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2011年2月24日 (木)

その鉄塔に女たちはいるという【期間限定Saccharin】110222

2011年02月22日 ドーンセンター パフォーマンススペース

土田英生さん(MONO)の傑作戯曲、その鉄塔に男たちはいるというの女性バージョンみたいです。

戯曲なので静かな雰囲気の中、人間の泥臭いところなどを粛々と描きながら、話が進んでいきます。

苦手な分野ですが、それなりに楽しめた。
それでも、最後は何だっただろうなという、妙なもどかしい、すっきりしない感が残ります。

舞台は森の中の鉄塔。4人の女。
女たちは、芸人グループで、鉄塔近くの駐屯地での兵隊慰問に訪れていた。

なぜ鉄塔にいるかと言うと、慰問が嫌になり逃げ出してきている。
1週間で戦争が終わることを知った彼女たちは、ここで身を潜めて、タイミングを見計らって日本に帰ろうとしている。

共同生活の中で起こるもめ事や、ネタの練習など日々過ごす中で、一人の兵隊がやってくる。
同じく、戦争に嫌気がさして逃げ出してきている。

なぜか一緒になってネタの練習をしたり、争いに巻き込まれたりし始める。
そして、戦争が終結する日がやってくる。

最後は・・・。

多くの劇団が公演しているみたいですね。
でも、女性に変えたのは初めてなのだと思います。
男性だけの正規バージョンを見ていないので、何とも比較できませんが、生活の中で起こるもめ事などは、あ~、確かにこうなりそうみたいな感覚で観れておかしいのはおかしい。

でも、何か淡々としており、抑揚があまりない。
終始、冷めた感じで笑っているような感じ。
最後も、だからどうなんだろうという終わり方で、ぼんやり拍手していました。

戯曲は難しいですね。
でも、これまで観た中では、多分、一番受け入れやすかった気がします。
まだまだ、感性を高める勉強が必要。

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