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2012年6月

2012年6月30日 (土)

潤色東海道四谷怪談【ベビー・ピー】120629

2012年06月29日 スペースイサン東福寺

客演とかで劇団名はよく目にするものの、本公演は初。

白塗りの役者さん方に、歌舞伎顔負けの演出。
京都ロマンポップしかり、京都の劇団は何やら伝統芸術をベースにしたくなってしまうのかなあ。

話自体は、知っていそうで、実はそれほど詳細には知らない四谷怪談です。
作品名どおり、潤色している。宇宙人とかおかしなキャラも出てきてよく分からない。
別に宇宙人が出てくるからとかではなく、どこか全体的に宇宙を感じさせる仕上がりになっているような気がしました。
江戸時代だけど、歌舞伎調だけど、世界観は壮大な宇宙の中のお話みたいな感じです。
四谷怪談のSF版といったところでしょうか。潤色のレベルを超えて、21世紀の今の四谷怪談はこれだといった感じの作品です。
でも、根幹がしっかりしているのでしょうか。きっと、原作はこうなのだろうと、逆に想像できてしまうような作品になっています。

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2012年6月26日 (火)

サードハンド【劇団衛星】120625

2012年06月25日 KAIKA

ずいぶんと想像していた話と異なり、びっくり。
喫煙者が今以上に追い込まれて迫害される、まんざら無いとは言えない仮想の未来世界を皮肉っぽく描いて笑わせる作品だと思っていた。
小説で言えば、作品名は忘れたけど、筒井康隆の作品みたいな感じ。
愛煙家である私は、こちらはそれなりに深刻で、これまでの傍若無人な喫煙をしてきたことを反省し、何とかどこかに嫌煙者との間で調整点を見出せないものかなとか思っているのに、一方的に批判するようであれば、一言物申すぞと思っていたけど、そんな安易な作品では無いようだ。

これは喫煙は分かりやすいテーマとして扱っているだけで、それ以上に互いに相容れない至上主義的に固まった思想が衝突し合った時に起こり得る最悪のシナリオが描かれているように思う。
自らのポリシーを守るために、相手のポリシーは壊すしかないという偏った考えは二極化した中で戦いを生み出すす。それだけでなく、二極化した互いの中同士でも、完全一致するポリシーなんてものはなく、ポリシーを守るためという正当化された大義名分によって、傷つけあっていく。
そこには人に心を許さない、不信や裏切りにまみれた世界が生み出される。
そんなシナリオで最後まで生き残った者が本当に勝者であると言えるのだろうか。
そんなことを考えさせるような話だった。

話のラストは、逆に喫煙の忌み嫌うべき中毒性に助けられているような感じで締めている。
こんな恐ろしい世界は、喫煙中毒のバカが起こす妄想でしかあり得ないといった皮肉か。
本当にそうだろうか。
喫煙者というレッテルを貼ることで、共通の敵として置くことが出来る世界。敵だから、みんなで倒さなければいけないという作り出された正義感の下で、その悪の根源である喫煙者の終末を想像する。私は、これは喫煙を至上主義的に忌み嫌う人たちが描いた妄想のように感じる。

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死ぬための友達【劇団ジャブジャブサーキット】120625

2012年06月15日 ウィングフィールド

淡々と進む話の割には、真剣に見入ってしまうような作品。
ただ、私の中ではどうも幾つかのテーマがつながらず、まとまらない。ものすごく、しっくりこない感が残る。

震災後の先の問題。放射能で汚染される地域はいまだ残り、先への不安、そして、そこからまだ生まれようとしている死が感じられる。
自分の最期までのわずかな時。何を残せるのだろうか。自分を信じてくれて、自分が信じた友達に何をしてあげれるのだろうか。
この二つがつながってこない。漠然とは分かりはする。
こういう状況だからこそ、人とのつながり、人を思い、思われる関係である真の友達を追及する。
死を意識したからこそ、見えてくるもの。
死の悲しみは、死を知る人にしか本当の意味で分かってあげられないのだろうか。そうじゃないと本当の友達になれないのだろうか。同じ苦しみを持たないと仲間にはなれないだろうか。
何か、そんな死に対する距離感を描きながら、今の社会を皮肉に描写し、かつ友達という言葉を再考しているような感じがする。

でも、やはり二つのつながりは分からない。震災がバックになくてもいいような気もするし、それが無いと描かれる人のつながりが希薄になるような気もする。
どちらにせよ、面白いがあまり好きな話の内容ではない。話の展開の妙が面白いだけ。
友の大切さとかよりも、未来への不安を煽っているように感じる。

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2012年6月25日 (月)

