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2011年12月 2日 (金)

節電ボーダートルネード【クロムモリブデン】111201

2011年12月01日 HEP HALL

2011年も最後の月。観劇も追いこみですね。
そんな最終月の第1弾はここ、クロムモリブデン。

3回目の観劇ですね。空耳タワーは覚えていますが、その後、恋する剥製とやらも昨年6月に観ていました。
その時の感想が不思議な感覚、並行して進む各々の話がつながって分かりやすいのだが、説明しようと思うと難しい、ラスト急にテンポが早くなり瞬く間にエンドを迎える・・・
最後以外は、今回も同じ感想かな。今回はラストが逆に緩くなる印象があります。
劇団の色なんでしょうね。

よく分からないけど、面白いのは面白いんだよなあ。

あらすじは、よく分かりません。
多分、ではなく確実に理解し切れていません。
恐らく、暴行された少女がそのショックでおかしくなってしまった妄想世界、加害者がその少女を元に戻すために作られた治療プログラムの世界を描いているようです。
それを震災をイメージさせる竜巻で荒廃した街の設定で話を進めています。
何やら感覚的には、最後、全てが元に戻ったみたいな印象を持つエンドです。
頭が混乱していますが、まあよかったよかったということなのかな。

震災の復興とかを意識しているようにも思えますし、少女自身が震災被害の象徴とかになっているのかもしれません。そんなもの何も関係なく、話題の震災をベースにふざけまくりたかったのかもしれません。
いずれにせよ、何でか知らないけど面白かったということです。
話は飛びまくり、ストーリーを追えるような作品ではありません。それでも、退屈させずに最後まで集中して観させることが出来るところが、ここの凄さでもあります。
正直、この内容で私が一度も眠くならなかったのが不思議で仕方がありません。

舞台上には大きな壇を二つ置いてあるので、あまり役者さんが駆け回って動くスペースがありません。
でも、この壇をうまく使われて、マジックのように役者さんが消えたり出てきたり。
最後まで、何かよく分からないオブジェのような物を置いてあるのも、この劇団ではよく見る形かな。
このあたりも、舞台に目を引き付ける絶妙な技術なのかもしれません。

まだ、一部の役者さんの顔と名前が一致していないのですが、目を引いた役者さん。
やっぱり、七味まゆ味さん(柿喰う客)と幸田尚子さんの見事なコンビネーションでしょうか。
七味さんのはじけた演技はいつもながらの引きつけっぷりを見せますが、幸田さんのちょっといってしまっている表情や言動は、かなり注目です。
1時間ぐらいなら、この2人の掛け合いをずっと見ていてもこれはこれで面白いかも。

観劇初期の頃になぜかDVDで拝見したデス電所の作品に客演されていた奥田ワレタさん。
もう3年前のなのに、全然イメージが変わらない。歳を取らない人っているよなあ。
落ち着いた雰囲気ながら、時折すかした笑いは、話のメリハリをすごくしっかりさせているように思います。

渡邊とかげさんって言うのかあ。以前、拝見した時もちょっと目を引いていたのですが、今回もなかなか雰囲気があって楽しい感じでした。
久保貫太郎さんの面白オーラは健在。出てくると安心できる雰囲気のある方です。

まあ、ここは個性がかなり強い作品なので、作品の真意をしっかり読み取るのはなかなか難しい。
身を任せて、感覚的に面白く笑って観ていると楽ではあります。
あんまり真剣に考えても、どこまで作品にメッセージ性があるのかはよく分かりませんし。

人気があると言うか、東京に活動の場を移されているのでやはり戻って来られた時は注目されるんでしょう。
役者さんや、普段よく拝見する観劇客の姿がポロポロと。
偶然、お隣だった昔からブログを拝見していた方とも少しお話しできました。

とりあえず、前回公演は大阪では公演が無かったので購入しておきました。
観ないといけないDVDがもう20本以上。
いつになるかは分かりませんが、いつの日かそちらの感想も。

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コメント

ご来場ありがとうございました。
解らなくても面白いのがクロムの魅力です。
メッセージ性は強い作品です。
人生には天災も人災も色んなことがあるけれど、あったことを無かったことにして、過去に囚われず今現在を頑張って生きましょうと言うメッセージです。
劇中の「メメントの森」がキーワードです。
「メメント・モリ」を参照下さい。
carpe diem(今を楽しめ)ということで「食べて、飲んで、そして陽気になろう。我々は明日死ぬかも知れない」との意です。
作品内容は、追ってまたブログにて解説いたします。

投稿: ツカモトオサム | 2011年12月 2日 (金) 02時03分

>ツカモトオサムさん

公演中のお忙しいところ、コメントありがとうございます。

クロムは楽しめそうです。
これからも、大阪来ていただけた時は観たいですね。

メメントの森・・・
ショックですわ。
何も分からず、面白そうな言葉だから笑ってました(^-^;
はあ~、なるほどねえ。
言葉遊びの仕方が高等ですなあ。
とても付いていけない。
やっぱり、色々な表現物に触れていくしかありません。

でも、意図するところが分かって、ラストシーンなどを思い起こすと、ちょっとなるほどと思うところがあります。

ありがとうございました。

投稿: SAISEI | 2011年12月 3日 (土) 10時55分

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