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2011年9月22日 (木)

<DVD>たとえば風が吹いたあと・・・【Shibaiya遊歩堂】

先日、ある公演でコーディーさんと山田まさゆきさんを拝見して、やっぱりお二人ともいいなあと思って。

そう言えば、コーディーさんがよく出演されるShibaiya遊歩堂のDVDでまだ観ていない物がいっぱいあるはずと引っ張り出す。
CASTを見てみると、何と山田将之さん(当時は漢字だったみたい)のお名前も。

ちょうどいいとはまさにこのこと。
早速、鑑賞。

2005年の作品。
まだ関東方面にいた頃ですね。そして、演劇を観るなど考えもしていなかった頃です。
こんな昔から活躍されていたのかあ。
そりゃあ、色々な物が積み重なって、魅力ある役者さんになられるはずですね。

話は、登場人物が多過ぎ、そしてその相関が複雑でとても文章にできません。
ある女子高生が悪い連中に襲われたが、なぜか女だけ無事で、悪い連中は血を失ってミイラのようになっていたという奇妙な事件からスタート。
時が経ち、その女子高生もいまや子供を持つ女性に。
どうも代議士の愛人らしく、代議士の愛人はドラキュラに救われた女というネタを記事にしたい報道プロデューサーやドラキュラを追うモンスターハンター達、事件の真相を追う刑事などが己の私欲のためにその女性を追いかけ始めます。

女性は、実は自らの子供を自殺という形で失っている。世界に居場所がなく、逃げ出したい気持ちでいっぱい。
そんな女性が、母よりも女であることを優先している女の子供、人がいいのでいつも裏切られてしまう引きこもりの男と出会い、偽りの家族として、ドラキュラが正体を隠してやっているペンションに行きます。
そこで出会うドラキュラやペンションのモンスター達(怪物くんみたいに狼男やフランケンがいる)とともに、穏やかな時間が流れますが、やがて女性を追いかける者たちに見つかり、無理やり引き剥がされることになります。
女性を愛しているドラキュラは自らを犠牲にして、女性を守ろうとします。

分かりにくいですが、まあドラキュラの純愛みたいな感じですか。
昔、助けた時に愛してしまった女性が、時が経って苦しみの中にいるので、また優しい時間を過ごせるように頑張ったといったところでしょう。

全体的な印象としては、やはり登場人物が多過ぎる。
みんな必要なのでしょうが、ある程度削るのもありなんじゃないかなと感じます。
キャラも濃い設定なので、話の焦点がぼけてしまい、感動しにくい。
小ネタを散りばめるのもいいのだが、静かで穏やかに流れる話を一度完全に遮るような形で入り込むのはちょっといら立つ。
切なくも哀しい愛を語りたいのか、逃げ出した人たちがもう一度立ち向かっていけるようになったことを描きたいのか、私利私欲で動く悪が最後にやられるという勧善懲悪を楽しめばいいのか。
このあたりが全て盛り込まれていて、非常に分かりにくかった。
全部は欲張り過ぎじゃないかな。
全部、感じとってしまえる人もいるのでしょうが、なかなか難しいと思いますが。

ちなみにコーディーさんは刑事役。あんまり出番が無くて見所があまり無かった。残念。
山田将之さんはフランケン。今、拝見しても少年っぽさが残っているような感じなので、当時はもっと少年の印象が強い。普通イメージするフランケンを考えると、外観からはとても雰囲気が出なさそうだが、舌ったらずで話しながら、頭はちょっと弱いけど優しいみたいなオーラをばっちり出されていた。

ちょっと伝えたい主題がはっきりしないので、もどかしいところがある作品です。

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