路上協走組曲【ステージタイガー】120624

2012年06月24日 JR大阪駅南中央口大丸前

今回で多分2回目だと思います。
この劇団のテーマソングや公演作品の挿入曲を作られているALL SWAMPSとジョイントで路上で劇を行うイベント。

20:00に友達と食事の予定だったのですが、Twitterで情報流れてきたから。
この日は3本はしご観劇しており、公演時間が長引いたのでちょっと遅れると連絡して観に行く。本当は、長引いたのではなく、新たに一本観ることにしたということなのですがね。

10分も無い作品ですが、一応、観たものは全て感想を書くことにしていますので、少しだけ。
ちなみに観劇回数カウントにも入れます。

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メビウス【劇団ショウダウン】120624

2012年06月24日 船場サザンシアター

綺麗で美しい舞台でしたね。
一輪の花が導く私とあなたの過去の記憶。
あの日、お別れしてから祈るようにずっと出会いたかった。それが何千年先であっても、この世の終末であっても。
今、愛する人との出会いを大切に、そしていつまでもそのめぐり合いの中で、今の時を一緒に刻みたいななんて思えた作品。

二人芝居だが、二人の優しくも強い祈りのような願いの時空を超えた実現に、喜びと哀しみの混じった涙を滲まされる。
目をつぶって、出逢ってきた人を回想。
この身、滅びても二度と出会うかという別れをしてきた人が顔を覗かせる。
現実は厳しい。人とのめぐり合いを大切にして来なかった自分の人生こそが、実は一番泣けた。

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おはこ【ThE 2VS2】120624

2012年06月24日 インディペンデントシアター1st

ギリギリ間に合った。いや1分ほど遅刻か。
ここを観る前の公演が悪いんです。3時間もするから・・・・
第一楽章が始まる直前。番匠真之さんのタクトが振り上げられ、まさにこれから、この劇団の他では聞けない独特の旋律が奏でられるところで間に合いました。

いつもオムニバス形式のショートコメディー作品を数本される公演で、その幕間にラジオドラマ風の一連の作品を盛り込みます。舞台転換の待ち時間すら、じっとはさせないよという劇団の心意気みたいです。
今回は、この幕間作品が少々、これまでとは異なり、楽団のコンサートの中で、次の曲にいく間の時間を想像させるようなものになっています。
次はどんな演奏者のユニットなのか、どんな旋律の音楽を奏でるのかを説明して、指揮者の下、集中して作品が始まるといった感じです。
これが、とてもスマートな印象で、全体を通して、これまでとは異なる洗練された雰囲気を醸し出します。
とは言っても、いつもながらの面白さなんだけどね。
でも、個々の作品はそうでも、全体はやはりちょっと違う。いいのか悪いのかは分かりませんが、私は今回みたいな方が個々の作品には集中して観れますね。

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2012年6月24日 (日)

平安京にヤツらがやってきた【U・WA・SAの奴等produce】120624

2012年06月24日 芸術創造館

「ウワサの陰陽テインメント・・・参ります」・・・じゃないよ。
長過ぎるよ。3時間って。
おかげで、次のはしご観劇、どれだけ走ったか。
これは、ここだけじゃなくてお願いです。2時間超えの上演時間は、劇団として注意を促しましょう。
今や、関西小演劇は土日など数十本の公演が重なることが多く、はしごをせざるを得ないことが多いです。
別に公演時間を短くする必要など全くありませんが、日程調整の情報をある程度与えるのは、もはや公演をする劇団の義務だと思うのです。
うちだけ観てくれればいいではなく、うちも観て、さらによそも観て、関西小演劇を盛り上げようという意識は大事だと思うのですね。

長かったと書きましたが、これがそれほど長く感じないぐらいに、まあ盛りだくさんに小ネタを詰め込み、飽きさせない進行をしています。
前回公演でもそうでしたから、舞台に惹きつける技はかなりの力を持たれているのでしょう。
http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/uwasaproduce-c5.html

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「オズの魔法使い・・・と私?!」「A.I.LOVE YOU」【TEAM-Luna vs 演舞集団コノハズク コラボ企画公演】120623

2012年06月23日 ロクソドンタブラック

何の絡みでVSになっているのかは知りませんが、2劇団のコラボ公演です。
共通テーマは、まあ人を想う気持ち、夢をあきらめないことみたいな、温かいものだったように思います。
かたやファンタジーな童話の世界、かたや非現実的でシュールな世界。
設定こそ違えど、どちらも心温まる作品に仕上がっています。
ちょっと、個人的に必ずしもそう感じれないところもあるのですが・・・

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2012年6月23日 (土)

翼の折れたちゃうかちゃわん(仮)【劇団ちゃうかちゃわん】120623

2012年06月22日 大阪大学 豊中キャンパス 学生会館2F大集会室

昨日に引き続き、残りの2本を観劇。
(昨日の感想:http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/06/120622-262b.html

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2012年6月22日 (金)

