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2011年6月26日 (日)

限定解除、今は何も語れない【A級MissingLink】110626

2011年06月26日 カフェ+ギャラリーcan tutku

う~ん、これは・・・
申し訳ない。
全く、理解できませんでした。

(6/29追記。コメントを舞台監督さんからいただき、この作品を理解するためのアドバイスをいただきました。その結果、下記に記載した感想よりかは、はるかに作品の魅力を記した感想を持てるようになっています。是非、コメント欄もご参照ください)

すいません。
感想、書きようがありません。

喪服を着た男が出てきて、その妹も登場。
誰かが死んだみたい。
鹿が死んだ。その鹿が死ぬ前の夢。
男の婚約者。お兄さんが増える。
精神科に行っても相手にされない。
自分も増える・・・

観た人は分かるでしょ。
あ~、あのシーンのこと書いてるんだなと。

話や時間軸もパラレルに動いているみたいだし、それに全然ついていけませんでした。
最後にどこかに行き着いたみたいですが、どこに連れてこられたのか全く理解できません。

以上。
まあ、色々観てたらこんなこともありますよ。
全部が全部、理解できるなんておこがましいですわ。
まだまだ、未熟なんだと思い知らされました。
がっくり・・・

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演劇」カテゴリの記事

コメント

これは難易度高めなので、解らずとも問題ない作品です。
まだ未完成ですので、解らせるための布石が打ってないのです。
ある程度解析しましたので、『舞監@日誌』にお越し下さい。
少しでも理解の助けになれば幸いです。

投稿: ツカモトオサム | 2011年6月27日 (月) 13時37分

>ツカモトオサムさん

コメントありがとうございます。

早速ブログ拝見しました。
少しどころか、大きく理解に役立ちました。

仙台の劇団が絡んでおり、また、当日チラシに震災に関する記述も書かれていたので、被災者が直面した近しい者の死に対する悲しみを描くのだろうという前提は持って観劇に臨んだのですが、それを全く鹿の夢やラストシーンと結び付けることができませんでした。
以下は、ブログを拝見して、もう一度自分なりに解釈した感想です。

鹿との自動車事故:自然と協調しながら生きていくことの難しさ、そのバランスが崩れた結果起こる被害。防ぎようのないどうしようもないことだと思う反面、やはり、人が自然を破壊したことに原因があるという考えも捨てられない。地震・津波という自然災害の恐怖と原発など人が作り出したものに依存する被害。こじつけっぽいところはあっても、今回の震災を表現するには確かにうまい設定だなと思いました。

鹿の夢:何でこんなことに、何で自分が、みたいなことに明確な答えを求めても、そんなもの出てこない。誰かに聞いても、やっぱり同じ。他人事のように、そんなもんだよとか言われてしまう。それでも、これからの日々、生きていくしかない。
これを、あのお兄さん増えたりした不条理な世界で表しているのか。精神科医はさしずめ無関心な世間みたいなものかな。これはあまりにも難し過ぎる。あまりにもシュール過ぎるよ。多分、ここが理解を難しくさせたところのように思っています。

水虫:失った近しい者のとの思い出。それが悲しみに変わっているなら、いつの日かそれを消さないと苦しみ続ける。治療しないといけない。自分だけで悲しみを消すのって難しい。誰かが何か手を差し伸べてあげないと。その誰かに自分がなった時、何ができるのだろう。本当にその悲しみを分かち合って、ともに治療に携わっていくぐらいの覚悟はできるだろうか。
これは気付きたかったな。少しでも感じとれていれば、ラストシーンがもっと心に響いたはず。

いい話だったんだなあ。それすら分からなかった。絶対に鹿の夢シーンにやられている。ちょっと面白くしたりするから、きちんと考えることなくいつの間にか進んでしまった。あそこをきちんと捉えていれば、途中の観方も変わったのに。

まだ理解不足のところもあるでしょうが、自分としては非常にすっきりしています。
もう一度細かなところも注意深く観て、感想を書き直したいところです。
試験が外れた公演での作品が楽しみです。
私の能力不足はあるものの、今のままでは私と同じような人もたくさん出てくるのではないでしょうか。
拝見させていただいたブログのように、少しだけヒントを劇中に散りばめてもらえれば、確実に何か伝わる、いい支援作になるような気がします。

お勉強させていただきました。
ありがとうございました。

投稿: SAISEI | 2011年6月27日 (月) 15時41分

良いアプローチです!
私のブログを読み返すと、かなり説明不足ですね。
また添削してみます。
本来は芝居の見方なんてないのです。
観客が好きに見たら良いのです。
でも、解らないよりは解った方が断然面白く、本当は素晴らしい作品なのに、大多数の観客が解らなければ、一般的に詰まらない作品にされてしまいます。
一見解りにくい作品は、何かのメタファーであることが多く、少しヒントがあれば一気に判るものなのです。
今回の場合は仙台と大阪の2都市公演であることと、仙台が大地震の被災地であることです。
多分、作者はこれ以上の説明や解らせるためのヒントを作品に挿入するのが嫌なのです。
自然=鹿
災害=事故
被害者=恋人
当事者=兄
支援者=妹
悲しい思い出=水虫
このように比喩すると、大きな震災が身近に感じ取れる小さな事件となり、観客に伝わりやすくなるのです。
ほとんどの演劇作品は何らかのメタファーであり、それを紐解く面白さは、それを実際に見た者にだけ与えられた極上の愉しみと思っています。
何か、分かりやすく説明できたので、上の文章を「舞監@日誌」でも書き足しておきますね。
ありがとうございました。

投稿: ツカモトオサム | 2011年6月28日 (火) 05時57分

>ツカモトオサムさん

たびたびのコメントありがとうございます。

いい感じで作品を消化できました。
今まで観た中で、1、2位をを争うぐらいの分からない作品が、自分の中で心に残る作品に生まれ変わってくれました。

極上の愉しみも味わえ、観劇してよかったです。
今回はヒントをいただきましたか、自分で紐解けるようになってみたいものです。
せっかく観たのに、おいしいところ食べないともったいない。

ありがとうございました。

投稿: SAISEI | 2011年6月28日 (火) 16時44分

私が最も信頼する観劇者で劇評家の広瀬泰弘氏のブログ【習慣HIROSE】で、更に深入りした内容の解説をしています。
鹿の兄妹と、人間の兄妹を、しっかりメタフィクションとして捉えています。
土橋氏お得意の入れ子構造が窺えますよ。

投稿: ツカモトオサム | 2011年7月 1日 (金) 03時15分

>ツカモトオサムさん

情報ありがとうございます。

あっ、この方のブログ何度か拝見してますよ。
そして、つい先日、この作品の感想も拝読させていただきました。
今、もう一度読み直しましたが、以前よりかは、少しだけ理解できるようになったかな。ただ、本当にほんの少し。すごく感覚的に何かわかった気がするといった程度です。
鹿の兄妹と人間の兄妹の捉え方も未だ私にとっては難しい。

最後の文書が気になりますね。
今回、描かれた夢という嘘。本当が本公演では垣間見れるのでしょうか。
う~ん、もう見ることはないだろうと思っていた本公演が、今となっては待ち遠しい。
今の感覚が消えないうちに、観たいものです。

ありがとうございました。

投稿: SAISEI | 2011年7月 1日 (金) 17時06分

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