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/120310-b8f4.html
協走組曲第2楽章:http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/linxs-04b-eamli.html
路上協走組曲:http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/06/120624-f7cc.html

          http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/120708-5770.html
協走組曲第3楽章:http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/3a120713-63c4.html

            http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/3b120714-5d0e.html

多分、路上を1、2回見逃していると思うけど、この一年、ずっと一緒に楽しませてもらった作品。
そんな作品が、あんな立派な形になってとても嬉しい。
どこに出しても恥ずかしくないどころか、褒めたたえられるであろう、素敵な子に育ったものだ。
作品の親はもちろん、創り手側の皆さんだけど、私も含めた客もずっと成長を見守ってきた親族みたいなもの。
この素晴らしく成長した姿が誇らしく、その素敵な輝きが何か照れくさい感じがした。

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2012年11月14日 (水)

きっといつかはHere we go !【劇団伽羅倶梨】121112

2012年11月12日 劇団伽羅倶梨スタジオ 

さすがは心温まる作品をお得意としながら、それを楽しく微笑みながら見せる力を持っている劇団だけあって、コミカルなところと感動させるところの絶妙なバランスがとても良い。
話自体は、ちょっと悲しいお話であったりする。
でも、感じるところは、そんな悲しい事実よりも、そこから得られた人の優しい想いに向けられており、今、生きている人たちの希望溢れる姿を思わせるものとなっている。

自分が生きてきた中で関わってきた人はもちろん、時には物とかも。
全部、全部、大切に想いたいなあなんてことを感じさせる素敵な作品。

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2012年11月11日 (日)

プレミアム公演 ババロア【ババロワーズ】121111

2012年11月11日 HEP HALL

先日、拝見した妖星アバンチュールの特別企画。
第1回公演を完全復刻したプレミアム公演です。
1998年らしく、今から14年前。
私が遠い愛媛県で失業して、職安に通っていた頃ですね。
故郷、大阪でこんな楽しい作品が公演されていたとはねえ。
場所はカラビンカ。ちょうど、この観劇の前に、観に行ってきたところでした。
3年前から観劇を始めた私としては、ここはもう大御所劇団。
それが、あの危険な階段の上にある小さなスペースでされていたとは。
なかなか感慨深いものです。

3作品。
全体的な感想は、やっぱり時代は不思議と感じますね。
そして、ちょっと毒っ気が強い。
今の楽しく、少し温かい作品に比べると、妙にブラックなところが浮き立ち、悪意みたいなものが漂っている感じがします。
ただ、面白いのは時代を超えて面白いです。

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馬耳豆腐【毛風】121111

2012年11月11日 カラビンカ

これ、どうしたらいいんだろう。
観劇感想ブログ書き泣かせの作品である。
TWITTERなら、面白かったの一言ですませれるけど、こちらではそれだけでは寂しすぎる。
どうにかせねば・・・

で、色々と帰りの電車の中で考えたのだが、結局、観た感想はそんなものどうでもいいわいってことになるかな。

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DIVISION POINT【いいむろなおきカンパニー】121111

2012年11月11日 芸術創造館

ABCホールの中之島文化祭や、どこかの公演のゲストでよくお見かけするいいむろなおきさん。
短時間で魅せるパントマイムは毎回びっくりしますよね。
手品でも見ているかのような不思議な動き。
もうちょっと観たいななんてところで、すぐに終わってしまう。
今回は80分。しかも運命に翻弄されながら、色々なことに巻き込まれる男の物語。
期待大での観劇。

で、期待どおり、いや以上の凄さだった。というか、面白かったのが意外だった。
もっと観念的なコンテンポラリーダンスみたいな感じなんだろうなと想像していたので。
子供でも楽しめるような、例えはおかしいかもしれないが、ドリフターズみたいな面白さが感じられるみんなから愛されるような笑いの中で、いいむろさんはじめ、パフォーマーさん方の不思議な動きを楽しめる作品でした。

