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2010年11月25日 インディペンデントシアター2nd
このブログをスタートさせた昨年の11月。初日に書いた記事の1つがこの一人芝居フェスティバルの09年版。
もう1年経つのかあ。思えば、よく観劇して頑張って感想記事を書き続けたものです。
今年の観劇数が何と今日で199本目。明日も残りの一人芝居を観劇する予定ですので、ぴったり200本となります。
さて、これだけ観ているのだから、ちょっと素人とは思えないぐらいに鋭く観劇できるようになっているかと思ったら、大間違い。昨年と同様の感想、一人芝居って観るの難しいわというのが今日の感想です。
蔵本真見さん(突撃金魚)、関敬さん(隕石少年トースター)、榮田佳子さん(劇団千年王国)、野村侑志さん(オパンポン創造社)、中原智香さん(劇団ぎゃ。)、谷屋俊輔さん(ステージタイガー)の6人。
順位付けする必要はありませんが、私の中で最も印象に残ったのは野村侑志さん。「ストロベリー・フィールド」。他の方もそうなのではないでしょうか。拍手が一番すごかった気がします。お得意のほぼ全裸のオパンポンダンスからいきなり始まり、学徒出陣をした野球青年の切なく哀しい物語を笑いを交えながらも真剣に演じられていました。迫力もあったし、話の内容も綺麗にまとまっており、秀逸でした。
2番手は関敬さんかな。「I'm Only Sleeping」。こんなに巧みな話術、豊かな表情で引きつける力をお持ちとは失礼ながら今まで拝見した中では思っていませんでした。赤穂浪士の赤垣源蔵という人の討ち入りに至るまでの時を、幽霊になった自らが解説を交えて語るという設定です。講談師みたいな口調に、すっかり引きつけられてしまいました。
3番手はいません。後は全員分かりませんでした。
蔵本真見さんは予選の時に見ていますが、ちょっと途中から展開が急変し過ぎてついていけなくなる。
榮田佳子さんは単にある女性の日常を淡々と演じられているような設定で話の起伏が無い。
中原智香さんは申し訳ないですが、意味が全く分からない。設定すら理解できませんでした。
谷屋俊輔さんはちょっと残念。というか非常に不満です。好きな劇団、好きな役者さんだから贔屓目に見てもいい出来だとは思えませんでした。この劇団特有のひたむきに懸命な姿は健在でしたが、明らかに色々なミスがありましたよね。本当はもう一度、きちんとこの役者さんの本来のレベルまで達した作品を拝見したいぐらいの気持ちです。
6人中2人がヒット。3割。野球では十分な成績なのでしょうが、これではとても満足できるものではありません。
ちょっと残念だったなあという気持ちが強いです。
明日は記念すべき200本観劇の日なので、思い出に残るような作品に出会えることを期待しています。
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