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2010年5月30日 (日)

TALKING GENTLEMEN vol.2【赤星マサノリ×末満健一】100529

2010年05月29日 中崎町ムーブファクトリー

先月から始まっている月イチのトークライブ。今回が2回目。
前回は行けなかったのですが、どんなもんなんだろうと行ってきました。

色々と驚きでした。
まず、お客さん、ほとんど女性。50名ぐらいかな。確認できた男性は私も含めて4人だったのでは。それも男性1人で来てる人なんかいない。別に構わないのでしょうが、非常に居心地が悪かったというか照れ臭かったです。
まあ、当たり前かもしれません。
このお二人、多分関西で観劇していたらすぐに名前を知ってしまう方々です。私も初観劇作品が末満健一さん演出の千年女優ですし、その後すぐに赤星マサノリさんも拝見しています。
そんな関西演劇界での知名度が半端じゃないうえに、お二人とも見た目がかっこいい(と客観的に見て思うのですが)。女性人気が無い方がおかしいですね。

そして、トークがうまい。これはけっこうびっくりしました。役者さんですから、演技はもちろんプロでしょうが、こんなフリートークはそれほどではないのではないかと勝手に思っていました。だから、かなりグダグダな感じなんだろうなと思っていたら、とってもスムーズ。話に変な切れ目は無いし、ただ一方的にしゃべっているという感じではなく、きちんと客を見ながら進行している。
ただ二人の話を聞いているだけでしたが、非常に楽しかった。

話の内容は、色々でしたが、お二人の若い頃の劇団時代の話は興味深かったです。
まだ、観劇を始めて1年ちょっとなので、昔の劇団名とかはほとんど知りませんが、それでも今お気に入りの劇団に昔いらっしゃった話とかを聞くと、へ~という感じですね。ブログを定期的に読んでいただいている方しか分からないでしょうが、赤星さんは最近はまっているAteiler THANK-Xの旗揚げメンバーだったみたいです。
どこかの演劇学校みたいなところにいらっしゃたり、目指す劇団に入るために大道具や制作の仕事とかもやったり、とにかく随分と苦労されてきたみたいでした。
その努力や自分を信じて頑張ることなど、真面目に聞けば実は人生論をしっかり語られており、会社の研修とかで話してもいいんじゃないかなと思いながら聞いていました。
末満さんはブログもよく拝見しており、その頑張りやしっかりしたこだわりとかが感じられて、敬意を持っているのですが、生のお話を拝聴して益々その気持ちが大きくなりました。
お二人とも若い頃は、今はもう時代の流れでそれほど無くなってしまった上下関係とかに相当苦労されていたみたいです。今どきの若い役者はとか、自分達が教えないといけないとかいう発言を聞いていると、まあそれなりの年なのでそうではあるのですが、もうおじさんの域に入ってはいるのだなと。普段見る芝居では年を感じさせないパワーを見せつけていらっしゃるので、少し感傷的になりました。

ライブ自体は40分、10分休憩、40分というようなスケジュール。
後半の40分はお二人が作られた3分の映像作品が上映されます。大変だったろうなとは思いますが、正直ちょっと・・・。

終了後、今回は末満さん率いるピースピット次回公演「風雲!戦国ボルテックス学園」の先行予約販売がありました。ネットの先行予約販売より1日早いです。
トークライブの整理券番号順だったので私は最後の方。ずっと待っていたのですが、半数以上の人がまだ帰らない。先行予約待ちなのかなと思っていたら、ライブの余韻にまだまだ浸っていた方が多かったようでした。お二人とも会場に出てきて客とまだおしゃべりされていましたし。サービスたっぷりで、こんなライブはファンにとっては最高ですね。

無事チケットも購入できました。ピースピットは千秋楽が即日どころが販売開始数分で完売になります。千秋楽は日曜日。日曜日しか確実に行けない者にとってはこの争奪戦は厳しいのです。
ちなみに初日1枚、千秋楽2枚です。
千秋楽は誰かを誘わないといけませんね。7/25(日)です。日程空けてくれるかな。誰に言っているか、分かるよね。

最後に、受付とか会場係というのでしょうか、スタッフさんは、泰平堂所属の役者さん達がされていました。
役者さんなので、普段は舞台の上で拝見することがほとんどです。
ただ、今回のような末満さん関係の公演ではそういう仕事もされているようです。
何が書きたいかと言うと、この方達の客への対応が非常に素晴らしい。
客一人一人にきちんと目をいかせて、きちんとした誘導をするし、しっかりした笑顔で対応。キビキビ動いているし、見ていて気持ちいい。接客という言葉は不適切なのかもしれませんが、そういう精神がしっかりしていて、気持ちよく肝心の作品やライブが見れます。
カメハウス(だったかな?)、ピースピット公演「TRUMP」の時にも同様のメンバーさんが活躍されていて、本当にきちんとしているなあとすごく感心していたのですが、今回あらためてそう感じましたので記しておきます。
まあ、泰平堂に自分の一番のお気に入りの役者さんがいるので相当な贔屓目が入っているのは否定しませんが、他も見習って欲しいと思います(関係無いですが、お気に入りの役者さんは、今日もかわいらしい笑顔でした)。
このブログでよく書きますが、作品うんぬんより、こういうところで演劇ってレベル低いなと感じざるを得ない時がありますので。
素人客の褒め言葉として受け取っていただきたいと思います。

次回は6/26。どうするか迷うところです。
日程的な問題もありますが、おじさんはちょっと遠慮すべきではないかとも思うんですね。
でも、お二人のトークはけっこう魅力的だったしなあ。

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コメント

もちろん

是が非でもご同行させて頂きますっ

うぁたのしみっ

投稿: MIO | 2010年6月 2日 (水) 00時00分

>MIOさん
事前情報では、末満健一さんが前田慶次郎役です。
以前貸したMOTHERとは似ても似つかない作品になるようです。
王道娯楽派の肩書きを持つピースピットのお得意分野の作品だと思います。

投稿: SAISEI | 2010年6月 2日 (水) 00時39分

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