翼の折れたちゃうかちゃわん(仮)【劇団ちゃうかちゃわん】120622

2012年06月22日 大阪大学 豊中キャンパス 学生会館2F大集会室

新入生も参加しての短編作品を6本上演する公演。
この回はそのうち4本を上演。
公演時間、だいたい90分ぐらい。
う~ん、6本まとめてやってくれないかな。130分ぐらいで出来るだろうに。やっぱ、大変なのか。でも、2回、足を運ぶのもしんどいんだよね。
それか、もういっそ、4本でいいやってぐらいの出来にしておいて欲しい。そうすれば、あきらめもつく。
個性的でどれも、なかなかうまいなと思わせる作品を観てしまったら、そりゃあ残り2本も観ておきたい気持ちになるというものだ。

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ふすまとぐち【劇団野の上】120621

2012年06月21日 アトリエS-pace

いやあ、これは素晴らしかった。
何が良かったって、もちろん作品なのだが、それ以上にこの劇団を知れて良かったね。

遠く離れた青森の劇団、作・演の山田百次さんが以前に一人芝居された時に津軽弁が全く分からず30分間えらい目に合った。そんな知識しかなく、これでは足を運ぶのはなかなか。
今回は制作さんからお薦めのメールをいただいたりしたのと、青森からわざわざ、ここ大阪を公演場所に選んでくれてるんだからと、お付き合いと自称、関西で観劇をこよなく愛する者としての義務ぐらいの感じで、正直、あまり乗り気なく劇場へ。
とんでもなかったですね。
雨だし、濡れるし、ちょっとしんどいしで、トボトボと歩いて劇場へ向かう自分に今だったら、お前、帰りはテンションすごく上がってるからねと言ってあげれるんだけどね。

最初の2、3分こそ津軽弁に躊躇したものの、これこそが言葉としての最高の魅力だと感じて、以後そのまま。高速回転する津軽弁を使った緩急つけた会話のやり取り。奇想天外な演出。存在感たっぷりの個性的な役者さん方。無音の数十秒を惜しみなく使う堂々たる話の進め方。
唖然としたり、吹き出したりしながら、最後の着地点の人の優しいところに涙を滲ます。

(以下、ネタバレします。言葉では表せない独特の会話の掛け合いや、話の中に深く根付いたテーマは私の文章からは分からないと思うので白字にはしません。是非、足を運んで、この独特の魅力を体感していただきたいです。大阪は本日まで。その後、三重、東京と公演は続きます)

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2012年6月21日 (木)

あやかし【遊劇体】120620

2012年06月20日 ウィングフィールド

何となく、このままではと心がざわめいて、2回目の観劇。
(1回目の感想:
http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/06/120618-ff71.html)
理解しきれていないところもたくさんあり、この記事でいただいたコメントも参照いただきたい。
ただ、ネタバレと言えば、そんなところもあるのでご注意を。

2回拝見して、なるほどこういうことかあと少し理解が深まったところもあるのですが、逆に訳が分からなくなってしまったところもたくさん出来ました。
分からないなりにぼんやりとした感じで止めておいた方がよかったような気もしますし、少しでもこの穏やかな中に感じる力強さみたいなものに触れられたのかなあとも思うし、複雑なところです。

今、思っているのは、この作品は生死を描いているのは確かだと思いますが、その質が異なるようなものを同調させて、そこから人間とはみたいなものを探り出しているような気がします。
震災と闘病。生死に関わるテーマとして、この作品では二つが挙がっているように思います。
震災からは、現実的な生死を感じます。例えば、置かれた一つの人形は、恐らくはある日突然持ち主を失ったもので死の念がこもりながらも空虚的な感覚を受けます。死を厳しく描いているのはこちらのようです。死ってもう何も無くなってしまうんだみたいな。
闘病では、生きるとか死ぬとかではなく、川向こうの欲や煩悩に惑わされない平穏無事な世界へと向かいたい気持ち、いわゆる此岸と彼岸のような印象でしょうか。こちらでは、置かれた人形は此岸での思い出が詰まったものが、その念を持ったままに彼岸へとやってきてしまった感じです。それは死という言葉では表現できないような優しい描き方でです。死を怖いものだと
感じさせず、そこへ向かうことが人生みたいなぐらいの感覚を受けます。
こんな両極の生死のイメージが、夢うつつの中で揺れながら進んでいくような話でした。

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2012年6月19日 (火)

うかむ瀬9<北新地>

今回はちょっとした祝賀会です。
Natureという科学雑誌の乳がん特集号に私の勤めるクリニックといつもお世話になっている徳島大学とで執筆した記事が掲載されたのです。

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そんなわけで、いつもどおり、赤ワイン好きな理事長からワインもちょっといただきながら、大好きな日本酒に料理を合わせて飲むという贅沢三昧コースです。

