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2012年1月

2012年1月31日 (火)

ロスト○ボール ~DEAD LINE. おっとでもここはまだ天国の端っこ~【劇団舞台処女】120129

2012年01月29日 クレオ大阪南

何と立派なホール。
こんなところがあるんだなあ。
前回はロクソだったと思うが、あまりにも違い過ぎるだろうに。
当然、作品も変わった感じになるんだろうなあと思いながら観劇。

ここは前回、色々あってきちんと観劇できなかったんだよなあ。
今回は立派なホールに、キャストも多い大々的な公演みたいです。
で、・・・
ちょっと集中が切れてしまった。
単なるゴルフをベースにしたやくざのおかしな対決として観ればいいのか、ニートや車椅子の女性が一歩踏み出す勇気を得るまでの話として観ればいいのか。
もちろん共に絡んでいるのだが、どうもうまく融合して捉えることができず、退屈感が出てきてしまい、作品の面白さをきちんと味わえなかった。

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うかむ瀬7<北新地>

何かこの店の宣伝担当のようになってきましたが、また食事会に行ってきたので、写真をアップ。
今回は、勤務先のクリニックの先生方が集まる会です。
新しい治療法に関するディスカッションですね。
私は実際の臨床には携われませんので聞いてるだけです。

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2012年1月30日 (月)

PARADISE CITY【DEW PRODUCE】120129

2012年01月29日 一心寺シアター倶楽

年明けから、毎週通ってる一心寺。
おうさか学生演劇祭も、もう折り返しになりました。
関西学生劇団の力を結集させたプロデュース団体。DEWさんが3年以上も前から構想していたことが実現した形の公演のようです。
単に客演を集めて公演するわけではなく、各劇団の結集というオールスター戦みたいな感じなので、ご苦労は大変なものだったことでしょう。
ここは敬意を表さなければいけませんね。

そんな、こちらも注目していた公演。
否が応にもハードルが上がっていたところはあるでしょう。
そうだったにしても、観終えた率直な感想は物足りない。厳しく書けば、ちょっとではなく、だいぶ・・・
作品全体として本質的な難を感じます。
部分的に見た素晴らしい舞台セット、個々の役者さんの魅力がそれを隠していますが、やはり人や舞台セットを観に行っているわけではなく、作品として満足できなかったので評価は落とさざるを得ないところです。

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2012年1月28日 (土)

両家の言い分【劇団吹田市民劇場おむすび座】120128

2012年01月28日 吹田市文化会館 メイシアター小ホール

今の結婚における社会問題的なところを描く真面目な作品かと思っていたら、とてもコミカルな話だった。
前作が教育問題をモチーフにした考えさせられる作品だったからね。
それにしては面白役者さんが出演されるなあとは思っていたのだが。
まあ、もちろんそんな結婚においてぶつかる問題も組み入れながらの話ではあるのだが、結婚式というテンションの上がった状況下での互いの思惑がぶつかり合うドタバタコメディーと称していいように思う。

面白い脚本に、味のある役者さん方がうまくマッチしており、楽しい作品に仕上がっています。
贅沢言うなら、もう一歩、細かなところで完璧に仕上げていれば文句なしだったのですが・・・

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blue film【桃園会】120127

2012年01月27日 アイホール

<1/28訂正:ここに書いたあった文章を一番最後に移しました>

やはり、ここは難しいのは難しい。
最後まで拝見して、何となくは分かるのだが、確実な理解はなかなか・・・
時間軸をずらしているのと同時に、主人公の女性が描く童話の世界が交錯する。
こちらはどちらかというとファンタジーワールドっぽく描かれており、死をあまりイメージさせない。童話が描くように怪獣がやってきたみたいな感じだ。
これとは別に、より現実的な死を意識させる、姉を亡くした喪服を着た兄弟のエピソードも組み込まれる。こちらはリアリティーがあって、喪服でイメージされるように人が確実に死んだ現実が突きつけられる。
そして、何より、厄介なのは本当に震災の現場を見ていないとイメージできない要素が入り込んでいる。
私自身も被災者なので、少しは分かるが、場所によってピンキリであり、この作品が意図しているイメージとは必ずしも一致しない。

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2012年1月27日 (金)

いつもイタイ人たち【カンセイの法則】120127

2012年01月27日 そとばこまちアトリエ Black Boxx

12年前に高校演劇祭で上演された作品のリライトらしい。
何とも素敵な作品だ。
偶然居合わせた人たちが、実は全て何らかの形で関係があるという、よくありがちな設定の中、コミカルに話を展開する。
話はとても分かりやすいが、最終的に夫婦、親子など人と人の築かれた絆は決して消えないことを思わせ、人の優しい思いを感じさせる結末になっている。
この作品が伝えたい素敵なメッセージを、役者さんが丁寧に表現している。

(以下、完全にネタバレするので注意。公演終了まで白字にします。公演は日曜日まで。)

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TRINITY THE TRUMP オールフィメール【ピースピット】120126

2012年01月26日 HEP HALL

初演の自分の感想を見直そうと思ったら、このブログを始める前でまだ書いてなかった。
そうか、2009年11月19、22日に観ている。
このブログで最初に記事を書いたのが、2009年11月26日のアクトレスという劇団赤鬼の中のスプリングバスというユニット。
ギリギリだったわけだ。

