こいのいたみ~come on! ITAMI~【M☆3】110110
2011年01月10日 アイホール
う~ん、何だったんだろう。
夢をそのまま作品にしてしまったように奇想天外なストーリー。
正直、よく分からず、大半意識が飛んだ状態に・・・
一応、題名どおり恋愛がテーマ。
シュールなコメディーといった感じで、切実な恋愛の話ではない。
最初、いきなりアイホールの裏扉(多分いつも閉まっている搬入用扉)が開いて、役者さんがたくさん舞台になだれ込む。
激しい地鳴りの音の中で口々に「終わる」という言葉が飛び交う。
一人の男がやってくる。
全員大歓迎。
ある女性だけを除いて。
男性は失って初めて女性の大切さに気付いたようなことを言う。
女性は男性が自分のことを思ってくれなかったことを数々の具体例を言いながら、いまさらと拒絶する。
ぐっと抱きしめ、それだけで二人の凍結した思いが溶ける。
また一つになれたと喜ぶ二人と周囲が一緒に記念撮影。
その後はよく分からない。
色々なシーンがたくさんあったが、どれも意味が分からない。
意識が飛んでいるところもたくさんある。
ネコを追いかけるランニングする女性や犬、ダンボールをひたすら積む男などが出てくる。
最後は、王様の恰好をした男性と女性の挙式。
最初に出てきたカップルだ。
女性はまだ男性を信じ切ってない感じ。
男性が「自分の前ではもっとわがままを言って弱いところを見せて、俺を信じてくれ」「俺の前では飾らない自分の姿でいてくれ」・・・などと言って女性の気を引く。
出会い、分かり合い、一つになれたと言いながら、二人は、この最高の時を永遠にするために心中を図る。
でも、女性は失敗。男性だけが死ぬ。
ぐちゃぐちゃになった舞台に犬と猫が現れ、結婚式が行われる。
う~ん、もう限界だ。
観終えてまだ1時間も経っていない段階で今、必死に思い出しながらこの記事を書いている。
もうどんどん消えていっているからだ。
もう数時間後には観ていないといってもおかしくないぐらいの記憶になってしまっているだろう。
シーン一つ一つの中でちょっとしたいい言葉だなあというのは幾つかあったのだが、それすらもう消えてしまった。
嗜好の違いだろう。やっぱりシュール過ぎるのはどうも苦手だ。
妄想を芝居化したような作品はこれまででもほぼ必ず、観終えてこんな感じになる。
観ていたその時は決して面白くないとは思っていないのだが。
無理やり例えると打ち上げ花火みたいなものか。
いや、打ち上げ花火は終わった後も、目をつぶればしばらくはその情景が浮かんでくるなあ。
まあ、とにかくこんな感想しか書けない。
この劇団は、また機会があればということで。
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