路上協走組曲【ステージタイガー】120624
2012年06月24日 JR大阪駅南中央口大丸前
今回で多分2回目だと思います。
この劇団のテーマソングや公演作品の挿入曲を作られているALL SWAMPSとジョイントで路上で劇を行うイベント。
20:00に友達と食事の予定だったのですが、Twitterで情報流れてきたから。
この日は3本はしご観劇しており、公演時間が長引いたのでちょっと遅れると連絡して観に行く。本当は、長引いたのではなく、新たに一本観ることにしたということなのですがね。
10分も無い作品ですが、一応、観たものは全て感想を書くことにしていますので、少しだけ。
ちなみに観劇回数カウントにも入れます。
19:45ぐらいに現地に到着。
遠巻きに見守る。
虎本剛さんが携帯をいじっている。私のTwitterのTLですぐにそのつぶやきが流れていく。
警官が来てるんですよね。何か取り締まっているって感じでもなさそうなんだけど。
19:55ぐらいに、もしかしたら中止かなとも思い、劇団員の皆さんが集まっているところへ向かう。
わ~、間近でこんなに勢揃いしてるの見るの初めてだよ。もうこれだけでいいや。
で、やっぱりするみたい。
20:00開演。
まずはALL SWAMPSの方が一曲。
変にノリノリ強要だと苦手だなと思ってたけど、ごく自然な感じ。これなら、安心して楽しめるね。
次の曲をお客さんにリクエスト。
と思いきや、これがネタでここから芝居開始。
彼女のプラカードを付けた女性、樋口友三衣さん。深刻で悲しそうな顔してる。
そこにやってくる同じく彼氏のプラカードを付けた男性、白井宏幸さん。元気いっぱいで悩みなど全くなさそうな顔。
いつの間にやら、死神のプラカードを付けた人、西村陽子さん。いつの間にかちょこんとね。そして、可愛いながらもどこかたくらんでいるような不吉な笑顔。
男は女性に愛の告白をするが反応は無い。路上だけど、思いっきり叫ぶ。立ち止まってしまい信号渡れない人が出るくらいに。
死神曰く、お前はもう死んでいるのだからと。
男は思い出す。
ここで、女性と待ち合わせ。道向こう側にいる女性の方へと向かう時に車が。これをさっとよけた先にマンホールが。落ちても下に水があって、溺れるかと思いきや流される。行きつく先で伝説の漁師になったが、サメに食べられて死んじゃったんだと。
彼女はずっとここで待ってくれているらしい。どうにかして気付いてもらえないのか。
男は花束を渡したり、帽子をかぶってみたりと色々する。でも、自分は見えない。空中を漂う花束や帽子が見えるだけ。
悲鳴を上げる女性。路上だけど、思いっきり叫ぶ。いなくなった警官がまた戻ってくるくらいに。
愛していた二人に通じるものがあったのだろう。女性が気付く。彼がここにいる。
ALL SWAMPS、愛を語る一曲。
でも、こんなことをしていてもどうしようもない。
彼女が前へ進めないだけ。
男が今、彼女に出来ることはお別れを告げること。
感謝と別れを綴った手紙を残して、死神とともに男は逝く。
ALL SWAMPS、最後にもう一度、愛を語る一曲。
おしまい。
当たり前だけど、別に普通に芝居されるんですよね。
だから、普通に観ちゃった。
樋口さんの声量。あの小さな体から発せられるんですよね。やっぱり、声は心から出るんですかねえ。私が声ちっちゃいのは心から言葉を出してないからなのかなあ。
西村さんは、死神みたいな含みのある役がお似合いです。飄々としてる。
白井さんの立ち去る時の表情ね。ああいう不器用な愛の伝え方しかできない姿での優しい表情がまあかっこいいですわ。ここの男優さんは、肉体美がよかったりするのかもしれないですが、私はこの雰囲気を醸し出すところこそが最大の魅力だと思いますね。
この後、もう一回というからすぐにやるならと思っていましたが、30分ぐらいは先になりそうなので、友達との食事へ。
1年以上ぶりに、来月舞台で拝見できる、お気に入りの女優さんと少しお話して立ち去ります。
そう、7/13から本公演があります。チラシも配られていましたが。
次回は、本公演直前の7/8にまた路上公演するみたい。
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