LINX'S 04 B team【LINX'S】120519
2012年05月19日 インディペンデントシアター2nd
昨日に引き続き、B teamを観劇。
(A teamの感想:http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/linxs-04a-eamli.html)
(ネタバレするので、公演終了まで白字にします。月曜日まで。)
前説、オパンポン創造社。
前説では無いのかな。注意事項は述べることなく、暴れまわってそのまま消えられたので。
開演前に喫煙所でネタ合わせしてるの聞いちゃって。
タイミングとか、公演案内するセリフとかしっかり練習するんですね。和気あいあいとしながらも、真剣モードだったので興味深く、聞き耳たててました。
そして、本番。やっぱり、あの姿に・・・
壱劇屋:壱劇屋コレクション2012
昔、御堂筋かどっかで行われたイベントで拝見した作品の拡大版みたいでした。
俺のペットボトルのお茶を飲んだのは誰みたいな感じで、ペットボトル、コンビニ袋、ひもなどを使ったパフォーマンスアート。
もうどんな動きになっているのか分からないような芸術的な統制されたコンビネーションに、コミカルな芝居要素も加えて最高のパフォーマンスでした。
さすがは壱劇屋。これで、世の人にさらに名をとどろかせたことでしょう。人気が爆発する日は近い。
ニコルソンズ:キリヤさん vs ゾンビ
LINX'S参戦がTwitterで情報挙げられた時に、TLがかなり騒々しくなった劇団。あのニコルソンズがみたいな感じで。私は名前も知らなかった完全に初見の劇団。
ゾンビがはびこる世の中でバンド活動をする5人組の話という不条理な設定。
その中の1人、これがキリヤさんなのだが、とにかく悪い。彼氏をボコボコにされた者、家に火をつけられ全焼させられた者、姉が告白され断ったら切腹された者、元バンドメンバーを4階から放り投げたりもしている。
どうにかして、バンドから離脱してもらおうと試みるが、ゾンビすら平気でやっつける強者。それでも、勇気を振り絞って告白するが、実は・・・
最後はいい話みたいにしながら、ブラックなオチで締める。なかなかの面白い作品でした。
役者さんのお名前が分からない。キリヤさん。外観そのままの強面を淡々と不気味に演じる。会話の掛け合いをたっぷり楽しめる話でした。
DACTparty+:休憩の時間です。
A TEAMの梅棒やブラック★タイツとはまた違った魅力のあるダンスパフォーマンス。
普段、舞台で穏やかなユーモアのある姿を見せる役者さん方が、飛び切りのダンスをされて圧倒される。
SHINDA PANDA with 西原希蓉美
ジャジーと言うのかな。とにかくかっこいいですわ。LINX'Sテーマソングも元々も好きだが、聞き惚れるような素敵な音楽に変えて歌われます。西原希蓉美の外観からは想像できない、迫力ある声に、また、名定正孝さんのキーボードが素敵。
最後に歌われたてぶくろとかいう曲がとても温かい歌詞でいい。
北京蝶々:オーシャンズ・カジノ ショートバージョン
今回は本公演でされた作品のショートバージョンなので、雰囲気を掴むぐらいになってしまった。船内カジノで巻き起こるドタバタを学生劇団顔負けの勢いある姿で演じる。
みんな、とんでもない表情で叫び暴れまわってたなあ。
そうだ、田渕彰展さんだあ。昨年の1人芝居で伝説の公演を実現した方ね。観た人はみんな覚えているんでしょうね。お帰りなさいぐらいの雰囲気で、舞台での登場を歓迎していました。
ステージタイガー:協奏組曲第2楽章
第1楽章の雰囲気をイメージしてたら、かなり違和感があった。前回の熱くて優しいイメージの熱さをやや強めに出して、少しコミカルな要素も前に押した感じかな。
事故で目が不自由になった女性は、一歩を踏み出せない中で毎日足踏みするかのように走る毎日を過ごす。そんな女性が筋肉しかあまり売りにできないような、先が見えない路上バンドの1人の男と出会い、互いに成長する中で新しい人生を見出していく。
基本設定は同じで、主人公たちの周囲に強烈な面白キャラを置くところも同じ。ただ、今回は少々、周囲に主人公たちが押され気味な印象を受ける。
テノヒラサイズ:テノヒラサイズの天国と地獄
昨日のA TEAMに引き続き、特別公演。
変わりない。当たり前だが、面白いままだ。
最後はみんなでテーマソング歌わないことにしたのかな。
時間が押し過ぎだもんね。
次の公演との間が短いとか文句言いながらも、無けりゃあ無いで寂しいとか好き勝手な文句を記しておく。
あと、せっかくの楽しいイベントなので、細かなこと書きたくないけど、今日の前説で携帯・無断撮影と同じく、お喋りは控えてという項目を言ってくれたのは凄く嬉しかったな。
こういう盛り上がる公演こそ、これを言っておいて欲しいんですよね。
単なる祭りではなく、演劇イベントであることを主催側が認識しており、演劇を大切に思っている証拠だと思います。その感覚はとても嬉しい。否定する気はありませんが、某何とか祭りみたいなの毎年ありますけど、こちらのマナーは年々相当ひどくなっているように思いますから。
関西ではありがちな、笑いが起こった後に、面白かった言葉や役者さんの名前を笑いと同時に言ったり、ちょっと隣のお友達に面白いねとか軽くしゃべるのは全然構わないんだけど、誰がどこにいるとか、あの人は前あんな作品に出ててとか完全に会話しちゃってる時がありますから。実は初日もかなりひそひそ声で話している方がいらっしゃり、気を使っているのは十分理解しましたけど、やはり少しイラっとしてたんですね。まあ、私は一人観劇が多いから、会話をすることはまず無いので、神経質なところはあるでしょうが、要は家でDVD観たり、身内だけの学芸会を観てるんじゃない、周りに色々な形で観劇を楽しみに来ている人たちがいることを少しでも思えば、おのずとそれが行動に出ると思います。
今回は日程の都合上、これで私のLINX'Sは終わり。
楽しませてもらいました。ありがとうございました。
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