スタンプラリー【化石オートバイ】100912
2010年09月12日 インディペンデントシアター2nd
今年の観劇150本目になりました。
初日の感想で生意気なことを書きましたが、初日と千秋楽を観た方なら理解いただけるんではないでしょうか。(http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2010/09/100910-ac59.html)
すごいとか面白いとかいう感情が倍以上に増幅された感じです。
単純に2回見たからということもあるのでしょうが、話も分かりやすくなっているような気がします。
ラストは坂口修一さんの優しい表情や、演劇をがむしゃらに愛して頑張る男たちの熱い気持ちが伝わってきて、じんわりきちゃった。
2040年の世界。
ある中年男性は、大切な女性を失いそうになっています。
科学者の力を借りて、過去に戻ってその女性に何かを伝えることで、未来を変えようとします。
向かった先は30年前。
そこは、自分が元々住んでいた世界とはちょっと異なるパラレルワールドでした。
宇宙人に支配された地球人たち。
昔あった商店街では、スタンプラリーが行われています。
若返った男はそのスタンプラリーに巻き込まれながら、様々な苦難を乗り越え、女性を探します。
めまぐるしく切り替わるパラレルワールド。
自分の目的とする世界に入り込んで女性と会うために必死にスタンプラリーをします。
分かりにくいけど、こんなぐらいしか書けないですね。
果たして、これで後から自分でも思いだせるかが不安です。
この日は撮影が入っていました。いつの日かDVD化されることを期待するしかないでしょう。
ただ、この作品は話の流れうんぬんより、シーンごとの役者さんの個性を生かしたキャラのぶつかりあいや一瞬の停止も許さないめまぐるしく変わる世界を楽しめばいいと思います。
恐らくは30を過ぎた人達が、2時間の間、止まることなく走り続けた感動を味わえました。
やっぱり演劇っていいよなと感じさせてくれるような素晴らしい公演でした。
ゆっくり休んでと言いたいところですが、またすぐどこかの公演で拝見できることを楽しみにしています。
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コメント
千秋楽はキッチリ仕上げたみたいですね
10代前半ぐらいまではパラレルワールドを空想した事ありますねぇ
投稿: まこと | 2010年9月14日 (火) 12時28分
>まことさん
演劇公演ではよくあるパターンです。
千秋楽の出来の良さは初日からは想像できないぐらいの時もありますから。
私は今でもたまに空想しますよ。
投稿: SAISEI | 2010年9月15日 (水) 13時10分