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2011年5月25日 (水)

いたずら王子バートラム【ミジンコターボ】110523

2011年05月23日 HEP HALL

2回目の観劇。
(1回目の感想:http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/110521-e491.html

早くから予約していたので、一番前の席。
HEPの最前列は初めてなので、楽しみにしていたのですが、これは考えものですね。
あまりに近過ぎて舞台全体が見れない。それに役者さんが近過ぎて、何か恥ずかしい。お気に入りの役者さんなど、まじまじと見るのもどうかと思って、逆にちょっと目をそらしてしまいました。

思ったとおり、1回目より面白くなっている。
細かなところに少しでもと色々な要素を入れ込んでいるのが素人目にもよく分かりました。
こういう向上心あふれるスピリットを持っているところもこの劇団の魅力の一つです。

イタズラ好きの王子様。

王様、お妃様、先生、料理人、門番・・・
みんな毎日困り果てています。

ある日、この国の魔女がお仕置きとして、王子を醜い龍の姿に変えてしまいます。
閉じ込めておいたのも束の間。
王子は龍の姿のまま、脱走。

行きついた先は、動物達が住む村。
お城の人たちそっくりの動物たちや、王子が城でいじめて逃げ出した動物も暮らしていました。
探しにやってきた王子の婚約者の王女もやってきて・・・

原作が絵本だけにとてもファンタジー色が強く、毒っ気が少しあるものの、楽しくおかしく笑って見れる作品でした。

そして、本当に絵本から出てきたようなかわらしいキャラクターを演じる役者さん。
いたずら大好きな、全く言うことを聞かないやんちゃっぷりを発揮する王子、片岡百萬両さん。
ちょっと間の抜けた、かわいらしく元気いっぱいの王女、Sun!!さん。
関西弁まるだし、魔女なのにユーモア溢れる雰囲気を醸し出す宮川サキさん。
気が弱く頼りなさそうな王様、動物村では威厳たっぷりの百獣の王とキャラを使い分ける加藤智之さん(France_pan)。
城、動物村ともに地を生かした美しいお妃様、中村真利亜さん(TAKE IT EASY)。
いたずらされてぷんぷん怒る、絵本の世界では鉄板の先生、竜崎だいちさん。
童話で描かれる料理人にありがちなちょっとはちゃめちゃぶりが見え隠れする川端優紀さん。
これまた童話にありがちな、悪いことたくらんでそうで絶対うまくいかない大臣、吉田青弘さん。
セリフなし、おかしな動きと表情だけで十分引き付けられてしまう門番、永井裕造さん(隕石少年トースター)。
もう独特のオーラがたまらない、どんなキャラを演じさせてもこの方の世界に持っていかれそうなこの作品では馬引き、大塚宣幸さん(大阪バンガー帝国)。
最後に、観た方しか分からないと思いますが、久しぶりに本当に笑いが止まらなくなってしまった。アホみたいなネタなので、笑い過ぎるのもいい年してかっこ悪いなあと思ってかなり我慢しました。きつね、山田まさゆきさん。

こんな豪華な役者陣に加えて、炎や雪、呪い、さらにはかわいいウサギなどを表現される綺麗でかわいらしいダンサー陣。
皆さん、すごかったのですが、1回目拝見して目を引くなあと思ったダンサーさん。単に顔が好みという話もありますが・・・
動きがすごかったので印象に残りました。2回目は目の前だったし。
チラシを拝見して、多分この方だろうと思って、ネットで調べてみましたが、中之島文化祭なのでダンスを披露される有名なユニットにも参加されている有名な方みたいです。
名前は違う人かもしれないのでここでは書きません。
正しければ、今度の劇団赤鬼の役者さんプロデュースのある公演でダンサーとして出演されるはずなので、その時分かると思います。

あとは、とにかくかわいいの一言。自然に顔がゆるんで微笑まされるキッズ。
最後のシーンで顔を緩めなかった人って、会場にいますかね。
あれで、あ~、楽しかったという気持ちがしっかり残りました。

終演後は、再演のダメダメサーカスにカレル・チャペックの砦のDVDを購入。
DVDなので迫力は半減するにしても、購入せざるは得ません。

次回は東京でも公演されるとのこと。
まだ観たことの無い関東の方々が、すごい!と唖然とされる姿が想像できますね。

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