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2011年10月29日 (土)

桜舞う夜、君想ふ【STAR☆JACKS】111028

2011年10月28日 インディペンデントシアター2nd

森の石松物語。
義理と人情。仁義に生きる男の生き様。
惚れた女にゃ、全てを捧げる。男の友情は死んでも守る。

そんなバカな男たちが腐った連中に最後まで信念を貫き通す。
男っていいだろう。これ見て惚れろ、女ども。

って感じの作品かな。
男に酔いしれ、しびれて、惚れる。
テンション上がると同時に、俺、あかんなと反省をもさせる自分につらい作品でもあります(笑)

あらすじはけっこう人間関係が複雑なので文章にしにくい。
初演のDVDは販売されているので、それを買いましょう。

森の石松が惚れた女郎のさくらを身受けして幸せな生活を送ろうとするのですが、そこはいいも悪いも渡世人。組の抗争に巻き込まれ、たやすく事は進まない。
出会った友や親分との義理や仁義も捨てられない。
自分の幸せだけ考えればいいのに、そうもいかない人情深さ。
想ふ気持ちだけ残して、散っていく。
そんな話です。

まあ、男ですな。
森の石松はじめ、そんなバカな男ばかり出てきます。
よくぞそう言った、お前は必ずそうすると思ってたよ、それでこそ男だ・・・みたいな心の掛け声をあげながらの観劇でした。

悪い奴がとことん悪いからまた話が立ちます。
対立する組の梅吉なんか、狂気的に悪いものなあ。阪東浩孝さん。
悪の影には女あり。女も悪い奴がとことん悪い。役名、分かんなくなっちゃった。都鳥組と賭場の姉さんね。男の生き様を何だと思ってるんだ。死んでしまえと思ってたら、組の姉さんは本当に死にましたね。男が殺したんじゃないですよ。この作品中の男は女は殺しません。それが男ってやつです。悪い女同士で殺し合ったんです。

何か、個人的な女性への恨みが出てますかね。それは否定しませんけどね。
でも、いい男の側にはやっぱりいい女もいる。
男を一念の愛で見てくれている女。
いいですね。
この作品ではその後が触れられていませんでしたが、いい男と出会って幸せな人生を全うした。そう、私の頭の中では物語を勝手に作っています。

劇団としては初観劇で知っている役者さんはいないと思っていましたが、あらためて名前を確認すると松本茜さんは多分、レトルト内閣の方ですね。女郎の女将さんです。
いや、この方、宝塚北高校出身だとプロフィールであったので、勝手に親近感もっているのです。
この高校、頭がいいか、演劇科があるのでそういう芸術センスがある方がいく高校なのです。そうでない人は違う方角が付いた名前の高校に行きます。ちなみに私は東高校。
自劇団の時のイメージと違うので全く分かりませんでした。

この劇団の役者さんは3人なのかな。
森の石松、ドヰタイジさん、都鳥組親分、石田龍昇さん、石松に惚れ込んだ男七五郎、浜口望海さん。
お三方とも渋い、味のある演技をされます。
こういう時代劇での渋い役どころはぴったりでしょう。
現代劇ではどんな感じなのか見てみたくて、BORN TO SHINEというDVDを購入してみました。
また、時間を作って観てみたいと思います。

相槌を入れて、ところどころでよっと掛け声を入れたくなるようないい作品でした。

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コメント

SAISEIさんへ、昨日はご来場ありがとうございました。Twitter、ブログ、素敵なコメントをいつもありがとうございます、参考にして、また、呟かせてもらいたいと思います。私が接するSTAR☆JACKSさんも物語のような男気ある三人なんですよ。魅力ある三人さんです。

投稿: ほこき | 2011年10月29日 (土) 09時16分

>ほこきさん

お疲れ様でした。
これを見てもらえるのは、打ち上げの次の日ぐらいですかね。
きっと、男気トークしながら、いい酒を飲めているんではないでしょうか。

また、DVDも見たいと思っています。
なかなか時間がないですが・・・

ありがとうございました。

投稿: SAISEI | 2011年10月30日 (日) 15時42分

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