恐らく、TRUMP初演、凄くしびれるような作品を観て、やはり演劇は素晴らしい、下手な感想でも書き留めておきたいという気持ちになってこのブログを始めたのだと思う。
そもそも、ピースピットは私が観劇を始めるきっかけになったところだ。
主宰の末満健一さんが作・演のTAKE IT EASY!!の千年女優が最初のきっかけ。
その後はSUGARを観て、何て面白いんだと過去作品のビデオ・DVDを購入して、HYT、QYT作品を含め、もう何て面白いんだと本当に毎日のように繰り返して観ていた時期がある。
もちろん、本公演も、いまだ私の中では数百本の観劇作品の中でNo.1の作品、MOTHERをはじめ、毎回楽しみにして観に行っては、最高に満足させてもらっている。
このピースピット作品で知った役者さんが出演されるということを理由に観にいった公演も数知れない。
要は観劇人生が始まったのも、その観劇人生を膨らませてくれたのも、ピースピットである。
だから、演劇を観に行ったことがない人に、まず薦めるのは何はともあれ、ピースピットを観てみればと今でも言うと思う。

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2012年1月25日 (水)

オオカミトラム 肉望という名の電車【UDATSU】120124

2012年01月24日 シアターグリーン BASE THEATER

東京出張のついでに、劇団太陽族を観た帰り。
大阪に戻ろうと思いながらも、名残惜しい。
何か観れないかなと思っていたら、近くの劇場で18:30から90分の公演が。
これなら、最終に間に合う。
ということで観劇。
公演時間が明確に書かかれていたのでラッキーでした。書いていなければ、通常2時間の公演とみなすので辞めていましたから。

で、感想ですが、ここ、面白い。
関東の劇団はほとんど知りませんが、有名なところなのかな。
いっぺんで好きになっちゃった。
また、観たいけど・・・
大阪も来てくれないものですかねえ。

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異郷の涙【劇団太陽族】120124

2012年01月24日 あうるすぽっと

日韓演劇フェスティバルと称して、在日韓国人を描いた作品。
その内容は、ある史実の人物が登場するのだが、チラシや当日パンフレットにも一切触れておらず、観る前に頭に入れて欲しくないような供給側の意図が感じられるので、後述する。

感想がとても書きにくい。
下手な書き方をすると、いい作品では無かったと捉えられそうなのが嫌なので若干躊躇している。
緊迫感があり、舞台として迫力ある作品だったことを前提の上で読んでいただきたい。

(以下、上述したようにネタバレします。公演は、この後、北九州、大阪と2月上旬まで続きます。元に戻すのを忘れてしまうので白字にはしていませんので、ご注意ください。)

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2012年1月24日 (火)

青春漂流記【劇団鹿殺し】120123

2012年01月23日 紀伊國屋ホール

紀伊國屋ホールって本当に紀伊國屋の中にあるんだ。
梅田の紀伊國屋にも造ってくれればいいのに。

東京出張のついでにちょっと寄ってみました。
大阪は2月に同作品の公演がありますが、好きな劇団なのでフライングして観劇です。

感想は、まず東京で観ておいて良かったあ。
大阪は公演数少ないし、他公演の絡みもあって、2回観ることは無理です。
ここで観ておかなければ、もう一度観たかったなあと悔やむことになったはずです。
3年前からこの劇団は関西に来られた時の本公演は観てますし、東京だけの公演もDVDでチェックしてます。そう言えば、一回は観にいったんだったなあ。
その中で、私はNo.1ですね。

テンポ良く進む感情移入しやすい話に、隙間なく埋め込まれた笑い。
お得意の音楽はもちろん、いつもながらの膨大な役を信じられないくらいの早着替えでこなされる。統制された動きに多彩な面白い演出で2時間、飽きることが無い。
不思議、かわいいなどの面白キャラもおなかいっぱいになるくらいに出てくる。
楽しい、楽しい公演でした。

(以下、あらすじ書いているので若干ネタバレします。チラシの文章から十分推測できるレベルなので白字にはしません。東京は29日まで。大阪は2/10からABCホールで公演があります。大阪は5回しかないので、早めに予約してどっかで観に行きましょう)

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熱海殺人事件 モンテカルロイリュージョン【THE EDGE】120122

2012年01月22日 EPOK

昨年、一心寺シアター倶楽で行われたつかこうへい追悼企画。
その中で、この作品だけ観れなかったのです。
後、観た作品が非常に面白かっただけに残念だったなあと思っていましたが、チャンス到来です。

と、今回のこの公演、なんでか知りませんが、出演される4人の役者さんに投票し、一番ダメだった方が髪を切るというシステム。
その中にお気に入りの役者さんがいらっしゃる。
これは一票投じなくては。もちろん、プロの戦いですから、ダメな時は無残な姿を見届けようと思いながらの観劇です。

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2012年1月23日 (月)

フローズン【ポータブルシアター】120122

2012年01月22日 芸術創造館

プリオニー・ラヴェリーという英国劇作家の作品。何でも、1998年に初演、その後、2004年にはブロードウェイで上演され、トニー賞の最優秀作品賞にノミネートされたとか。
と書いても、私は作家自身のことも知らないし、その賞の権威も理解していませんのでピンとはきません。
ただ、相当難解な作品を日本で初めて公演する。それを、LINX'Sで知った劇団がやるというので観に行ってみました。

