HOLMES HOMES【劇団ガバメンツ】101024
2010年10月24日 一心寺シアター倶楽
これまで3回、劇団の本公演を見ているが、その中ではちょっとコメディー要素が少なかったかな。
題名どおり、シャーロックホームズを題材にしているのだが、話自体が特にコメディーではなく、笑いは全て役者さんにかかっていた。
よく考えると、これまでの公演も同じ感じなのだが、もう少し話自体に抑揚があったので、それだけでも面白かった。
別に笑いだけを求める必要は無いのだが、やっぱりこの劇団に求めるものとしては少々何か足りなかった。
探偵ホームズと医師ワトソンの共同生活の一部を切り取って作ったような作品。
原作は知らないが、恐らくは読んだ方なら分かるようなエピソードが色々と盛り込まれている。
二人の共同生活が一人の女性によって、徐々に崩れ始める中で、二人の友情をクローズアップしている。
上述したように、話自体は単調に進む。それを役者さんが個々の魅力で起伏をつけている感じでそのあたりのうまさはさすが。
話の進行を担っているワトソンの連れてきた犬役、平手嶺佑さん。共同生活を崩す女性役、片山誠子さん(ソラ豆)。
お二人が出てくる時に、面白味が出てきて話の盛り上がりを感じた。
特に片山さんは普段拝見するのは、ちょっとおかしなテンションの女の子で笑いを取られる役者さん。今回は淡々とした女性で笑顔もほぼ無し。その中でも一番笑いを集めていた。面白い人は何をさせても面白く演じられるということか。
平手さんは素朴な犬の役がぴったり。退屈しないで観れた理由の一つにこの方の力はあるように思う。
正直、物足りなさを感じる。まあ、4回も観ていたら好き嫌いの嫌いに当たることもあるということだろう。
次回に期待。
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