火曜日のゲキジョウ30×30【妄想プロデュース×劇想空飛ぶ猫】100817
2010年08月17日 インディペンデントシアター1st
妄想プロデュースは過去に公演を観に行って、世界観についていけなくて痛い目に合った劇団。
劇想空飛ぶ猫は全くの初見。
少し構えて観劇です。
結果は、全然気楽に楽しめました。
両劇団とも自分たちの色をしっかり持ったところだなあというのが感想。
妄想プロデュース:オジさん、フランケン
疲れ切ったサラリーマンが昔、楽しんだ紙芝居のおじさんを思い出しながら話は進みます。
怪物として生まれてしまったがばかりに、やがて消えていく運命を背負った怪物と時代の流れから消えていったおじさんがオーバーラップします。
多分、こんな話。
実は途中からこの劇団お得意の妄想や夢が入り混じった不安定な舞台に引き込まれて、よく分からなくなりました。
それにしても、ここはおかしな引きつけ方をします。
前回拝見した時よりかは、まだ分かりやすかったかな。
時間が長ければ、もっと現実と夢の間を行き来するので、訳が分からなくなったかも。
短時間作品の方が一般受けするのでは。
劇想空飛ぶ猫:Pのお茶会。
舞台全面中央に首つり用の輪がついたロープが垂れ下がる。
それだけの舞台で3人がお茶会を開いている。会話もよく分からない。
シュールな雰囲気で、全員の行動もおかしい。本当のことを言っているのか嘘をついているのかもあやふや。
いつの間にかお茶会ではなく、誰が一番先なのかみたいな話になってしまっている。
何なんだ、これはと思っているうちに元の状態に戻る。
永久ループになっているお話。
とにかく不思議な作品だが、うまく作られている。
観終えて初めて、なるほどと分かる。
会話劇なので、役者さんのセリフや間の取り方が笑いにつながるが、このあたりはお得意みたいで、シュールな中で会場を沸かしていた。
今回は不思議な2劇団。
本公演はきっとまた違う雰囲気を味わえそうな劇団だ。
また、痛い目に合う可能性も高そうだが、チャレンジしてみようかな。
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コメント
映画でも現実と仮想空間が入り交じった物語は苦手です 気になった作品はWOWOWで何度も見直して理解して楽しんでます
好きな人は好きなんでしょうね
理解力の無い自分がうらめしい(>_<)
投稿: まこと | 2010年8月22日 (日) 07時47分
>まことさん
そう、何度か見ないと分からないんですよ。
あまりひねり過ぎた作品は好きじゃないなあ。
投稿: SAISEI | 2010年8月23日 (月) 21時02分