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2011年6月21日 (火)

蒲田行進曲 狂乱バージョン【伊藤えん魔プロデュース】110620

2011年06月20日 一心寺シアター倶楽

つかこうへい追悼企画第5弾。
この有名な作品は逃せない。
さすがの私もあらすじはだいたい知っているし、恐らく風間杜夫さんがされた映画を昔、見た覚えがあります。

今回は普通に行われる熱血バージョンと役者さんが入れ替わって面白おかしくした狂乱バージョンがありました。
本来は先に熱血バージョンを観るべきなのでしょうが、日程の都合上、先に狂乱バージョンの観劇となりました。
これが良かったのか悪かったのかは分かりませんが、言えることは両バージョンとも観れてよかった。
作品の魅力、演劇の奥深さ、役者さんのすごさをより強く感じることが出来ましたから。
そして、この作品をここまで真剣に料理された伊藤えん魔さんがすごく好きになりました。

本当に狂っていた。

どこから見てもふざけてますよという作りになっている。
あの感動して泣ける作品を、話の流れを変えずにここまで変えれるものなのかあ。
演出ってのはすごいものなんだな。
素人だから、どうも芝居は役者さんが作る印象が強い。演出家、映画とかでは監督って言うのかな。いったい何をするんだろうとか思ってしまいますが、こういう観劇をするとその重要度がよく理解できる。
ここはこういう動きにしろと言ったり、ここはこういう感情で叫ぶようにセリフ言えとかアドバイスしたりしてるんだなどと、言葉で説明されてもやっぱりよく分からない。
でも、こういう観劇をすれば一発。
とてもいいお勉強をした気がする。

両バージョン共通の役はヤスのみ。行澤孝さん(劇団赤鬼)。これはもうぴったりはまってるから仕方がないか。
こちらのバージョンでは、銀ちゃんを伊藤えん魔さんが演じます。熱血バージョンでは藤元英樹さん。
公演後、トークショーもあって、その時にえん魔さんが、かっこいい藤元さんと比べると自分には不似合いな役と言われていましたが、そんなこと全然ない。ハードボイルド、男だなあって感じはとても魅力的でした。
他もおかしな役変更をしているのですが、多分、老若男女問わず、うわ~、かわいいと思ったのが小夏役の田渕法明さんではないでしょうか。見逃した方は本当に残念。表情、しぐさにぐいぐい引き付けられます。

話はおかしな格好・セリフ、ふざけた設定で、終始、人をちゃかすような感じで進みます。
それでも、流れは乱されず、最後の感動のシーンへと向かいます。
そして、あれだけふざけられたのに、ほろりと涙。
何で泣けるのか、不思議で仕方がないです。
作品が根本的にもつ魅力、笑わせながらもそれをつぶさない演出に見事にやられたって感じですかね。

本当につかさんが大好きな方は、この作品、すごく喜ぶんじゃないかな。
そんな気がします。
どういじっても、しっかりした何かがきちんと存在する。だから、どんな形でも心に残る。
つかさんってすごかったんだなと改めて思わせるような観劇でした。

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