実は足が非常に重く、どうしようかとさんざん迷いました。
一幕1時間40分、休憩10分はさんで、二幕55分の大作なのです。
難しくて、もし付いていけなかった時の、悲惨な3時間弱を想像すると容易に観に行けるものではありません。
Twitterの数々の褒め言葉を信じての観劇でした。

結果は、確かに極めて難解な話でした。
でも、これは作品の形態が難しいのではなく、テーマが難解なのです。
その難解なテーマを、役者さんの真剣な圧倒される演技で、実に分かりやすく感じさせてもらえる作品でした。
たくさんの問題提起をしてきて、こちら側に考えさせます。
観終えたからといって、その回答にたどりつくわけではありません。
でも、その考えたことが心に深く残ります。
これからも、何かのきっかけでこの作品のことを思い出すでしょう。
その時、本を読んだだけでは無理な、芝居としてのイメージが刻まれていると思います。

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2012年1月22日 (日)

京都市美術館鑑賞

今年の目標の一つでもある感性を磨く。
何をすればいいかなんか全然分かっていませんが、とりあえず、数回は美術館に行こうと決めていました。
でも、なかなかねえ。
だって、元々好きじゃないんだもの。

ちょうどいい機会がありました。
成安造形大学卒業制作展&進級制作展2012。
応援している劇団の役者さんが出展しているという情報があったのでちょっと見に行くことに。
ちょうど京都で観劇もあったので。

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2012年1月21日 (土)

ターザンボーイのチヤホヤされたいあなたへ【ターザンボーイ】120121

2012年01月21日 芸術創造館

隣でポータブルシアターが恐ろしいほど真剣な作品を公演されている横で、お笑いイベント。
隣では息をのんでみんな観てるんだろうなと思いながら、こちらはケラケラ笑わせてもらっていました。

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優しさに、染めたい【大阪芸術大学 エルシノア】120121

2012年01月21日 一心寺シアター倶楽

かなり衝撃を受けました。
熱のこもった迫真の演技です。
ここまで汗やら何やら体液を振り飛ばしての熱演は、なかなか見れない。
ただ、熱いだけでなく、細かく丁寧に表情、仕草、口調で心情表現しているところがまたいい。

優しさ故の人の狂気。
叫び狂った中で、愛が憎しみを超えて描かれる。
素晴らしい作品でした。

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ヅッコケ三人組の稽古場有料化反対闘争【笑の内閣】120120

2012年01月20日 東山青少年活動センター 創造活動室

表現規制と闘った作品、非実在少女のるてちゃんの作品名のとおり稽古場有料化バージョンといったところか。
表現規制は漠然とした危機感はあり、テーマとしても同調しやすいところがあったのだが、正直、今回のテーマはいまひとつピンときていなかった。
私のような単なる観劇客にとっては、公演に足を運ぶということは最終製品を買うことであり、それが値上がるという形でないと身をもって痛みを感じることができないのだ。
こういう自分に直接痛みを与えることじゃないからといって放っておけば、いつの間にやら自分の身にも降りかかってきて、その時はもう手遅れ、誰も助けてくれない。当たり前だ。自分もそうしてきたんだから。
なんてことは、のるてちゃんで強く感じたこと。
分かっちゃいるけど、なかなか。だから、こんな作品で少し思いをはせることは大事なことだ。
何か行動を起こすにしても、まず考えるきっかけが必要だ。

劇団の稽古場での歳出はいわば、作品という製品を創る原価の一部であり、この増加への対処はコストダウンで償却するか、製品値上げで対応する。
通常、世のメーカーは値上げは最終手段であり、徹底したコストダウンでそれに対応する。
原材料の変更、他製品との共有化、販促の見直し、人件費削減・・・
演劇においても似た行動はできるだろう。
だからそうすればいい。
極めて正論である。
私自身も比較的、この考えに近い。
ただ、これだけで、この作品のような話を片づけていてはあらゆることへの先が無い。
芸術という一般人が触れて楽しむものだからこそ、単純なビジネス論だけで片づけたくない気がする。
そういう気持ちに作品を拝見してなりました。

国や市などが出来る助成とともに、客というユーザー側での支援は何が出来るのか。
国や市が芸術を支援する理由を議論するより、客が支援する理由の方がより具体的で分かりやすい。
無くなっちゃ困るから、楽しみたいからずっと続けて欲しい。
そのために、何を求める。遠慮なく伝えて欲しい。そんなことも、こういう作品で描いてくれれば嬉しい。
パッシングも浴びるだろうから、こういう劇団しか出来ないだろうし。

(以下、若干ネタバレあるので注意。大したレベルでは無いので、白字にはしません。公演は土曜2回、日曜1回)

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2012年1月20日 (金)

ニトロ【ゲキバカ】120119

2012年01月19日 インディペンデントシアター1st

あの東京で観終えてしばらく興奮がおさまらなかったごんべえに続く劇団本公演を観劇。
あの時は500本記念観劇で、今回は681本目。
あれから、180本の作品を観劇して、数多くの名作に出会ってきたが、今回観終えて、やはりここは何か突き抜けていることを実感。