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カナヅチ女、夜泳ぐ【悪い芝居】120618

2012年06月18日 インディペンデントシアター2nd

ちょっとファンタジー要素も組み込み、いつものコミカルなところもかなり前に出しているような感じで、これまでの作品とは少し異色でした。
いつも、後味の悪い面白味みたいなものがあるのですが、今回はずいぶんとさっぱりしている感じです。

もがき苦しみながら必死に生きていく人の姿を独特の視点から描いたような、この劇団らしい興味深い作品です。

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2012年6月18日 (月)

あやかし【遊劇体】120618

2012年06月18日 ウィングフィールド

死を想って、それと向き合ったからこそ、生を感じる話。
これまでの人生で死と出会うことは少なからずありますね。でも、それを想うなんてことは日常の中ではなかなかしないことかもしれません。それこそ、その死が自分自身に降りかかってこない限り。
だからかは分かりませんが、生という意識が薄れてしまっている。

震災をはじめ、そんな死がすぐそばにある時だからこそ、出来上がった話かも知れません。
生をテーマにする限り、必ず死も描かないといけないので、哀しみを感じる話です。
でも、そこに温かみ、優しさを同時に感じれる作品でもあります。
ただ、その描き方は非常に厳しいです。死の現実を思いっきり突きつけています。

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遠い日の歌【近畿大学文化会演劇部覇王樹座】120617

2012年06月17日 芸術創造館

申し訳ないが、非常に分かりにくい。
まあ、分かりにくいのは私の想像力、理解力不足だとしても、話の展開のテンポ悪さも感じる。
以前、拝見したジャンプ!!!!という作品の感想と根本的なところが全く変わらない。
http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/120114-3594.html

50年の歴史を遡りながら進めていく話。その出来事を伝えるところに重きを置いているのか、心情変化がそれに付いていっていないような気がする。
一シーン毎の登場人物の心情は熱い演技でもちろん伝わりはするのだが、時の流れを経た中でのその変化がほぼ全く分からなかった。
話を紡いでいくといったようなことが出来ていないのではないか。そこに至るまでの積み上げが感じられないので、せっかくの感情込めた演技も、ただテンション上がっているだけのように見えてしまう。
どうせなら、突き抜けるぐらいの熱さだけで勝負してくれた方が、もっと心象はよかったかもしれない。
キャストパレードしかり、どうも中途半端でやり切るところまでいっていないような印象を受ける。

当日チラシが非常に立派で、人物相関などはしっかり観る前に把握させている。
そんな登場人物たちが、この50年の中でどう変わっていくのかをもっと感じたかったのだが。

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2012年6月17日 (日)

小さな苦悩【東京ガール】120617

2012年06月17日 インディペンデントシアター1st

申し訳ないですが、大半寝ました。
だって、そうしないと頭おかしくなりそうだったんだもの。
話の筋はおろか、構造がどうなっているのかも全く分からなかった。
ここ、前回もそうだったなあ。
所属される役者さんの二人芝居とかは面白いと思えるんだけど、本公演になると何でこうなるかなあ。

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秀吉死す!【激富】120616

2012年06月16日 ABCホール

う~ん、やっぱり前作、夏嵐とほぼ同じ感想ですね。
http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/111112-a32f.html

役者さんはオーラ漂う力強い方ばかりだし、殺陣も含めて全体的に迫力はあるし、コミカルなところもちょこちょこ盛り込んで飽きないような作りだし、どこに文句をつけるんだといった感じではあるんだけど、どうもしっくりこないんですねえ。評価は低いです。
スマート過ぎる感があって、少なくとも熱さは私は感じませんでした。
もちろん凄かったなあと思うのですが、その割には淡々と観ていただけだったし、心に響きまくるような話にも感じれなかった。
エンタメという点でも、前回の方が格段と上かな。逆に話は分かりやすい気がするけど、それが深みを感じさせずにやや拍子抜け。

ここは、観劇を始めた年の2009年の4月が初見なのですが、その時はシアトリカル應典院から人が溢れ出るくらいで、何だここはといった感じだったのです。
そして、作品も今まで観たことないような迫力で、はあ~、こんなところもあるんだねえとたいそう感動した覚えがあります。
その後もずっと拝見していますが、もうあの時の感動は甦りませんね。
洗練され過ぎたのかな。まあ、こちらも観る目が変わっていってしまうところがありますからね。
また、いつかピシャリとはまる作品に出会えるかもしれませんが。

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2012年6月16日 (土)

