元禄桜乃恋 油蟲舐メ鬼懺悔 ~旗本松平夢之丞ノ黒幕~【京都ロマンポップのさかあがりハリケーン】101206
2010年12月06日 ART COMPLEX1928
9月に拝見した作品がとても良かったので、何とか観に行かなくてはと平日朝という時間帯に足を運ぶ。
(http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2010/09/100906-739a.html)
驚きましたね。
まず、ART COMPLEXは何度か伺ってますが、円形舞台みたいに出来るんですね。真ん中に足場を組んで、その周囲を客が取り囲む。舞台との距離はほぼ無いに等しい。
開演前の会場内には縛られた白塗りの男達のうめき声。沢大洋さんや肥後橋輝彦さん。自分のこれまで拝見しているお気に入りの役者さんもいてる。何でこんなことになってるんだ。
金髪ロン毛で学生服の異様ないでたちに不思議なテンションの方がご挨拶。この人が作・演出の向坂達也さんなのかな。
作品の説明や諸注意をしている中、いきなり公演が始まる。
妖艶な雰囲気の和服女性が2名出てきて、会場を右往左往する。白塗りの男達が縛りを解いて暴れ出す。
後はもうずっと不思議な状態の中で約90分。
何なんでしょうこれは。前回公演との違いがあまりにも激しすぎてあ然とする。笑いが全く無く、真剣に深いテーマを扱った前作品に対して、笑いしか存在しないようなこの作品。
事前にHPでさかあがりハリケーンシリーズではコント集をして、本公演とは違うという情報は仕入れていましたが、同劇団、同役者さんでここまで反転されると、初めての人にとっては・・・。
前回基準で役者さんも見ているので、あ~、けっこうかっこよかったのに、けっこうかわいかったのにと何でこんなことにと相当引いてみました。イメージもすっかり変わってしまいました。
肝心の作品としては、あらすじはとてもじゃないけど書けません。当日チラシの言葉を借りれば、不幸とノスタルジーをベースに笑いを生みだすような話です。
数人の男に求愛され不幸の人生を歩む女、遊郭女?と軍人の恋、おじさんを飼う少年・・・
後から自分で内容を思い出せるように、書き留めておいただけです。観た人じゃないと分からないと思います。
過去のさかあがりハリケーンシリーズでの感想、「ひどい、でも面白い」が一番ぴったり当てはまる言葉だと思います。
次回も是非、観劇・・・、いや、考えものだな。
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