チャットルームでなぐり合い!【中野劇団】111104
2011年11月05日 インディペンデントシアター1st
まあ、面白いなんてもんじゃなかったわけで。
普段、おとなしく観劇している私が声を出して笑い、挙句の果てには手を叩いてのけぞって笑いかけるくらいになりました(これは何とか思いとどまった)。
あらためて感心するのは、ここはハズレを一切出さないところ。
観劇歴が短く、10回公演から、今回の13回公演しか生舞台では観ていませんが、面白くなかったことが無い。
初めて観た時に、その笑いや緻密に計算された脚本に、あまりにも感動して過去DVDを全て大人買いしました。
そのDVDも全て鑑賞していますが、これまた全てが当たり。
この高いクオリティーをずっと維持するという力は生半可なもんじゃないです。
最高の作品だったと記しておきます。
チャットをベースにしたお話。
アバターという自分の分身キャラクターでログという形で会話をする。
共通テーマを基に集まり、親しく会話しているが、互いにどこの誰かは分からない。偽りの姿を見せているかもしれないし、気付かずに自分の親しい知り合いだったりする可能性もある。
そんなチャットという特性をうまく利用して、8人の役者さん扮するアバター達の会話を面白おかしく描いている。
あらすじは書きません。
DVDが出るはずなので、それを買いましょう。
買うために、次回公演を観に行きましょう。
見逃してしまった人は11/17(木)に十三でこの劇団がコントを少しされるそうなので、それを観て、劇団の魅力を味わいましょう。
素敵な作品を見せてもらった御礼に、微力ながら宣伝をしておきます。
まあ、本当に面白くてねえ。
会場も大きな笑いに包まれて、その渦に完全に巻き込まれてしまいました。
いくら面白い劇団でも、最初の30分ぐらいは設定を掴まないといけないし、客も様子見しますから、そんなには笑わないはずなのですが、もう3分ぐらいで大笑い状態になっていました。
それだけ、役者さんが魅力的なオーラを発し、すぐにこの話は面白そうだと設定をつかめる仕掛けになっているということです。
役者さんは、もう全員が最高といったところなんですが、あえて、ピックアップするなら、延命聡子さんと真野絵里さん。
お二人はナントカ世代とか他公演でもよくセットでお見かけしますが、絶妙なコンビですね。
お綺麗な方々なのに、何で出てきただけで面白いんだろう。
誰かが飛び抜けて面白いわけでなく、うまい具合に順番に笑いを回していくところも妙に面白いところ。
このキャラを立てないといけない時は、周囲が綺麗にツッコミに回っています。
この細部に渡って緻密に計算されたところが、最高の笑いを引き出すのかもしれません。
素晴らしい作品に拍手。
・・・と、う~ん、う~ん。
まあ、いいか。素晴らしい作品見せてもらったんだから、いらんこと書かなくても。
一言だけ。
受付は開場時間のシステムをきちんと事前に理解して、整理券はちゃんと渡すように(`ε´)
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