面白いと言っても、単なる面白いじゃない。
たくさん笑えたから楽しかった、名演技だったから凄いと思った、魅力たっぷりの役者さんだったから興奮した、いい話だったから感動した・・・
色々な気持ちが絡み合っての中で、この言葉しかないから書いてるだけです。面白い。
言葉じゃ分からないでしょう。
観に行けばいいと思います。
まだまだ、来週の月曜日までやってるんですから。
明日、金曜日から日曜日までは昼・夜とやってます。最終日、月曜日は夜だけ。
どうせなら、月曜日昼に追加公演でもしないとおさまりつかんなとなるぐらいになればいいのにと思います。
それぐらいの価値は十分あります。

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2012年1月18日 (水)

<映画>今日と明日の間で

時間が開いたので梅田ガーデンシネマへ。
水曜日が1000円で安く、何よりここは指定席では無く、開場前に先着順で整理券をもらって、開場と同時に順番に好きな席を選ぶスタイル。
そう、このスタイルが普段の演劇と全く同じで、何か安心感があるのだ。

何でこの作品を観たんだろう・・・
うん。本当はスペインの有名レストランをドキュメンタイーで描いたエル・ブリという作品を観たかったのだが、時間が合わず、適当に選んだのだ。どんな内容かも全く見ずに。
会場前、どうもお品が良さそうな綺麗な女性が多いなあ、さすが大阪といっても北エリアはちょっと違うのねとか思っていましたが、そりゃああそのはず。
有名バレエダンサーをドキュメンタリーで描いた作品じゃないですか。バレエ好きな人が集まってるんだよ。俺、何なんだよって感じですな。
首藤康之さん・・・知らないもんなあ。
この方のこれまでを振り返りながら、バレエと彼の関係、彼の天才性が語られながら、過去の舞台シーンが盛り込まれるようなスタイルで進みます。

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体育の時間【ラックシステム】120117

2012年01月17日 弁天町・世界館

久しぶりだなあ、世界館。
2年前に朗読劇を観に行き、本当に観に行ったのかと疑いたくなるくらいに記憶が全て飛んだ経験のある劇場です。懐かしい。

今回は何度か拝見している劇団。
と言っても、ここ最近見逃していたようで、この作品も国語の時間、音楽の時間に続くシリーズ作品のようです。

メッセージ性が強く、今の自分に色々と置き換えながら観ることができ、深く考えさせられる作品でした。
と言っても、真面目一本調子では無く、乙女をいい歳した年配男性役者が演じることにより、ユーモアたっぷりの楽しい作品に仕上がっていました。
いつの時代でも頑張って自分の道を切り開いて進んでいた人がいる。
そんな前人達の思いを大切に感じながら、自分もまたその道をたどりながらも新しい道筋を作れたらいいな。時代や性別や環境とかが悪いといった言い訳しないで。

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2012年1月16日 (月)

アイ・アム・ウェイティング・フォー・ザ・マン【NMS】120115

2012年01月15日 コモンカフェ

中崎町ミュージアムスクエアと称して、昨年からずっと行われている二人芝居。
主宰の石原正一さんと個性的な役者さんががっつり絡む企画です。

実は初めての観劇。
どうして、観に行かなかったんだろう。二人芝居だから避けてたのかな。
戯曲を演じるという言葉も抵抗を無意識に感じていたんだろうなあ。
この作品を観てもったいないことをしてたなあと強く思いました。
演劇の魅力をたっぷり味わえる素晴らしい作品でした。
演劇はこれから先、ずっとあらゆる形で自分を楽しませてくれる。そんな確信を得ました。
まあ、東京で全作品、幾つかの作品は大阪でも再演があるそうなので、それは観に行きたいと思っています。

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十日戎

もうすっかり日が経ってしまった。
体調崩している上に、観劇ブログを書くのに忙しくて。
また、最近観た芝居、難しいのばかりだから・・・

西宮えびすに行ってきました。
例年は大晦日から新年にかけて後輩と一緒に行っているのですが、今年は後輩に子供生まれましたから。
もうそんなのには付き合ってもらえません。

その代わりに、この十日戎へ。
年明けから劇場以外どこへも行かなかった私にとっては、これが初詣。
今年は本厄。
前厄の去年でさえ惨憺たる不幸があったのに、これは少し真剣にお手柔らかにとお願いしておかないととんでもないことになりかねませんからね。

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DOLLsEDEN【JIGGYsLABORATORY】120115

2012年01月15日 アトリエ S-pace

大阪工業大学演劇部の劇団かんき船から派生したプロデュース劇団のようです。
最近、学生劇団を観る機会が多く、今回が旗揚げということで、ちょっと様子を観に行ってみました。

開始20分ぐらいは正直、これはあかんと思っていました。
このあかんという気持ちは申し訳ないですが、今でもあまり変わっていません。
ただ、あかんけどまあ面白く観れたのではないかというぐらいまでは最後になったというのが正直なところ。

