中之島 春の文化祭2011【ABCホール開館3周年記念】110430
2011年04月30日 ABCホール
ABCホール開館からちょうど3年。関西で活躍する劇団・ダンサー・歌手・落語家などが集まって20分ずつ公演する企画です。
14:00開始で終了は20:00前。とにかく疲れました。でも、どこも楽しませてくれました。
と、この文章、周年の数字だけ変えて、昨年の文化祭と同じ内容。コピペしました。
だって、感想同じなんだもの。
オープニングは上田剛彦アナウンサー。
たまに客演されたりするので、何回か拝見したことのある方です。
元気よくお祭り開始。
トップバッターはミジンコターボ。
作品はご存知、「ダム部のアイちゃん」。
一人芝居のこの作品を、数人の役者さんが入れ替わりで演じられていました。
華やかな劇団らしい衣装に、もうベテラン劇団らしい安心感。
緊張する会場を見事に温められていました。
あさの@しょーいち堂。「60秒の奇跡」。
いきなり泣かせるとはねえ。
幼い娘を残して死んだ父が、霊界のルール、たった60秒だけ誰かに会えることを持って、娘の成長を見守る二人芝居。
笑いも盛り込みながら、しっかり感動させることを意識させられた作品。
本当にあさのさんは最近、父親になったらしく、心温まる作品でした。
タニマチ金魚。
徹子の部屋のパロディー。
台本無しで、妙齢3人の女性が面白おかしい軽快なトークを展開する。
見てないと分からないけど、アンパンマンの絵はすごい・・・
悪い芝居。「さよならくま」。
新しい役者さんも入って、さらにめちゃくちゃ具合が増してた。
転校してきたくまとのエピソード。くまは太った役者さんが頭だけぬいぐるみをかぶっている。
会場、あ然。
5月に行われる普通の家での少人数限定のロングラン公演、観に行かないとなあ。
柿喰う客。
二人芝居。
援交女子高生の強盗計画を描くおかしな会話の掛け合い。
何か漫才みたいになっていた。
こんなのもいいけど、普段の素晴らしい演劇を見せて欲しかったなあ。
桂佐ん吉。
落語。
聞いたことあるネタだったけど、どこで聞いたのかなあ。
手水まわし。
手水という意味の勘違いネタ。
こんなイベントでしか落語は聞かないが、面白いのは面白い。
足を運ぼうかという気にはなるけど、やっぱり敷居が高いんだよなあ。
満員劇場御礼座。「時には思い出してください」。
物を擬人化したよくある設定の話。
ガスファンヒーター、結婚式でもらった新郎新婦写真入りの大皿、昔の携帯電話、英会話カセット、アダルトビデオ・・・
もう使いもしない物(者)たちが、新入りのティッシュペーパーと話を繰り広げる。
サラリーマン劇団だけあって、妙な落ち着き、安定感がある。
正直、去年の女優お二人のパフォーマンスの方がよかったような・・・
シリーズ化してくれるのかなと期待してたんだけど。
ヨーロッパ企画。「新入生のサークル勧誘」。
名前のとおり。
面白い。
ありがちな新入生とサークル員の不思議なテンションでの会話に、不条理なテレパシーを使う男が入り込んで、劇団らしい世界観を作り出す。
パロディーフライパフォーマンス+。「リセット」。
昨年同様、ブラックな一面をもった設定の中、ハートウォーミングなほのぼの作品。
いじめられ、ふられ、自分の居場所が無い女性が自分を殺すように殺し屋集団に依頼。
その殺し屋集団、個性的な人たちが集まるが、いっこうに行動に移さない。
殺せと怒る女性に彼らが仕掛けた行動は・・・
悪く言うとなんぞらしい感じなんだけど、やっぱりこんな感じの優しい作品が好き。
ABCアナウンスセンターです。
昨年に引き続き素晴らしかった。会場も相当な拍手でしたね。
4人のアナウンサーの朗読。ただし、読む原稿は全く異なる。
これをうまく連結して笑いにつなげる。
言葉を操るアナウンサーならではの見事な作品。
いいむろなおき。
パントマイムの達人。
