自我(ひとり言)
ジョハリの窓。
自分も他人も知る自分。
自分だけが知る自分。
他人だけが知る自分。
自分も他人も知らない自分。
そんな4つの窓で自我は形成されている。
人との関係性を深めるって、自分も他人も知る窓を広げることかな。
最初は自分も相手も知る自分の窓は小さい。
自分しか知らない自分の部分を見てくれると、理解された気持ちで嬉しくなる。
自分は知らない自分の部分を教えてくれると、複雑な思いをする時もあるけど、やっぱり思いを伝えられて嬉しい。
そんなことをしているうちに、最初、小さかった窓が大きくなる。
そうすると、二人が知っている自分の部分を中心に話すことになる。
そこには探り合いや分かってくれているのかという不安も無い。
安心の下で付き合える。
でも、それにかまけていたらいけないね。
自分と相手だけの世界で生きているわけではない。
自分にも他人がいるように、相手にも他人がいる。
その中で自分だけが知る窓、他人だけが知る窓の中にこれまでに無かった物がどんどん入ってくる。
知らない間にそんな窓が大きくなって、せっかく広げた二人とも知る窓が小さくなってしまう。
窓が小さくなると不安。
分かりあえていないような錯覚におちいる。
そう、あくまで錯覚。
他の窓が大きくなったので、小さく見えるだけ。
二人で広げた窓の大きさは変わらない。
だから、また同じ努力をすればもっと大きな窓になるはず。
でも不安だから同じことはしない。
焦って無理に広げようとする。
自分のことを一方的にどんどん伝える。
それが自分にできる唯一の簡単な方法だから。
でも、伝えるだけで、相手にそれを理解してもらわないと窓は広がらない。
それに、そんな時は他人しか知らない自分の指摘には目を向けない。
窓を広げる効果に乏しいと思うから。
そんな人だったの、そんな風に思われていたの・・・
結局、それが分かりあっていたことすら否定することになり、窓を小さくする。
ある日、小さくなった窓を見る。
もう大きくできないと思う。
関係が深くないと思う。
努力にかまけた最後はもちろんいいものではない。
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