見果てぬ夢【劇団六風館】120615

2012年06月15日 大阪大学豊中キャンパス 学生会館2F 大集会室

いやあ、良かったねえ。
恥ずかしながら、脚本の堤泰之さんとか名前を知らずだったのだけど、学生劇団でよく公演されるような有名な作品なんですねえ。どおりで、話自体がよく出来てるなあと思うはずだわ。
今、このブログを書くにあたり、流れてくるTwitterでの感想も見ています。
さすがに同じ表現者側の方の中には、まだもっともっとという意見もあるみたいだけど、私は素人なので、単純に素晴らしいという絶賛ですね。
厳しく観るポイントはどうしても創ることをしたことないから、そういう目では見れないのでね。
でも、これで通算852本の観劇。それなりに観た中で、やはり話の伝えたいところをきちんと捉えたいい出来だと思うんですね。
学生だとか、新入生だとかいう甘めの観方があるにせよ、私は素晴らしい作品を見せてくれたことに拍手です。

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2012年6月15日 (金)

燕のいる駅【土田英生セレクション】120614

2012年06月14日 サンケイホールブリーゼ

いつの間にやら世界の終末。
分からないことは分からないまま、無理に知ろうとはしない。分からないものでも、考えずに当たり前のように受け入れる。何か事が進んでも、みんなと一緒にいるから大丈夫。繰り返し、繰り返しの日常は、これからもずっと繰り返すと信じる。
でも、本当は心のどこかで不安に思っている。今のままではいけないと思ってる。
でも、気付かないふり。その方が楽しいから。
気付くのは、もう気付かないふりが出来なくなった時。その時は、もう終わりの時。

結局は知ろうとしなかったから知らずに、伝えようとしなかったから伝えずに。気付いた時にはもう、何も出来ず。そんな感じで、終末を迎える人達の姿が描かれています。

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2012年6月14日 (木)

夕陽ヶ丘まぼろし営業所【南河内万歳一座】120613

2012年06月13日 一心寺シアター倶楽

4週にわたる万歳祭りも遂にラスト。
いよいよ、大御所、というかご本人そのもの、万歳一座が登場。

これまで劇想からまわりえっちゃん、ペーさん's13、浪花グランドロマンによりリバイバルされた3つの作品。
今回の企画は、別にこの劇団の過去作品をコピーして公演するものではないらしい。
今、活躍する若い劇団、場合によってはこの劇団の作品を生で観ていない若い劇団が自分たちの思うままに感じ取ったことを表現することを一つの目的にしているようです。
ですから、私もそんな昔の作品は観ていないので、本当にこんなんだったのかななんて思うようなところがありました。(実は、2009年に観劇し始めた頃に似世物小屋という作品を観劇しているのですが、恥ずかしながらあまり記憶に無い。ただ、服があり得ないくらいに吊るされていたことぐらいしか・・・)
現に、派手な照明やダンス、弾け過ぎな演出には面喰った往年のファンもいらっしゃるみたい。

で、この作品を観て思うのですが、演出のスタイルこそ違うものの、ここが一番派手だし、元気だし、弾けてるし。
30周年ということで、年配の方もいらっしゃるみたいですが、どう考えてもここが一番元気いっぱい。
比較してしまえば、これまで圧倒されたと思っていた3劇団が物足りないと思ってしまうくらい。

漠然とですが、この企画の意味合いが、あ~こういうことかあと思います。
きっと、この万歳一座の脚本を見て、表現者は自然に心そわそわ何かしたくなるようになってしまうんでしょうね。それをどうするかを、今の時代を生きる人の手に任せたみたいな感じです。あの頃、万歳一座はああだった。で、今はどうなるのといった風に。
話のテーマとなる自分探しや閉塞された場所からの脱却など、何か明確な答えがあるわけではないけど、動きたくなるし、語りたくなるし、踊りたくなるし、脱ぎたくなるし、考えめぐらせたくなるのかもしれません。
夕陽を見て、もう夜になってしまうなではなく、その情緒的な光の中で懐かしい過去を想いながらも、明日を想う。
今の世の中で出来なくなりつつあることですよね。
それを想い起こさせて、これからがある今を考えさせているように思います。

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2012年6月12日 (火)

容疑者Xの献身【キャラメルボックス】120612

2012年06月12日 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

東野圭吾さん原作の作品。
まあ、さすがはキャラメルボックスですね。
魅せ方がうまい。
サスペンス調で深刻に進んでいく中に挿入される演劇らしい緩み。
廻り舞台を使った切れ目の無いテンポ良い話の進行。
何より、改めて書くことがはばかれるが、役者さんのうまい演技。
どこをとっても上質。
普段、小劇場を中心に観劇する者としては、正直、財布から出すのが躊躇されるようなお金は必要とはなりますが、それだけ十分、満足できる贅沢な時間がもらえるのも事実。
素晴らしい2時間の観劇でした。

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Virgin×7 vol.6【ねをぱあく】120611

2012年06月11日 Live&CafeBar PLACEBO

秋津ねをさんがプロデュースするイベント企画。
これまでに5回行われており、足を運ぼうと思いながらもなかなか日程合わず。
今回は、何としてでも行かなければいけなかったのです。

