« <DVD>別れても好きな人【劇団競泳水着】 | トップページ | <DVD>騒がしい日曜日【イッパイアンテナ】 »

2011年5月19日 (木)

<DVD>無人島でコーヒー【イッパイアンテナ】

先日の公演で購入したDVD。
前作、10回目公演の作品。

9回目は舞台で拝見しているので、これは見逃したんだなあ。
おかしいなあ、かなり好きなタイプの劇団だから、足運んでそうだけどなと日程を見たら2010年12月17~20日。
なるほどね。
この期間はダメだ。動けないくらいに落ち込んでた時だから・・・

と、まあそんな個人的なことは置いておいて、早速鑑賞。

基本的にはお得意のワンシチュエーションコメディーですね。
うまい具合にスレ違って、ドタバタして、見事なものです。

舞台は作品名どおり、無人島。
漂流して、女性2人を含む計6人が何とか生活しています。
塾の講師とその部下の女性。2人は不倫関係。遊びというわけではないけど、結局行きつく先はやっぱり家族になってしまうのかなと感じさせるような付き合い。
その女性に好意を持つ男。真摯で真面目そうな人。先生を目指しており、塾講師の男に日本に戻ったら職を紹介してもらうことになっている。もちろん、不倫関係のことは最初は知らない。内緒でイカダを作ったりと色々とみんなのことを考えている。
看護師の女性。普段から何かあせっているバタバタしている人だが、看護師として度胸は座っている。
リーダー的存在の男。以前、弟と同じように無人島生活をした経験があるみたい。その時に弟をある事件で亡くしており、無人島生活に対して非常にシビアな考えを持っている。みんなから厳しいと思われているが、実は一番みんなのことをよく考えている。
よく分からないおかしな男。自由にふるまってバタバタしているムードメーカーみたいな人。

そんな人たちの下に新たな漂流者がやってくるところからスタート。

不倫関係の対立、その女性との恋愛、リーダーと新たに漂着した男との無人島生活に関する対立、リーダーの昔の無人島生活で起きた悲しい事件、不倫女性の自殺未遂事件、看護師と新たに漂流してきた男との恋愛など、様々な事件が勃発する中で、互いの人間関係が明らかになりつつ、新しい関係が生まれていく。

人物相関図でも書いてみると、みんな色々と絡んでいるが、一人だけちょっと蚊帳の外みたいになっている人がいる。よく分からない男で、演じるのがクールキャッツ高杉さん。
キャラ的にそんな雰囲気が似合っており、ちょっと外れている感じが逆に面白い。一人空回りしているみたいなところが。

一番目を引いたのは、いい役というところもあるが、リーダー的存在の男、阿部潤さん。
過去のつらい事件を自分の心にしまいながら、優しい雰囲気で無人島生活、みんなのことを常に目を配っている感じがとてもよかった。

この作品では、先日舞台で拝見した作品とはちょっと異なり、恋愛などもキーワードに入っており、話の内容が少し深めといった印象を受けます。
その分、笑いは少なめ。あくまで連発する笑いということですが。

ラストはもちろん脱出できるというところで終わります。
みんな、無人島で消滅した関係、新しくできた関係をもって日本に帰ることになります。
その中でも、やっぱり不倫女性とその女性に最後まで尽くした男のこれからのやり直し、出発をイメージさせる2人のラストシーンはなかなかだと思います。渡辺綾子さんと小嶋海平さん。
劇中に出てくる言葉で印象に残っている「一緒に見つめ合うのではなく、同じ方向を見れる仲」。
そんな言葉を証明するような素敵な演技でした。
すごく好きな言葉で、私は一緒に歩く。その時に歩調、歩幅がちょっとずつ近づいてくればいいなという言い方をしていますが。

もったいないことをしました。
生舞台で拝見したかった。
ただ、公演時期を考えると、きっと泣いていたかもしれません。

|

« <DVD>別れても好きな人【劇団競泳水着】 | トップページ | <DVD>騒がしい日曜日【イッパイアンテナ】 »

演劇(DVD)」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: <DVD>無人島でコーヒー【イッパイアンテナ】:

« <DVD>別れても好きな人【劇団競泳水着】 | トップページ | <DVD>騒がしい日曜日【イッパイアンテナ】 »