言葉が悪くなりますが雑です。
セリフの感情の込め方が照れがあるのか何なのかは知りませんが、ただ言葉を発しただけのようになる時があります。そのため、掛け合いがびっくりするぐらいに下手だなあと思わせるところがあると思えば、熱のこもった感情むき出しの思いっきりのいい芝居をしたりする。
入れ込む笑いも中途半端にされる時もあれば、受ける受けないは別にして自信満々にばっちり決めてこられたりする。
これが誰か特定な下手な役者さんがいるからではなくて、全員がそんな波を持っている。
いい時もあれば悪い時もある。
誰かが悪いので、それに引きずられるようにまとまりの無さが浮き出ている感じです。
もちろん、たまにぴったりはまってなかなかではないかと思わすシーンを創られたりもするのですが。だから、最後はまあ面白かったかなとなった訳です。
そんな繰り返しでシーンが流れていくので、どの役者さんを信頼して観ていいのか分からなくなります。
誰一人安定して観ることができないような感じです。

お知り合いの客は加点式で観るでしょうから、いいところを摘まんで高い評価をするかもしれません。
ただ、私のような赤の他人からすれば、あかんなあと思ったところをどんどん減点してしまいますから、非常に評価は悪く印象に残ってしまいます。

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無礼講Break“O”【to R mansion】120115

2012年01月15日 芸術創造館

言うなら大道芸って言葉が一番当てはまるのかな。
別にお手玉をたくさん投げたり、大きな球に乗ったりとかをするわけではなく、どちらかというとコント仕立てのパフォーマンス。そこに様々な技を入れ込まれています。
普段観ている身近なところで言うと、劇団壱劇屋が一番近いような感じ。

感想はとにかく楽しかった。
何も考えずにじっと座ってれば、ずっと楽しませてくれます。

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2012年1月14日 (土)

ジャンプ!!!!【近畿大学文化会 演劇部覇王樹座】120114

2012年01月14日 一心寺シアター倶楽

基本的に熱い芝居を観るのが好きで、話も良かったのだが、正直、もう一歩といった感があります。
年明けから、連発して観ている学生劇団と比較すると、やや見劣りする。

言葉を選んで書いてるつもりなのだが、関係者やファンは気を悪くするかもしれないなあ。
楽しませてもらったのは事実だということを信じてもらった上で、一言で表すと中途半端。
初日の緊張などがあって、力が十分発揮されていないならば、大半のいまひとつだなあと感じたところは解消される。
エールも込めて、日曜日の公演に向けてさらなる活躍を期待する。

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動物園物語【竹田÷企画】120114

2012年01月14日 京都芸術劇場studio21

2年半ぶりかな。
京都造形芸術大学へ。
遠いんだよね。駅からも遠いし、ちょっとした旅行です。
でも、とても綺麗な大学で、芸術が詰まってますという雰囲気がとてもいい。
劇場も前回は大きな春秋座というところでしたが、今回は少し小さな名前のとおりスタジオ。
それでも、奥行きがある広い舞台にまずまず座り心地のいい椅子で楽しませてもらいました。

と書きたいところでしたが、また不条理劇でした。
昨日、ブリキの骸骨でさんざん悩まされ、本日、この劇場に行く間も色々と思い起こして、思いついたことをメモ取って、演劇入門という本にヒントが無いか読んだりして大変だったのにまたしても・・・

分かってたんですがね。
不条理劇で難しい。しかも二人芝居なので、観る側も逃げ場が無いことを。
それでも、観に行きたくなったんですね。
多分、先日の別役実さんの戯曲、眠っちゃいけない子守歌が面白かったからだと思います。
戯曲は分からなくても、分からんなりに面白いです。
何で分からないのかを考えたりするのも。

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戯曲 春の力学【ブリキの骸骨】120113

2012年01月13日 ロクソドンタブラック

観終えてから数時間、本日、観劇へ向かう間の電車の中など、思い起こして色々と考えてみましたが、感想を書くのを断念しました。

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2012年1月 9日 (月)

BLACK FLAG BLUES【演劇空間WEAVE CUBE】120109

2012年01月09日 ピッコロシアター中ホール

全く知らない劇団で、チラシもチェックしていませんでした。
Twiteerで最近拝見した関西大学劇団万絵巻の次回新人公演を観る前にこれを見ておくといいみたいなことがつぶやかれており、ならちょっとチェックしておくかと観劇。

キャラメルボックスの作品でした。
私の勝手に持ってるイメージはスマートで紳士的な作品を創られる。
あっさり食べさせて、最高の味わいをしっかり出すといった感じでしょうか。
関西コテコテが好きなので、悪く言うと、ちょっと物足りない感もある。
今回は、演出がこの劇団の朝陽和斗さん。
味付け具合がすごく好みですねえ。関西風と言っていいのか分かりませんが、ちょっとこってりしています。
役者さん方もそれに合わせた魅力の振る舞い方。
分かりやすいストーリーを基盤に、濃い目の掛け合いで人間模様をうまく描きながら話を進行させていく。
なかなかおいしくいただきました。

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バカンスの神様【ミジンコターボ】120108

2012年01月08日 インディペンデントシアター1st

フレッシュライブとして、昨年入団された新人さん達のお披露目公演。

あのミジンコターボですからね。
所属されている役者さん方は、自劇団本公演や客演など、どんな舞台でも最高に輝かれる方ばかり。
そんな人達に紛れて、新人さん達はさぞかし厳しいものがあるだろうなあなんて思っていましたが、そんなこと何も考える必要なかった。まさに杞憂。