普段、観劇していれば、どんな売れっ子の役者さんよりも顔を会わす機会が多くなる受付にいらっしゃる方の三人芝居、独特の雰囲気がたまらない上田耽美さん、そしてあの姿がバーという狭い空間で見れるのか野村侑志さん(オパンポン創造社)。
本当に普通のバーとかに現れるのかなあと思うぐらいの豪華なメンバー。

90分弱。
これは楽しめる。
基本、苦笑いが多かったが・・・

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夏の目撃者【月面クロワッサン】120611

2012年06月11日 元・立誠小学校 職員室

残念でならん。
今回、vol.4ということだが、何でvol.0から3を私は観ていないのか。
それも、2011年に旗揚げではないか。
昨年は296本も観たのに、その中に一つも入っていない。どこかで観れんかったものか・・・

まあ、過ぎたことは仕方ないとして、笑の内閣、友達図鑑、京都ロマンポップでお馴染みになっている目を引く役者さんに、カムヰヤッセンのアフタートークで拝見した代表の作道雄さんが面白い作品を創りそうだなと思って、ずっと楽しみにしていた公演。
病院という舞台の中での残酷な現実、その窓から見える外で巻き起こる非現実的な風景。リアルな退屈で厳しい世界が、夢のあるファンタジーな世界を生み出したような形になっている。これが、笑いで覆いながら、うまく融合させて話を進行させている。

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2012年6月11日 (月)

千和、立ったまま眠っている(extended)【喀血劇場】120610

2012年06月10日 京都大学 吉田寮食堂

京都大学学生演劇祭で好評だった噂に、中野劇団でよくお見かけしていた唐仁原俊博さんの作・演ということで足を運んでみる。
ブラックで毒のある風刺的な作品を勝手に想像していたが、胸を締め付けられるようなキュンとするような優しい話だった。
テンポ良く、面白おかしく進んでいく時の流れの中で、変わっていく、変わっていかざる得ない自分の気持ちや人との関わりを描いた魅力的な作品だった。

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2012年6月10日 (日)

唇に聴いてみる【浪花グランドロマン】120610

2012年06月10日 一心寺シアター倶楽

万歳祭り第3弾。
ふ~む。何だったんだろう。
現実と思い出話、そして妄想がぐちゃぐちゃになって訳が分からなくなってしまった。
妄想劇として、夢を見るようなつもりで観劇してみたが、所々で筋がしっかり描かれたり、各エピソードに漠然とした共通の想いが感じられ、なかなか複雑だ。

ただ、見どころはたっぷり。
やっぱ、生の舞台観に来てるんだよなあと改めて思えるようなダイナミックな舞台でした。

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PAPER TRAILER【劇団赤鬼】120609

2012年06月09日 ABCホール

何か教科書のような一人二役の二重構造作品だったな。
現実世界の戦争と絵本の中の対立を通して、登場人物の心情をリンクさせながら、話を展開していく。
行き着く先は、もちろん、みんな幸せに。
誰もがそうあって欲しいと願っている人同士が争ったりしない平和の世界への祈りを込めた温かい話だった。

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虹の湯けむり大作戦【演劇ユニット月の虹】120609

2012年06月09日 インディペンデントシアター1st

まあ、典型的なドタバタハートフルコメディーといった感じで、私の好みの作品ではあるのだが、正直、少々疲れる感がある。
波が無い。
テンションの山、8合目にずっといてる感じで、最初こそ面白キャラの絶妙な掛け合いの中で進む話を楽しめるのだが、後半になると少し飽きがくる。
公演時間130分オーバーは、私には厳しかった。特にラストはもうくどい感じになってしまったのが残念。この調子で進む話ならば、90分程度でさっくりしてもらった方が好印象は残った気がする。

そうは言っても、非常に楽しい作品である。
愛とはなんてこそばゆいテーマを扱っているが、最後まで力衰えず、ドタバタしながらもそのテーマを貫いたところはこのユニットの力強さを感じる。

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2012年6月 9日 (土)

それからの遠い国【劇団太陽族】120608

2012年06月08日 アイホール

オウム真理教事件をベースにして、その後に日本で起こる数々の問題の中で生きる人達を描いた作品。
希望を失ってしまいそうな生きづらい世の中で、生きていくことの意味合いを問うような話。
登場人物の姿を見つめながら、同時に今を生きる私たち自身も見つめ直すことができる。

この劇団の作風だと思うのだが、いつもそれでも生きていかなければならない人の強い姿で終わらせている。
そうありたいのは当たり前の話で、そのためにどう考えたらいいのかという自分なりの答えを見出さなくてはいけないみたい。
一応、そんなことを考えながら感想を書いてみた。

(以下、少しネタバレしていますが、筋とかは新聞記事に載っているレベルのことしか書いていないので白字にはしません。公演は日曜日まで)