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梢をタコと読むなよ【kitt】121110

2012年11月10日 アイホール

面白いけど、実は恐ろしくなる話で、組織構造が絶対変わらないようなブラックな一面を覗かせている。
支配するより、されることを群衆は求めてしまうなんてことはよく言われることで、おかしなことに順応する能力はきっと誰しもけっこう高いのでしょう。
そんな凡人が支配する側に立ってしまえば、どうなるか。
あの時、批判していた姿に自分がなっていることにも気づかず、そして、支配されている側もまた同じ道を歩む。
どうしようもない負の連鎖を感じ、あきらめやら、失望やら、そんなマイナス感情が浮かんできます。
そのまま、そんなものを見せられてもつらいだけなので、かなりコミカルにしていますが、作品の本質はかなり厳しいことを突きつけているように思います。

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火星の生きものについて【冷凍うさぎ】121110

2012年11月10日 イカロスの森

機能不全、歪んだ家族。
不信、拒絶、孤立・・・など負の感情が散乱する冷たい世界を、もう一度、立て直して暖かさが感じられる家族に戻すまでの過程を描いたような話。
絆再生と言えば、そんな感じなのだが、かなり現実的な厳しい描き方をする。
そのためか、最後に感じられる暖かさは小さくかすかであるが、とても尊いもののように感じられるのが印象的だった。
凍りつかない程度のほんの少しのぬくもりで、人は優しく暖かくなれるといった感じだろうか。

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2012年11月10日 (土)

夢 -YOU ME-【劇団空組】121109

2012年11月09日 インディペンデントシアター1st

一言で感想を書いてしまえば、素晴らしく良い。
かなりお気に入りの話であるのと同時に、元々お得意の歌やダンスのエンターテイメント性がよりパワーアップしている上に、作品の伝えたいところがはっきりしていて観やすい。
そして、何より笑いの盛り込み方がとてもうまい。
笑いながら、いつの間にか話に惹き込まれるという、私が一番観劇しやすい形になっている。

作品中に優芽ちゃんという女の子が登場する。
彼女は幼いながら、その純粋な心で大人が知らぬ間に忘れてしまう夢へ立ち向かう勇気みたいなものを思い出させてくれる。
もう、すっかり中年になって、そんな立ち止まってしまうことも多い私にとって、この若さ溢れる劇団こそ、そんな優芽ちゃんだなと思いながら、とても幸せな気持ちで観劇した。

(以下、ネタバレするので、公演終了まで白字にします。公演は日曜日まで)

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2012年11月 9日 (金)

妖星アバンチュール【ババロワーズ】121109

2012年11月09日 HEP HALL

相変わらずの2時間越えの大作。
正直、これまでの作品では途中退屈することが多かったのだが、今回は話として好きなこともあって、集中して観れたかな。
個性的な役者さんの魅力をたっぷり交えながら、人の人を想う気持ちが、不思議な設定の中で綺麗に描かれているように思う。
これまで観た中での作品では一番まとまりもあっていいように感じる。

(以下、ネタバレ部分があるので公演終了まで白字にします。公演は月曜日まで)

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2012年11月 5日 (月)

FANTASIA ~笑ってほしいずっと~【演劇ユニットD3】121104

2012年11月04日 芸術創造館

相変わらずの熱い芝居で、人への想いを交錯させた世界で描く。
熱さだけでなく、この交錯した世界観をうまく使って、コミカルに楽しく話を展開させながらも、その真意を伝えている。
ファンタジー色を強めているが、その中で人が人を想い、人を変えていくという現実的な素敵な姿が描かれている不思議な感覚の作品だった。

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ユニット美人の三国志 vol.4 守ってあげたい【ユニット美人】121104

2012年11月04日 KAIKA

終わってしまった。
楽しい企画が。
寂しい。
毎回、ユニット名どおりの美人女優さん方が織りなす、おかしな三国志を観に行くのが楽しみだったのに。

それにしても、三国志がちょっと分かるようになってきたから不思議なものだ。
この時代、国に対する自分の想いを各々が何らかの形でしっかり持っていた。
それは別にこの中国に限らず、日本の歴史の中でもそんな時代はあっただろう。
今、現代を生きる女性がそんな時代を生きてみて、何かを学んだ。
それは、同時にこの作品を楽しく観ながらも、私たちの心に残るものと同じように感じる。