まあ、個性の強い新人さん方。
何なんだ、この強烈なキャラは。
勢い抜群、面白いし、魅力たっぷり。

2012年、ミジンコターボから目を離すなと知らしめる公演でした。

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いぬのさんぽ【劇団うんこなまず】120108

2012年01月08日 一心寺シアター倶楽

やっと観れた。
名前からも前から気になっていた劇団。
作・演の繁澤邦明さんも面白い作品を創るという噂を耳にしていたので。

それにしても、始まってすぐはどうしようかと思った。
もう、全く意味不明なのだ。
散乱するぬいぐるみ、階段らしき置物、ドラムセット、盛大に飾り付けられた風船・・・
そんな奇妙な舞台で、役者さんが大暴れしている。訳の分からないこと言ってる。
悪ふざけ、無理、この人達、頭おかしいなんて思いながら観ているうちに、だんだんとイメージ出来てくる。
最終的に、えらいうまく創った作品だなあと話のテーマも見えてくる。
最後はほ~っと感心している自分がいる。

ストーリーは単純。
でも、そこをそう思わせないように何か仕掛けている。
わざと作品の本質にたどり着かさないように、風船割ったり、ドラム叩いたり、言葉遊びを多用したりして煙に巻いている感じだ。
単純と書きながらも、全容は理解していない。
未熟な感性では、話の最深部までは行き着かないのだ。
おバカな人たちだなあなんて見ながら、実は自分がおバカだと気付かされる。
うちの術中にはまったなとほくそ笑む劇団の方々の姿を想像する。

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2012年1月 7日 (土)

WWW【001】120107

2012年01月07日 ウィングフィールド

あまりこだわって観てしまうと視野が狭くなり、作品の本質を見誤るとは分かっているが、やはり震災を相当意識してしまうような作品でした。
もっと大きいテーマを描こうとされているのは分かるのだが、まあ、私はこれをベースに感じ取ればいいかなと思いながらの観劇。
漠然としているとどうもいまだに訳が分からなくなる。明確な事実を頭に描きながら観た方がすっきり感じ取れる。

昨年もA級MissingLink、三角フラスコ、空の驛舎。少しぼかしてズラしてはいるがプラズマみかん、十中連合。
最近観たDVD、箱庭円舞曲。などなど。
震災をテーマにした作品は幾つか拝見した。
被災者と被災しなかった者。現地の被災者とそこから物理的、精神的にも距離のある者。
そんな人達の各々の視点から描かれていたり、これまでの普通の日常が普通で無くなった今、未来に託すことを考えさせたり。
抽象的な表現でメタファーを多用していたり、あまりにもシビアな現実を忠実にドキュメンタリーに近い表現をしていたり。
創り手によって、その形は様々だ。

この作品も、もちろんこれまでの作品とはどこか共通したものを感じながらも、どこか違っている。
大きく感じるのは、あの日から1年経った時間。
ようやく苦しいながらも立ち上がった人たちが、これから歩んでいくことの厳しい現実を思わせる。
そこには数多くの選択があり、それは人によって正しいとも間違っているとも、積極的とも消極的とも、勇敢とも逃避とも写り込む。
元に戻るには時間がかかる。それこそ、この作品で述べられる腐るほどの時間。
それでも今も未来も生きて欲しい。
そんな切なる願いを伝えているような気がする。

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オーバーマインド【関西大学万絵巻】120106

2012年01月06日 市民活動プラザおおさか(東館)

一応、先日の初春歌舞伎を2012年初観劇にしているが、普段通っている小劇場ではこの作品で2012年観劇ライフをスタート。
いいぞ、いいぞ。
素晴らしい出だしだ。
期待はしていたが、こんなに満足させてもらえるとまでは思っていなかった。
この劇団は2年前の卒業公演を拝見して、絶賛。
その後も日程が合わなかったり、知らぬ間に終わってたりでポロポロ間が抜けているが、幾つかの公演を拝見している。
どれも学生劇団とは思えない完成度の高さ。
でも、ハードルを上げ過ぎているのか、ここ最近は面白いけど、ちょっとしたミスみたいなものや全体的なまとまりの低下が少し気になっていた。
今回は素晴らしい。全体がまとまった出来の良さが半端じゃない。

話として非常に面白いし、意表を突いた流れもどうなるんだと食いついて観れる。
展開がスムーズで退屈せずに集中して観れるし、場面転換も流暢に切り替わる。この劇団の魅力の一つである、場面ごとの抽象的な表現を役者全員の言葉と動きで織りなす姿もいつも以上に活かされている。
熱のこもった演技やなかなか見どころのある殺陣やアクション。統制された動きで、各シーンを盛り上げる。
素敵な衣装に、凝りに凝ってる数々の小道具。
雰囲気をより一層盛り上げて感情移入させる音楽。
毎回、書いているが礼儀正しいスタッフの方々。
プロだと細かなところで色々と指摘はあるのだろうが、素人の私は全く文句無し。
素晴らしかったという言葉以外に書くことは無い。

(以下、少しネタバレがありますが、流れに沿って書いていないので、観た人しか分からないだろうということで白字にはしません。真っ白で観たい方は、上記の素晴らしいの一言だけを信じていただければ。)

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2012年1月 6日 (金)