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2012年6月 8日 (金)

梨の礫の梨【宮川サキ+Sun!! サキトサンズ 二人芝居】120607

2012年06月07日 ムーブファクトリー

何か魂抜かれたみたいになっちゃった。
あんまり感想書きたくないな。と言うか、何も言えない気がしている。

笑いもしたし、泣きもした。
話もさすがは横山拓也さん(iaku/売込隊ビーム)の作・演だけあって、細かなところまで巧妙に創り上げた名作。
宮川サキさん(sunday)とSun!!さん(ミジンコターボ)は、もちろん名女優さんだけあって、軽妙な掛け合いから、震えてしまうくらいの真剣なぶつかり合いまで、達者な会話を繰り広げる。
でも、結局は心に重くのしかかるずっしりとした深いものが残る。

(以下、あらすじは書いていませんが、感想中のキーワードが作品に出てきています。まだ観ていない方は避けた方が無難だと思います。白字にはしませんので、お気を付け下さい)

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2012年6月 7日 (木)

<DVD>おぼろ【ゲキバカ】

2009年の作品。
これまでの劇団コーヒー牛乳からゲキバカに名前を改めての、お披露目公演だったみたいです。
2009年と言えば、私が観劇を始めた年。この公演が行われた12月は、すっかり観劇にはまっていた頃ですね。
そんな頃、東京でこんな面白い公演をしていたとはねえ。

ゲキバカとの出会いは、2011年の4月に大阪に来てくれていた時に初観劇。
この魅力にはまって、7月に名作、ごんべえを東京に観に行きます。今でも心に残っている素敵な作品です。
この作品は、人情劇風の話やオープニング・ラストのダンスといい、それを彷彿させる作品ですね。
新生ゲキバカとなった時に、これまで以上に喜ばせる、魅せる演劇スタイルをしっかり確立しようとされていたことがよく分かります。

いいですねえ。
人からお借りしたDVDでゲキバカの歴史をたどる企画を勝手に自分で立てて、これを含めて4本のDVDを鑑賞しましたが、最後に観るのにふさわしい素晴らしい出来栄えでした。
本当に生で観たかった。きっと楽しかっただろうに。

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2012年6月 5日 (火)

どうしても地味【箱庭円舞曲】120604

2012年06月04日 インディペンデントシアター1st

感想はと聞かれたら、嫌だったなあ。
ここは前にDVDで珍しい凡人を拝見した時もそうだった。
http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/dvd-e1fb.html
面白いなんてとても書けない。
面白いのは、きっと話じゃなくて、淡々と進む会話劇形態なのに、その心情の動きが本当の動きのように見える構成、一動作で一瞬で場面も時間も変わるシーン切り替え、舞台の1/3ぐらいを全くアクティングスペースとして使わない、舞台奥に設置されている玄関を覗きこむようになされる会話のシーンなど、演劇的な演出の面白さですよね。

そりゃあ、巧みな会話でクスっとは何回も笑ったけど、イライラするし、気味悪いし、終始、不快だった。
あんまり嫌な思いして生きたくないから、うまく避けて過ごしている人の奥深いところを思いっきりえぐってくるんだもの。登場人物の誰にも共感や感情移入できないのは、できないのではなく、することを避けているのだと思う。
しかも、設定が閉鎖的な村社会。そんな田舎の嫌なところを容赦なく活かして、話を進めている。

とにかく地味だか何だか知らないが、嫌。
嫌で嫌でたまらないくらい、嫌な作品だったと記しておく。
で、次回公演はいつになるんだ。大阪に来てくれるのかな。東京だけならば、いい日程でやってもらわないと、こちらも遠征計画を予定する都合がある・・・

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2012年6月 4日 (月)

監視カメラが忘れたアリア【鴻上作品を上演する企画】120604

2012年06月04日 人間座スタジオ

監視カメラ。
集団社会の一部を映す。防犯、管理、支配などの文字どおり監視するという威圧的なカメラ像。見る。
人のプライバシーを映す。盗撮、犯罪、狂気に通じる反社会的なカメラ像。見られる。
自分の姿を映して外部に発信する。ライブカメラなどコミュニケーションツールとしてのカメラ像。見せる。
そんな、色々な意味合いを持つカメラ像に関する話を交えて、様々な形で自分が見られたり、人を見たりする中で、自分や相手のことを分かり合いながら生きている世の中を描いているようでした。

実際の作品としての演出も、人に見せる、見られる劇中劇自体が、今、観客に見られている、この演劇作品となるような構造を取っています。
自らの発する言葉や行動が見られているような感覚を持つ監視社会。その一方、逆の立場で人の生活を見たりすることもできる。見られるという受け身的な形だけでは無く、ネットを用いて、映像、もしくはこんなブログやTwitterなどのツールを用いて自分を見せることもできる。
世の中を舞台として見立てれば、自分達が他人に自分を見せたり、見られたりする演じ手、同時にその演じ手を見る観客のような姿として浮き上がってくる。

