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2010年9月 6日 (月)

ブラックスペース【壱劇屋】100904

2010年09月04日 ロクソドンタブラック

観劇300本目記念。

色々観てきたけど、演劇はまだまだ奥が深い。
一風変わった作品だった。
そして、この劇団らしいマイムパフォーマンスをふんだんに盛り込み、照明をうまく使った綺麗な作品でした。

あらすじは書きにくい。
私が思いだせるレベルでしか書けないので、気になる方はDVDが出るはずなので、それを購入しましょう。

博物館の立ち入り禁止のある部屋。
何も無いその部屋に女が入り込み、そこに守衛もやってくる。
閉じ込められた2人は、脱出を試みるが、すべがない。
やがて、非常ベルの音ともに、見えない何かが2人を襲う。
最期をさとった2人は、別次元の2人に携帯電話を使ってメッセージを残す。

なんのことか分からないでしょうね。
まあ、部屋が宇宙のように別次元につながっており、宇宙のようになっているというわけです。

役者さんはたくさん出演されているが、実際に部屋に存在しているのは、女と守衛、そして黒い見えない何かだけ。各役者さんは各役にどんどん転換していく。

一見分かりにくそうだが、意外にすんなり観れた。

ところどころで見ごたえのあるマイムパフォーマンスがあるのは、この劇団の魅力の一つ。
はしごや焼きそばUFOなど、普通に転がってそうなもので、不思議な空間を創り出す。
その部分だけはちょっとした芸術作品に見えるぐらい。

劇団としては、4回目の観劇になるが、役者さんの掛け合いとかはどんどん面白くなっている印象がある。
生意気書くと、どんどん成長している劇団というところか。

ブログもよく拝見させていただいているが、主宰の大熊隆太郎さんは、演劇やこの劇団に対するひたむきさが感じられてすごく好印象。
作品中ではどこかしっかりしていない感じを漂わせているが、実際はご苦労の多い中、頑張られていることでしょう。

まだまだ、成長して、とんでもない作品を公演する日を期待できそうな劇団である。
その時を見逃さないように追い続けたい。

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コメント

博物館内の展示品が動いてドタバタ劇ではないみたいですね 作家さんは色々な角度から物を創り出しますね

投稿: まこと | 2010年9月 6日 (月) 12時35分

>まことさん
ちなみに女はキャッツアイの格好しています。
よく考えるものです。

投稿: SAISEI | 2010年9月 9日 (木) 08時34分

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