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2011年2月13日 (日)

サイボーグ侍【伊藤えん魔プロデュース】110212

2011年02月12日 ABCホール

う~ん。もちろん、やっぱり伊藤えん魔さんは面白いなあと思うし、役者さんもさすがの貫禄。
すごくかっこいい。
でも、正直、今ひとつだだったなというのが感想。

個人的な趣向の問題も大きいでしょう。

話がしっかりしていて、面白要素など無くても十分楽しめそうな伊藤えん魔さんの世界。
それに役者さんの持ち味が随所に入っていて、より楽しめてしまう。
そこがここの魅力の一つだと思っていますが、今回はそれが空回りした感じかなあ。

舞台は戦乱の世、戦国時代。

武田、織田、北条、徳川、斉藤などの武将達が天下泰平を目指して戦い合う。

そんな中、武田軍の名将、加賀弾正。山本勘助の手により、戦闘兵器と改造されてしまう。

自らの体をなげき、野に下る弾正。一人で一軍を倒せるほどの力。そんな彼の力を手に入れようと武将達は手段を選ばず、彼を仲間にしようと奔走する。

戦国という厳しい世の中で裏切り、友情が渦巻く様々な出来事を経験した彼が出す最後の結論は・・・

武将達がとても個性豊かに表現されており、そこはとても楽しめる。
話は悲しくも切ない戦国の厳しい世界を描いたもの。

武士の悲しいまでに誠実な世界が伝わってきて、純粋に歴史劇として楽しめる。

今回はそこまでだったかな。
本当は、それにプラス、何か演劇らしい面白さが加わるが、どうもそれを感じられなかった。

とはいえ、レベルの高さはさすが。
役者さんの魅力は存分に感じられるし、それ以上を平気で望むのも贅沢な願いか。

前作の惑星ボーイズが個人的にはあまりにもすごすぎて、ちょっと見る目が肥え過ぎているかもしれない。
この作品は当然DVDを購入。
家に帰って早速鑑賞したが、生には劣るもののやっぱり素晴らしかった。

次回にさらに期待かな。

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