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2010年11月22日 (月)

拡がっていくかもしれないし、気に入って狭まっていく世界【おにぎりスキッパーズ2】101120

2010年11月20日 ザムザ阿佐ヶ谷

東京遠征3本目。
後輩の結婚式前の少し空いた時間に観劇するというハードスケジュールを決行。

阿佐ヶ谷。幼稚園まで荻窪に住んでたらしいので、このあたりも来たことあるんだろうな。覚えが全く無いが・・・

静かな住宅街にぽつんと劇場があった。まあ分かりにくいところでさんざん迷いました。

まずまず人気がある劇団なのかな。ほぼ満員。

感想は、不思議な作品だなあといったところか。
また、作家の独特な感性に付いていきにくい話だった。開演前の挨拶でも不思議な変わった方だったし。
ただ、その割に、何か楽しくずっと観れた。役者さんがちょっと個性があって面白かったのかな。
よく分かりませんが、もう一度観たら、もう少し理解して違った感想を書けるような気がします。

舞台はあるレンタルルーム。ある女性が2人の従業員と経営しています。レンタルルームからは建設中の高い塔が見えています。

カップルがホテル代わりに、風俗嬢とオタク男がそういう場として、友達が遊びに来たり、漫画を描きに。
部屋には色々な人が集まってきます。

最近の町でのうわさ。若い女の子が空を飛んでいってしまう事件。体重が軽くなってやがて飛び立ってしまうらしい。

ある日、部屋に遊びに来る女の子にその前兆が。町のドンキホーテで買ってきた飛ばないように押さえつける装置にくくりつける。でも、ある日、その子は・・・。
やがて、その前兆は他の人にも現れ始める。

あらすじだけ書くとこんな感じなのです。

何かじわじわと迫りくるものが感じられて、不安感を駆り立てられます。
それを唯一緩和させているのが、レンタルルームを経営している女性の素朴で純粋な笑顔。

このあたりに話の意図するところがあるのでしょうが、よく分かりませんでした。

結局、東京観劇3本。
3本だけでは何とも言えませんが、この作品も含めて、関西よりもスピードが緩い感じがしました。その緩さが、もどかしいというわけではなく、じわじわした圧迫のようなものがあります。
また、本当に芝居小屋という言葉がふさわしい小さな劇場だったからなのか、舞台以外の場所も全て有効利用してしまうような舞台演出が多かったです。ちょっと舞台空間をいじる演出はあまり関西の演劇では見ないところです。
同じ演劇といっても、やはり地域差はあるんだなあと改めて感じます。関東も関西も関係ないだろうと思ってたけど、どうも違う気がする。

まあ、勉強にはなったけど、少し難しいな。
やっぱり関西人なので、今はとにかくアホなドタバタコメディーを観たい気分です。

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