<DVD>しまうまの毛【突劇金魚】

先日、同作品の本を読んで気に入ったので、DVDも購入。

本を読んだ時に、あまりにもさくさく読めるのでびっくり。
内容うんぬんではなく、読みやすい文章、自分に合った文章というのがありますよね。
これがぴったりはまった感じでした。
何だろうな。思ったとおり、ストレートな表現されているのが分かりやすいのかな。毒っ気が全く無い。
今、登場人物が思ったことがそのまま文字になっているような感じで、とにかく読みやすいんです。

この劇団は、これまでに2本観劇しています。
穏やかな不思議空間を創り出すイメージ。少し病的で歪んだようにも見える。
説明しづらいのですが、心地よい気味悪さみたいなものを感じながら、終始、どこかで漠然とした不安感を持つようなことが多いように思います。
この作品は、本を読んだ時点では、少しこれまでとは異なったイメージでした。
病的、歪み、気味悪さはベースに残っているのですが、どこかたくましく、明るく、元気になるような印象も残る。
話自体は重めでけっこうどろどろしていて、そんなことは感じにくいはずなのですが、全体的にはむしろ軽いタッチで描いてるなあと思いました。

DVDを観て驚いたのは、本では感じれなかった不思議空間が出来あがっていること。
これなら、この劇団の作品だと理解できます。
本では寮やら動物園やら現実的な空間で日常に存在する登場人物が動いているイメージでしたが、舞台になるとそこがおぼろげになる。
場所がどこかはぼんやりしているし、登場人物も艶やかな色彩の衣装も相まって現実とは程遠い世界を感じさせる。
それでいて、話がフワフワ浮いているかと言うと、これも違う。
登場人物の存在感ははっきり感じ取れるし、現実よりも厳しいどっしりしたものを平気で見せつけてくる。
現実と夢の間の不安定な世界を奇妙な感覚で、心地よく観るといった感じか。

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2012年1月 5日 (木)

<DVD>ちゃらんぽらんな夜に・・・。【劇団伽羅倶梨】

先日、拝見した公演時に購入したDVD。昨年、春の公演作品です。

これだな。
悪い人が全然出てこない、善意の塊で出来ている温かい作品。
初めて拝見した時に感じたままの印象が今でもそのまま残っていた。

ベタベタのハートウォーミングな話で、何やら難しい趣向の演出が入るわけではない。話の先は読めるし、ほぼそのとおりに展開する。
後で深く噛み砕く必要も無い。流れに沿って観ながら、心響く優しいものを感じればいい。そして、それをただ持ちかえって、いい思い出にすればいい。
物足りない感もあるが、やっぱりこういう作品が大好きだ。

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2012年1月 4日 (水)

寿 初春大歌舞伎 120103

2012年01月03日 大阪松竹座

昨年の9月大歌舞伎に引き続き観劇。
新春早々、人が多い。

前回、あまりにも幕間弁当が高いということで、今回はお弁当持参。
と思ったら、新春特価でかに弁当とか1000円で売ってる。前回の半額だ。
どういうシステムなんだ。一貫性が無くても客が来るから平気なのか。そういう供給側の都合で好き勝手してたら、いつか痛い目会うと思うよ。

前回は2階席で少し舞台が遠かったけど、今回は1階。
イヤホンガイドの貸出しも利用して開演を待つ。

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2012年1月 3日 (火)

<DVD>珍しい凡人【箱庭円舞曲】

これもお借りしたDVD。
東京へ遠征観劇をよくされる方なので、そちらの劇団の雰囲気を少し掴んでおくのにちょうどいい。
なかなか観る機会はないですからね。

DVD裏面に書かれたイントロが非常に興味深い。
簡単にまとめて書くと、
「自分は一味違う、誰かより優れた人間のはずだ」と思い込んでいるから生きていられる。それが平凡。
世界平和みたいな大それたことは考えない。自分は普通だから。目の前に見える世界、せいぜい数十年後の未来ぐらいしかない。
でも分かってる。誰かさんよりかはいい生活してる、優れていると思い込みたいことを。それが平凡であることも。

共感が何か湧きますね。
きっと面白いのではないかと期待して観ましたが、率直な感想はすごく嫌。
作品の否定ではありません。この感想も恐らく創り手が想像している範疇だと思います。
少なくとも、もう二度と観返したくありません。逃げてると言われても、仕方がありません。
とにかく、もう観たくない。

覗き見しているかのような設定の舞台の中に、本当に平凡な人がいる。いや、決して平凡では無い。非凡でも無い。
自分を肯定化して、何かズレれば他人や社会が原因であることにしてその考えを守る。
登場人物はそんな人達。それに気付いているのか、気付かない振りをしているのか、押し殺しているのか。
どちらにしても、第三者として傍観すると、それがよく見える。
舞台上の登場人物を見て、自分が見えてないなあと思って他人事のように観るその姿が自分自身でもあり、同時に舞台上の登場人物も誰かから見られた自分の姿であろう。
そう思うと、滑稽に感じれば、それは自分にも降りかかる。憤りを感じれば、それは自分に対する憤りでもある。

