マンガマン【スクエア】101023
2010年10月23日 ABCホール
失礼なことをしてしまった。最初の方、20分ほど居眠り・・・。
本当に申し訳ない。ちょっと連日の夜遊びが過ぎたか。反省。
と言っても、話の流れはしっかり把握。
ただ、後半、その前半の居眠り中に恐らく話されていたネタフリで十分笑えなかったのは自業自得。
(以下、ネタバレ注意。今週末より東京公演があります)
役者さんは5人だけ。
漫画家を隠れて目指す男と、将来のためにも漫画をあきらめて普通の仕事をすると約束した妻。
男の会社の部下。アパートの大家。そして、出版社の編集者。
隠れて漫画を投稿していた男。ある日、それが認められ、連載を持つようになる。
妻はカンカン。妊娠したこともあり、家を出て行く。なぜか大家と密会をするようにもなる。
それでも夢をあきらめられない男。部下、編集者の協力の下、連載を開始する。
連載の内容は、編集者が昔、小説家を目指し、漫画よりも文芸部門に異動したいような人なので、小説家が登場する不条理な内容。
主人公は太宰治。吉本ばななに誘われ入学した学園は悪の妖術師がいる組織。
悪役の芥川龍之介にさらわれた吉本ばななを追って、親友の石川啄木とともに、悪の総統、石川慎太郎を倒しに出発する。
最初は不人気だったが、だんだん人気が出てくる。
あまりにも不条理な話なので、何回も行き詰まるが、いつの間にやら大家までもが協力してくれて連載を続けていく。
実はこの漫画、現実世界のキャラクターに一致させている。太宰は自分。ばななは妻。啄木は部下。芥川は妻を惑わしている大家。
結末はばななを救い、将来ずっと守っていくと宣言する太宰。
漫画を通して、妻に気持ちを伝える。
気持ちを受け取った妻。
そして、家を出て行った理由や大家との密会についての真相が明らかになる。
といった感じで、漫画の進行と現実世界での進行をうまくシンクロさせて流れていきます。
最後はともにハッピーエンド。
うまいことよく考えるなあという感想に尽きます。
頭の仕組みがどうなってるのやら。
スクエアの男優さんは本当に個性派揃い。客演で拝見してもどうしても目がいってしまうようなキャラを演じられます。劇団本公演なので、そんな方が勢ぞろいされており、何か独特な雰囲気の中での観劇となりました。
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