火曜日のゲキジョウ30×30【baghdad cafe×演劇集団Iプロジェクト】110419

2011年04月19日　インディペンデントシアター1st

最後の組み合わせ。

う～ん、久しぶりにやられました。
baghdad cafe、途中から完全に記憶が飛びました。
気をつけてはいるのですが、途中から完全に付いていけなくなり、ついに・・・
大変失礼なことをして申し訳ない・・・

Iプロジェクトは大衆演劇の雰囲気たっぷり。
普段観ている芝居とは確かに違うけど、客のひきつけ方が手慣れた感じ。
是非見に行こうとまではなっていませんが、拒絶する必要はなく気軽に足を運べそうだなとは感じました。

フロントアクトショーは、今回でラストなのでこれまでのベスト5が選ばれました。
ほとんど、私が見逃したものばかり。
しかも1番は、楽しみにしていたのだが徳島出張で泣く泣く断念したMicro To Macro。
悔しい。

baghdad cafe：もこもこのこって、ありがとー。
上述したように、ほとんど観れていません・・・
最初はかわいらしく華やかな、この劇団らしい服装で登場した女優さんが、乗りのいい掴みどころがないけど面白い会話の掛け合いを楽しんでいたんです。
でも、10分経っても、未だ掴めず、そのまま・・・
最後の方は復帰して観ていましたが、楽しそうながらも悲しい気持ちになったんだけど、いったい、何だったんだろう。
抽象的な表現で作品を作られるので難しい。
実はこの劇団、この企画の最初にも公演されている。
私も観ているので、ブログを見直してみると、シュールで分からないと今回と同じようなことを書いている。
1年経ってもダメなのかあ。
色々な視点から芝居を観れるように成長したと思ってるんだけどなあ。
ただ、ここは本公演とかは難しいながらもかなり魅力的な作品をされます。
未だに、観劇し始めた頃に観た「キセキのこどもと私の飛ぶ空」は私の中では3本指に入る名作。
そんな好きな劇団で記憶が飛ぶとはねえ・・・

演劇集団Iプロジェクト：涙の仇討ち
こんなところで大衆演劇を観れるとは思わなかった。
独特の味があります。
そして、けっこう面白いんだ。
口上など、うまい具合に客を掴んでしまうところは、相当な腕を持たれている印象を受けます。
話はよくある父を亡くした母と息子が仇討ちのために放浪し、ついに相手を見つける。
遂にという時に、相手の子供が出てくる。
ここで仇を討っても、今度はその子供が自分を仇として苦しむ。
この連鎖を断ち切るために、ある決断をする。
というような話です。
思っていたいい結末では無く、ちょっと救いがないような終わり方なのが残念。より現実的ではありますが、演劇作品では臭くてもいいからハッピーエンドがいいなあ。後にモヤモヤが残る。
かなり前半は笑いで進めていくのですが、ラストはすっかり迫力ある人情劇に変わっていました。
新たな体験。
少し、こういう分野も今後は目を向けてもいいような気がします。

これでいったんこの企画は終わるようです。
昨年の5月から火曜日は本当に楽しませてもらいました。
可能ならば、また続けて欲しいなと思っています。

ちなみに見逃している回も多いですが、私が観た中でのベスト3。

3位：激団しろっとそん（POST☆MEN）、ego-rock（彼女の欲しいモノ）
同日にペアでされたので甲乙つけ難い。この日は、確か黙って席に座ってもう一度観ようかなと思ったのを覚えています。大人げないのでやめましたが。

2位：ゲキバコ！（おしえて☆ピーター・パン！特約）
女優さんがとても魅力的だった。話もうまいこと出来ていてすごいなあと思った。

1位：中野劇団（誘拐）
申し訳ないが、ダントツ。
これ以上の作品は無いぐらい素晴らしかった。
短い時間でここまで笑わせ、技巧を凝らした話の作りに感心させられるところはなかなか無い。

（候補劇団）
中野劇団
ベトナムからの笑い声
劇団しろっとそん
ゲキバコ！
月曜劇団
超人予備校
妄想プロデュース
劇想空飛ぶ猫
空間悠々劇的
糖衣K錠
2VS2
ego-rock
baghdad cafe