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2012年1月18日 (水)

<映画>今日と明日の間で

時間が開いたので梅田ガーデンシネマへ。
水曜日が1000円で安く、何よりここは指定席では無く、開場前に先着順で整理券をもらって、開場と同時に順番に好きな席を選ぶスタイル。
そう、このスタイルが普段の演劇と全く同じで、何か安心感があるのだ。

何でこの作品を観たんだろう・・・
うん。本当はスペインの有名レストランをドキュメンタイーで描いたエル・ブリという作品を観たかったのだが、時間が合わず、適当に選んだのだ。どんな内容かも全く見ずに。
会場前、どうもお品が良さそうな綺麗な女性が多いなあ、さすが大阪といっても北エリアはちょっと違うのねとか思っていましたが、そりゃああそのはず。
有名バレエダンサーをドキュメンタリーで描いた作品じゃないですか。バレエ好きな人が集まってるんだよ。俺、何なんだよって感じですな。
首藤康之さん・・・知らないもんなあ。
この方のこれまでを振り返りながら、バレエと彼の関係、彼の天才性が語られながら、過去の舞台シーンが盛り込まれるようなスタイルで進みます。

何か分かんないけど、踊りまくってましたわ。
バレエうんぬんより、芸術に魅せられてその道へ進んだ人のちょっと変わった考え方が色々と描かれていました。
何とか骨とかを意識して今日は練習とかするのね。

スクリーンに舞台作品が映し出された時は、もちろん真剣な表情。
素人でも優雅で美しく、近寄りがたいオーラを醸し出していることが分かります。
それよりも、この作品で面白いのは彼の素顔。
明るく、実に素敵な笑顔。
インタビューシーンとかで自分とバレエとの関わりを思い出しながらの語りは、とても魅力的な表情をされます。
それなりのお歳なので、目尻にとても優しいしわが出来て、顔をくちゃっとして笑われる。
自分のことが好きな人の特徴的ないい表情だと思いました。
あの笑顔を観るのは、十分価値あるかな。

ラストはこの作品名にもなっている舞台が映し出されます。
上半身裸。
バレエらしい、しなやかなラインに強靭な男のエロさを出した肉体。
う~ん、この方、多分、私と同い年。
帰宅後、シャワーを浴びた後、自分の肉体を見る。
笑うしかない。
その笑顔も彼とはすいぶんかけ離れている・・・
人の魅力は生き方にきちんと付随している。ある意味、神様は公平だ。
まあ、こんな方と自分を比べるのが失礼な話か。

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