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2010年7月23日 (金)

サンプリングデイ【sunday】100722

2010年07月22日 精華小劇場

中之島文化祭で予告編みたいなものを観ていますが、この時は何のことか全く分からなかった。
それでも、客演や昔のDVDでよく拝見する役者さんがそろっているこの劇団の公演を見逃すわけにはいかず、結局分かりませんでしたという感想を書くことになる覚悟で観劇。

結果は、まあ、不思議な作品でした。でも分からないことはないです。

100人ぐらいのある1日のエピソードをサンプリングする。
その100人は友達の友達のような感じで何らかのつながりがある。
その各エピソードを10個ぐらいに断片化して、全部混ぜ合わせる。
一つのエピソード内ではなるべく時系列が大きく乱れないように、かつ同じ断片を何回も使ってよいというようなルールで好きなようにもう一度並べる。
出来上がった話を5人の役者に演じさせる。

想像すると、こんな感じで出来上がったような作品。

だから、最初の方は話の断片ばかりなので、訳が分からないが、話が進むにつれて、単一のエピソードやエピソード間のつながりが見え始めてくる。
後半の方に初めて出てくる断片とかが、せっかく分かり始めたところを邪魔するが、それもまた時間が経つにつれて解決していく。

脚本がウォーリー木下さんという方ですね。天才ですね。

そして、これを演じてしまう5人の役者さんには圧倒されます。この人達、何なんでしょう。

私は素人だから、すごいとか面白かったという感想で止まってしまいますが、同じプロの方達はどう感じたのでしょう。
例えば、今まで使われたことのないような技巧を用いて完成した建物とかを素人が見てもすごい、綺麗で終わりですが、プロはもっと先の何かを感じるんでしょう。
この作品はそんなぐらい新しい技巧を用いた演劇作品なんじゃないのでしょうか。それとも、演劇界では上級テクニックとはいえスタンダードなものなのかなあ。

目まぐるしく舞台を動き、各キャラクターに変化する役者さん。5人の異常なまでのチームワークに計算された見事な連携は目を見張るものがあります。
観劇の目が肥えたんじゃないでしょうか。

本公演開演前には小松利昌さんと年清由香さんのコントがありました。私が観劇を始めた頃にはもう東京に行かれてしまっており、DVDでしか拝見できていない方々です。DVDの中でもすごく魅力的な役者さんで、一度舞台で拝見したいと思っていたのでとても嬉しかったです。
コントも面白かった。ある意味、本公演よりも。ちょっと、年清さんのイメージは崩れてしまいましたが。

まだ日曜日まで公演をしているようです。観ておくとためになるような公演だと思います。

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コメント

映像でしか見れなかった役者さんを生で見れて良かったじゃないですかo(^-^)o

ミーハー心に火が点きましたか?

投稿: まこと | 2010年7月23日 (金) 12時47分

>まことさん
まだ観劇経験が短いからいまだDVDでしか拝見していない役者さんがいっぱいいます。生で見ると違いますよ。
やっぱり何かオーラがあるんですよね。

投稿: SAISEI | 2010年7月23日 (金) 22時13分

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