Bar Domingo3<宝塚>
2月でお世話になったバーテンダーさんのNさんが店を卒業ということで、久しぶりに行ってきました。
しかも、今回は地元のバーで2年前からよくお会いしていたのですが、最近ようやくお話しできた方(Hさん)と一緒です。
この方は、色々な飲み方をご存じの方ですが、何と言ってもカクテル。
豊富な知識・経験でバーテンダーを泣かすぐらいの厳しさで飲まれます。
と言っても、以前にも記事で書いたこの店のマスター蔭山氏が本格的なバーテンダーさんだからこそ、そういう飲み方をされるみたいで、他の店では普通に飲まれていますが。
卒業するNさん。
元々、この方は私が今の地元に引っ越してきた2年前に最初に入った店にいらっしゃたマスターです。
右も左も分からない地に引っ越してきて、これから会社が立ち上がるという不安定な状況でした。
これから、色々な店をもっと知りたいという私のわがままに答えてくださり、地図付きで何軒かのお薦めのバーを教えていただいたことは今でも覚えています。
それを基に、色々な店を開拓して、今では相当行きつけの店が増えました。
別の記事で書いている北新地のグルメ記事も、そんな開拓した店から発展したものです。
いわばNさんは、私の今の飲みの原点なわけです。
今回、ご一緒させていただいたHさんも、一番最初はこのNさんの店でお会いしています。
そんなNさんからいただいた記念グラス。
グラスに落書きのようにマジックでお別れの言葉が。
汚いなあ。
これ、いらない・・・。
私は食事をしてなかったので、この2点をまず、バルベニーと一緒に。
牡蠣のスモークとタンシチュー。
どちらも3月からのメニューになるようで、いちはやくいただきました。
このバーはフルーツも売りですから、イチゴを。
卒業するNさんからは、南紀白浜土産のビスケットを。
マスター蔭山氏は、最近、勉強のために東京のバー巡りをしたとのこと。
さすが、バー経営するとなると、勉強することがたくさんあるんですね。
酒を覚えるだけでも大変そうなのに。
写真はその時買ったチョコレートです。
何かフランスのどっかのメーカーです。
Hさんはカクテルを飲まれています。
マスターバーテンダー蔭山氏と作り方や出し方ですごいバトルです。
色々な材料や作り方の名前が出てきますが、全く付いていけない。
納得いかない物だと、本当に作り直したりしていました。
すごい世界です。
でも、こういう客としてもプロ意識を持って、店のプロと接する姿というのはいいことだと思います。
色々と教えてもらいたいし、店やバーテンダーさんがさらに発展されるように、自分の経験を伝える。
ずっと聞いているだけでしたが、お二人ともすごく素敵でした。
そんな会話を聞きながら、私はカルバドスもおいしそうだったので注文。
もっと熟成させると、リンゴが茶色になります。
それを飲んだことがあるせいか、このくらいだと少し後味が悪いです。
香りは十分なのですが、飲み終えた後にリンゴのちょっと気持ち悪くなるような味がふわっと出てくるというか。
すごく綺麗で芸術的な作品だったので、写真を残しました。
氷水の上に浮かんだグラス。
Hさんが頼んだカクテル。
オリジナルカクテルで浮舟と名付けたようです。源氏物語が好きならしく、ネーミングが芸術を感じさせますね。
蔭山氏とHさんが一緒に色々と話しながら出来あがったらしく、その時のメモを見せてもらうと、レシピや冷えていないとおいしくない、でも氷を入れると薄まるとかで出し方に関する記載がありました。
と、こんな感じで飲んでいるとあっという間に23:00近くに。4時間弱経っていました。
やはり、楽しい時間は早く過ぎますね。
ところで、ずっとお二人の会話を聞いており、なかなかいいなあとか使おうという言葉があったので、ここに記しておきます。
・今日はお酒を飲みに来た。穏やかなのはいらない。
(まだ、あまり酔っていなくて、女性と一緒の時に使います)
・5分経ったら味が変わるね。瞬間を楽しむ酒を作って。
(分かりもしないけど、瞬間を楽しめる酒の方が俺は好みだとかどっかで言ってみます)
・かえり(何か味の余韻みたいなことみたい)があまり良くない。
(これ、多分、かえりもいいし、みたいな褒め言葉で使えるのでは)
・締めるところと空けるところを間違っている。
(仕事で使えるんじゃないかな)
・何が足りないんじゃなくて、何を持っているのかを答えて。
(後輩に説教する時に使います)
・言った方より、言われた方が覚えているものだよ。
(どっかで分かった顔で言います)
あと、多分、役に立つであろうこの店の豆知識を。
京橋方面に向かうJR東西線は本数が少ないので、乗り遅れるとかなり待たないといけません。
十分余裕を持って店を出ても、店の前でちょっと話しこんだりすると、うっかり時間がなんてことがあるはずです。
そんな時、この店を出て2分前ならあきらめずにJR改札口まで走って下さい。
真剣に走れば間に合うはずです。
40オーバーの私達2人が、扉閉まる瞬間ギリギリに間に合いましたから。
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