これは観ないと絶対分からない。
最初に驚き、笑いで会場を包みこんだ後、昨年も少しやられたと思うのだが、生命誕生をイメージさせる幻想的なマイムをされて会場を飲み込んでしまう。
変ホ長調と安定志向。
懐かしいなあ。
M1の変ホ長調に公務員の女性コンビ、安定志向。
M1終了に伴い、それに挑戦し続けてきた二組の卒業式という設定。
回想シーンなどで漫才やコントが見られる仕掛け。
アマチュアとはいえ、もう客側からすればプロ。
笑わせてもらった。
sunday。「Hi!Hi!Hi!」。
すごいね。
役者さんがただ並んで座り、挙手して何かしゃべる。
それだけなのだが、切れ目なく進んでいく。
普通に考えれば順番とか覚えるだけで錯乱するように思うのだが。
どんだけ練習するんだろう。
関係ないけど、この日の開演前、セブンイレブンでたばこを吸ってたら、赤星さんが隣に来て同じく喫煙。
タバコやめたとか末満さんのトークショーで言ってなかったかな。
お友達がファンなので写真撮りたかったけど、本番を控えた役者さんに失礼だろうと自粛。芝居に対して非常にストイックな方というのをファンなら知ってるからね。
でも、せっかくのチャンス惜しかったなあ。盗撮してやろうかと思ったよ。
MONO。「意外な盲点」
劇団らしい。
強盗団の裏切り者探しをするという会話劇。
そこに当たり前に使う言葉を知らない者が一人いて、会話を乱すというシュールな展開。
書いても分からないか。
DVDも販売されているので、何か観れば、この劇団の不思議な魅力にはまると思います。
ダイナマイトしゃかりきサーカス。
これ、見れなかった。
ちょっと約束があって、間に合わなさそうだったので。
昨年同様、綺麗なアカペラを聞かせてくれたんだろうな。
以上、次の日に続きます。
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コメント
初めまして!
春の文化祭2日目に行けなかったので、どんなものだったのか検索してたらたどり着きました☆
参考になりました!ありがとうございます。
ダイナマイトしゃかりきサーカスさんの歌声とても素敵ですね!初めて聞きました。『Amazing Grace』をアカペラで歌われてましたよ。他の曲名は忘れてしまいました・・・
後は、最後に残っている団員さんを舞台上に集めて、皆で『上を向いて歩こう』を歌ってました♪
けっこうたくさんの方が残っていて、とても楽しめました☆
投稿: まゆ | 2011年5月 3日 (火) 23時55分
>まゆさん
コメントありがとうございます。
Amazing Graceだったのかあ。
大好きなのに・・・
一番肝心なのを見逃したかもしれないです(;ω;)
また来年に期待です。
認知度が高くなってチケットが取りにくくなってきてるみたいですね。
来年も早くに予約しないと。
ありがとうございました。
投稿: SAISEI | 2011年5月 4日 (水) 02時21分
大好きだったんですね。それは残念でした・・・
予約チケットはけっこう早くに売切れてましたよね。
私はMONOが見たかったので、とりあえず1日目だけでも行けて良かったです(^^;)
たくさん演劇を見られてるんですね!
また感想を参考にさせていただきます☆
投稿: まゆ | 2011年5月 4日 (水) 17時43分
>まゆさん
KOKIAというアーティストのアルバムでAmazing Graceがカバーされているのがあるんですが、週に1回は聞いているぐらい好き。
MONOさん、私もお気に入りです。
本公演は観に行くようにしているし、DVDも幾つか持っています。
あの独特の雰囲気から生まれるおかしさは、演劇の醍醐味ですね。
また、観に行った時は感想記事書きますので、訪ねてきてください。
ありがとうございました。
投稿: SAISEI | 2011年5月 5日 (木) 18時34分