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2012年6月 3日 (日)

おにの目にもひかり【魔法のチョコレート】120603

2012年06月03日 シアターカフェ Nyan

久しぶりのマホチョコ。
2年ぶりだったので、懐かしい感じです。
生舞台では第3回公演から拝見しており、毎回、優しくていい作品なのです。
第1、2回公演もDVDで拝見して、今ではその時に目を引いた役者さんを追って観劇したりしています。
私の中では、けっこう観劇人生の中で大切な劇団なのです。

感想を書こうと思って、まず前回公演の感想を見直してみたら、何と全く同じ気持ちに観終えてなっていることが分かりました。
前回は「夏休みに子供に読ませたい本と同じような感じで、観させたい芝居というような話でした」と書いています。
今回もそう思ったのです。
この日は夜の回を拝見していますが、昼の回は確か子供も入場できたはず。どのくらいの子供が観たんだろう、たくさん観てくれてたらいいなあと思いながら観劇していました。
別に子供向けというわけではなく、子供に夢や優しい気持ちなど、大人としてきちんと伝えてあげたいことがいつも詰まった作品をされます。
そういうところが大好きなのです。
今回もよかったあ。2年経っても変わらずで嬉しい。

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二十世紀の退屈男【劇団ペーさん's13】120603

2012年06月03日 一心寺シアター倶楽

すごく楽しかったし、あの突き抜けた思いっきりのよさは、なかなかやってのける劇団も少ないように思う。
舞台から伝わる熱量を、いい作品のバロメーターにするならば、間違いなく私のメーターは振り切られる。
劇団の得意とする魅力を存分に発揮し、それに役者さん方もノリノリでうまく絡んだような作品だった。

ただ、こんなこと書いて失礼だと思うが、正直に感じたまま書くと、にも関わらず退屈だった。作品名どおりなので、それでいいのかもしれない。
かなりの部分で意識を飛ばしている。もちろん、とんでもないシーンがあるので、そこは多くの皆さんと同じく、こちらの世界に戻って観ていたが。

舞台が六畳一間なので、どうしてもイメージとして、もどかしき青春時代、孤独、ノスタルジーみたいな物が舞台から染み出してくると思ってしまう。
これが、私には全く感じられず、あの六畳一間が単なるめちゃくちゃな妄想空間にしか見えなかったのが原因かと思う。
これが、元々の作品を観てもそうなのか、二十一世紀を迎えた今、その時代を担う若い人たちが創り上げた六畳一間がそうなかは分からない。
ただ、二十一世紀はきっと退屈、そして二十世紀に青春時代を過ごした自分は今の二十一世紀に退屈な人になってしまっているように感じている。

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2012年6月 2日 (土)

本読みの時間「will~未来形、もしくは意志」 120602

2012年06月02日 コモンカフェ

主宰が甲斐祐子さんという方なのかな。
いわゆるリーディング公演。
想像力を膨らませないといけないので、苦手な分野ですが果敢にチャレンジ。
さて、結果が・・・

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剥製の猿【遊気舎】120601

2012年06月01日 インディペンデントシアター2nd

結局は、失った大切な人のことを想う、切ないけれど優しくて温かい作品。
それを特殊な設定で、面白いキャラを登場させながら、コミカル要素も盛り込んで感動ストーリーを描いていく。
私の非常に好みの作品形態。

ただ、タイトルからしてどんな話なのか想像し難いし、話の展開もそんな風になかなか全容を掴ませてくれない。話、どうなってるのと不安を与えながら十分惹きつけておいてからの、あ~こういうことかあとほっと安心させる。そこから、やっと恐らくはテーマになっているのであろう上記のことが感じられてくる。
私のような何も知らない客の心情をもてあそんだ、とてもうまい演劇的な魅せ方をしている。

(以下、ネタバレ注意。私の感覚では、最初の方は話がどうなるのか全く分からないと思いますので、少しでも筋が分かると面白味が無くなると思います。公演終了まで白字にしておきますので、まだ観てない人は読まないでください。公演は日曜日まで)

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男ism ~ケジメつけさせて頂きます~【STAR☆JACKS】120601

2012年06月01日 LIVE Bar D.Ⅲ

ダンディズム。男だけでなく、人の美学を描いた作品。
時代劇というそんな信念を描きやすい設定の中で、揺れ動く人の姿をかっこよく、時には情けなく哀れに露骨に表現しています。
劇団員のかっこいいお三方に加えて、少し癖のある個性的な役者さんが、ケジメをつけるということを各々の立場で表現しており、そこに人の生き方を深く感じさせるものでした。

(以下、ネタバレ注意。公演が月曜日まで続くので、終了まで白字にします)

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