« 白ワインを極めよう その1 | トップページ | LOVE IS ・・・【演劇ユニットD3】100919 »

2010年9月21日 (火)

ララバイなタワー【劇団ぎぶあっぷ】100918

2010年09月18日 シアターカフェNyan

RPGゲームが三次元になったような作品。

チラシでは勇者が囚われの姫を救いに塔の最上階の魔王を倒しに行くという説明。この狭い劇場でどうするのかなあという興味だけで少し観劇する程度の気持ちでした。

実際、始まってすぐは、少々私生活での疲れもあって、少し意識が飛び気味。でも、いつの間にかすっかりはまってしまい、最後はちょっと感動。

何とも不思議な作品でした。

舞台は魔王の住む塔の6665階。そこには、店があり謎の女性が料理とかを出してくれます。

勇者はもう長い間、ここで足止めをくらっています。6666階の試練がクリア出来ず、先に進めないのです。
昔、出会った姫はさらに上層階の魔王のいる部屋に囚われているはずです。
他の旅人もやってきて、6666階の試練にチャレンジしますが、なかなかうまくいきません。
6665階に何かクリアするために必要な物があるのではないかと探し始めたりしています。

そんな中、上の階から一人の女性が降りてきます。
そして、続いて魔王とその妻も。

その妻こそが、勇者が探し求めている姫。魔王と結婚していたようです。女性は二人の娘です。

娘は魔族と人間のハーフ。自分のすべきことは人間と魔族の争いをやめさせること。そのために、塔を出ようとしていますが、父である魔王に止められているようです。

そんなドタバタに巻き込まれる旅人達。勇者も事実を知りひどく落ち込んでいます。

でも、真実はそんな簡単な話ではないようです。
6665階にはやはり何かが隠されていました。もう一つの種族、神という存在。

明らかにされる魔族と神の悲しい関係。姫が囚われた理由、娘や6665階の謎の女性の正体も明らかになっていきます。

こんなあらすじ。

最後はハッピーエンドです。本当にゲームにしてもなかなかな気がします。
まあ、相当力を入れて作らないと、役者さんのパワーにはかなわないでしょうが。

役者さんはほとんど初見だと思うのですが、どこかで拝見したことがあるようなないようなという方も混じっていました。

気がふれたようなテンションで得意のダンスを披露された姫役の野中朋子さん(Shibaiya遊歩堂)は、相変わらず目を引きます。先日の所属劇団の本公演と同じく、不思議なキャラで笑いを誘っていました。

間違いなくどこかで拝見している覚えがあるのですが、よく分からないのがハシクミさん。ドタバタする周囲とはちょっと距離を置いた感じでクールな演技でしたが、まさにその雰囲気で覚えている方です。どこかなあ。劇団ひこひこあたりで見たような気がするのですが。

魔王の松永泰明さんは作・演出。真面目に魔王という職を頑張っているキャラをとてもうまく演じられます。声のとおりが半端じゃない。すごく目を引きました。

6665階の謎の女性、辻野加奈恵さん(チャイカ)。開演前から、舞台のカウンターにいらっしゃって妖しいオーラを出されているので、いったい何者なのかなあと思っていましたが、役者さんだったんですね。謎という感じが似合う方でした。

まだ、第2回公演とのこと。これからも色々なジャンルにチャレンジして、劇団の魅力を発揮していただきたいです。

|

« 白ワインを極めよう その1 | トップページ | LOVE IS ・・・【演劇ユニットD3】100919 »

演劇」カテゴリの記事

コメント

まさにRPGですね

そしてSAISEIさんの疲れを忘れさせる程引き込む辺り なかなかやりますな

投稿: まこと | 2010年9月21日 (火) 12時15分

>まことさん
でしょ。
この劇場、というかカフェは狭いので、一番前に座ると役者さんが目の前なので迫力ありました。
それだけに寝たのもばれてるだろうな。

投稿: SAISEI | 2010年9月21日 (火) 13時29分

ここの主催者さんと、出演されていたハシクミさんとムラヤマンさんは、劇団ひこひこに所属されていたようですよ。同じ日に公演されていた、GA−KOさんもですね。

投稿: 鶴 | 2010年9月23日 (木) 18時16分

ここの主催者さんと、出演されていたハシクミさんとムラヤマンさんは、劇団ひこひこに所属されていたようですよ。同じ日に公演されていた、野風増のGA−KOさんもですね。

投稿: 鶴 | 2010年9月23日 (木) 18時16分

>鶴さん
コメントありがとうございます。
いただいたコメント読んで、何となく思い出しました。
初めて拝見した人生ゲェムに出演されていた方達だ。
GA-KOさんもなんだ。
なかなかすごい役者さんを揃えられてたんですね。
今もお気に入りの役者さんがいらっしゃるし。
この劇団ともども応援していきたいと思います。
ありがとうございました。

投稿: SAISEI | 2010年9月23日 (木) 18時47分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ララバイなタワー【劇団ぎぶあっぷ】100918:

« 白ワインを極めよう その1 | トップページ | LOVE IS ・・・【演劇ユニットD3】100919 »