DVD欲しい。販売はされないのかな。

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2012年11月 4日 (日)

逃げる五右衛門【斬撃☆ニトロ】121103

2012年11月03日 シアトリカル應典院

前々作が一人の少女の成長物語、前作が一人の男の自分探しってところなら、今回は背負うものを持つ男と女が各々の人生を真正面から切り開くまでを描いたような話だろうか。
かなりいい出来だったと思うのだが。
ダブルコールが起こっているので、この感想も個人的なものにとどまるものではないだろう。
ちょっと嬉しかったな。
みんな、やっぱり凄いと思ったんだあと分かったので。

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2012年11月 3日 (土)

オダサク、わが友【AI・HALL+DIVE共同製作】121103

2012年11月03日 アイホール

拍子抜けしたな。
文学作品かと思って。
織田作之助という無頼派の作家の難しいお話かと思ってた。しかも太宰治やらチラシにあるから、きっと苦手な作品だろうと。
よくよくきちんと読めばそんなこと一切書いていない。
織田作之助の半生を描いて、何かを伝えようとしている作品だと書いてある。
大阪という地を愛し、その中で今、伝えるべきことをただひたすらに書いた。そこには、売れるだとか、文学界を盛り上げるとかの理由が無い。表現者として、作家として、死を前にしても揺るがないその意志の強さが感じられる作品。そして、その意志を尊重する愛する人や仲間がそこにいたということを描いている。
恐らくは、今の関西の演劇界において、この強い意志を私たちに伝えることがとても大切だという、これまた強い意志で出来上がった作品なのだろう。
昭和風の歌や衣装など、楽しいエンターテイメント作品として観れるぐらいの感じだった。

ただ、私はあまりこの手の作品が好きでないみたいだ。
正直、それほど心を揺さぶられなかった。
覚えている限りでは、太陽族の在日プロレスラー大木金太郎にスポットを当てて描かれた作品と観終えた感じが似ている。ふ~ん、そうなんだねとぐらいにしか感じられないのだ。
どうも伝記のような形からは、その人の想いを感じ取ることが出来ないのだろう。
ドーンセンターだったか、女性写真家、山沢栄子を描いた作品は心に響いたのだが。
このあたりの違いが何故出るのかは自分でもよく分からない。


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不思議の国のアリス【カメっとそん】121102

2012年11月02日 インディペンデントシアター1st

激団しろっとそんとカメハウスのジョイント公演。
不思議の国のアリスをテーマに各々のワンダーランドを創り出す。
その企画にふさわしく、劇場に入った段階で、不思議世界に心を惹かせるように数々の飾りつけなど工夫がされている。

雰囲気はお祭りや文化祭様式であるが、作品自体はしっかりした演劇を感じさせるものである。
若さ溢れる両劇団が楽しくも、しっかりした演劇を見せるということに真摯に取り組んだ結果が現れている。

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2012年11月 2日 (金)

続・剥製の猿【遊気舎】121101

2012年11月01日 インディペンデントシアター2nd

前作は、異常気象が続く不穏な状況に、金環日食、死者と出会える月の世界、羽曳野の伊藤たる不思議な導く者、UFO、さらには山を守る天狗など、ファンタジー要素が強い中での失ってしまった大切な人を想う人たちを優しく描いた作品だった。
http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/06/120601-5ffc.html

今回は厳しい現実だ。
世界は普通で、綺麗な夕焼けが見えている。
導く者は話題にはなるが出てこない。UFOは飛ばないし、月にも行けない。死者に会うことだって出来ない。
あの人は天狗になって山を守っているなんて、そんないいような捉え方はせず、死という形で見せつける。
そして、新たな大切な人との別れも出てくる。
失った大切な人とはもう会えない。
二度と会えなくなってしまった悲しい現実を、ファンタジーの世界で癒したりしていない。
だとしたら、失えばもうそれでお終いなのか。
そんなことは決して無い。生きている私たちは、その死を見つめて、歩んでいける。
そのことを厳しくも、優しく力強く描いている話だったように感じる。

続きを読む "続・剥製の猿【遊気舎】121101"

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