また、平凡でいいと描かれているようには感じない。
平凡に対する悪意が見え隠れする。いや、悪意的には決して描かれていない。見え隠れするので、ひょっこりそれが出てきた時に、見透かされた気がして逃げ出したくなるのだ。
震災直後の作品だったようだが、平凡、普通を大義名分にする人達への警鐘にも感じる。
津波でやられたあの人達よりはいい生活してる、まだましだ。
どうでもいいとは決して思っていない。でも、復興という大きなイメージのために何をする。せいぜい募金。ちょっと踏み込んでボランティアか。だって自分は普通の人だから。非凡な芸能人とかが復興にために何かすればいい。
こんなことを皮肉っているようにも感じる。

これを客の立場で見て、自分はあんな考えはしないな、もっと違う行動をとってるなんて思うことが既に平凡。
あの舞台上の平凡な登場人物達よりかは、どこか自分は違うんだという思い込み。
DVDなので、画面に写り込むそんな観客の姿を私は同時に見る。
観客の姿も平凡な人の群れであり、それがこの舞台を歪んで見えさせる。

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2012年1月 2日 (月)

<DVD>ネバーランド【少年社中】

また、お借りしたDVD。
忙しい、忙しい・・・

ピーターパンをモチーフにしたファンタジー作品。
華やかな舞台に、ファンタジーらしい個性的なキャラの役者さん方。
アクションも豊富で、登場人物達が円形舞台を所狭しと飛び跳ねる。
DVDでこの迫力。間違いなく生だったら、もっともっと感動していただろう。

大人になってしまった永遠に子供でいれるはずのネバーランドの住人が現実と向き合いながら、自分探しをしていく。
テーマとしても非常に好きな分野だ。
ただ、残念だったのは、この作品の意表を突くオチがそのテーマをぼかしているように感じた。
隠されたネバーランドの秘密にそう感じさせられる。
よくこんなに話を膨らませれるなあとは思いますが。

かたや、ずっと子供でなどはいられないという永遠の否定からの成長を語りながら、もう一方でネバーランドの永続性・輪廻を語っている。
この二つがどうも結びつかない。言ってることは分かるのだが、どうもしっくりこない。
もちろん、ネバーランドの永遠は本当の永遠では無く、作り出していくものだという形なので、これも永遠の否定ではあるのだが、変な理屈付けが必要になる。ぱっと感じさせて欲しいのだ。
それに循環していく永遠なので、そこに成長や変化は見い出せなかった。
個人的には、確かにありきたりの終わり方ではあるように思うが、終止符を打つという形の方が分かりやすかったように感じる。

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2012年1月 1日 (日)

<DVD>裸の女を持つ男【クロムモリブデン】

先日の本公演で、たまたま隣だったヘビー観劇客のお知り合いに薦められて購入したDVD。
面白いなあ。公演中にこの作品の上映会もあったので、行けば良かったよ。
ちょっとした解説もあったんじゃないか。これを聞きたかった。

薬物問題に対してマスコミに踊らされる一般市民を皮肉ったような作品。
当時の事件を盛り込むどころか、それ自体をテーマにしてしまってるところは、恐らくはパロった裸の銃を持つ男より上をいく演出か。
話は個性的な役者さんが狂気性のあるキャラで不気味な雰囲気を作り出し、巧みな掛け合いで笑いを散りばめながら進行する。

面白かったけど、後半、苦手な難しい部分が出てくる。
現実と妄想の間を思わせる展開。明らかに実名を想像できる薬物乱用芸能人は完全に現実の世界。一方、演劇作品として強調されたこの狂ったキャラ達は虚構であることを意識させる。
シーンが切り替わるたびに揺らいで観ていたが、きちんとストーリーに沿って楽しく観ていたのだ。
でも、後半に急にメタフィクション、入れ子構造って言うのかな。ある登場人物の描く小説の世界に連れて行かれる。劇中劇ってやつだ。
何が本当で何が嘘なのか。これまで観てきたもののどこまでが劇中作品の現実で、どこまでが妄想なのか。
初めから劇中劇だったのか。
混乱する頭の中で、ラストがまた、何の結論も出していないような形で放り投げて終えられる。
燃えさかる火の海で、全登場人物が気が狂って叫びながらエンドを迎えるが、気が狂って叫びたいのはむしろこっちだ。こんなことを同調させないで欲しい。

この劇団は癖になる要素が何かある。
薬物と同じく、常習性があるように思う。
それに踊らされる私。
いたいけな何も知らない一般観劇客を、真実、大事なところは隠して、それに気付かない者にはご自分方の思い描いたままの好きな世界に連れ込んでひっかきまわす。そのことに気付かない私のような客は、それを楽しんでしまっている。
これこそ、恐らく、この作品のテーマの一つであるマスコミと一般市民の関係であるように感じる。
きちんと見極める力を持たないと、こういう劇団には好き勝手にされてしまう。気をつけないといけない。
と、およそ、作品が本来意図することとはかけ離れた結論にたどりつく。

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おじさんになれる日 2011年年末版

うっかり年を越してしまった。
お盆と年末は、私が実家に戻れる日に合わせて、従妹の子供、クラちゃんがやってきます。
そう、私に会いたがっているわけです。
会いたいなんて言ってくれる人がいないから、毎回駆けつけて実家に帰ります。
と、このシリーズの記事では必ず書いているみたいだから、今回も。

初めて会ったのは2年前かな。
この時に、お兄様と呼ぶようにしつけてあるので、いまだにお兄様~と言いながら親しんでくれ、すっかりデレデレしているわけです。

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