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2012年10月19日 (金)

~飛来・着陸・オードブル~【Baobab】121018

2012年10月18日 元・立誠小学校 講堂

ダンス公演は観た経験が乏しく、感想も凄いだとか楽しかったの一言になってしまう。
今回も、当然のように楽しかったしか書けない。
でも、幾つか観たダンス公演の中でここは少し違うなと感じていたことがある。
妙に楽しくワクワクさせられる。
恥ずかしいから絶対しないけど、一緒に踊りたいなとかリズムに乗りたいなとかいう気持ちが芽生えてくる。
それがなぜかはよく分からなかったのだが、恐らく、踊られている方々がこちら、つまり観客を見ているような気がする。
ダンスは身体表現の究極なので、表現側は見せる、受け手は見るという意識が強いように思うのだが、どうもここは見せているんじゃなくて、逆にこちらをずっと見ている感じを受ける。
この感覚が、妙な高揚感を生み出しているのかもしれない。

チビと言った言ってないでキレのいい動きでケンカする二人。
バレエダンサーみたいにエレガントに踊る女性。
今回のKYOTO EXPERIMENT 2012 fringeでどこかに取り入れることになっている大きな虹色の横断幕上で8人が楽しく踊る。
街中での男の自意識過剰な妄想。
女性4人のガールズトークみたいな感じのダンス。
抹茶大好きな不思議な女性が、靴を床に叩く音で人格を変えながら踊る。
組体操のように徐々に何かが出来ていくユーモアある表現ダンス。
空を飛ぶかのように、一人一人が持ち味を見せる。
カルメン組曲での大団円。

覚えている限りではこんな感じでしょうか。

よくあるダンサーさん方がみんな揃ってシンクロした動きを見せる。
そんなところもあるのだが、ほとんどはバラツキがある踊りだったような気がする。
ここが個々のダンサーさんの個性豊かな一面を感じさせるのか、一つのシーンの踊りでも、色々な味がするみたいになる。
料理の味あわせ方の一つの手段なのかもしれない。

音、言葉、音楽。
これに合わせるというよりかは、思うがままに自然に動き出した体といった感じか。
キラキラ輝く素敵な表情のダンサーさん方。もちろん、素人から見ると何、これと思うような不思議な動き。
楽しく幸せな時間だったように感じる。

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